「のだめカンタービレ」の最新巻で、のだめとシュトレーゼマンとの共演に、あの、
『ショパン ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11』
が出てきました。
私が、生まれて初めて、ピアノを断念したことを血を吐く程に後悔したショパンのピアノ協奏曲です。
「のだめ」を読みながら、iPodでマルタアルゲリッチの第一楽章を聞きながら、JR湘南新宿ラインの電車の中で、この文章書きながら、泣いています。
http://www.kobore.net/festival.txt
私が尊敬するピアニスト、マルタ・アルゲリッチは、のだめの演奏面でのモデルなのではないかなぁ、と思って、ちょっと調べてみたら、やっぱり同意見多数。
マルタ・アルゲリッチの演奏は、同じ曲の演奏であっても、全く別の曲に聞こえるし、批評家の間では、酷く悪い評判もあるみたいです。
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アルトゥール・ルービンシュタインのショパンを聞いた時は、
「おい、お前。ここに正座して、頭を垂れて反省しろ」
みたいに叱られような感じ。
圧倒的に正しい生活指導部の先生のような、迫力のピアノソナタ。誰がなんと言おうが文句のつけようがない、正統派ショパン。
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ウラディーミル・アシュケナージ のピアノ演奏が、何故か幼少のピアノのレッスンの前日のような不安と不快感を思い浮ばせる理由が、どうしてもよく分からん。素晴らしいピアニストであることは、議論の余地はないのですが。
モーツアルトのピアノから入ったのが、敗因かもしれません。
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クラッシクを大爆音で聞けるのが、一人で帰省中の車の中だけ、というところに、所帯持ちのサラリーマンの悲哀を感じます。
夜中の3時に、YouTubeでマルタアルゲリッチの演奏を見つけてしまったのが運のつきでした。
真夜中のラフマニノフは幸せですが、吐きそうなほど眠いです。
しかし、楽章の間で「ぶつっ」と切れるのは切ないです。
曲が長いからしょうがないのでしょうが。
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Webからの引用です。
『私の師匠がアルゲリッチ様と室内楽の共演した折りの話なんですけどね。リハーサルの休憩の時に、ポツリポツリと、みんなピアノの音を確かめに来るっていうんですよ。そして首をかしげて「普通のピアノだ・・」って帰っていくっていうんです』
分かるなーーー、この感じ。
本当に、もの凄くよく分かる。
彼女こそ、『地上の楽器を、天上の神器に変えうるピアニスト』と言って過言ではないでしょう。
日本中で大ブームにになった、韓国ドラマ「冬のソナタ」で、「ヨンさま」は、我が国で著名になりました。
私の「冬のソナタ」の連続試聴時間は、最終回の7分だけなので、このドラマを評価する資格はありません。
大体、私は、恋愛ドラマが嫌いなので、仕方ありません。
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しかし、今年の1月から、我が家では「ヨンさま」ブームを、この『私』が牽引しております。
「大王四神記」の第1回目を視聴した時の衝撃は、これまでの歴史ドラマの概念を吹き飛ばすものでした。
その後、NHK BS2で再放送されけたこの歴史ドラマは、嫁さんと私のダブルチェックの元、厳重に録画管理され、現在も、ハードディクレコーダからの削除が許されていません。
我が家では、同一ドラマの第2クールが始まっております。
6歳と10歳の娘と嫁さんと私が、1時間10分の間、無言でテレビに見入っています。
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NHKも大河ドラマで、日本書紀をテーマに、この程度の壮大な規模の作品を作ってみましょうよ。
受信料問題を吹き飛ばすくらいの勢いで。