江端さんの忘備録
2011年08月分を表示
- ■2011年
08月 31日
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- ・「自由研究」の意義
- 中学1年と小学3年の二人の娘達の自由研究に、今年初めて、私は、
「一切、手を出さない」
という方針を、貫き通しました。
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理由は2つあります。
(1)研究のプロ(私のこと)の手を借りることなく、自力でどれくらいの研究を成し遂げうるかを、客観的に確認する為。
私は、これまでの夏の全てで、ずっと手を貸してきたので、彼女らの実力(研究力)を知らないのです。
(2)このまま手を貸し続けたら、恐しい未来が待っているから。
最近、大学生の親が、教授に対してクレームをしているそうです。
なんでも、「課題の内容が難しいので、もっと簡単にしてくれ」というクレームだそうです。
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何のことか分からないでしょう?
私も分からなかったんです。
娘や息子の大学のレポートを親が代筆していて、その親が、課題の内容が難しくて、レポートが作成できない、と文句を言っているのだそうです。
大学に合格する程度の学力はあっても、自分でレポートを構成する力がない。
で、親に泣きつく、という訳です。
これが冗談ではなく、そして、レアケースでもないらしい、ということに、私は、心底恐怖を覚えました。
このまま、私が自由研究に手を差し延べれば、間違いなく、「レポートすら構成できない人間を、二人作ってしまう」
と。
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レポートとは、
「起承転結の創作小説」であり、
「客観性を条件とした自己主張」であり、
「他人を説得する武器」です。
レポートも書けないような人間が、どの世界であれ、必要とされる訳がない。
少くとも私は、そんな奴、部下にはいらない。
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そのような訳で、今回は、私は全てオブザーバとなっていました。
求められれば、アドバイスはしましたが、レポートの構成を教えたり、実験の結論を誘導することは、止めました。
事実、次女の実験結果は、「エネルギー保存法則」に反しており、誤認に基づく結論となってしまったのですが、私は、敢えてそれを「看過」することにしました。
研究の結果よりは、今は、レポートを最後まで書き切る力を伸ばすことの方が、はるかに重要だ、と考えたからです。
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でも、嫁さんの顔色が悪い。
凄い憂鬱そうです。
研究の考察が、
「いろいろなことが分った」
「これからも、もっと色々な研究をやっていきたい」
では、無理もありません。
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嫁さん;『これって、考察と呼ぶものなの』
私:『うん、感想にすらなっていない』
嫁さんは、『書き直しさせる』と言っていました。
- ■2011年
08月 30日
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- ・「同期の桜」
- 研究を目的として、8年くらい前のパソコンLinuxのカーネルをインストールしています。
しかし、パソコンやCD-ROMなどのデバイスを認識してくれなくて、困っていました。
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私は、PFU社のHappy
Hacking
Keyboard((HHK)を愛用しており、4台ほど持っているのですが、これで<F2>を押しても、一向にBIOS設定画面が出てこない。
また、PANASONICの外付けCD/DVDドライバも認識しない。
「もしかしたら」と思い、8年前のキーボードと、DVDドライバを持ってきたら、あっさり認識してしまった。
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どうも、よく分からん。
いわゆる、コンピュータや周辺装置にも
「同期の桜」
という意識があるのだろうか。
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システム(コンピュータシステムであれ、ネットワークシステムであれ)が、完全に論理的に動いていると思っている人は、「素人」です。
システムは、原則として「動かないもの」です。
それを、手を替え、品を替え、コンピュータやネットワークをあやしながら、だましだまし、少しづつ動かしていくようにすることを、「システム構築」と言います。
私は、それで飯を食っている者(技術者)です。
- ■2011年
08月 29日
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- ・私が守るもの
- 先日、夕食後のデザートの時、家族で話をしていたのですが、その時
「ウザい」
という言葉の話で議論になりました。
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「パパは、大抵の言葉の変化には、あまり気にしない方だと思っている。言葉は生き物だから、時代や世代とともに、変化していっても良いと思うから」
「でもね、人に対してだけ、『ウザい』だけは使わない方が良いと思う」
てな話をしていました。
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今でも忘れていないのですが、私が平日に自宅にいた時、小学生の娘の友人が、私を見て「ウザい」という言葉を連発しているのを聞いて、私が
『滅茶苦茶に激怒した』
話をしました。
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二人の娘は勿論、嫁さんも、この話に驚愕していました。
「私達は、確かに『ウザい』という言葉を使うことがある」
「しかし、それは、ある行為や命令などに対するものであって、『人間』に対しては使わない。絶対に使ってはならないと思っている」
「私達に、そんな友人はいないはずだ。それは一体、それは誰だったの?」
勿論、私がその人物なんぞ知る訳がありません。
ただ憎悪の記憶だけが残っているだけだ、という話をしました。
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嫁さんが、
「それは、その場で、その子に注意すべきであったんじゃないの」
というので、
「そりゃ構わんが、私が注意すれば、その怒号はこの家の半径100メートルにまで轟いて、その子は勿論、我が家から、娘達の全ての友人は近づかなくなったろう。それでよかったのかな?」
と応えると、
