今回の寄稿コラムでは、クリエイティブコモンズライセンス(CCライセンス)に関して、私なりの理解を記載しました。
それで、今回、初めて、CCライセンスの「ツンデレ風説明」に挑戦してみたのですが、リリース後、結構ドキドキしていました。
クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)から、公式に抗議されるのではないかと、と思いまして。
いえ、まだまだ安心はできませんが。
『まあ、ちょっと分かったような気になっている奴が、好きなことを書いていやがる』と思われたのであれば、私としては大変「本意」です。
実際、その通りだから。
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さて、今回、その「ツンデレ風」表現を記載するに際して、私が参考にしたのは、「化物語」 の「戦場ヶ原ひたぎ」です。
正直、文献としては、それくらいしか集められなかったからです。
正しい用法、文法で使っているか否かも、正直自信がありません。
それはさておき。
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多分、皆さんは、江端が「ウケ」を狙って、このような表現方法をしたのだろう、と思われているかもしれません。
勿論、私は日常的にそのようなことをする者ではありますが、今回に限っては、「ウケ」以前の問題でした。
普通の説明の内容では、私の腹に落ちてこなかったのです。
私は、(ポリシーという程のものではないのですが)、自分の腹に落ちない内容を書くことだけは、しないようにしたいのです。
私の文章を、私が後から読んで、「さっぱり分からん」というのが、嫌であるからです。
「3年前に出願した自分で記載した特許明細書を、自分で再度解析する」などというアホなことを、寄稿コラムにまで広げたくないからです。
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例えば、
■ CC-BY-ND とは
「原作者のクレジット(氏名、作品タイトルとURL)を表示し、かつ元の作品を改変しない条件で、営利目的での利用(転載、コピー、共有)が行えるCCライセンスです」
と記載しても、私自身が分かりません。
そのような内容をコピペや転載するのは、著しく誠意に欠けると思うのです。
むしろ、
■ CC-BY-ND とは
「私の作品をちょっとでも改変したら許さないんだからね。でも、『お金儲け』は許してあげるわ。とにかく、私の名前だけは表示しなさい!」
と書き直すことで、ようやく私には理解可能な状態となった訳です。
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まあ、私が技術や法律関係のコラムを寄稿しているのは、詰まるところ、「自分なりに理解したい」が一番大きなモチベーションです。