昨夜、深夜の帰宅途中のことです。
駅から家までの通路は、小山に挟まれた集落の間の細い一本道ですが、人気がなく、ひっそりしたところです。
以前は、嫁さんは、昼間でも通らなかったくらいです。
逆に、私はこのような人気が少ない所が大好きです。
四季の樹々の香りを楽しめるし、また、民家が少ないから夜は星も良く見えるし、空気もきれい(タバコを歩き吸いする奴もいない)。
歩きながらアイデアを案出するのに凄く適していて、私は「発明ロード」と呼んでいます(勝手に)。
それはさておき。
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昨夜の深夜、この道を通って一人で帰宅してきたのですが、人の笑い声が聞こえてくるのです。
私が記憶している限り、その方向は雑木林の削られた場所で、民家はなく、深夜に人が入り込めるような場所でありません。
その闇の中から、笑い声が聞こえてくるのです。
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ウフフフフ・・・、アハハ・・・
というような、消え入るような、仄かな笑い声
―― ではなく、
「ぐわっはっは! がっはっはっはー!」
という、酷く迫力のある、まあ、なんといったら良いのか、品のない中年のおっさんの、ダミ声。
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あの方向の雑木林に人間がいるハズはないので、これは、超常現象の何か、たぶん「幽霊」と言われているモノであると思うのですが、
しかし、闇の中からなり響く「がっはっはっはー!」という声を、間違いなく3回は聞きましたから、さすがに、今回は「幻聴」ではないと思うのですよ。
(まあ、「酔っ払い」が誰もいない深夜の雑木林で錯乱している、という解釈も成りたつとは思いますが、ここは「幽霊」で押し通します)
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皆さんは体験はないと思いますが、「大爆笑する幽霊」というのは、
全く「怖くない」です。
今度、酒瓶抱えて、あの雑木林の中に入ってみてもいいな、と思うくらい。