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2012-04-26 ツイッターとニューラルネットワークと下品

物事を評価する時、私達は、自分の持っている専門知識から導入するしかありません。

例えば、

○ラーメン屋の店長が、ラーメンの製造プロセスから、我が国のロケット開発プロセスを論じることもできますし、

○半導体の技術者が、半導体設計手法から、有名パティシエが作るケーキにおけるフルーツのデコレーションを論じることもできますし、

○経済学者が、マクロ経済の観点から、自分の家の家計簿のレビューをして、支出管理を行なうこともできます。

これらは、いずれも有効な示唆であったり、優れた助言となることもあります。

が、これを逆からに言うと、我々は、

○所詮は自分の経験した事項からでしか物事を評価でず、

○その範囲は限定的かつ狭小で、

○大くの場合あまり役に立たない、

とも、言える訳です。

-----

長い前置きでした。

何が言いたいかというと、昨日話しました「ツイッター」の件の続きです。

『「ツイッター」って、何かに似ているなー、なんだったかなぁーー』と思いながら、一日過ごしていたのですが、ようやく気がつきました。

脳神経ネットワーク(ニューラルネットワーク)です。

脳細胞は、成人を超えた当たりから、一方的に死んでいくだけです。

それなら、成人式を超えたあたりから、人間は一方的にバカになっていくだけのようにも思われます。

そうならないのは、脳細胞がお互いに連結(シナプス結合)して、相互に連絡を取り合っており、このシナプス結合が複雑になるほど、難しい計算や、高度な概念に到達することができる、らしいのです。

