日本一長い法案の名称だそうです。
テロ対策特別措置法の正式名称
「平成13年9月11日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法案」
しかし、私が驚いたのは、別のこと。
(1)第12条までしかない
例えば、特許法の204条に比べると格段に少ない。
1日で読み切れるというのは、法律の文章としては良いことだと思います。
(2)9・11のテロ以外のテロには全然無関係な法律である・・・かのように見えて、または、国連決議に基づくものに限定される・・・かのように見えて、実は法の適用範囲は結構広く適用できるように記載されていること
例えば、
(a)「平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等」の最後の「等」(法律の名称)
9・11以外の案件にも適用可能、と読むべきでしょうね。
(b)「あわせて、・・・(中略)防止等のために適切な措置をとることを求めていることにかんがみ」の「かんがみ」(第1条柱書き)
→国際的要請なのだよという釈明、と私には読めました。
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この法律の肝は、第2条2項(武力行使の禁止)、3項(非戦闘地域への活動範囲の限定)ですね。
なるほど、結構明確に記載されているではありませんか。
立法府たる国会の苦労が垣間見られる法文です。
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2001/1005terohouan.html