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2012-12-27 電卓を叩けば恐怖が見える [長年日記]

今回の選挙、私の観点は、

■TPP賛成

■消費税増税(福祉財源化)賛成 (消費税30%以上でも認容)

■憲法改正反対

■安楽死法案化支持

■アジア各国の労働者の積極的受け入れ(人口が3億人以上の増加でもOK)

■弱腰外交の継続

でした。

が、この全てに同意できる人は、相当少ないでしょうし、はっきりいって一人もいないのではないかと思います(ちょっと極論に過ぎると自分でも思う)。

おかげで、選挙の支持政党探しに、酷く苦労しました。

争点にすらなってもいないことも含んでいますからね。

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ただ、上記の観点についてですが、私はこれらを意地になって固執したいと思っている訳ではありません。

誰かに論理的に説得して貰えれば、いつでも180度意見を変えられる、優柔不断さ・・もとい、柔軟性、フィレキシビリティがあると思っています。

事実、私は、自分の持論をクルクル変えており、人生トータルすると、

―― 4回転ジャンプ

くらいは回っているかと思うのです。

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ただですね、逃げられない最前線の塹壕に放り込まれれば、自動的に自分の観点は決まります。本当に簡単です。

例えば「高齢者介護問題」。

今、日本の介護の体制は、この悪夢の財政難の状況下において、贔屓(ひいき)目なく見ても、かなり厚く、本当によくやっていると思っています。

間違いなく厚く、そして、それでもこの程度が限界なのです。

我々の世代は、普通にその辺の道ばたで、猫や犬の死骸のように、人間の死骸が放置される時代になる ―― これは、私の中では、かなり確信に近いです。

(毎度、私が言っていることですが)「自分で電卓叩いてみる」と、そういう未来しか見えてこないのですよ。私の計算ミスなら、本当に良いのですが。

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私は、道ばたで自分の屍(しかばね)が腐臭をさらしていることには、全然抵抗はありません。

しかし、「死」のフェーズで、文字通り「死ぬほど苦しむ」ことだけは勘弁してほしいのです。

例えば、24時間、胃カメラを飲まされているような地獄にあって、しかも死ぬことも許されないような拷問があったら、私は死んでしまう。

# ・・いや、そうじゃないんだが、こういう状態をどのように表現すれば良いか、分からん

いずれにしても、私は、誰に対しても、何に対しても、そんな拷問を受けるほど悪いことはしていないと思う。

法治国家や福祉国家という国家のメンツの為に、絶望の地獄の苦しみ続けられることだけは、ごめんなのですよ。

また、世界を一定の客観性をもって認知できない状態になって、閉じていく世界を見ながら生きている自分の存在にも耐えられないのです。

# が、そういう状態になった自分が、不幸かどうかは、正直よく分からないのですが

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死に向かう者の苦痛に呻く悲痛な声が、どの家からも普通に聞こえてくる時代が始まる。

だからせめて、人間が、自分の意志で、人間らしい最期が迎えられる社会の実現を。

―― と、思ってしまう訳です。

そういう視点から、最初の方を見て頂くと、上記の私の考え方の一端を理解頂けるのではないかと思っています。

ただ、今回の選挙で、私の戯言を叩き潰すに足る数値データを提示して、明るい未来を客観的に示してくれた立候補者は、一人もいなかったように思います。

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まあ、いずれにしても、こんな話は、誰からも同意して頂く必要もなく、こんな戯言は、私一人が勝手にほざいて、勝手に悲観して、自己完結していれば良いのです。

そして、これが、私の戯言になってくれるのであれば、

―― 本当に嬉しい