「いや、そこは、もっと大人としての対応でさーー」という嫁さんに、娘達も同意したように頷いています。
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私は、
「パパは、そんなに親切じゃないんだ」
と言い切りました。
「実はパパだって、その子が、大した悪意はなく、無邪気に言葉を発していたことは、よく分っているんだ」
「でも、その子は、その無防備な無知の為に、いずれ『友人や、大人から、生れてきたことを後悔するくらいの「酷い目」にあう』ことは、確実だろうと思う」
「パパは、その子が自分自身で、『自滅』していくのを、楽しみに待っているんだよ」
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二人の娘は、
「その子が可哀想じゃん!」
一斉に抗議の声を上げました。
これに対して、私は、
「パパが守るのは、お前達、二人だけだ」
「ほかの子供が、潰れようが、壊れようが、知ったことではない」
と、決めつけました。
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娘たちは、青冷めて、私の顔を見ていました。
「パパはね、普通の子供達が想像しているような、『子供に寛容で、優しく、大らかな大人』ではないのだよ」
「そして、多分、大人と言われている人の多くも、子供達が考えているような大人じゃないと思う」
最後に、私は、娘達を覗き込むよにして、言いました。
「自分の子供すら殺せるような大人が、世の中にゴロゴロしていることは、知っているだろう?」
- ■2011年
08月 28日
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- ・勝負してはいけないもの
- 我が家には、
「携帯電話を紛失した場合、その紛失に気がついた時点で報告すれば、その過失を絶対に叱責しない」
というルールがあります。
私が制定したルールです。
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これは、「携帯電話を紛失した」ことで、子ども達が「叱られる」ことを恐れ、親に報告せずに、自力で見つけ出そうとすることによって、対応が遅れることを防止する為です。
携帯電話は、自分のみならず他の人のプライバシー情報を、たんまりと含んでいる情報端末です。
無断使用による課金くらいですめば足りますが、他の人の情報が悪用された場合、その被害は図り知れないものになります。
紛失した場合には、その携帯電話を無効にして、また遠隔処理で携帯電話をロックしてしまうこともできます。
が、子どもは、そこまで思いが至らない。
当然、親に叱られることを回避する為、「見つかる方に賭ける」ことになるのです。
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思い出しましょう。
○2000年夏、雪印は食中毒発生後、組織的隠蔽を行い、被害を拡大させるという事件を起こしました。
事件発生後、雪印が公表してきた一連の事実が不正確であり、組織的に嘘の報告と情報を流し続け、結果的に、食中毒の被害者が
1万人を越える
という、過去最大級の食中毒事件となりました。
○三菱自動車は、リコール隠しが明かになり、1998年4月以降だけでも
6万5000件
の情報を隠蔽し、運輸省に届けずに、内密に車を修理し続け、人身事故を含む重大事故を幾つも起しました。
○動燃は、1997年3月11日(震災より14年も前の話)、茨城県東海村にある動燃再処理工場で爆発事を発生させました。
敷地の外にまでプルトニウムなど長寿命の放射能を含めて放出された可能性が高く、その種類、量を正確に把握できないという深刻な事態になっていました。
しかし、それを隠し続け、見つかる度に謝罪するものの、また次の事故の隠蔽を続けました。
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このような優良企業が、かかる不合理を行った理由は、簡単に言えば
「見つからない方に賭け」て
「何もなかったかのように現状を維持する」ことで、
リスクコストをゼロとする可能性で、大勝負をしてしまったからです。
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我が家では、「勝負して良いこと」と「良くないこと」を分けて考えるようにしています。
子ども達には、
○「物を無くした場合、見つかる方に賭けても良い。その場合、見つかれば、お前たちの勝ちだし、見つからなければ滅茶苦茶に叱られるだろう。好きな方を選んで良い」
○「ただし、携帯電話は除く」
と言い聞かせています。
- ■2011年
08月 27日
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- ・PowerPoint2007の表の分割ができない
- ダブルクリックしてからドラッグすると上手くいく様子。
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しかし、バージョンアップの度に、
○平気でメニューの位置を変更し、
○操作アクションの振舞いを換え、
○下位互換をいう概念を、「屁」とも思わない
この会社。
地獄に堕ちろ。
- ■2011年
08月 26日
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- ・ハワイ盛況
- 昨夜は、仮眠を取りながらレポートを作成しており、疲労困憊の状態でした。
なんとか日本語のレポートを書き上げて、一度出社します。
この後も、また英文レポートへの翻訳を行うという作業が待っており、体力的にも精神的にも、かなり限界という状況。
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体の上から押しつけるような、強烈な太陽光線。
熱気で揺らぐ街の風景。
体が横に倒れていることに気がつきながら、フラフラと駅までの道程を歩いていました。
その途中、携帯電話で、会社のメールをチェックしていたら、
『ハワイ盛況』
と題記された、後僚からのメールを見つけました。
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野郎。
私が、真夏の昼に蛇行しながら歩いている最中に、海外からバカンスのレポートなんぞを送ってきやがったのか。
あの時、確かに「殺意」が芽生えた、と思う。
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ところが、本文を読んでみると、事業部に常駐してる後僚からの、簡潔かつ正確な業務レポート。
記載内容は、「ハワイにおける電力配送システムの実証実験に関する週報」で、
もう一度、メールのサブジェクトを見直すと、
『ハワイ「概況」』
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えーっと、まあ、なんと言うか
――
申し訳ありません。