つまり、頭はコキ使ってさえいれば、一方的にバカになっていくことからは逃げることができる、ということなのです。

「ツイッター」を構成する、我々ユーザ一人一人は、直ぐに死んでしまうような脆弱な脳細胞なのです。

しかし、その脳細胞を普段から緩やかに繋ぎあっていれば、全体としては、一種の巨大の知的システムとして動く ―― のかなぁ・・・と、まあ、こんな風に理解した訳です。

で、災害の緊急時の通信インフラとしては、腰が抜けるような目覚しい効果を発揮する、と。

一件意味のないあの「ツイート」は、シナプス結合を維持する役目を果たしている、と・・・、まあ思い至った訳なのです。

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訳なのですが・・・、訳なのですが、、、ねぇ。

なんで私がニューラルネットワークに想到したか、というと、それは、私が、たまたまニューラルネットワークの研究の論文で卒業したからです。

私が、たまたま持っていた知識のストックとマッチングできたからです。

で、こういうことを、自慢気に語るのって「凄く下品」だなぁ、と思いまして。

で、冒頭の25行にも及ぶ、一件無関係な論述は「江端は下品じゃないよ」と暗に主張したかったのです。

# しかし、このような言い訳は、私の「下品な品性」を、逆説的に立証しているな。


2013-04-26 「R世界線を、岡部倫太郎もろとも、カー・ブラックホールで破壊する牧瀬紅莉栖」

劇場版 シュタインズゲートを見にいってきました。

海老名の映画館にいってきたのですが、22時から始まるレイトショーが満席。追加で午前3時上映というのもありました(何、この人気)。

私の左隣り席が、どうみても、定年退職した技術者(なんか哀愁の匂いを感じた)。

右隣り席が、どうみても、入社5年目の技術者(なんか郷愁の匂いを感じた)。

さすがは、科学者と技術者の為のアニメ、シュタインズゲート。

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で、まあ見てきた訳なのですが。

見終わった後、しばらくネットを見るのが怖くて。

酷い批判されているのではないかと思いまして。

今日、意を決して見てみたのですが、ネットで見る限り、結構評価は高いようで、安心しました。

D-Mailの発明者(私)としては、シュタインズゲートは、もはや身体の一部みたいなものなので、批判されると「とても痛い」。

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もちろん、作品としては、文句なしに素晴しかったです。

シュタインズゲートを全話視聴された方には、お勧めできます(逆に、視聴していない人が見ても、なんのことやら全然分からない映画です(断言))。

ただ、私個人としては、ちょっとなー、あまりにも期待が大きすちゃったなかー、・・・という感じでした。

原作第23話の「あの絶望的な状況を、全部ひっくり返す、驚愕のパラダイム」みたいなものを期待しすぎていましたね。

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時空間関係ストーリーであれば、やっぱり

■「ときかけ」の「最後に一回だけチャンスが戻ってくる」

■「まどか」の「システムの効力で、そのシステム自体を破壊する」

という様な、

『あーー! やられたー! その手があったあーー!!』

と、盲点を突かれるような、そういうネタを期待していたので。

まあ、そうそう、そういうネタは出てきませんよね。

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でも、どうせなら、

「R世界線を、岡部倫太郎もろとも、カー・ブラックホールで破壊する牧瀬紅莉栖」

くらいの、過激性があっても良かったかなあ、と。

そんなことして、どうやって話を収束させるか? それは、製作者の皆様にお任せすると致しまして(無責任な奴)。

しかし、「想い」とか「愛」とか、そんなものより、やはりシュタインズゲートで大事なのは「科学」と「技術」でしょう。

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と、言う訳で、提案です。

「科学技術」を前面に押し出した、科学者・技術者向けハードSF「劇場版 シュタインズゲート2」製作開始 !

私は、シュタインズゲートで、まだまだ、行けます。


2014-04-26 デバックができないプログラミングなんて、想像できますか。

学生の頃、研究室のゼミの教授がおっしゃっていました。

When I was a college student, a professor of my laboratory used to tell me,

■昔は、コンピュータを使う為には、東京大学の大型計算機センターで行わなければならなかった。

In the past, in order to use the computer, he had to ask for the large scale computer centers in University of Tokyo.

■計算をする為には、パンチカードという紙にプログラムを書いて、そのカードを札束のようにして、東京大学に郵送していた(このパンチカードには、"Z(1) = Y + W(1)"という一行だけが記載されている)

In order to make a calculation, he had to send a bunch of punch cards that were written a program to University of Tokyo. (The punch card were written "Z(1) = Y + W(1)" only).

江端:「先生。あの、それでは、デバックは一体どのように?」

Ebata: "Professor, how did you debug the programming?"

教授:「その当時、『デバック』という考え方はなかったのだ」

Prof.:"There was no concept of debug in those days"

-----

皆さん、信じられますか。

Can you believe it?

デバックができないプログラミングなんて、想像できますか。

Can you image the programming without debugging?

数千枚のパンチカードに穴を空けまくり(なんでも、その穴を空けるのに、凄い音がしたそうです)、それのパンチカードの束をダンボールで東京大学に送付し、その結果が東京大学から戻ってくるのに、月単位の時間が必要となる

He drilled a hole in the punch card of several thousand pieces (with loudly noise), and packed the card in cardboard box to the university.

After that he had to wait the results for several months.

―― そんな世界をイメージできますか?

Can you live in the world as a research engineer?

しかも、1枚のカード記載できるプログラムコードは、"Z(1) = Y + W(1)"という一行だけですよ。

The program code that was written in one card is just one line, for example "Z(1) = Y + W(1)".

私なら、間違いなく発狂するでしょう。

If I had been him, I would have gone mad no doubt.

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教授:「そのダンボール箱を郵便局から発送した直後に、最初の1行にプログラムエラーがあったことに気がついた時のショックときたら・・・」

Prof.:"When I noticed the error of the top of program list, I don't know how to express the despair…"

江端:「先生。もう、それ以上、おっしゃらなくても結構です」

Ebata: "Professor, you don't have to say any more.

といいつつ、やっぱり気になったので、教授にお伺いしました。

However I had one deeply question about it, and I asked him,

江端:「その計算結果はどのように戻ってくるのですか?」

Ebata:"How do you get the result of error?"

