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2013-07-28 「行政と法律と裁判と三権分立を前提に、正義と人権を守るヒーロー戦隊 『インテリゲンチャー』」

なんの脈絡もなく思い出したのですが、昔、ふと流れていた番組を見て、「凄いなぁ」と、驚いたことがあります。

宇宙警察だったか、宇宙刑事だったか忘れたのですが、ヒーロー戦隊番組がありました。

(調べてみたら「特捜戦隊デカレンジャー」がそれのようです)

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(Step.1)デカレンジャーは、戦闘中に(すでに重犯罪を繰替えしていると思われる)怪人にとどめを刺す直前に、宇宙最高裁判所に連絡し、裁判所の判断を仰ぎます。

(Step.2)宇宙最高裁判所は、即座(2秒くらい)で、◯と×で判決を決め(もちろん、◯になるのですが)、その旨を、デカレンジャーに通達します。

(Step.3)デカレンジャーは、その判決を待って、必殺技で怪人を殺害(死刑執行)します。

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先ず、私が驚いたのは、ヒーロー戦隊番組において、「司法権の独立」という概念を導入した、という点にあります。

デカレンジャーは宇宙刑事であり、当然警察組織に属する公務員です。

警察は行政庁ですから、終審としての判決を行うことはできず、かならず司法(裁判所)の判断が必要になります。

「裁判時間2秒」「判決◯× 」という、めちゃちゃ乱暴な制度ですが(戦場における臨時軍事裁判所だって、ここまで酷くはないだろう)、一応、筋は通している、と言えます。

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次に、驚いたのは、犯罪者を捕縛する刑事と、死刑の執行者が、同一人物であるという点です。これは、全然管轄の違う行政組織が、一体となっているという点です。

このような制度では、怪人の人権を著しく損い、冤罪を誘発し、誤った怪人への刑の執行がされる恐れがある、と感じました。

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多分、これまでのヒーロー戦隊ものに対する、批判をかわす目的があったのかなぁ、などと邪推しています。

だって、ヒーローの彼ら/彼女らは、司法の判断なく、また行政手続を無視して、毎週、独断で死刑執行をやっていたようなものですからね。

デカレンジャーの仕組みでも、なお、冤罪→死刑になった怪人は、かなりいたのではないかと推測されます。

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とは言え「宇宙最高裁判所」という概念は、私に、「その下級審の仕組みははどうなっているんだろう」とか想像させましたし、

「怪人人権擁護局」というものも登場させたら、さらに面白くなりだろうな、と思いました。

デカレンジャーの必殺技炸裂の直前1秒前に、「人権擁護局」からの差止命令が下りた、というストーリーなど考えるだけで、ワクワクします。

デカレンジャーが「えっ?」とか言いながら、必殺技を寸止めするシーンは見ものだと思います。

■「怪人」による宇宙最高裁判所の判決に対するの再審請求や、

■デカレンジャーによる所掌範囲を越えた捜査権の濫用に対する行政審査請求、行政事件訴訟

など、発想は広がり続けます。

楽しいですねえ―― え?そんなことないですか?

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ヒーロー戦隊を作成される番組の皆さま。上記のようなシーンを含めた新しいヒーロー戦隊番組はいかがでしょう。

番組名は、当然こうなります。

「行政と法律と裁判と三権分立を前提に、正義と人権を守るヒーロー戦隊 『インテリゲンチャー』」


2014-07-28 ―― 上から目線の物言いが、やけにムカツク

(昨日の続きです)

一方、統計関係の本で沢山紹介されていたので読んだ本が「ブラックスワン」なのですが、

On the opposite side, I read "black swan" that are popular among other books of statistic.

こういう書評は、卑怯なことは十分に分かった上で言いますが、

Thought I know well that this book review is cowardice,

―― 上から目線の物言いが、やけにムカツク

"That is disgusting that the author always have his nose in the air."

テクニカルライティング風に書かれていないので、分かりにくいことこの上ない。

It is difficult to understand the subject matter because the book is not written logically.

仮説と事実と感想と結論が、ぐちゃぐちゃに記載されているように見えて、読んでいて苦痛ですらありました(上巻の半分で、投げ出しました)。

I feel pain that this book describes hypothesis, fact, impression and conclusion

わざと、そういう作風にしているのかもしれませんが、残念ながら、私にはヒットしませんでした。

Though the author might make the book the above way on purpose, unfortunately I cannot accept it.