- ■2011年
08月 25日
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- ・年中花粉症
- 顔や胸の湿疹がハンパではなく酷くなり、随分痒いので、医院を替えて診察して貰いました。
「花粉症かもしれないねえ」
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私は、春と秋の花粉にアレルギー陽性反応が確認されております。
「夏」が追加されました。
これに「冬」が加われば、年間制覇です。
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デリケートにも、程があるぞ
> 自分の体
- ■2011年
08月 24日
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- ・ケチケチ作戦
- サーバは常時使えることに価値があるのですが、無駄に電気を使います。
我が家にも、ホームセキュリティサーバを含めて、24時間通電の常設情報機器が、たんまりあるのですが、先日この徹底的なリストラを行いました。
すでに管理不可能なコンセントやLANケーブルの先っぽを探す作業は、困難を極めました。
#
埃が凄いので、クーラもかけられなかったし。
自宅の配線探っていて、熱中症で倒れたら、笑いものだろうな、などと考えながら、作業をしていました。
- ■2011年
08月 23日
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- ・ネタ
- ○「差分構築」→システムイメージの一部(IPアドレス)等を書き替えるだけの構築。
○「差分検知構築」→ノードをネットワークに接続してリッスンすることで、差分を自動抽出する。
○「イメージDB」イメージのテンプレートのデータベース
○仮想化基盤とセットなら、延命にも資する。
- ■2011年
08月 22日
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- ・運行管理システム鉄
- 最近、鉄道の運行システムの仕事を再開したので、基本的なところから勉強を始めています。
「図解入門
よくわかる最新鉄道の基本と仕組み」という本を読んで、勉強しているのですが、
○もの凄く専門的なことを、考えうる最良の形で記載されており、
○恐しく美しいカラー図面と写真による解説がされており、
○これが、たったの1800円
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私の大学での専攻は、電気工学だったのですが、そこで使われていた教本は、
○恐しく判らん用語と数式の羅列、
○二色刷りの陰気な書面と、読み手のことを考えない図面やグラフのランダム配置で、
○これが、軽く、数千円から一万円以上
はっきりいって、著者には、読者に「理解して貰おうと」という気力はなく、「自力で理解に至れ」という、目下視線の態度で、はっきりいって読んでいて、
ムカムカする本
ばかりでした。
こういう、頭(ず)の高くて、時流を読まない阿呆な著者(はっきり言えば、大学教授達のことだ)が、現在の理系離れを作り出した、と断言しても良いと思う。
それはさておき。
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にしても、「図解
〜〜」は、ちょっと、常軌を逸っする程の丁寧さと、便利さです。
『これを、こんな値段で出して、ペイするのか』と、私が不安になりました。
というような話を、部長としていましたところ、
『それはね、「鉄の人」が買うんだよ』と教えて貰いました。
(「鉄の人」とは、「鉄道マニアの人」の略称)
『えっ!
ですが、この本は「電気設備」や「運行管理」などのシステムについての専門書ですよ。「鉄の人」が、そんなものに興味があるとは思えませんが』
『甘いよ、江端君』
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調べてみました。
○撮り鉄(列車の写真を撮る)
○乗り鉄(列車に乗る)
○音鉄(列車の走行音や駅の発車ベルなどを録音する)
○模型鉄(鉄道模型を集める、レイアウトを作って楽しむ)
○葬式鉄(廃線間近の路線や廃止間近の列車に乗る)
○盗り鉄(列車の備品を盗む。たまに逮捕されてる鉄オタはこのタイプかな)
などが、デフォルトなのですが、
この他
○運行管理システム鉄
○配電システム鉄
○電車線設備鉄
なども、確かにあるようです。
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つまり、「マニアを舐めてはいけない」ということです。
『仕事でやっているだけの理由で、「鉄道運行管理」を偉そうに語ると、きっと恥をかく』と、自分を戒めています。
http://www.amazon.co.jp/図解入門%20よくわかる最新鉄道の基本と仕組み(How‐nual%20Visual%20Guide%20Book)[単行本]/dp/4798021768
- ■2011年
08月 21日
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- ・「特許出願すれば良い」というものではない
- 我が国特許制度においては、出願から1年6月後に、強制的な出願の明細書、図面、特許請求の範囲以下、明細書等と称す)の公開が行われます(出願公開制度(64条))。
この制度は、特許出願数の増大、発明の高度化・複雑化による重複出願、重複投資、重複研究の防止が、その目的とされております(特許庁としては、別のメリットがありますが、これは別の機会で)。
ところが、出願公開されても、必ず特許権が発生する訳ではないので、特許権が発生しない(つまり、拒絶査定・審決が確定した)場合、
『気前よく、無償で、発明を、世の中に提供する』
と言うことになります。
まあ、それでも、我が国の技術水準が上げている、という効果はあると思います。
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ところが、現在、特許庁の公開公報のアクセスが一番多いのは、お隣の
『中華人民共和国』
で、もう、毎日、特許庁ホームページに、大量のアクセスされているそうです。
別に、そのようなアクセスが違法という訳ではありませんし、また公開されてしまった発明は、中国においても特許発明とはならず特許権は発生しない(ハズ)です。
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しかし、特許権というのは、各国毎に発生するものですから、例え日本で特許権が発生していても、中国に出願していなければ、中国では特許権は発生しません。
中国で特許権が発生していない特許発明は、中国国内においては、誰もが無制限に自由に使えることになります。
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中国当局の知財管理は、相当ズサンで、国際的な批判を浴びているのは事実です。
