先日、社内規定の特許賞の受賞者から、支援の御礼ということで、飲み会にお誘い頂きました。
この飲み会参加に際して、私が提示した要求事項は以下の2つ。
(1)私以上の階位(主任研究員)以上の上長を招待しないこと。
つまり、「私が気を使う人間」が存在しないこと(但し、私に気を使う人間は存在しても良い)
(2)開催場所は「餃子の王将」であること。
つまり、「私が気を使う人間」が参加しにくいこと。
-----
主催者からは「無制限に料理、酒を注文しても良い」と言われましたが ―― 予め分っていたことではありますが ―― 「餃子の王将」での食べ放題というのは、結構キツいものです。
しかし楽しかった。
(私にとっての)上長がいない気楽さが最高でした。
『酔った勢いで、私に説教しかねない人間を、(上記の2つの要求事項で)事前に排除する』
戦略的勝利と言えましょう。
-----
もっとも、これは「私だけ」の話。
気の毒なのは、酔った私に「特許法」の話を振られた若手の諸君。
『ん、おい、お前。分割出願における時期的要件を言え。言えるよな、ちゃんと教えたよな、メールで』
酔って絡む主任研究員。困惑する若手研究員。
うん、分っている。嫌な上長だ。
答えられるはずのない質問でこういうカラミ方をする。人間として最低だ。
つまるところ、飲み会において「上長が楽しい」ということは「部下が辛い」ということです。
-----
「上長」というのは「上長である」という理由だけで、部下には「迷惑」な存在です。
その程度の認識は、私にもあるのです。
しかし、色々と私が聞き回ってみると、その程度の観念にすら至っていない管理職の、まあ、なんと多いことか。
ふてぶてしいにも程(ほど)があるよなぁ、お互い。