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「ヤバい予測学」

"Yabai prediction"

「ヤバい統計学」

"Yabai statistic"

「シグナル&ノイズ」

"The signal and the noise ".

「偶然と必然の方程式」

"The success equation"

いずれも、素晴しい本で、凄い勢いで読んでしまっていたところに、「ブラックスワン」で、ケチがついてしまった気持ちです。

The above books are wonderful and I complete reading soon. So I am afraid that "Black swan" brings me bad luck.


2015-07-28 ―― うむ、そのプロバイダの迷惑メールフィルタは正しく動作している

昨日、アンケートの申し出を頂いた方に、アンケート用紙の送付を忘れる、という失態をやらかし、急ぎ、お詫びのメールを差し上げると同時に、慌てて再調査を開始しました。

Yesterday, I made a blunder that I had forgotten sending the questionnaire for the person who had applied to it. I started reexamination in a hurry at the same of sending the email of the apology.

送付前には、かなり厳重にチェックしたつもりだったので、結構ショックでした。

I intended to check it before the sending severely, so I did a shock plenty.

もしアンケート用紙が届いていない方がいらっしゃいましたら、お手数をおかけして恐縮ですが、再度、江端に御一報頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。

If you has not got the questionnaire, I am very sorry but I hope you will send me a mail again (with your anger).

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本件は、当方のミスだったですが、昨日、読者の方から、『「江端のメール」が迷惑メールホルダに入っていた』との連絡を頂きました。

Though this was my mistake perfectly, I was given a mail from my column's reader that "Ebata's mail is in a folder of the unwanted e-mail.

感心しました。

I was very impressed to hear the story.

―― うむ、そのプロバイダの迷惑メールフィルタは正しく動作している

"Well, the mail filter of the provider works well"

いやいや、そうじゃない。

No, No, That isn't it.

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まだ、電子メールが、大学のサーバ経由でファイルで転送されていた時代、

The times when an E-mail was still transferred via the server of the university, as a electric file, there was a story of

「全メールの3割が失われていた」

"30% of all emails had been lost"

という話があったそうです。

しかし、それはそれで良かったのです。

However, it was good as such.

その時代、電子メールとは、そういうものだったからです。

Because at the time, the E-mail were such things.

「既読スルー」どころか「未読スルー」。そして、電子メールの価値は「そこ」にあったのです。

Not "read through" but "unread through." And the value of the E-mail is in it.

―― あれ? そんなメール届いていないよ。

"What? such an email does not arrive."

を、シラっと言っても許される、良い時代でした。

We were allowed to say the above barefacedly in the period.

(続く)

(To be continued)


2016-07-28 『シュタインズゲートを思い出そう運動』(その3)

本日は、コラムがリリースされた日なので、日記はお休みです。

Today, new my column is released, so I take a day off.

新シリーズ始まりました。

A new series is coming.

"Over the AI ---- beyond a reach of our imagination"

"Can a senior research engineer dream a new intelligence over the AI? "

-----

『私は、現在の「人工知能ブーム」にケチをつけようという意図は全くありません。』

"I have no intention to put a stingy to the current "artificial intelligence boom".

と言った中堅主任研究員は、

The senior researcher said that,

実在します。

has existed.


2017-07-28 『USBメモリを紛失する』という言葉は、私にとっては血の気も引くような大事件を表わすフレーズですが、

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

外部からの攻撃によって、システムが乗っ取られれば、業務は完全に滞りますし、作成した資料や、プログラムが全部失われる損害は、金額に換算するのが恐しい程です。

If our systems are hijacked by a outside cyber attack, our business is going to stop absolutely. It is awful if I think about the total cost of missing materials and program.

最悪のケースは、お客様の情報が、流出することです。自社の価値の毀損なんぞより、お客様におかけするご迷惑は、図りしれません。勿論、二度と仕事を頂けることもないでしょう。

In the worst case, a customer's information will leaked out. We should care of our customer's damage, more than our pride. Of course, the customer will never get a job to us again.

そして、一旦、ネット上に流出してしまったデータは、回収も消去もすることができません。

And once the data is leaked out on the net, we can not either collect or erase it.

今や、巨大なシステム全部が、仮想化されて、USBメモリ一つにすっぽり入って、持ち運ぶことすら可能です。

Now all the huge systems are virtualized, and we can carry it in a USB memory completely.