しかし、どれほど優れた国産技術であったとしても、中国に出願して特許権を成立させていない以上、それは、中国(のみならず世界)に対して「自由に使って下さい」と宣言したと同然なのです。
どーも、この辺の知的財産権の取り扱いについて、我が国の法人やマスコミは
「不勉強だ」
と思うことが多いです。
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技術をマネされたくなければ、特許出願などせずに、社内の極秘事項として秘密管理するのが一番です。
ただ、他の人がその発明で特許権を取得してしまったら、自分の発明の実施の方が「不法行為」になってしまうという、爆弾のようなデメリットもあります。
特許出願とは、この辺のバランスが問われる、運用管理が大変難しいものなのです。
- ■2011年
08月 20日
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- ・自作散水機
- 庭の樹木の水やりが面倒なので、散水機を作りました。
といっても、塩化ビニールパイプを、庭を取り囲むように配管して、部分をドリルで穴を空けて噴水を作り、樹木の根本にあたるようにしただけの、単純なものです。
しかし、当初恐れていた結果になりました。
全長40メートル弱のパイプに、21本の穴を空けることになった結果、水圧が、パイプの終端まで維持できず、散水できない部分が生じたのです。
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どうしようかと悩んでいたところ、嫁さんから
「2本のパイプを使って、半分ずつ散水すれば?」
とアドバイスを受けました。
――
コロンブスの卵
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システム設計をする場合、どうしても「美しい」仕組みに拘ってしまうものです。
庭に2本配管を行わなうことは、庭の景観を損います。
また、私は将来的に、タイマーを使った自動散水システムまでも、視野に入れていたのですが、これでは、2本の配管を途中で取り換える作業が発生しますので、タイマー自動化はできません。
しかし、リールに巻かれたホースを引き回して、樹まで近づいて散水し、終った後に、リールで巻き取るという手間を考えれば、全然ラクなはずです。
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嫁さんが実家に帰省中なので、ファーストユーザはこの私。
朝、腕時計のタイマーを数分セットして蛇口を開いて家に戻り、アラーム音がしたら、別の配管に取り換えて、また数分間放置して、再びアラーム音がしたら、蛇口を閉めに行くだけ。
――
ああ、本当にラク。
私が作りあげた、どんなコンピュータネットワークシステムよりも、シンプルかつエレガント。
しかも、システム構築コストは、4メートル配管(一本230円)が12本に、ジョイント(一個50円)を連結しただけの、超低価格の散水システム。
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近くのDIYショップで購入した、4メートル配管を、自家用車で運搬するのが大変でしたけど(窓から配管を出したままで、運転を強行)。
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真夏の灼熱の太陽光線の直撃を受けながら、庭を取り囲むという作業は、大変な疲労を伴うものでありました。
しかし、『ラクをする為なら、どんな苦労も厭わない』という、私のポリシーを見事に具現化した、良いシステム構築ができたと自負しております。
- ■2011年
08月 19日
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- ・部分的延命
- 昔、臓器移植希望を表明する「カード」を持っていたのですが、現在、紛失してしまいました。
最近は、インターネットで再登録できるらしいので手続を開始しています。
臓器移植は、臓器提供を希望する私だけの問題ではなく、それに立ち合わなければならない家族の問題でもあります。
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どちらかと言えば、後者の問題の方が大きいように思う。
ですので、現在、実家に帰省中の嫁さんと、メールで議論しています。
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(1)脳死後及び心臓が停止した死後に臓器を提供してもいいと思われている方は1を選択してください。
(2)脳死後での臓器提供はしたくないが、心臓が停止した死後は臓器を提供してもいいと思われている方は2を選択してください。
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で、私は(1)で良いと思っているのですが、嫁さんが難色を示しています。
気持ちは良く分かります。
『急ぐことはないので、のんびりとゆっくり話会っていこう』、と先程、メールを返しました。
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ついでに、ここで表明しておきますが、
(1)私は自分の臓器を、他の人の臓器に代替して役に立たせることには同意しますが、
(2)私は自分の臓器について、医学の実験や、医療技術の向上に貢献させることを含めた上記(1)を除く全ての目的の利用を、絶対的な意味において拒絶します。
私の臓器移植の意義は、ボランティアでも社会的貢献でもなく、私益に基づく「(部分的)延命」ですので。
- ■2011年
08月 18日
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- ・制限電力超過警告
- 昨日、茨城にある工場に出張しました。
打ち合わせ時間の10分前に入って、検討室で待機していたところ、構内放送がかかりました。
『現在の電力量を維持すると、本日の制限電力を超過することにあります。速やかに、不要なパソコン、ディスプレイ、電灯、その他を落して下さい』
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研究所は、大きな機械などはないので、それほど厳しくいのですが、やはり工場は消費電気も大きいのでしょう。
午後からも1時間程度の打ち合わせがあり、大変暑かったですが、クーラーのスイッチには、誰も触れませんでした。
- ■2011年
08月 17日
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- ・今朝、上野駅で
- ディレクトリ(駅構内地図)の前で、迷っている外人の方二人がいらっしゃたので、声をかけてみました。
幸い、英語をしゃべれる人で、質問の内容も意図も分った。
しかし、地図の内容が分からなかった。
なんで2枚ある訳だ?
この2枚の相関関係は?
