今回、国民栄誉賞に、長島茂雄さんと、松井秀喜さんの二人が授与されました。
私は、野球はルールを知っているくらいのものなので、彼等の真の偉業を理解できているとは到底言えませんが、それでも、お祝いを申し上げたいと思います。
-----
国民栄誉賞とは、「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」(内閣府ホームーページ)となっております。
まあ、逆に言えば、客観的かつ明確な基準はない、ということです。
「あの人なら、当然、その受賞に当たる」と国民の合意が形成できる程度という、漠とした基準となります。
もちろん、これはこれで良いのです。内閣府は、特許出願の審査をしている訳ではないからです。
-----
ただ、この話が出てくると、いつでも取り上がる話題として、
「漫画家の手塚治虫先生に、なぜ授与しないか」
が出てきますね(あまりに有名ですが)。
真偽の程は不明ですが、手塚先生が、共産党を支援または賛美する作品を描いていた、とウワサがあります。
とすると、世界でもっとも読まれていると言われる「ドラえもん」を描いていられる藤子不二雄A先生ですら、難しいのかもしれません(劇画 毛沢東伝等)
また、さらに穿った見方をすれば、「存命中の受賞」はリスクを伴なうとも言えます。もし、国民栄誉賞を授与した人間が、犯罪を犯したりしたら、もう、大騒ぎになるでしょうし。
ええっと、今日はその話でないのです。
-----
日本人であれば、誰でも「この人に国民栄誉賞を!」と思う人がいると思います。
私の場合は「中島みゆき」さんを挙げたいです。
受賞理由は、「真摯な精進、歌謡曲を通じて国民に夢と希望を与えた(美空ひばり)」
――という理由では、全然足りなくて、
上記の理由に加えて、
「人の心に訴える優れた音楽を、多数創作し」
「その音楽療法の効果によって、多くの国民の、初期の軽度のうつ病等の予防に資した」
という、医学的観点からも、高く評価されるべきだと思うのです。
-----
ただ、「中島みゆき」さんの場合、没後受賞となる可能性が高いように思われます(まあ、なんとなく理由は分かって頂けると思いますが)。
しかし、私としては、是非、内閣府に「来年あたり」を検討頂きたいのです。
受賞した彼女のコメントを、私は「死ぬほど」聞きいたいのです。
きっと、後世100年語り続けられる、ナイスなコメントを残してくれるだろうと思うのです。
あるいは、「国民栄誉賞」という題目の歌を創って歌ってくれるかもしれません。
―― ♪ 一億の日本国民が 忘れても 見捨てても
―― 宇宙(そら)の掌の中 人は国民栄誉賞~♪ (名曲「永久欠番」のパロディ)
-----
私の場合、国民栄誉賞を授与することなど、R世界線は勿論、α世界線でも、γ世界線でも、あり得ません。
国民栄誉賞を授与くらいなら、まだノーベル賞の方が近い、というくらいあり得ません。