江端さんの忘備録
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- ■2010年
11月 28日
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- ・見ているゾ!
- 警察署から配布されたポスターを玄関に張っていたのですが、剥れてしまいました。
この機会に、娘(次女)と共同してリメイク(目の部分をタブレットで創作、ネガポジ反転等)しました。
先程、パウチでコーティングしてものを玄関に張ってきました。
http://www.kobore.net/boubi/eye.ppt
- ■2010年
11月 24日
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- ・「いけちゃんとぼく」
- 「きみのかみさま」と同時に購入した「いけちゃんとぼく」の2冊を抱えて、寝室に入った嫁さん。
しばらくして『子ども達には、難しいと思うよ』と、目を潤ませながら、寝室から出てきました。
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そうだろうな、と思います。
この本は、部屋のどこかに置き去りにされたまま、十数年の後に、何かのタイミングで出てきた時、娘達の目に触れれば、それで良いのです。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%84%E3%81%91%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%BC%E3%81%8F-%E8%A5%BF%E5%8E%9F-%E7%90%86%E6%81%B5%E5%AD%90/dp/404854053X
- ■2010年
11月 23日
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- ・「きみのかみさま」
- 娘の誕生日にかこつけて、絵本を買いました。
「きみのかみさま」
上野駅の書店で立ち読みした時に、時間を忘れて、茨城行きの列車に乗り遅れそうになりました。
出張から帰ってきて、上野駅に戻ってきて、また立ち読みして、今度は少し涙ぐみました。
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私が異国の旅の途中にあった時。
ボロ切れを纏い、髪にはハエがたかり、片手に幼児を連れた女の子が、「金」と言いながら、もう一方の手を差し出した時。
その時、私は、後ずさって逃げました。
そして、多分、今の私も逃げると思います。
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もし、逃げなかったら、こんな絵本を書ける人になれたのかなぁ、と考えたりします。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8D%E3%81%BF%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%BF%E3%81%95%E3%81%BE-%E8%A5%BF%E5%8E%9F-%E7%90%86%E6%81%B5%E5%AD%90/dp/4048740911
- ■2010年
11月 22日
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- ・かしわうどん
- 週末の昼食、てんぷらうどんにでもするかと、スーパーに出かけたところ、てんぷらを扱っていないスーパーだったので、代わりに、安い鶏肉を買ってきて、「かしわうどん」にしました。
下の娘(小学二年生)が、そのうどんを随分気にいったようで、レシピを書けといってきました。
私:「そんなもの、どうするんだ」
娘:「担任の先生に上げるの」
確か、女性の担任の先生だったような気がするのですが。
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レシピといっても、簡単なんですけどね。
(1)鶏肉を一口サイズに切って、トレイに戻して、醤油に浸しておく(20分程度)
(2)ミツカンの「追いかつおつゆ」で煮たてる(キレイな味にしたければ、煮たてる前に熱湯で油を落すと良いと思うが、私は気にしない)。
(3)(多分、この状態ではつゆが滅茶苦茶に濃いので)水をつぎ足す。水の量は、「追いかつおつゆ」と同じ程度。
(4)水をつぎ足すと、つゆにコクがなくなるので、みりんと醤油で味を合わせる。すると、ダシの味が弱くなってくるので、ほんだしを放り込む。
(5)冷凍うどんをレンジに放り込んで解凍し、うどんの上に、かしわとつゆを入れて完成。
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私の料理とは、この程度のものです。
- ■2010年
11月 21日
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- ・学芸会
- 私は、ティーンの頃から、数多くの寸劇の脚本の作成や演出をしてきました。
また、中学の学園祭では、全生徒の前で漫才を披露し、高校では、有志の演劇の劇団の役者もやっておりました。
と言うことを、娘に何度か語ったことがあります。
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娘の学芸会の演劇の鑑賞にいってきました。
その夜、私に、娘が恐る恐る感想を尋ねてきました。
私が、
『とても良かった』
と応えると、とても嬉しそうな顔をしていました。
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ええ、よかったんです。
本当に。
脚本や演出に、『特段』文句もありません。
「殺陣の動きにもう少し統一が取れればなぁ」などというような不満もありませんし、「主人公の心の遷移の表現が甘い」などというような、演技力に対する批評もありません。
『私ならこう演出する』とか、全く思いもしていません。
- ■2010年
11月 20日
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- ・「やっぱり世の中 見た目が全てなんでしょうか」 という、高二男子からの相談に対する回答
- ○内面を磨け
○まだ若いんだから
○中身のないイケメンなんか、すぐ飽きられる
云々
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私の回答