と、悩むこと数分、ようやく、片方の地図が、もう片方の地図を拡大したものであることが理解できました。
私は、彼らに、その旨と場所を教えて、その場を立ち去りました。
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2〜3分、本屋で時間を潰し、改札方面に向ったところ、あの二人が、今度は別のディレクトリの前で迷っていました。
流石に今度はきまずくて、全然関係のないホームにに降りて、しばらく時間を潰していました。
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上野駅のディレクリは、日本語で記載されていますが、それでも分かり難いです。
意匠(デザイン)はどうでも良いから、一発で理解できる地図を置いて欲しいです。
- ■2011年
08月 16日
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- ・PFU USB-CD-ROMからの起動方法
- 対象 PFU(PD-KGCL-40FJ)
USB CD-ROM装置 Panasonic
KXL-CB30AN
(1)PFUのBIOS設定画面を<F2>で出す。
(2)Bootの"Boot Device
Priority"を以下の用に設定する
(動いているものAS ISで)
Removable Device
CD-ROM
Drive
!+Hard Drive
! Network
Boot
(3)<F10>で保存して、再起動する。
(4)画面を注意深く見張り、Press any key
from Boot CD-ROM ..
なんたらと出てきたら、急いで何かのキーを押す(時間は短かい)
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でも、どういう訳か、Windows
XPのブートには成功するけど、Fedora15のブートCD-ROMを読んでくれないんだよなぁ。
- ・期間限定の食材
- 我が家では、嫁さんが家事全般を担当しています。
従って、嫁さんが食することのできない食材の食事が出てくることはありません。
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我が家で、食膳に登場を許されない食材達は、
レバー
タン
ホルモン全般で、基本的に臓物は、全部だめ。
その他、スッポンやアンコウも駄目です。
特に外観がグロテスクなものは、大抵駄目です。
基本的に、肉は、鶏、豚、牛の臓物以外の、いわゆる「肉」の部分はO.K.です。
ちなみに、私の母親は、子供の頃、鳥を絞めるところを何度も見て、鶏肉を食べられなくなったそうです。
#
私はチャンスがあれば、鶏を絞めるところから、部材の解体までやってみたいと思っているのですが。
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ニラレバ炒めは、私の好物の一つであるし、
もつ煮は、出身地である名古屋が誇る、名物の一つです。
まあ、外食すれば足りるのですが、私のイメージしている料理と違って、ストレスを感じること、多々あります。
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別に、自宅での調理を禁止されている訳ではないのですが、家族揃った食卓で、一人で作った料理を一人で食する程、食べたいという訳でもありません。
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とすると、上記の食材を使える期間とは、家族全員が実家等に戻っているような期間、
つまり「今」ということになります。
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本日、「もつ」を1kg程大量購入して、唐辛子を3本砕き、野菜を片っぱしから、カレーに叩き込んで、長時間煮込みました。
旨かった。
ビール3本飲みながら、楽しく食しました。
明日は、赤味噌を甘く煮たてた、もつ煮(どてやき)を作ってみようと思います。
- ■2011年
08月 15日
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- ・男子食堂
- 家族が実家に帰省しているので、当分の間、私が掃除・炊事・洗濯を担当することになります。
料理を作ることは、得意ではありませんが、苦でもありません。
料理を、一種の「システム構築と検証」と考えれば、それなりに楽しい。
最近、「コーラだけを使ったカレー」の実験で酷い目に会いましたが、通常の料理では、このような無謀は挑戦はしませんので、大きな失敗もありません。
http://www.kobore.net/cgi-bin/diary/read.cgi?date=20110401
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先日、本屋で「男子食堂」という雑誌を購入しました。
この雑誌のコンセプトなのか、今月号の特集なのかは忘れましたが、内容は、
「電子レンジだけで作る料理」
です。
『ほぉ、そりゃ楽で良いな』と思い購入しましたが、雑誌の中身を見てビックリしました。
肉じゃが、鶏のから揚げ、煮豚、麻婆豆腐、サバの味噌煮、ハンバーグ、カレーライス、スペアリブ、天麩羅から、プリン、ケーキに至るまで、ざっと数十メニュー全部が、全て、
「電子レンジだけで作れる」
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これだ。これで良い。
○独身者だけでなく、小学生から高齢者に至るまで、「火気」を一切使わず、最悪のケースでも、食材がレンジの中で破裂する程度の、絶対安全料理方法。
○調理器具と食器が完全一体化し、必要な人数分だけを正確に調理し、加熱調理用の油が一切不要の健康低カロリー料理
○必要な処理は、食材を切り、耐熱ボール(あるいはドンブリ)に放り込み、レンジのスイッチを回す程度。
「体に悪い」と非難を浴びつつ、それでも便利な食材として使われてきた、カップラーメンの時代は、今、終焉を迎えた。
もはや、ガスレンジは勿論、プライパンでさえ、過去の遺物とされるる時代が到来したのである。
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かつて私は、文部科学省に対して、「配線学」の義務教育化を提言しました。
http://www.kobore.net/wire.txt
非結婚社会、高齢化社会、夫婦共稼ぎ社会、少子化社会、これらの問題に対応する現実的な解として、私はここに、
「電子レンジ調理過程」プログラムの必修化を提言します。
http://danshi-shokudo.net/magazine/honshi.html
- ■2011年
08月 14日
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- ・なぜOffice2010をインストールしないのか
- ○MaxVistaと同時に使うと、マウス・キーボードの制御が不能になって、なにもできなくなるから。Officeごときの為に、MaxVistaを止めることはできない。
○Office2010のパワーポイントは、曲線描画を透明にしてしまうといく「下らないバグ」が山積しており、阿呆らしくて使えん(公式バグとして半年前にエントリされて、そのまま放置状態らしい)ので、とっととアンインンストールする。
○ここ数年、MS社のシステムは安定してきたと思っていたが、「きちんとした出荷前テストをやらない」「正規ユーザを使ってバグ出しをする」という、不謹慎な社風は、そのままなのか?