Even the systems which are separated from the Internet completely are invaded, destroyed. and whose information is pulled out.

-----

何より、そういった「恐れ」を感じていない人間の存在が、私達ITに関わる人間にとっては、最大クラスの「恐れ」です。

Moreover, the most fearful object is a person who do not feel such "fear" for IT engineers.

そのもっとも近い恐怖が、「家族」だったりするのです。

Sometimes the person is a member of family.

『USBメモリを紛失する』という言葉は、私にとっては血の気も引くような大事件を表わすフレーズですが、

"Losing USB memory" is a phrase that makes me go go pale, however,

この恐怖を家族に理解させることは、

it is absolutely difficult to make this family understand this horror, like,

「未開の原住民に通貨の概念を理解させる」

"Make unskilled indigenous people understand the concept of money"

くらいに難しいのです。


2018-07-28 『出雲大社のアミューズメントパーク化』

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

まあ、はたから見れば、「私の行動」は、気持ち悪かったと思いますよ。

Well, from the other person's point of view, I think that my behavior was bad.

なにしろ、ビジネスカジュアルの風体の中年男性が、喜びながら、神社の中を飛び回っていたのですから。

After all, middle-aged man wearing business casual clothes was jumping around the shrine with joy.

しかし、私は、心底楽しかったです。

However, I enjoyed it all the time.

少くとも、"ディズニーランド"なんぞとは比較にならないほど、興奮しました。

At least, I was excited. Of course, "Disneyland" was out of my scope.

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私がこのように楽しめたのは、優れた日本のサブカルチャーの影響もあります。

I think why I can enjoy "Izumo Taisha" is that I have been influenced by Japanese excellent subculture.

「八雲立つ」(樹なつみ先生)、最近では「いなりこんこん恋いろは」(よしだもろへ先生)、「鬼灯の冷徹」(江口夏実先生)など、日本の神様を題材としたマンガやアニメは、私の頭の中の「神様の実体化」を助けてくれました。

The contents to be derived from Japanese gods, for example, "Yakumo-Tatsu"(by Itsuki Natumi-sensei), "Inari Konkon Koi Iroha"(by Yoshida morohe-sensei), "hozukino-reitetsu)(by Eguchi Natsumi-sensei) help me for making "realize God" in my head.

そして、この度、"モグラ"さんの本が、これを複数の神様を上手く整理してくれたことによって、私の中の、

This time, Mogura-san's book organized these many Japanese gods well, and finally,

『出雲大社のアミューズメントパーク化』

"Izumo Taisha's amusement park formation"

が完成した訳です。

has been finished in my mind.

-----

それにしても、『マンガやアニメの原作者は、もの膨大な量の勉強をしている』と、つくづく実感します。

I deeply realize that "authors of manga and animation are studying enormous amounts of things."

そして、マンガやアニメのストーリー、その膨大な知識の1%も使われておらず、

And, the 1% of its huge knowledge is not used for stories of comics and animation,

その知識の99%の部分が、その作品のコンセプトを支えている ――

the 99% of the knowledge supports the concept of the work

ということを、私はよく知っています。

I know it well.

だから、古事記や日本書紀(の原書)から、マンガやアニメに至るまで、どんなコンテンツも、私にとっては大切なものです。

So, from the Kojiki and Nihon Shoki (original) to manga and animation, any content is important for me.

-----

そして、それらのコンテンツを有機的に体系化(システム化)することができる限り ――

And, if I can systematically organize (systematize) those contents organically,

私はいつだって「自分を楽しませることができる」と信じています。

I believe that "I always can entertain myself".


2019-07-28 失敗体験は、成功体験とセットになった時にしか「公開」されないからです。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

「オープニング(公開)によって痛みを伴わせれば、何でも成功する」というのは、少々乱暴な結論だと思います。

I think that it is a rough story that everything is going well if you open your information.

それに、「公開が不利益に働く」ということだってあると思います。

I also think the case of "opening goes ill with you" is usual.

例えば、結婚活動、就職活動の失敗体験などは、不利益の方が大きいと思います。

For example, the open of marriage activities and job job hunting are unprofitable strategies.

「痛み」が大き過ぎる上に、人生にかかわる個人情報の流出になるからです。

Their pains are too much, and it is the leaking of private information for your life.