意匠法では、意匠(デザイン)を、物品の形状等であって、「視覚」を通じて「美観」を起させるもの、と規定しています。
つまり、意匠おいては、「見た目」が全てで100%です。
「見た目」の良いデザインは、需要者に購買意欲を起させます。
近年、携帯電話等の、いわゆるインダストリアルデザインの世界では、機能スペックなんぞは考慮されず、ひたすらデザインの良いものが売れます。
近年、メーカは、「機能」ではなく「デザイン」に投資のメインをシフトしています。
「見た目」というのは、理不尽な程に、絶対的かつ圧倒的な「力」なのです。
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「やっぱり世の中
見た目が全てなんでしょうか」
そうです。
世の中、見た目が全てです。
先ず、この冷徹な絶対的事実を受け入れましょう。
- ■2010年
11月 19日
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- ・「特許明細書のロジック」の説明の仕方
http://www.kobore.net/patent-logic.txt
- ■2010年
11月 18日
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- ・はやぶさ! 大快挙!!
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はやぶさ回収物
小惑星イトカワの微粒子と確認
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『夢を超えたものを、どう表現したら良いのか・・』
(と、言葉が詰まる、JAXA
川口プロジェクトマネージャ)
素敵なコメントでした。
- ■2010年
11月 17日
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- ・行政機関は、終審として裁判を行うことができない(憲法76条2項)
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ヤクルトの容器は、商品名の文字がなくても形だけで商標――。知財高裁(中野哲弘裁判長)は16日、容器の立体的な形状を「立体商標」と認めなかった特許庁の審決を取り消し、ヤクルト本社(東京都港区)の請求通り商標と認める判決を言い渡した。
2010年11月18日(木)
朝日新聞朝刊
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『知財高裁』が『商標と認める』『判決を言い渡した』?
本当?
商標権の設定登録は、私の覚えている限り、行政庁である特許庁の専権事項だと思っていました。
行政庁の専権事項を、司法で行うことができるんでしたっけ?
司法ができるのは、特許庁が行った、(この記事の前段の)商標登録出願の拒絶審決の取り消し「だけ」だと思っていました。
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もしかして、知財高裁ならできるのかなぁ、と思い、知的裁判高等裁判所設置法(平成17年4月1日施行)をパラパラと読んでみたりしたのですが、そういう規定は見あたりません。
三権分立の大原則に違反しているような気がします。
しかし、日本を代表する著名な新聞社の記者が、そんな、小学生でも指摘できるような、明々白々のミスをするハズがありません。
誰か教えて下さい。
- ■2010年
11月 16日
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- ・ホームセンタてんこ
- かつての木工会社の社長の息子は、中学の頃から電動ドライバを普通に使っておりました。
家の中の棚は殆ど私が作りましたし、庭に穴を掘ってコンクリートを流し込むなんぞは、普通にやってしまいます。
その他、ホームシアター用のスクリーン設置用の器具の取付や、簡単な配線工事なんぞも、すぐに片づけます。
家族からは『魔法使い』と呼ばれています(本当)
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私にとって、ホームセンターは至福の場所です。
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多分秋葉原の電気街よりも、幸せを実感できる。
お弁当を持参して、一日中でも見学していたいくらいです。
木材見て楽しく、金属器具を見て楽しく、電動ドリルを見て楽しく、ジグソーを見て衝動買いをしてしまいます。
電気配線ケーブルの種類に感心し、そして各種の釘やアンカーを見て、その配慮の行き届いた構造に、心から感動します。
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私をショッピングモールなどに連れていくと、相当に不機嫌になります。
私を活用して何かを頼みたい場合は、間違いなく「ホームセンタ」に連れていくべきです。
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で、たまたま、Amazonで見付けた「ホームセンタてんこ」を、取り敢えず1〜3巻購入してしまいました。
しかし、電動ドライバーを持ち歩く女子高校生、というのは、多分、存在しないんだろうなと思います。
自分の娘たちを、そういう高校生にしたいとは思いますが、無理なようです。
何度使わせても、電動ドライバーの使い方にセンスがない。
ジグソー使わせた時は、3秒で打ち切らせました。
危っかしくて。
http://www.genkido.net/tenco.html
- ■2010年
11月 14日
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- ・これで世の中わかる! ニュースの基礎の基礎
- 小学生や中学生の政治経済については、現行の社会科の教科書をなくして、この本にすれば良いのではないか、と思いました。
自分では、ニュースの内容とかを良く理解しているつもりだったんだけど、誤解であると分かりました。
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今、横浜でAPECが開催されており、TTPについて議論がされています。
1930年のアメリカの保護貿易政策が、第二次世界対戦を引きおこすに至るまでの経緯を、わずか1ページ余りの簡単な用語で「さらっ」とした説明しきるその力量は、
圧巻
の一言に付きます。
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「これで分かった!
