Linux用のUSBメモリのブートディスクを作ったので、全く同じUSBメモリを購入して、クローンを作ろうと思いました。
しかし、Acronisを使ってもddコマンド使ってもどうにも上手く動きません。
具体的にいうと、そのようにして作ったUSBメモリでは、リーブトを繰替えすエンドレスモードに入ってしまう。
いいかげん、あきらめかけたところ、fdiskで中身を調べてみました。
fdisk -l /dev/sdb # ブートUSBのマスタ
fdisk -l /dev/sdc # クローンを作りたいブートUSB
を比較してみたら、
ブートデバイスの始点が違う。
/dev/sdb1 * 2048
なのに、
/dev/sdc1 * 63
となっています。
なんかピンとくるものがありました。
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殆どのUSBメモリは、購入時にすでにWindows用にフォーマットされているので、これがブートセクタの初期位置を狂わせているのかもしれない、と思いました。
ならば、徹底的に破壊(フォーマット)してやれば良いのです。
fdisk /dev/sdc # クローンを作りたいブートUSB
で、コマンド"d"を選択。
で、コマンド"p"で確認。
この段階では削除は完了していないので、さらに、
コマンド"n"として、コマンドアクションで"p"を選択。
領域番号"1"として、"return" "return" と入力して、最後にコマンド"w"で完了。
このあと
sudo dd if=/dev/sdb of=/dev/sdc
と入力して、放置して、完成を待つ、でいいはずです。
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ですが、
"dd"コマンドは時間がかかるのに、何も標準出力してくれなく、途中経過がわかりません。
よって、別の端末で、
pidof dd | xargs kill -USR1
と入力すると、コピーされたバイト数経過秒数が出てきます。
今の様子だと、1GBで45分くらい。さすが激安USB。遅い。
まあ、今晩、回しておけば、明日の朝には終わるでしょうから良しとしましょう。
-----(その後)
そのようにして作ったブートUSBは結局成功しました。
しかし、10分くらいの処理(メモリチェックや、エラーチェック)をやっているようです。
私の場合、何回も電源を入れ直しても動かないので、ガッカリしていたところ、何回か目にほっておいたらブート起動していました。
一度電源を入れたら、そのまま御飯でも食べにいくのが良いでしょう。
上記のチェック(?)が終ったあとは、マスタUSBと同じように振舞っています。
それと、USBケーブルで繋ぐと、ブートが遅くなるという現象が見られました(ちょっと今でも信じられないのですが)。ですから、USBメモリは本体に直結するようにした方が良いでしょう。