○要するに、私は激怒しているのである。
- ■2011年
08月 13日
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- ・情報弱者を救済する方法はあるのか
- 「地デジ難民」という言葉が跋扈しておりますが、私は、いわゆる「情報弱者を救済する方法」は、「ない」のではないかと考えています。
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これは、高齢、生活保護の対象者に限らず、IT機器の取り扱いが苦手である全世代の全範囲に跨って、その「救済方法はない」ということです。
まず第一に、ITリテラシーそのものが、相当面倒です。
随分甘く見られているようですが、ITリテラシーは、私の所感では、義務教育過程で学ぶ、全部の漢字や英単語の暗記は、少なくとも連立方程式と同程度の難しさがあります。
我が国国民の文盲率が極めて低い(事実上のゼロ)のは、要するに、義務教育過程における、
『強制的な教育』
の成果です。
#
だれが、あんな阿呆らしい漢字や英語の暗記を、好んでやるか、と。
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若い世代が、ITリテラシーをそれなりに持っているのは、気の効いたコンテンツ(音楽やら映像やら)と、コミュニケーションツール(メールやらSNSやら)があるからです。
しかし、若い世代の全員が、これらのコンテンツやツールに興味があると考えるのは、早計です。
#
賭けても良いが、若い世代であったとしても「地デジ」は理解していなかった人は多いと思う。
事実、生活からテレビをなくしてしまったという若者はいます。
パソコンで大抵のコンテンツは手に入るので、テレビを見る必要がないからです。
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古い世代のITリテラシーについては、もう絶望的に期待できず、そして、これを根本的に解決する手段は絶無だと思うのです。
例えれば、私達が、いきなり(英語以外の)語学を学びなさい、と言われるくらいのインパクトがあるでしょう。
私なら、『その言葉を覚えるのは止めるよ。そして、その代償(テレビを見ること等)も諦めるよ』と言うだろうと思います。
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という訳で、私には、
○新しい技術は、必ず誰かを切り捨てる。
○確実に、古い世代を切り捨てる。
○そして、決して救済しない。
という認識があり、
○技術者である私は、新しい技術を開発するフロントに立つ者であり、
○そして、いずれは、私も、確実に切り捨てられる側に立つ者になる。
という達観もあります。
- ■2011年
08月 12日
-
- ・近くのコンビニで荷物を預って貰えるサービス
- 家族が実家に帰省中で、Amazonの荷物を受けとってくれる人がいません。
輪番出社の為、月曜日まで受けとれないことになっており、配送業者は勿論、すぐに受けとりたい私も困りました。
特に、書籍は一秒でも早く読みたい。
そこで、今回初めて、「近くのコンビニで荷物を預って貰えるサービス」を使ってみました。
インターネットで、ちょこちょこっと設定するだけで、とっても簡単。
今回は、本当に助かりました。
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昔は、お向かいの近所の人に預って貰うという時代もあったようです。
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未だに「サザエさん」などでは、よく出てくるシーンですが。
今や、ご近所であっても、できるだけプライベートには双方関わなないようになりました。
まあ、これはこれで、そんなに悪いことではないと思うのです。
特に、人付き合いが好きでない私には、好適な環境と言えます。
大体、他の人の荷物を預かるなんてこと、トラブルに巻き込まれそうで、面倒じゃないですか。
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『お出かけ前にはご近所に一声かけて』
から、
『お出かけ前には、近くのコンビニ(または、宅配便配送業者や新聞配達業者)に申し出て』
という時代は、そんなに遠くはないと、容易に予想できます。
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しかし、ツイッターなんぞで見知らぬ人と繋るくらいなら、近所の方と挨拶する方が、はるかに実益(防犯、火災、地域活性、その他)に適っているけどなぁ――
――という程度の認識は、私にもあります。
- ■2011年
08月 11日
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- ・節電の夏
- 嫁さんに聞いた話です。
○最近スーパーマーケットに行くと、その冷気で体を壊しそうになる程、寒いそうです。
○この電力需給の綱渡り状態にある我が国において、かかる冷房をするとは何事かと、社会的義憤に燃え
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―――
た、訳ではなく、本当に寒くて死にそうだったので、嫁さんは、そのスーパーマーケットにクレームをしたそうです。
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店員の答
『冷房なんてとんでもない。全部、ショーケースの冷気です。
普通は夏でも「暖房」を入れていたのですが、この夏は節電で、暖房をつけることができないのです』
- ■2011年
08月 10日
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- ・自己完結型の怪奇現象
- 私の友人にも、嫁さんの友人にも、いわゆる「怪奇現象」を頻繁に体験する人がいるようです。
○床の上に置いていた電源コードが、ひとりでクネクネと動き出したとか、
○誰もいないのに、電灯がついたり消えたりを続けるとか、
○一日十数回も、玄関の呼び鈴が鳴る、
などがあります。
最後の「呼び鈴」は、私の家の話で、私自身の体験談です。
先ずは、ピンポンダッシュの可能性を疑い、「呼び鈴」が鳴った3秒後には、鉄棒を掴んで玄関に飛び出したのですが、半径50m以内には誰もいなかったことを、確認しております。
故障かとも思ったのですが、築数年を経過した我が家で発生し、私が鉄棒を掴んだ日から、もう二度と発生しなくなったという点だけでも、この現象は、
「変」
です。
この事件が、屋外カメラ設置の動機付けともなっております。
まあ、それはさておき。
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先日、12時過ぎまで、ビールを飲みながら本を読んでいたところ、予告もなく、フッとリビングの電灯が消えました。
パソコンやHDDレコーダのLEDの光だけが残った中で固まった私は、反射的に、パソコンの時計に目をやりました。
『あれ?
