斜度のついた台座が必要となりました。
コストは数百円レベルで、実用的、製造時間10分程度、という制約条件を課したのですが、3日間くらいずっと考えていました。
で、ようやく写真の形態に至ったのですが、この程度の物を発案するのに、3日かかった事実に唖然としています。
「王禅寺の特許製造マシン」も、そろそろリタイアの時期かもしれません。
http://www.kobore.net/boubi/HI3A0159.JPG
素晴しい作品なので、一度ご覧になることをお勧め致します。
全米でDVD売上第7位なったという(本当か、これ?)脅威のコンテンツだそうです。
感想も他の方が沢山記載されているので、これも割愛します。今なお、音楽を聞くだけで涙が出てきそうです。
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しかし。
私を激怒させたのは、英語のサブタイトル(字幕)です。
普通、英語のサブタイトル出さないかもしれないのですが、どういう風に訳しているのか気になりました。
「滅茶苦茶じゃないか!」
酷い。酷すぎる。
これでは、全く別の話になってしまう。
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■幕府御庭番の長の言葉
「判らぬなあ。おなごと言うものを」
→"The weakness of heart. Our most formidable enemy"
(恐るべき敵は、我等の弱き心だ)
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■巴が死んだ後の、桂小五郎と緋村剣心の会話の部分
「巴もそれが判っていたから、俺を守っていてくたのだと思います」
→"Tomoe was destroyed by Shogunate.They used her emotions to control her"
(巴は、幕府に殺されたのです。彼等は、彼女を使う為に、彼女の心を利用したのです)
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「新時代がきたら、刀を捨てるか」
「判りません」
→"yes" (刀を捨てます)
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「もう二度と人を殺めない」
→"I cannot honor her life if I die as a swordsman"
(人斬りとして死んだら、彼女の人生を侮辱することになる)
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英語のサブタイトルを繋げると、確かに一つの話になっているんですよ。でも、これは別のストーリーです。
勿論、翻訳の限界もあるでしょうし、判りやすい(いわゆるハリウッド的な)「敵と味方」という二元論的視点なら、これでも良いとは思います。
しかし、この「追憶編」が語りたいことは「善悪の彼岸にある何か」ではないのでしょうか。
この凄いコンテンツは、この「何か」を全米や全世界に伝える希少的チャンスであったはずです。
私は、本当に、本当に、握った拳から血が出てきそうなほどに、残念なのです。