我が家では、自分の気に入ったコンテンツを家族に押しつけあうという、文化があります。
押しつけに成功したものとしては、
■長女から発信した「若おかみは小学生!」
■嫁さんから発信した「火車」
■私から発信した「マドキまどか」(シュタインズゲートは失敗)
などがあります。
もう一つ、「図書館戦争」などもありますね。
ただ、同じコンテンツでも、嫁さんは「ラブコメ」というエンターテーメントとして見ているのに対して、私は「表現の自由」という深淵なテーマで見ている点が全く違います。
-----
「図書館戦争」は、法律の成立過程、運用形態や解釈などつっこみどころ満載なのですが、それが面白い。
図書館隊が正義として、メディア良化委員会が悪として描かれるのは、ある意味当然です。
しかし、私としては、「メディア良化委員会」を正義として捉えた、「図書館戦争」も読んでみたいと思うのです。
■表現の自由の名の元で、平気で蹂躙され続ける個人の尊厳
■表現の自由の名の元で、事実上機能しない著作権者の著作権の権利行使
■表現の自由の名の元で、無責任な発言で人を傷つける匿名掲示板
「表現の自由」と言いさえすれば、どんな批判も無制限に許されるのか。
創作者をどれだけ傷付けてもかまわないのか。
そして、多くの創作者の卵が、批判を恐れて、日陰を選び、メジャーに出てくることを恐れている、この閉塞感を打開する方法はないのか。
というアプローチから、「表現の制限」を肯定する側のお話を作れると思うのですよ。
どなたか、ご依頼頂けたら挑戦してみます。かなりリアリティの高いものを御提供する自信があります。