○○○○」で、分からない本、多数。
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4479300066/ref=cm_cr_dp_synop?ie=UTF8&showViewpoints=0&sortBy=bySubmissionDateDescending#R2QDY3BWA6PZCG
- ■2010年
11月 12日
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- ・スターウォーズ
- 先日、嫁さんが「スターウォーズ」を知らないことを知りました。
そんな人類がこの地上に存在するとは、思い至ることすらできませんでした。
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もしからしたら、女性では普通のことかもしれません。
では、そういう女性は、『一体、何を夢見ながら生きているんだろう』と思いました。
○光速の速さで、ビッグバンから拡張を続ける宇宙の神秘。
○まだ未解決の物理の問題や、地球外知的生命体の可能性。
○人類をさらに発展させる、超光速移動方法(いわゆるワープ)。
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分かっています。
間違っているのは、私の方です。
- ■2010年
11月 11日
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- ・ガラスの仮面45、46巻
「それにしても、月影先生。なかなか死なないねえ」と、嫁さん。
私は、北島マヤも速水真澄も『こいつら、本当は馬鹿なんじゃないか』と思えてきました。
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それも、根強い人気があってのことですけど。
- ■2010年
11月 10日
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- ・ご相談には乗りませんが
もう何度も言いましたけど、違法なネットの書込やコンテンツの投稿は、
*必ず*
突きとめられるのです。
あくまで匿名の第三者として行いたいのであれば、*必ず*
ネットワークのプロに相談すべきです。
(共犯ですが)
確信犯(*1)として行なうのであれば、実名で投稿しましょう。
(*1)道徳的、宗教的あるいは政治的な確信に基づいてなされる犯罪のこと。
- ■2010年
11月 08日
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- ・11月4日の「月の軌道について」
- エクセルで計算してみました。
暇という訳ではないのですが、地球の(太陽系測位系?から見た)移動速度が気になりまして。
http://www.kobore.net/boubi/moon.pdf
- ■2010年
11月 07日
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- ・完全なる証明
- ごく最近(2003年)数学の七つの難問のひとつである、「ポアンカレ予想」の証明を成し遂げた、数学者ペレルマンの話。
ポアンカレ予想、そのものの内容が良く分からなかったので、ちょっと残念でした。
#もっとも、意図的にそういう構成にしているのは理解できたのだけど。
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僅かに登場する「証明」の話がでてくるところでも、書き方が上手いなあ、と感じていました。
サイモン・シンの『フェルマーの最終定理』『暗号解読』『宇宙創世』と同一の翻訳者だったようです。
難しい話を簡単に説明することは、難しい話以上に難しいです。
翻訳においても同じだと思います。
そして「特許発明」においても。
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こういう著者や翻訳者や、そして、自分の発明を上手く説明できる人を、私は本当に尊敬してしまうのです。
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%8C%E5%85%A8%E3%81%AA%E3%82%8B%E8%A8%BC%E6%98%8E-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%B3/dp/4163719504
- ■2010年
11月 06日
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- ・ 「素数の魔力に囚われた人々 - リーマン予想・天才たちの150年の闘い」
- 体がガタガタ震えてしまいました。
今も震えています。
素数の配列が素粒子物理学につながる話に至った時、全身に鳥肌が立ちました。
真の意味での『神の暗号』
政治的に利用される主義主張や、怪しげなカルト教義や、嘘臭い古代文字、真偽不明なオーパーツなどの、半端な観念の入る余地のない----万物創成の絶対的真理。
あまりにも、凄い内容で、感極まって深夜に泣きそうになりました。
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金曜日の深夜に、こういう番組は止めて欲しいです、本当に。
私の中のNHKスペシャルの最高頂が、「10月の悪夢」から、世代交代の審議にかけられようとしています。
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私は、最後の一人になろうとも、NHKの受信料金を払うことを、ここに宣言します。