教授:「"Syntax error in line 1"とだけ記載された紙が、一枚送付されてくるだけだ」

Prof.:"I had got a paper that is described just "Syntax error in line 1"".

この話を聞いて、私は、本当に泣けました。

Listening to this story, I really cried.

-----

当時の東京大学の計算機センターの計算能力を、遥かに凌駕するパソコンを個人で持っている者たち。

People who have their own personal computer that far surpasses the computational capability of the computer center of the University of Tokyo at the time.

その中でも、エロゲーや、著作権違反のコンテンツの視聴、どーでもいいようなつぶやきなんぞの為「だけ」に使っている奴ら。

And the specified guys who use only for erotic game, contents of copyright violation and careless tweets.

私の教授に謝れ。

Apologize to my professor.


2015-04-26 私は、大型連休というものが嫌いです。

私は、大型連休というものが嫌いです。

I don't like "long vacation" so called.

そんな連休作るくらいなら、平日の休みを多くしてくれた方が嬉しいです。

I always think that I am happier to increase ordinal national holiday to make the long vacation.

そもそも、大型連休の非効率さは群を抜いています。

To begin with, the inefficient of the long vacation is outstanding.

どこに行っても混んでいますし、何をしても値段は高く、そしてやりたくもないことをやらなければならない。

Crowded at anywhere, price high for whatever, and having to do what I don't want to do.

もっとも、そのような連休があるからこそ、生産現場では一斉に人間も機械も休ませることができて、立場の弱い下請けも休みが取りやくくなる。観光なども利益が潤い、国民の休日だからこそ、家族が全員で過ごす時間も得られる ―― というメリットを無視することはできないでしょう。

Of course I know well, thanks to such long vacations, we can take days off with machines in production lines, child company which is difference in social standing, is easier to take the long vacations too. Tourism-based economy is established based on the vacations, and each family members can share the same period.

We don't ignore the significance of the long vacation.

「このような仕組みとしての外圧が存在しないと、遊ぶことができない」 ―― という国民性から見ても、良いことなのかもしれません。

Above all, from the view of our nationality, that we cannot consume our private time without pressure like this system, this long vacation system might be good for us.

ですが、憂鬱です。

But I have the blues.

GW始まる前から、GWが終って欲しいと願う ―― そういう人も、一定数はいると思うのですよ。

I think that there are some people in Japan, who hope to finish the vacation before the beginning day of the vacation.

(続く)

(To be continued)


2016-04-26 「政治家の臍(へそ)から下のことは記事にしない」

昔のマスコミは、

The old day, the media had a implied contract between the power, like

「政治家の臍(へそ)から下のことは記事にしない」

"they don't care of politician's zipper moral"

といって、異性関係のスキャンダルについては報道を控える、という暗黙ルールがあったそうです。

and they hesitated dealing with politician's sexual scandal as a implied rule.

-----

ご存知の通り、基本的に浮気、不倫、不貞なるものは、刑事上の犯罪ではありません(恋愛自由の原則)。

You know, premarital sex, comarital sex and marital infidelity are not penal offense(principle of free love)

# 戦前は、姦通罪なるものがありましたが、戦後に撤廃されています。

(There was "criminal conversation" before the WW2. The law was abolished after the WW2)

もちろん、多くの人にとって、それらはインモラルで、許し難い行為のように感じると思います。

Of course, I know that many people feel that they are immoral and irremissible.

しかし、法律上、浮気、不倫、不貞に対して、民事上の損害賠償を請求できるのは、その被害が法律的に認定できる、配偶者、婚約者、親族だけです。

But the persons who can ask for compensation against premarital sex, comarital sex and marital infidelity are only victims, for example spouses, affianced, family in law.