なんかこの時間、覚えがある』
と数秒考えていたところ、自分自身で作ったセキュリティシステムで自動消灯をテストセットした時間だったと思い当たりました。
- ■2011年
08月 09日
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- ・諦めが悪いのも考えもの
- 本日8年前に発売されたPCの再構築をやっていました。
しかし、ハードウェアの型番は不明だし、よってドライバの種類の不明で、もうエライ目にあいました。
構築に10時間。
コスト的には、もう一台パソコン購入した方が早いっての。
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執念でしたよ。
ホームページの片隅のディスプレイのハードコピーの英数字を読み取って、ドライバを推測し、インターネットを探し捲り、先程、ようやく、LANと音声を出すことに成功しました。
もう、こんな暴挙はしたくないので、動いている現行システムのまま、Acronisを使って完全バックアップの最中です。
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古いものや、動かないものを、動かすことに、一種のエクスタシーを感じる性格ではありますが、限度を考えないといかんと思いました。
- ■2011年
08月 08日
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- ・新品よりセットアップ済み
- 母親から、私が持っている「安物の電波時計」を入手して欲しい旨、依頼されました。
父親の腕時計の電池が片っぱしから無くなっているからだそうです。
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私が使っている時計を、そのまま進呈しました。
勿論、新品を購入しても良かったのですが(なにしろ安物)、問題はセッティングです。
日付、電波時計の起動時間、午前午後表示、その他、新品を購入するより、既に設定済みの方が、面倒がないのです。
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で、いつも不思議に思うのですが、「設定サービス」というのは、間違いなくニーズがあると思うのです。
これがサービス産業として確立していないのは何故だろうと、いつも疑問に思っています。
- ■2011年
08月 07日
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- ・生徒会会長
- 私が中学の頃、生徒会会長の責務を負っていたことを、家族が信じません。
人望がなく、愛想が悪く、人間嫌いが徹底しており、人を助ける暇があれば本を読んでおり、第一、友人がいなく----
『そういう人間が、組織を束ねる器であるはずがない』というのが理由のようです。
昔は、愛想も良く、人望もあったのだ、と主張していても、信じて貰えないようです。
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そういえば、私自身でも「変わったなあ」と思うのです。
私が、外交的な好青年(?)から、陰湿なおっさんに変化したタイミングは、どこにあったかなぁ、と考えると、どうやら「結婚」にあったような気がします。
もう無理して、人に好かれる必要はない。
帰っていく場所ができたから。
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と、いつまで言い続けることができるかは分かりません。
帰っていく場所が崩壊することもあるだろうし、それは意外に早い時期かもしれません。
とは言え、一時でもそう思えることは、かなり幸せな人生だろうと思えるのです。
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私が、再び、愛想も良く、人望の厚い人間のように振舞いだしたら、「何かがあったのだ」と察して頂けたら幸いです。
- ■2011年
08月 06日
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- ・「絵」は世界の言葉
- 『プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術』
という本を、暇があれば読んでいます。
http://www.amazon.co.jp/プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術%20[単行本(ソフトカバー)]/dp/4806139033
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今も昔も、私は英語がヘロヘロなのですが、それでも海外の赴任やら出張やらを、なんとか、こなしてこれたのは、
『ホワイトボード
+ 絵』
だったと思うのです。
ネットワークも、カーネルも、システムも、または保守員までも、図にして、白板に書いて、書いて、書き捲る。
兎に角、頭に浮かんだイメージを「絵」にして書き捲る。
私は、美術で5段階評価の3以上を取ったことがありません。
絵は汚く、不細工で、意味不明なものになっております。
当然、ミーティング後に見ても、誰も何も分からないようなものです。
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それでも、
○
出鱈目な英語 + 不細工な絵
は、時々、
○ 流暢な英語 + 完璧なぶ厚い英文レポート
に勝ちます。
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中国一人旅の時は、パントマイムで弁当を購入したり、トイレの場所を聞いたりしていました。
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どんな、「演技」をしたかの質問は却下
流石にビジネスでパントマイムは使えませんので、やっぱり「絵」は有利な武器です。
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やっぱり、国際化の肝は、TOEICより、TOPICの思想だと思うのですよ。
http://www.kobore.net/topic.txt
- ■2011年
08月 05日
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- ・所感
- 20年くらい社会人をやっていて思います。
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『あ、綺麗な女性が入社してきたな』
と
『あいつ切れるな。出世するタイプの男だな』
と、私のフラグが立った二人は、
2年後、結婚している。
