結婚式を予定されている人の中には、
『既成のメニュー、マニュアル化した結婚式はしないぞ』
『独自性を表現した、個性的な結婚式を企画するぞ』
と思っている方が多いと思います。
(というか、ほとんどの人がそう考えると思う)。
その一方で、
『あれほどの企画力と実行力を有するあの人が、なんで、こんな普通の結婚式を?』
と思われたことはないでしょうか。
色々と理由はあるのですが、結論から言うと、
既存の結婚式のメニューは、『よく出来ているから』です。
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まず、
○思うような会場が取れない。交通の便で問題がある
○スポンサーである両親の言い分を無視して実施することはできない
○将来の伴侶との合意が取れない。または合意に至るまでに時間を要する
○人生最大級の試練の時期であり、メンタル的にも相当不安定である
○企画している時間がない
(結婚前の激務は、ちょっと言葉では言い尽せない。思い出すだけで、睡眠不足の吐き気がよみがえる)
というのは、まだ付帯的理由。
最大の理由は、
○理想の結婚式を実現する「予算」が確保できない。
に付きます。
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比して、既存の結婚式は、
○スタッフの経験値が、恐しく高い
○会場、イベントについて、基本的に考える必要はない
○細部の変更等にも応じてくれる場合が多い
○将来の伴侶とも、妥協しうる点で設定されている
○結婚式後の生活に、思いを及ぼせる余裕がある
そして、
○予算が妥当である
ということですね。
(非日常的金額ではありますが)
加えて言えば、
○独自性を貫いた結婚式は、大抵の場合、理想から相当かけ離れたものになってしまう
という現実もあります。
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既存の結婚式を無条件に肯定するものではないのですが、これが、多くのカップルが、既存結婚式メニューを採用する(採用せざるを得なくなる)理由です。