私達が、外部から何を叫ぼうとも、法律的には、当事者に対して、いかなる影響力も発生させることはできません。

Even if we blame for the unfaithfulness, no influence will happen against the person in the legal sense of the term.

ましてや、政治家は権力者です。

Beyond that, politicians have power.

そのような権力者を、「臍(へそ)から下」のことで、権力基盤から引きずり落すことは、恐しく難しいことだったのです。

At that age, it was terrible difficult for ordinal people to rip from their platform.

-----

現在、そのような暗黙ルールがどうなっているのか知りませんが、現在は、

At the present, I don't know how the implied rule is managed, however,

(Step 1) 匿名型のメッセージ配信システムで、炎上が発生し、

(Step 1) Enormous flaming messages happen on the Internet.

(Step 2)その炎上を利用する形でマスコミが動き出し、

(Step 2)The medias start blaming with using the flaming messages.

(Step 3)それらの動きをうけて、敵対勢力(野党とか市民団体)が、その人物を排斥にかかる

(Step 3)After that, the hostile forces(opposition parties, civic association) begin to drive out the person with using the above actions.

というパターンが取られることが多いようです。

The above pattern seems to be usual these days.

(続く)

(To be continued)


2017-04-26 「日本語が理解できない幸せ」

以前、米国に赴任していた時、現地の人にに英会話の練習をさせて貰っていました。

When I was in Colorado, USA. I asked a local native speaker who taught English conversation to me.

その人は、嫁さんが通っていた、大学の一般人向けの英会話の先生であり、日本にも滞在の経験のある人でした。

He was a teacher of the college where my wife had attend for ESL(English Second Language) class, and he had been in Japan before.

その人が、

I often remember that he said

「日本語が理解できない幸せ」

"Happiness not to understand Japanese"

という話をされていたことを、よく覚えています。

『日本滞在中に、日本語が流暢でなかったことは不幸だと思うが、そのお陰で、心平穏に日本を楽しむことができたのも事実だ』 ―― と。

"When I was in Japan, I felt unhappy not to use Japan sees frequently. However thanks to that, it was true that I could enjoy life in Japan"

この話は、一般化できるのではないか、と考えております。

I think this story comes to be generalized.

つまり、

It means,

私が ―― そして多くの海外勤務の経験者が ―― 幸せな思い出とともに、赴任を完了して帰国しているのは、

Not only I but also other persons, who have experienced overseas work, can return to Japan with happy memories. Because

「『現地の言葉を理解できない幸せ』があった」

"We could not understand local language around place of our posts"

からである、と。

-----

言葉の不自由な世界においては、とにかく生きることが精一杯だったので、細かいことに拘っている余裕はありませんでしたし、

Anyway in my case, I didn't take care of detailed things, because I had to survive in non-interactive place.

言語に不自由な私達は「デフォルトで、人様にご迷惑をかける、申し訳ない存在」という「開き直り」もありました。

We shifted to a defiant attitude, like "it cannot be helped that we are annoying people by default. This is the company's responsibility, not us"

そもそも、現地の言葉に不自由な人に、現地の言葉で文句を言うような、無駄なことを試みる人もいなかったからかもしれませんが。

First of all, nobody seems to make a complaint about non-native speakers isses by the native language.

もし私が英語に堪能で、人の小言や嫌味を聞き取る能力があり、ネットの書き込みなどを文脈で理解できるような能力があったら ――

If I am good at English to understand people 's minions, dislikes, and writing of the net in the context,

私の海外赴任は、相当な不幸で埋め尽されていたのではないか、と思うのです。

I think that my overseas assignment was filled with considerable misery.

(続く)

(To be continued)


2018-04-26 思わず、「アッラーアクバル!」と叫びそうになりました。

元アイドルグループのメンバが、飲酒によるトラブルを起こしたとかで、騒ぎになっています。

One of the members of the former idol group caused a trouble due to drinking, and it became a fuss.

It is very unlikely for me to make such a rush at this timing.

