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2012-12-12 邪眼 [長年日記]

ロンドンのユーストン駅の人通りの少ない夜の歩道で、薬でラリっている若者に、絡まれそうになりました。

原則、私は、こういう奴を見ると、全力疾走で逃亡することにしています。こういう場面を逃げまくったことで、今の私がいます。

が、私の五感が「危険」のアラートを発していなかった(どうも、ラリっているだけの陽気なアホに見えた)ので、手を出してくた奴の脇を掻い潜って、そのまま、奴の背後に回って、合気道の構えの姿勢を取りました。

# 17歳の時に、合気道5級

私は、その日、仕事で最高に不快な思いをしており、ただでさえ悪いと言われている、私の目付きは"最凶"でした。

その邪眼で、正面から睨めつけたら、彼等(二人組)は目線をそらして、そのまま去っていきました。

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外国でこういうことは、絶対にやってはいけないのです。

20代の前半、安全でない海外をリュックで歩いてきた私は、そのことをよく知っています。

しかし、それ以上に、その時の私の機嫌は、最低の状態にあったのです。

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『ここで奴等と殴り合いしたら、少しはスッキリするかな』という位に。