もっとも、これらの活動は、他の人の有益な情報になるとは思いますが、私達にとって、そんなことは知ったことではありません。

Of course, those information are useful for others, but we don't have to care of it.

私達の「公開」の目的は、自分を幸せにすることです。他のことはどうでも良いのです。

The purpose of our "opening" is to make us happier, even if we make someone's life a misery.

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このように考えていくと、世の中(の中でも、特にコンビニの書架)に、

Thinking of it, it is natural that on book rack at convenience stores, only the books whose title are

「人生を幸せにする方法」

"How to make you happy"

だの

or

「勝ち組になる」

"How to join the winner team"

だのという題目の本しか置かれていないことは、自然な現象だと思います。

have been left.

失敗体験は、成功体験とセットになった時にしか「公開」されないからです。

Failure stories will not be opened without the set with success stories.

つまり、私達は「成功が確定」した時に、初めて「(それまでの私達の)失敗は肯定」される訳です。

That means, our sequential failures are affirmed when our successes are just decided.

そして、このような「失敗プロセスを含めた成功ストーリー」は、(私にとって)もっとも不愉快な形で、世の中に具現化します。

Finally this "success story including failure process" will be realized with being unpleasant for me.

(続く)

(To be continued)


2020-07-28 ラブコメの創作物は、その内容で、「プレ2020」と「ポスト2020」という名前で区別される ―― という未来が来るかもしれません。

江端:「昔はな、恋人同士が、『あーん』とか言いながら、自分の箸でおかずを、お互いに口元に運ぶ、というイベントがあってな・・・」

Ebata: "In the old days, there was an event where two lovers would say, 'Ahhhh' and carry the food to each other's mouths with their own chopsticks...

孫:「ママー、じいじが、カンセンリテラシーのない、つくりなばしを、しゃべているよー」

Granddad: "Mamma, Grandpa is talking a lot of horseshit with no cancens literacy!

ラブコメの創作物は、その内容で、「プレ2020」と「ポスト2020」という名前で区別される ―― という未来が来るかもしれません。

There may be a future where romantic comedy creations will be distinguished by their content -- with the names "pre-2020" and "post-2020" -- in the future.

-----

というか、それ以前に、「孫」というか、それ以前に、娘たちの「結婚」ですら、量子状態 ―― "0猫"、"1猫"だと思う。

Or rather, I think even the "grandchildren" or even the "marriage" of the daughters before that is a quantum state -- "0 cat", "1 cat".

それでも、現時点で「重ね合わせ」の状態にある、ということは、当時の私よりも、ずっと立派な立ち位置にあると思います。

Still, I think I'm in a much more respectable position being in a "Quantum superposition" state at the moment, than I was at the time,

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それよりも「コヒーレンス時間」の方が問題かもしれない ―― 私も、娘も、嫁さんも。

Maybe the problems will be "coherence time" of my daughter, my wife and me.


2021-07-28 今回の東京オリンピックの開会式の中では、私は「動くピクトグラムのパフォーマンス」を大絶賛しています。

今回の東京オリンピックの開会式の中では、私は「動くピクトグラムのパフォーマンス」を大絶賛しています。

In the opening ceremony of this year's Tokyo Olympics, I am a great admirer of the "moving pictogram performance".

普段、私は、コラム、プレゼン資料、ペーパーの中で、フリーのピクトグラムを使い倒しています。

I usually use free pictograms in my columns, presentation materials, and papers.

ピクトグラムは、「学習不要のユニバーサル言語」であるとさえ、思っています。

I even think that pictograms are a "universal language that does not require learning".

今回の開会式で紹介された「動くピクトグラム」は、「分かるユニバーサル言語」から「語りかけるユニバーサル言語」へのバージョンアップです。

The "moving pictogram" introduced at this opening ceremony is an upgrade from "universal language that can be understood" to "universal language that speaks to us".

(僅かな期間ではありましたが)かつて演劇青年であった私には、「動くピクトグラムのパフォーマンス」の着想、実現方法、順番、時間配分を、素直に『凄い』と感じています。

As a young man who used to be a theatrical performer (albeit for a short period of time), I honestly felt that the conception, realization method, order, and time allocation of the "moving pictogram performance" was "amazing.

そして、おそらくは膨大な時間を費やして練習したであろうパフォーマーの方に、惜しみのない賞賛を贈りたいのです。

And I want to give unreserved praise to the performers, who have probably spent an enormous amount of time practicing.

