昨日、
『料理というのは、先ず第一に「快楽」でなければならないです。心が拒むものを、美味しく味わうのは無理です』
と記載致しました。
私達が、小学生の頃、給食が食べられない子供を、昼休みの間も残して、強制的に食べさせるという、
―― 残酷な私刑(リンチ)
がありました。
なぜ、クラスメイトに対する、あのような教師による(というか、多分、教育に関する組織的な)暴力を止められなかったのか ―― と、今でも、私は後悔しています。
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「小食」や「偏食」って、本当にそれほど身体に影響があるのでしょうか。
「偏食で死んだ」という子供を、私は知らないんですよ、一人も。
身体の成長が思わしくなくなり、不健康になり、知能の発達が阻害され、大人になって病気がちになる ―― と、高々、その程度のことなのでしょう?
仮にそのような影響があるとして、それは上記の「リンチ」を行使してまで、強制するほど、深刻なものなのでしょうか。
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我が家では、「食べたくないものは、一口も食べないでよい。食べれないことに対して、誰も責めてはならず、負い目を感じる必要もない」というルールを適用しています。
(ついでに言うと、『無理して食べるな。こっちに寄越せ』といって、(大抵の場合) 嫁さんと私で食べてしまいます)
―― お前たちが、食事を食べないのは、全く自由である。
―― 間食しようが、偏食しようが、食事を抜こうが、全くの勝手である。
―― しかし、それによって、将来に起るかもしれない、色々なトラブルを自分でちゃんと調べた上で、その責任は全て自分で負え。
と、ことあるごとに繰り返しています。
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すべての家庭がで、このように運営ができる訳ではないでしょうが、
我が家の場合、「父親に食べ物を奪われる」という警戒心から、娘達は自分達の食事を確保するようになりました。