次回の英語コラムの参考資料として、「軍隊の構成」を調べています。
「なぜに軍隊」という話は直接コラムを読んで頂くとして、今回も痛感したことは、
―― キチンと整理された資料がない
ということです。
第一に、インターネットでは、莫大な量の情報が手に入りますが、監修を受けておらず、誰からもオーソライズされていない情報から構成されます。
だから結局、最後は、自分で、その情報を纒めなければなりません。
例えば、「軍隊」を全体として俯瞰する情報が見つからず、自分で再構成しなければなりません。
別に「軍隊」そのものについて書きたい訳ではないのにも、にも係わらずです。
次に、情報の正確性に問題があります。
主観に基づく思い込みで書かれた情報が、大変困るのです。
まず「嘘を書くと叱られる」という点もありのですが、その情報が正しくないと、調べたもの全体が崩れてきてしまうのです。
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という訳で、こんな膨大な情報に囲まれていながら、私が最後に頼るのは、
―― 本屋と図書館
となります。
私が書きたいのは、全部合わせても十数行程度の記載なのに、その為に、3冊以上のの本を読まなければならず、書籍代に数千円を支払わなければならない。
この現実は、サラリーマンには、かなり残酷なものです。
―― インターネットとは、一体なんなの?
と言いたくなることがあります。
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で、今私が、何をしているかというと、「ヨルムンガンド」という漫画を読んでいたりします。
若き女性の武器商人と私兵少年兵の、戦闘の日々を描くバトルアクションの漫画です。
軍事考証がしっかりしていて、大変参考になります。特に軍事関係の用語の使い方は参考になります。
この漫画のキャラクターの最終目標は、「強制的世界平和」というものなのですが、実は、軍事に関する知識を置き去りにして、最近、このことばかりを考え続けています。
「ヨルムンガンド」は、、軍事・交通・通信を問わず「空の利用」を全世界同時に禁止することを実現するシステムという設定です。
それを実現する手段が、「量子コンピュータ」と「126個の衛星」と提示されているのですが、この技術的内容については明かにされていません(あたりまえだ)。
これは、エンジニアとして、特にGPSの研究者としては、考えずにはいられません。
―― この私以外の、一体誰が、この「ヨルムンガンド」の技術的可能性を検討できるだろう
という、変な思い込みから、ここ2週間くらいずっと考えています。
実際に、『「空の利用」を全世界同時に禁止する』という手段は簡単ではありません。
GPSを潰す程度のことであれば、<北>ですら(というか、資金を貰えれば私でも)実現できますが、「空の利用を禁止」するには至りません。
航空機の全てを、衛星からレーザーなどで撃ち落すにしても、126個の衛星では、数が全然足りませんし、エネルギーを供給する手段もありません(太陽電池程度では、衛星の保守と地球との通信程度が限界)。
しかし、天田南教授は、これを克服したハズなのです。
例え、未知の仮説技術を挿引したとしても、「ヨルムンガンド」を理論的に完成させないと、私は、天田教授に、
―― 負けたような気がする
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私は、ある物事を調べている最中に、訳の分からない方向にベクトルに引っぱられるという特性があります。
このように、本来、力を注ぐべきポイントを見誤ることは、大学の頃から今に至るまで、すでに多くの人に指摘されており、私の最大級のウイークポイントであることは知っています。
しかし、まあ、それすらもないと、私の「売り」が、何もないことになるので、それはそれで良しとしています。