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ところが、我が家では、あのパフォーマンスは不評です。

However, in our house, that performance is not popular.

『オリンピックの開会式で披露されるパフォーマンスとしては、ショボイ』と。

They said, "It's not a good performance for the opening ceremony of the Olympics.

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私、2000年頃からのオリンピックの開会式の、必要以上に、華美で、大袈裟で、意外性に溢れるパフォーマンスが

I've always felt that the opening ceremonies of the Olympics since around 2000 have been overly flamboyant, exaggerated, and full of unexpected performances, like

―― どっかの半島の北側の国が売りものにしているマスゲームのような

"a mass game that some country north of the peninsula is using as a tourism resource"

尊大な国家主義的な式典となっていることに、「ぼんやりした不愉快」を感じ続けてきました。

I have always felt "vaguely uncomfortable" with what has become a pompous, nationalistic ceremony.

■背中に装着したジェット噴射装置を駆使して生身の人間が飛行する演出も

- A flesh-and-blood human flying with a jet device attached to his back.

■女王がヘリコプターからダイブするような演出も、

- The queen's helicopter dive.

■スタジアムの周辺を、打ち上げ花火だらけにするような演出も

- Fireworks display around the stadium.

正直、うんざりしているんです。

Frankly, I've been fed up with them.

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まあ、コロナ禍の中でのオリンピックであるという制約もあったでしょうが、私にとっては、

Well, I suppose there was the constraint that it was the Olympics in the midst of the Corona disaster, but for me

『過度なウケを狙わない、落ち着いた開会式(のパフォーマンス)だったな』と思えるのです。

I thought that it was a relatively calm opening ceremony (performance) that didn't try to be overly popular.

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そんな中にあって、IOC会長の「話」は、最低にして最悪でした ―― というか、真剣に"心配"になりました。

In the midst of all this, the IOC President's "talk" was the worst of the worst -- or rather, it seriously "worried" me.

『同じ論旨の話を、何度も繰返している様子』は、認知障害の初期症状の父を思い出してしまう程、怖かったです。

The way he talked about the same things over and over again reminded me of my father, who was in the early stages of cognitive impairment.

―― IOC会長自らが、開会式を台無しにしてしまう史上初のオリンピックになるのではないか

"Might it be the first Olympics in history where the IOC president himself would ruin the opening ceremony ?"

と。

そして、あの会場に「IOC会長の話を止めれる人がいない」というのは、「学校の校長の意味もなく長い話を、誰も止められない」という、"ユニバーサルな老害問題"と同じです。

And the fact that there is no one in that hall who can stop the IOC president from talking is the same as the "universal old person problem" of "no one can stop the school principal from talking at all.

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『他の人からレビュー貰うなりして、何度か練習してから本番に臨め、バカ』―― と、

"Get a review from someone else and practice a few times before you go on stage, you idiot," I said.

数人の学会発表ですら、10回以上の練習をしてから臨み、必ず指定時間内に終了してきた私には、そう言い切るだけの資格はあると思っています。

I believe I am qualified to say so, as I have always finished my presentations within the designated time, with practicing more than 10 times before going to them, even for a few conferences.


2022-07-28 この理由を考えてみたのですが、『みんな、育ちがいいんだろうなぁ』と思っています。

本日は、コラムがリリースされた日なので、日記はお休みです。

Today, new my column is released, so I take a day off.

"A New Theory of Action for Engineers Who Are Not Loved by Money(5)"

A "golden combination" found by a novice investor.

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今回のコラムのあとがきは、「江端がそっと教える勧誘撃退法」という目次になってります(編集担当のMさんが構成)。

The afterword to this column is titled "Ebata teachs you how to repel sale" (composed by Ms.M the editor).

後輩が『なんで、ここで、この話題出したの?』と疑問を呈しておりましたが、正直、私にも良く分かりません。

My junior questioned "whty did you bring this topic up?". I honestly cannot explain the reason either.

普段から思っていたことで「筆がスベってしまった」という感じです。

It is likely "my pen has slipped" by what I usualy tought.

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私、今でも、セールスの電話に対して、『興味ありません』と言って、間断入れずに、一方的に切らないのか不思議なのです。

I am wondering why people cannot hand up against sales caller with saying "I am not interested in" immidately.