『江端も、か・・・』と妙な納得をされないよう、お願い致します。

I don't hope you will be convinced saying "Ebata, too ...".

それはさておき。

Apart from that.

-----

―― ノンアルコールビールが、死ぬほど旨い

"Non-alcoholic beer is delicious enough"

と感じます。

I feel that.

もちろん、アルコール入りのビールの方が美味しいはずです。

Of course, alcohol beer should be more delicious.

しかし、アルコールを摂取できない身の上では、ノンアルコールビールは、ソフトドリンクよりも、ずっと美味しいのです。

However, I can not consume alcohol now, non-alcoholic beer is much more delicious than soft drink.

居酒屋には、ノンアルコールビールのサーバがあっても良いと思うんですよ ―― どこかにないかな、そんな居酒屋。

I think that some drink-bars should have a non alcoholic beer server. I wonder if there is something, such a bar.

-----

業界の人には、是非、以下の商品開発を試みて見て頂きたいのです。

I would like engineer to try to develop the following product by all means.

●ノンアルコール日本酒

- Non alcoholic sake

●ノンアルコールワイン

- Non alcohol wine

ここで、ちょっとググってみたら、あるんですね、ちゃんとそういう製品って。

Here, I use a search engine, I found the products like that.

ちょっと感激しました。

I was deeply moved.

でも、

However,

●ノンアルコールウイスキー

- Non alcoholic whiskey

は、さすがにないだろうと思ったら、これもありました。

has not been, but I could find it.

(以下が説明書の内容)

(The description below)

■イスラムの戒律ではアルコールの摂取が禁止されており、通常ムスリムは飲酒できず酒類はノンハラル(非合法)食品とされています。

Under Islamic precepts, alcohol intake is prohibited, Usually, Muslim can not drink alcohol and any alcohol is regarded as nonhalal (illegal) food.

■しかし、このウイスキーに関しては、イスラム食品&栄養評議会によってハラル(合法)食品の認定を受けており、ムスリムが教義的罪を背負わずに楽しめる飲料となっています。

However, regarding this whiskey, it is certified by Halal (legal) food by the Islamic Food & Nutrition Council, and It is a beverage that Muslims can enjoy without carrying doctrinal sins.

-----

思わず、「アッラーアクバル!」と叫びそうになりました。

I was almost to cry "Allah Akbar!"


2019-04-26 『おまえさあ、読者に読んで貰おうという気持ち、1mmでもある?』

NHKテキストの「100分de名著」も、カント→オルテガ→スピノザと読み進んでおります。

The NHK text "100 minutes de masterpiece" is also read from Kant, Ortega to Spinoza.

テキストをトイレに持ち込み、湯船に落し、蛍光ペンで記入しまくり、わずか1日でボロボロにしています。

I brought the text to the bathroom, dropped it in the bathtub, filled it with a highlighter, and frayed it in just a day.

『このシリーズのテキスト、フルコンプしてもいいな』と思いましたが、良く見たら、読みたくない著者のテキストもあるので、多分、フルコンプはしないでしょう。

I thought "It's okay to collect the whole text of this series".But when I checked it closely, I noticed that there were some author texts that you do not want to read. So I will not collect the whole text.

ともあれ、一冊600円程度で、コスパも最高です。

Anyway, one book is about 600 yen, cost performance is also the best.

-----

ただ私が分からないのは、なんで、それらの哲学者は、自分自身で「100分de名著」のような本を書かなかったのだろうか、ということです。

The only thing I do not know is why those philosophers didn't write a book like the "100 Minutes de Masterpiece" by themselves,

本当に、哲学書の原書は、

Indeed, the original book of philosophy is like,

『おまえさあ、読者に読んで貰おうという気持ち、1mmでもある?』

"Oh, well, Do you have a feeling that you would like the reader to read your book? "

というくらい分かりにくいのです。

difficult to understand.

