小学3年生になる娘が、『間違った情報に惑わされないようにしよう』と言っている震災CMを見ていて尋ねました。
娘:「パパ、間違った情報って、どういう情報?」
私:「パパにも、全然分からん」
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私は、『誤った情報に惑わされないようにしよう』と、そのCMで我々に呼びかけていた芸能人や、そのプロダクションの名前を、今、リストアップして晒すことができます。
それが意味がなくても、不当であったとしても、理不尽であったとしても、誰かに、八つ当たりしないと、収まらないといった気分なのです。
○SPEEDIの結果を公開しなかった官庁。
○汚染情報を開示せず、結果的に汚染地区に避難民を誘導した国や地方自治体。
○「想定外」から徹底的に目をそらし続けた電力会社。
どいつもこいつも、腹がたつ。
法人名では足りん。
関係者と思われる個人の人物名を探し出して、ネットで晒してやろうか、と、本気で思うことすらある。
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でも、今、私が一番腹を立てているのは、私自身だ。
でも、あの時点で、あれ程の情報がありながら、私は、すでに始まっていた「メルトダウン」を見抜けなかった。
「原発玄関前で300ミリシーベルト」で、当然にイメージできなければならず、あのニュースを聞いただけで、即座に逃げ出すべきだった。
生命に危険のある量の放射性物質が、私の住んでいる地区を直撃しなかったのは、単に「運がよかった」に過ぎない。
勉強不足、優柔不断、判断力欠如。
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この年末に、各局から放映されている「福島原発事故」の特集を見ながら、すさまじい自己嫌悪に陥いっております。