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2013-05-18 あなたは、[A]ですか、[B]ですか [長年日記]

反原発派の人が、「原発の即時運転停止をすべきだ」というと、

原発派の人が、決め手のように言う言葉に、

「じゃあ、代替エネルギーはどうするんだよ」

といいます。

で、反原発派の人が「再利用可能エネルギー」があるといい、「では、そのエネルギー試算を出せ」と原発派の人がいう、と。

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私は、この「テンプレ」となった応酬を、心底面倒くさいなぁ、といつでも思っています。

反原発派の人は、以下のように言い切れば良いのです。

「代替エネルギーはない。だから、我が国の経済は失墜する。国際競争力は失われる。技術大国日本は終了する」

「だが、それらのデメリットは、一つの街を壊滅させないことの代償しては、概ね妥当ではないか」

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論点は明快です。

[A]:原発と経済力を失なうが、安全と安心を得る

[B]:原発を失わずに経済力を保持するが、命の危険に怯える

の二者択一です。

中間の道を探そうとするから面倒なんです。

極論と言われようとも、ここまで単純化しないと意見が纏まらないと思います。少くとも、私の頭では、ここまで持っていかないと、問題を把握できません。

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私は以前、「安全とは、人を殺すことと同義である」という技術コラムを寄稿したことがあります。

鉄道、交通、航空、エネルギーインフラ、どの分野でも例外はありません。

「安全」とは「殺される人の数」で、その確率を上げていくものであり、しかも、それは、100%に近づけることはできるけど、絶対に100%にはならないものであると。

「原発」だって制御システムである以上、それを安全に近づける為には、差し出す人命が要求されるはずです。

ここに例外を導入したのが「安全神話」という名の虚構で、そもそも、「制御システム」と「神話」は、互いに素なのですよ。

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私自身は、制御システム屋ですので、「原発」だけでなく、「鉄道」「交通」「航空」、いずれのシステムによっても、殺される覚悟はあります(勿論、殺された後の補償を放棄するという意味ではありませんが)。

しかし、そうでない人は沢山いるハズです。いや、むしろ、そっちが大多数かと思います。

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残るは、国民投票ですよ。参議院選挙も近いことですしね。

こんな感じの投票システムで。

「あなたは、[A]ですか、[B]ですか。いずれか一つに○を付けて下さい」