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という確率は、かなり高いように思えます。
- ■2011年
08月 04日
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- ・「光ネットワーク」の営業
- 私は、インターネット接続でADSLを利用しておりますが、最近「光ネットワーク」の営業攻勢が激しくなってきました。
その背景は、よく理解しております。
キャリア(電話会社)は、多額の設備投資をした光ネットワークを使って欲しいし、古くなったADSLの設備をできるだけ早く償却したいと思うはずです。古い設備でも管理費用はバカにならない筈ですから。
しかし、現行のADSLで特に困っていない私としては、コストが上がるだけの「光ネットワーク」に移行する「私側の動機付け」がないのです。
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先日、営業の方が拙宅にご訪問されたので、色々お話をさせて頂きました。
まず、コスト計算比較表を出して、『この突出コストに見合う、私のメリットは何かを明確にして欲しい』と申し上げた後、
『我が家では、
○ホームサーバ1台の他、
○パソコン5台が稼動しており、
○家屋を取り囲む様に庭に溝を掘って、カテゴリー6のイーサネットの敷設を完了し、
○無線ネットワークに常時3台の機器がぶらさがり、
○異常を検知したら、アラートメールが私に通知され、
○監視カメラと人感センサが常時で自宅を監視中で、
○携帯電話から自宅の電灯の点灯消灯を実施可能な、
自作のホームセキュリティシステムが24時間体制で稼動しています。
万が一、今回のインフラ移行によって、これらのサービスの一部が停止した時は、その原因の如何に関わらず、必ずインフラ復旧を確約してくれるんですよね』
とお伺いしたところ、あまり多くを語らずに、お帰りになられました。
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そして、その後、連絡を頂けておりません。
- ■2011年
08月 03日
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- ・生贄のジレンマ(その2)
- 「生贄のジレンマ」は、乱暴に纏めると、「学校の生徒どうしが、知能戦で殺し合い」をするという話であり。その生徒達の戦略パターンとして「ゲーム理論」が用いられています。
ゲーム理論の基本となるべく考え方として「囚人のジレンマ」という問題があります。
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詳しいことは、検索して下さい。
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学生の頃に、このゲーム理論に興味を持っていまして、この問題に関する最適戦略として「しっぺ返し戦略」というものが有効である、との説がありました。
そこから4分以内には、当時の貧弱なパワーのPCの電源を入れて、パタパタとシミュレーションプログラムを書いて、検証してみたりしていました。
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最近、あのような神速のフットワークがなくなったなぁ、と、しみじみと思います。
- ■2011年
08月 02日
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- ・生贄のジレンマ
- 図書館でインターネット予約しておいた、最終巻が入手できたので、一気に読み終えました。
私は、面白かった本は、大抵、嫁さんにも読ませるのですが、この本は、嫁さんがPSTDになりかねないと思い、
「大変面白かったが、絶対的な意味で勧めない」
という、訳の解らんコメントをしました。
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一度、外出中の家族より早く帰宅した時、玄関の靴を隠し、しかし家のリビングの電灯を点灯させて、二階のベッドに隠れていたことがありました。
嫁さんと二人の娘は、「家の中に、泥棒が入っているのだ」と考え、固まって、二階に上がって決ました。
そこで、私が布団の中から飛び出すと、両手に包丁を持った嫁さんと娘が叫びながら、泣き出しているところでした。
『もう、この手の冗談は絶対にやらない』と、包丁を持って泣いている娘を見ながら思いました。
包丁で事故でも起こされたら、本当にシャレにならない。
私が帰宅する時は、どんなに遅くても「ただいま」を叫びます。
黙ってリビングに入ると、ちょっとしたパニックが起こるからです。
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しかし、こんなに怖がりで、本当に大丈夫なのか。
かなり心配しています。
- ■2011年
08月 01日
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- ・なごみ系ロボット
- 倒立振子(とうりつしんし)は、「手のひらの上で棒をたてる」という遊びを、専用機械やコンピュータで実現するものです。
実社会で、直接役に立つ機械ではありません。
しかし、高度な制御技術とリアルタイム性が要求されるので、制御理論の勉強や検証によく使われています。
(今はよく知りませんが、私が学生時代の頃は)、『振子を倒立させた』と一言言うだけで、学会発表の評価は、グッと上がったものです。
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当時、倒立振子は高価であり、安くても100万円程度はしました。
自作も試みましたが、材料そのものが高価で、学生には手が出ませんでした。
なにせ、ゼミの予算が使えなかったので、研究用のラジコンカーを入手する為に、おもちゃ会社にまで乗り込んで、その会社の社長と交渉していたくらいですから
(交渉の結果、無料で譲渡して頂きました)
今、この倒立振子の学習用教材が、9975円で購入できるまでになりました。
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なんか、悔しい。
それで、早速、研究所で購入して貰い、組み立てたところ、あっさりと立ちました。
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一時期、「なごみ系ロボット」と称して、犬のロボットやら愛らしい顔をしたロボットなどが流行りました。
しかし、私にとっては、この倒立振子が動いているのを見ている方が和みます。
『系を安定させ続ける為には、常に動き続けていなければならない』
という事実は、
「利害を計算できず、常に思いつきだけで動き回っている『この私』」を、力強く肯定してくれている様で、嬉しいのです。
http://www.youtube.com/watch?v=nHwalQHP4L8