『今、お時間、よろしいでしょうか』と言われたら、『死ぬほど、忙しい』と言えば、ほとんどの場合、2回目の電話はかかってきません。

If you are asked "May I have a moment now", you can say "I am busy to death", and you will most likely not get a second call.

訪問セールスも、インターフォンで『セールスなら、お断りします』といって、相手の応答を待たずに、ボタンをOFFにすれば終わりです。

In case of door-to-door sales, you just say "if it is a sale, I reject it" and I turn off the button without waiting for the response.

しかし、私の回りの研究員は、『自分には、それに興味がない』ことを、相手を納得させようとするようです。

However, as far as I see, the reseachers around me, seem to be trying to urge that they are not intested in the sales.

なんで、みんな、セールスの電話ごときに、こんなに親切に対応するのか、不思議です。

I don't understand that why my collegues adapt for sales callers so gentle.

この理由を考えてみたのですが、『みんな、育ちがいいんだろうなぁ』と思っています。

Let me think the reason, I resulted in "everyone is well-mannered".

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変な恨みを持たれて、仕返しされるのが怖い、という理由もあるかもしれませんが ――

Maybe it is because they are afraid to get back with nonsense resentment.

私のように、『2秒ワンフレーズ』で一方的に会話を打ち切れば、相手も時間の浪費をすることもないです。

If you terminate the conversation unilaterally with a "two-second one-phrase" as I did, the sale person will not need to waste their time.

双方、Win-Winとなり、面倒な怨恨を残すことはないと思います。

I think it will be win-win relationship for both paries and will not leave any troublesome resentment.

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特に、このようなポスターが、家の回りに何枚も貼っている家に、敢えて挑んでくるセールスパーソンには、

Especially to the sales person who dares to challenge a house with several such posters around the house,

I am impressed , thinking "Nice Guts"


2023-07-28 ―― 自分の発明を、他人に説明するのではなく、ChatGPTに説明してみたら、どうなるかな?

最近は、特許明細書を、外部の特許事務所に外注することが、普通になってきました。

Recently, it has become common practice to outsource patent applications to outside patent firms.

そんな中、私は、特許明細書の外注はやったことがありません。

In such a situation, I have never outsourced a patent application

なぜなら、『自分の発明を他人に説明するコストがペイしないから』です。

Because 'the cost of explaining my invention to others does not pay off.'

いや、もしかしたらペイするのかもしれません。

No, maybe it will pay off.

正確に記載しましょう。

Be sure to describe it accurately.

『発明を他人に説明するのが面倒くさいからから』です。

'It's because explaining my invention to others is too much trouble.'

例えば、外注する場合でも「図面だけは描く必要がある」などの条件が付きますが、「図面が描ければ、明細書は完成したのも同然」です ―― 少なくとも、私はそう思っています。

For example, even when outsourcing, conditions such as "only drawings of the application" are prepared, but "if the drawings are prepared, the patent application is as good as complete" -- at least, that's what I think.

-----

で、ふと思ったのですが、

It occurred to me,

―― 自分の発明を、他人に説明するのではなく、ChatGPTに説明してみたら、どうなるかな?

"What would happen if I explained my invention to ChatGPT instead of explaining it to others?"

と思い、ちょっと実験してみました。

So I did a little experiment.

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江端: 「『複数の固定カメラを使って、被疑者を追跡する発明』の特許明細書を書いて」(*)

Ebata: "Write a patent application for 'an invention for tracking a suspect using multiple fixed cameras'" (*)

(*)ちなみにこの発明については、すでに山ほど公知例と製品がありますので、この発明で特許は成立しません。

(*) Incidentally, there is already a mountain of publicly known examples and products for this invention, so a patent cannot be granted.

ChatGPTの回答 (英語翻訳は省略します):

ChatGPT's answer (English translation is omitted):.

