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2014-03-10 「生命倫理に関する教会公文書の長所と短所」のサマリ [長年日記]

1.背景

とにかく、バチカンの生命倫理に関する(日本語の)資料がすくなくて、大変。この論文は、ネット上で見つけた数すくない論文の一つ。

2. 概要

(1)命はいつから始まるか、について

(a)受精から、(b)着床から、(c)社会的動向と合わせて判断すべき

(2)カソリックが否定している事項

(a)結論:

カソリックは、人工受精、体外受精、は勿論、避妊も否定している。

(b)原則する考え方

結婚には2つの意義がある。

(i)夫婦の一体化、

(ii)生殖(子どもを作ること)

(c)論理付け:

(i)避妊は→夫婦の行為から生殖の可能性を故意に排除する→上記の原則(b)を破壊する

(ii)人工受精・体外受精→夫婦の営みを前提としない生殖→事実上の結婚の意味と結果を分裂させる→上記の原則(a)(b)の両方を破壊する