私は髪型に興味がありません。
いや、正確にいうと興味があるのですが、それは単に機能的かつ経済的な観点です。
(1)なるべくコストをかけたくない。(2)髪が長くなってきて、特に視覚の邪魔になると、不快感がMAXに至ってしまう。
この結論から導かれる髪型は、明快です。
「ボウズ」です。
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しかし、これまで何度も書いてきましたが、私の「ボウズ」は非常に評判が悪いのです。
私は、目付きも悪く、しかも、その外観を支えるプラットフォームである性格も悪い(浅学、狭量、卑怯)ので、まったく自然に無理なく「威嚇力を発揮できる」顔付きをしているのです。
我が家の子供達が怯えるのはどーでも良いのですが(諦めて貰うしかない)、嫁さんが、しみじみと語る「その風貌、社会人としてどうかな・・・」という言葉は、ちょっと考えさせられました。
昔の研究員はともかく、現在の研究員は、営業的なスマイルも必要です。「研究費を貰う為なら、男芸者も厭わない」くらいの気持がないとやっていけないのは、事実なのです。
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「お客様、こんにちはー、今日はどのような髪型にされますか?」
――可能な限り短かく、できれば半年くらいは、こちらに伺う必要がないくらい、気持としては「ボウズ」くらいに短く、
――しかしながら、社会人として「人に対して脅威を与えない」ような髪型で、
お願いします。
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私は、あんなに「困ったような顔をした」理容師さんを、いままで見たことがありません。