===== ここから =======

以下は、架空の特許明細書の例です。特許の内容はフィクションであり、実際の特許を申請する場合は、実際の知的財産法や特許制度に従って正式な手続きを行う必要があります。

【特許明細書】

発明の名称:複数の固定カメラを使って、被疑者を追跡するシステムおよび方法

技術分野:

本発明は、監視および追跡技術に関するものであり、特に、複数の固定カメラを使用して、被疑者の行動をリアルタイムで追跡し、複数の視点からの映像を統合するシステムおよび方法に関するものである。

背景:

従来の監視カメラシステムでは、単一のカメラで被疑者を追跡することが一般的であった。しかし、単一の視点からの映像では、被疑者の行動を完全に把握することが難しく、隠れた場所や視野の死角での行動は捉えられにくい場合があった。本発明は、複数の固定カメラを統合して使用することにより、被疑者の行動をより詳細に追跡するシステムおよび方法を提供する。

発明の概要:

本発明は、複数の固定カメラを鉄道車両内や公共施設、あるいは監視対象のエリアに設置し、これらのカメラがリアルタイムで被疑者を捉える映像を取得する。各カメラは個別に配置されており、異なる位置や角度から被疑者を監視する。取得された映像は、システム内の中央処理装置に送信され、統合される。

本発明の特徴:

複数の固定カメラの配置:本システムは、複数のカメラを異なる位置に配置することで、被疑者の動きをより網羅的に捉える。これにより、監視対象の行動を隠すことが難しくなる。

映像統合のための中央処理装置:取得された複数のカメラ映像は、中央処理装置に送信され、リアルタイムで統合される。この処理により、複数の視点からの映像を同時に閲覧できるため、被疑者の行動をより詳細に把握できる。

自動追尾機能:本システムは、被疑者を自動的に追尾する機能を有している。例えば、被疑者がカメラの視野から外れた場合にも、別のカメラが自動的に追尾を開始することで、連続した追跡が可能となる。

映像解析技術の応用:本システムは、映像解析技術を活用して、被疑者の特定の行動パターンや異常な挙動を検知することができる。これにより、監視対象の不審な行動をリアルタイムで警告することができる。

セキュリティ対策:本システムは、映像の送信および処理において高度な暗号化技術を採用し、セキュリティ対策を強化している。

具体例:

複数の固定カメラを鉄道車両内に設置し、乗客エリアを網羅的に監視する。

中央処理装置が複数のカメラ映像をリアルタイムで統合し、画面分割で表示する。

自動追尾機能により、被疑者がカメラの視野から外れた場合でも、別のカメラが追跡を継続する。

映像解析技術により、被疑者の不審な行動を検知し、センターや運転士に警告を発信する。

以上が本発明の概要および特徴である。本発明により、複数の固定カメラを統合して使用することで、より効率的かつ詳細な被疑者の追跡が可能となり、公共の安全性の向上に寄与する。

===== ここまで =======

『ふーん、ここまでできるのか』と、感心しました。

I was impressed, saying, 'Hmmm, I didn't know it could go this far.'

もちろん、公知例の調査もないし、そのそも特許明細書のフォーマットになっていない(例えば、請求項がない)し、そもそも、内容がショボすぎます。

Of course, there was no search of publicly known examples, and even that is not in the format of a patent application (e.g., no claims), and the content is too shabby to begin with.

けど、もし、

However, if my leader shouts

―― 江端! 審査請求しない「みなし取り下」げで構わないから、とにかく一本書いてくれ。ノルマが! ノルマがぁ!!

"Ebata! I don't care if it's a "deemed withdrawal" that doesn't request a review, write one. I have a quota! My quota! "

と叫ぶリーダを助けるための、『特許を取る意志のないノルマとしての特許明細書執筆』には役に立ちそうです。

It would be useful for "patent application writing as a quota, with no intention of getting a patent" to help the leader who cries "I'm not going to get a patent.

ちなみに、私の勤務している会社の社是は『特許明細書執筆は、技術者の魂』ですので、こんな発言をするリーダがいたら、一発で粛清されます(本当)。

Incidentally, the company policy I work for is "Writing patent applications is the soul of engineers." If any leader were to make such a statement, they would be purged instantly (true).

ん? では、今、"魂"を外注をしているのか・・・うん、この話は、もう止めよう。私の平穏なエンジニア生活の為にも。

Hmm? So we are outsourcing our "soul" now? Let's not talk about this for the sake of my peaceful life as an engineer.

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ともあれ、少なくとも、『当面の間、発明の仕事を生成AIに奪われる心配はなさそうだ』と分かって、先ずは安心しました。

Anyway, I felt a relief to know that, at least 'for the time being, there seems to be no danger of inventive work being lost to generative AI.

私のリタイア後に、発明創成や特許明細書作成業務がどうなろうが、それは私の知ったことではありません。

It is none of my business what happens to others' invention-creation and making patent applications after I retire.