キュウべえ:「とりわけ最も効率がいいのは第2次性徴期の少女の希望と絶望の相転移だ」(魔法少女まどかマギカ 第9話)
―― 感情エネルギーの取り出し技術が、一般的なエネルギー抽出技術より簡単というのは、フィクションでも受け入れるのが難しいなぁ。
―― 特殊相対性理論の式(E=MC^2)にあて嵌められるように、まどかの体重分の質量を、励起状態に持っていける技術開発の方が、ずーっと簡単なような気がする(ただ、この方法でもエントロピーの増大は防げない)
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キュウべえ:「まどか、君はエントロピーという言葉を知っているかい? 簡単に例えると焚き火で得られる熱エネルギーは木を育てる労力につり合わないって事さ。エネルギーは形を変えるごとにロスが生じる。宇宙全体のエネルギーは目減りしていく一方なんだ」
―― キュウべい。君はプレゼンテーションに失敗している。まず、説明の対象(中学生)に対しても相応わしくなく、説明の方法(提示する図表)も、悪戯にオーディエンスを怯えさせているだけだ。
私が「エントロピー」を説明をするなら、「これを読め」と言うだけですね。大丈夫。このコラムだけで、小学生5年生(次女)もちゃんと「エントロピー」を理解しました。
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このコラム、1996年にリリースしているのですが、賞賛して頂いているブログをたまたま読み、 これが「魔法少女まどかマギカ」のあの名場面とリンクしたので、ちょっと書いてみました。