ご存知の方もいるかもしれませんが、私、あの「ヤマハ音楽教室」の生徒でした。中学2年生まで、トータル9年くらい在席していました。
しかし、あの「ヤマハ音楽教室」の目的は何だったのだろう、と思うことがあります。
私の場合、間違ってもピアニストを目指しているというビジョンはなかったので、教室への通学は、必ずしも楽しいものではありませんでした。
それはさておき。
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もう、そろそろ登場してくると思うのです。
「ヤマハ ボーカロイド教室」
教育の柱は、「作曲」になるだろうと思います。楽器の「技」は問題ではないのですから。
当然、音楽理論に基づく作曲技術の育成が中心に据えられるハズです。
ボカロPとしてのデビューに関しても、音楽プロダクションの力学とか、政治力とか、そういう嫌らしいものなし。
年齢、性別、出身、一切関係なく、作詞、作曲、編曲が可能で、歌手として「ボカロキャラクター」に歌って貰えば良いのだから、ネットでいつでもリリース可能。
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ただ、課題も山積です。
まずは、ITスキルが前提となること。「パソコン使うくらいなら、鍵盤叩いている方が簡単だ」という人は、多数派だと思います。
ボカロの音楽理論が、教育目的として体系化されているかどうかも、不明です(多分、現時点で、そんなものはないだろうと思う)。
それに、ボカロPのビジネスモデルというのも、確立していないようですし。
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いずれにしても、現段階で「ボカロ」はメジャーではありません。
やはり、「ボカロ」を全国レベルに認知させるには、初音ミクの「紅白歌合戦出場」が必要だと思うのです。
私が感じた「人生最大級の驚愕と恐怖」を、是非、日本全国全ての人にも共有して貰いたい、と、邪悪な笑みを浮べながら考えてしまうのです。