まあ、私は、日本語訳になったものを読むことになるので、「原書の分かりにくさ」というのは、正直良くわからないです。

Well, I read Japanese translation versions, so honestly I do not understand "how difficult the original book is"

とはいえ、日本語訳を書いた人は、それを理解した上で、そしてできるだけ原書に忠実に日本語翻訳しようとしていたはずです。

However, the person who wrote the Japanese translation should have tried to translate it as closely as possible to the original book after understanding it well.

従って、原書そのものが難解である、ということは間違いではないと思うのです。

Therefore, I think that it is not wrong that the original book itself is difficult.

(私が原書を読むのは、本当に、それ以外の一切の手段が尽きた時、泣く泣く購入する"英語"の"技術書"だけです)

(I am only reading the original English technical book when When all other means are exhausted.

―― 社会を良くしようと志向する者(哲学者)が、大衆に理解できない本を書いてどうする

―― How does a person (philosopher) who intends to improve society write a book that the public can not understand?

と思うのです。

I think so.

私は、『原書は原書として、そのサマリもキチンと書けよ』、『後世の人間に「100分de名著」などという仕事を任せるんじゃねえ』と言いたい。

I would like to say, "As same an original book, write the summary as well as a summary," "you will not leave the work of" 100 minutes de masterpiece "to later generations."

(続く)

(To be continued)


2020-04-26 よくよく考えてみれば当然ですが、有効なワクチンも根治治療の手段もないCOVID-19は、コンピュータの計算(シミュレーション)と、恐しく「相性が良い」のです。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

====== 江端の回答ここから ======

====== Ebata's answer From here ======

結論から言うと、何もかも「シバタ先生のご指摘の通り」です。

In conclusion, everything is "Dr.Shibata's point is correct".

実際のところ、私は、集団感染のリアルを良く理解していなかったと思います。

In fact, I think I didn't really understand the realities of outbreaks.

私が、これまで、私の身の回りで見知ってきた感染といえば、インフルエンザ、風邪、赤痢、コレラ、結核などがあります。

Infections that I have been aware of around me, are influenza, colds, dysentery, cholera, and tuberculosis.

インフルエンザは、基本的に季節が変われば収束しますし、それ以外の感染も、私の見えないところで、多くの人たちの努力によって封じ込めが成功してきました。

Influenza basically converges when the season changes, and containment of other infections has succeeded due to the efforts of many people.

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ところで、計算屋としての私は、「感染爆発」ならぬ「計算爆発」と日常的に付き合っています。

By the way, as a calculator, I do not have an "infection explosion" , but a "calculation explosion on a daily basis."

コンピュータを使った計算では、頻繁に、オーバーフローという現象が発生します。

Computer often causes the phenomenon of overflow.

これは、コンピュータの計算パラメータを誤って設定して、指数関数的な数値を発生させてしまい、コンピュータをパンクさせてしまうことです。

This means that I can accidentally set your computer's calculation parameters to generate exponential numbers, which can make my computer shut down.

いわば、コンピュータリソースの「オーバーシュート」です。

It is, so to speak, an "overshoot" of computer resources.

コンピュータの「オーバーシュート」は、計算開始直後(リターンキーを押した瞬間)、一瞬で発生します。

The "overshoot" of the computer occurs instantly immediately after the calculation is started (the moment the return key is pressed).

ですので、

So,

―― 現実世界で、「オーバーシュート」が本当に発生したら、日本の主要都市は1ヶ月で機能麻痺、2ヶ月を待たずに路上に死体が放置され始める

If the "overshoot" really occurs in the real world, major cities in Japan will be paralyzed in one month, and corpses will be left on the street within two months.

ということは、もう、私の頭の中では、想定内の事項でした。

This was, in my mind, a matter of expectation.

