初音ミクパッケージをリリースされているクリプトン・フューチャー・メディア(株)社の方から、ピアプロキャラクターライセンス(PCL)とその他について、詳しく教えて頂いているというお話を致しました。
先日、クリプトン社さんに電話を差し上げる必要があって、受話器に手をかけたところで、ハタと手が止まりました。
―― なんて自己紹介すればいいんだ?
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■ こんにちは。江端智一です。
→うん、電話をする前から、受話器の向うから「ハア・・」と言われるのが見えたね。
■ こんにちは。「初音ミク」に興味がある江端智一です。
→どう考えても、ボカロの創作者かリスナーと思われて、「それはどうも、ありがとうございます」って言われるだけだよな。
■ こんにちは。「初音ミク」を調べ回っている江端智一です。
→ストーカーのようにも聞こえるかな。下手すると「変態」と思われる恐れもあるかもしれない。
■ こんにちは。合成音声技術の関する技術と特許を調査している江端智一です。
→だめだ。これでは、特許権侵害の警告をしてきた弁護士に間違われかねない。
■ こんにちは。コラムニストの江端智一です。
→「切腹」したくなる衝動にかられました。わたしゃ「サラリーマンエンジニア」です。こんな恥しいことは、とても言えません。
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と言うわけで、この電話の対応の為、たっぷり30分は考えました。
で、私が私をどのように自己紹介したかは、ヒ・ミ・ツ(ハート)です。
全世界から、一斉同時に
「嘘つけ!」「身分詐称だ!」「身の程を知れ!」
と突っ込まれるのは、嫌ですから。