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他の民放は、全部潰れてなくなってしまえ。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/091115.html
- ■2010年
11月 05日
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- ・SKKIME
- パソコンの漢字変換用ソフト(IME:Input Method
Editor)と言えば、Windowsに標準で付いてくるMS-IMEや、有料であるが、ジャストシステムのATOKやバックスのVJEなどが著名です。
変換能力0、学習能力0、誤字脱字の責任、全て入力者となる、「無能」漢字変換ソフト、SKK
Simple
Kana to Kanji conversion
program
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なんで、私がこんな変なIMEを使っているかというと、2年間、米国の会社で仕事をしていた時、英語版のWindowsで動くIMEが、これしかなかった為です。
しかし、これに慣れてしまうと、入力速度の速さ、思考速度と記述速度の完全一致、なにより、これ以上もない「手書き感覚」で、SKKから離れることができなくなるのです。
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そんな訳で、私のパソコンを使って作業する人は、日本語入力ができなくて、殆ど何もできません。
これは、一種のセキュリティシステム、とも言えるかも、と考えています。
http://www.forest.impress.co.jp/article/2003/03/14/okiniiri.html
- ■2010年
11月 04日
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- ・月の軌道について
- 文部省の小学校の理科の実施要項では、太陽と地球と月の関係を、完璧に理解させようとする気力がないのではないか、という気がしてきました。
○地球から見た月の位置・月齢。
○太陽系を北極側から見た太陽と地球と月の位置の関係。
○季節における星座の見え方との関係
これを、バラバラに教えているようなのです。
回答とか教科書を見ても、全く体系的に教えていない。
なんか、問題に応じて答え方を変えるように教えているとしか思えないのです。
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日本中の小学校の先生に、質問します。
(1)星が見える位置は毎日変わると言いますが、そもそも天体が動いているのだから、変わるのはあたりまえです。なにが「変わる」といっているのでしょうか。
(2)月が地球を回る速度と、地球が自転する速度はどちらが速いでしょうか。なぜ、毎日、星の位置と同じ方向に月は見えないのでしょうか。
(3)満月の時は、太陽ー地球ー月が一直線に並ぶなら、満月の時は必ず月食になっても良いはずです。どうして、そうならないのでしょう。
(4)同じ理屈で、日食も頻繁に発生して良いはずですが、そうならないのはなぜでしょう。
(5)月が地球の回りを回っているのであれば、月は、一時的に、地球の進行方向に対して逆方向に進みますよね。地球の引力だけで、月の質量もあるような物体を逆行させるようなエネルギーが得られるものでしょうか。
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私は、インターネットを駆使して、かなり一生懸命勉強して、ようやく上の5つの質問に答えられるようになりました。
少なくとも、「月が地球の回りを回っている」という観念で、衛星や惑星の軌道を教えるのは、止めた方が良いのではないか、と思います。
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○地球で見るなら、宇宙からの視点は絶対教えない。
○日本以外の緯度・軽度からの天体については考えない。
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という覚悟ないのであれば、太陽系の真北から見た測地系で教えないと、子供達が可哀想です。
#
あの教え方では、混乱の上に混乱を作るだけだと思う。
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娘に質問されて、私も一生懸命勉強しました。
そして、月は地球の回りを回っているけど、回転している訳ではない、ということを、私は、今日初めて理解しました。
単に地球の軌道上を中心として振動をしているだけ、という事実は、私をコペルニクス的に驚愕させました。
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もしかして、こんなことも知らなかった理系&エンジニアって、私だけ?
http://www.kagaku.info/faq/moon991022/index.htm
- ■2010年
11月 03日
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- ・EasySpeechのインストール
- SAPI 4.0
が導入されていることが前提。
(1)spchapi.exe
(2)lhttsjpj.exe
の2つが必要。
両方ともc:\binに放り込んである。
(3)EasySpeech.exe
を叩けば、動く。