しかし、私は『しょせん、それは、コンピュータの中の仮想世界の話』と高(たか)を括っていたのです。

However I downgraded "it is just a story of the virtual world inside the computer"

『オーバーフロー(オーバーシュート)が、現実世界で、そんな簡単に現われるものか』、と。

"Does overflow (overshoot) really appear in the real world?"

何の根拠もなく。

with no basis.

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だから、今、私は愕然としています。

So now I'm stunned.

コンピュータの中の仮想世界の現象が、これほど見事にピッタリと現実世界に出現した事例を、私はこれまで一度も見たことがありません。

I have never seen a case in which the phenomenon of the virtual world in a computer appeared so perfectly in the real world.

よくよく考えてみれば当然ですが、有効なワクチンも根治治療の手段もないCOVID-19は、コンピュータの計算(シミュレーション)と、恐しく「相性が良い」のです。

Needless to say, COVID-19, which has neither an effective vaccine nor a means for curative cure, is horribly "compatible" with computer calculations (simulations).

現状の政府のCOVID-19対策チームも、厚生労働省も、毎日、コンピュータを使ったシミュレーションで計算しまくっていることは間違いありません

There is no doubt that the current government COVID-19 countermeasure team and the Ministry of Health, Labor and Welfare use computer simulations every day.

(モデルにも因りますが、人口1000万人程度であれば、パソコンでも十分計算可能と思います)。

(It depends on the model, but if the population is around 10 million people, I think that it can be calculated even with a personal computer).

それ故、現在の、国や地方自治体の示すCOVID-19感染対策に従わなければ、

Therefore, if we do not follow the current COVID-19 infection control measures indicated by the national and local governments,

『2500万人感染、64万人死亡』(2007年(13年前)の厚生労働省資料より)

"25 million infections, 640,000 deaths" (Source: Ministry of Health, Labor and Welfare 2007 (13 years ago))

が簡単に現実となることも分かっています。

I also know that the above can easily become a reality.

(なぜ2500万人でとどまるかというと、それだけの人数が感染免疫を獲得することで、感染速度が減少する方向に機能する(R0 < 1)からでしょう)

(The reason why the number of people of "25 million" is the upper limit, is that the number of people who have acquired immunity to infect will decrease the infection rate (R0 < 1).

ともあれ、現在の、"接触8割減"の政府方針は、科学的、数学的な根拠に基づく信用するに足る数字だと思っています。

Anyway, I think that the government policy of current "80% reduction in contact" is trusted based on scientific and mathematical grounds.

(多分、"R0<1.0"を導く閾値が、70%~80%の間にあるのだろうと推測しています)

(Maybe I guess the threshold that leads to "R0 <1.0" is between 70% and 80%)

-----

いずれにしても、シバタ先生の、

Anyway, Dr Shibata's comment

『ただ、一点だけツッコミを入れさせていただくならば、江端さんは「『悪夢』は予測していなかった」けれども、「『数字』自体は予想していた」のではないでしょうか(ですよね?)』

However, if I would like to add only one point, Mr. Ebata. you could not anticipate this "nightmare", but you could expect the number itself, Could you?

は、正鵠を射ていた、と認めざるを得ません。

I have to admit that it is ture.

====== 江端の回答ここまで ======

====== Ebata's answer To here ======


2021-04-26 「『この仕事、やっておいてね。月曜日の始業時に、提出してね』という業務命令を、金曜日の終業前にすること」

昨日の日記で、『私の代わりに、特許明細書を書いてくれた上司』の話を書きました。

In yesterday's diary, I wrote about my boss who wrote the patent specification for me.

That reminded me of this story.

「君達の多大な努力に、心から感謝している。もう一度、ありがとうと言わせて貰えるかな」

"I want to thank you all for your tremendous efforts. Can I say thank you again?"

ただ、この話は、一面良い話ではあるのですが、別の面では、恐しい示唆も含んでいるのです。

However, while this story is a good one in one respect, it also has a frightening implication in another respect.

-----

あのコラムを書いた、米国赴任中の私の身分は、特許法第35条(職務発明)に記載の『従業者等』でした。

When I was posted to the U.S., I was an "employee, etc." as described in Article 35 (Employee Invention) of the Patent Law.

あの時の私は、自分が『使用者等』(管理職)になる未来を、全くイメージできていませんでした。

At the time, I had no idea what the future held for me as an "employer, etc." (manager).

今でも、その自覚がありません。

Even now, I have not been aware of this.

しかし、これって、致命的な大問題だと思っています。

However, I believe this is a major, fatal problem.

自分が『従業者等』の意識で働くことが、結果として、その周りの人間に、

This is because working with the mindset that you are an "employee, etc." will result in

―― 法律違反の労働をさせてしまう

"the people around you working in violation of the law"

ということになるからです。

In fact, I even wrote a column about it myself.

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ところが、今回、私、「これ」をやりそうになっていました。

However, this time, I was about to do "this".

それどころか、すでに、もう何度もやっているかもしれません。

On the contrary, I may have already done it, many times.

会社のラインから警告を受けたら、完全に始末書モノですし、場合によっては、労働法に基づく刑罰の対象になりますし、民事では、当然にパワハラで有罪確定案件です。

If you receive a warning from the company's line, you will have to write a letter of apology, and in some cases, you will be subject to punishment under the Labor Law, and in civil cases, you will obviously be found guilty of power harassment.

具体例で言いましょう。

Let's use a concrete example.

「『この仕事、やっておいてね。月曜日の始業時に、提出してね』という業務命令を、金曜日の終業前にすること」

Before the end of the workday on Fridays, You say to your subordinates "Please do this work, and submit it at the start of work on Monday"

というものであり、つまるところ、

In other words, it's all about

『自分のチームは、関係ない』と考える甘えの意識、です。

It's a sense of naivety, of thinking, "It's not my team's problem.

これは、本当に、恐しいことだ、と思いました。

This is really, really scary, I thought.

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「君達の多大な努力に、心から感謝している。もう一度、ありがとうと言わせて貰えるかな」

"I want to thank you all for your tremendous efforts. Can I say thank you again?"

の中には、法律、ルールをウヤムヤにしてしまう、悪魔の示唆があります。

There is a devilish suggestion in this phrase that makes you break the law, break the rules.

(これを、『"やる気"詐欺』という言い方をすることもあるようです)

(This is sometimes referred to as the "motivation" scam.)

本当に、本当に、気をつけましょう。

Let's be really really careful.

強く意識していないと、『自分のチームは、関係ない』は、無意識に発動します ―― 本当に。

If you don't have a strong awareness of it, "It doesn't matter to my team" will be invoked unconsciously -- really.

ともあれ、私は、

Anyway, I am a person who

『日頃、エラそうなことを言っている私は、所詮は、この程度の器』

"I'm only this competent" even though I always talk like an great.

であることを、かなり絶望的な気持ちで再認識しました。

I reaffirmed this with desperation.

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さて、"GWに働け"とは言わずに、それを暗黙的に強制してくる上司が、この日本の中には、"万"の単位でいるはずです。

Now, there must be many bosses in Japan who don't tell you to "work for GW" but implicitly force you to do so.

そういう上司は、恣意的に行っているのではなく、単に『"法律違反"に気がついていない』可能性があります。

Such bosses may not be doing it arbitrarily, but may simply be unaware of the "violation" of the law.

とりあえず、

At any rate,

「いや、最近、江端っていうエンジニアの奴のコラムを読みました。なかなか面白かったですよ。特に、これなんか」

I recently read a column by an engineer named Ebata. It was quite interesting. Especially this one.

It may be effective to casually send the URL of this page to your boss, saying with that.

これで上司に"法律違反"を気がつかせることができるのであれば、安いものです。

It's a small price to pay if it makes your boss aware that she/he is going to "breaking the law".