先日の飲み会で、若手研究員に「将来の結婚可能性の推移予測(以下、江端予測)という」を説明した所、面白い反応を得ましたので、ご紹介します。
■江端予測を正面から否定し、これからの時代は、30~50歳代が「主戦場」になるのだ。故に『「私の結婚」は安泰である』という意見
■逆に、「30歳代までの結婚率が当面維持される」という江端予測は甘く、今後、悪化するという意見
■人口問題を「閉じた系」で考えることはもう無理。外的要因をもっと取り入れるべき(特に移民)ではないか、という意見
とまあ、なかなか楽しい意見を聞くことができました。
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後輩:「しかしですね、江端さん。私は『予測』なんかどうだっていいんですよ。問題は、私が結婚に至る為の具体的な『戦略』なんですよ。分かりますか?戦略ですよ、戦略」
江端:「『戦略』は今回のスコープに入っていないなぁ。まあ、アドバイスくらいはできると思うけど」
後輩:「なんすか? 『早く結婚しろ』とか、そんな話ですか?」
江端:「いや違う。そんな(パワハラ/セクハラごとき)台詞を私は言わない。しかも、それは正確でもない」
後輩:「?」
江端:「私のアドバイスは、『「一秒」でも「疾く(×早く/×速く)」結婚しろ』だ」
その時、一瞬、場が"シンッ"となった ―― 気がしました。
江端:「私のデータ解析では、結婚率は、生存期間と恐しく強い相関関係があって、しかも、指数関数的(×線形的)に悪化している兆候が見えて来ているんだよね。まあ、あと5年もすればハッキリすると思うけど」
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今になって思うと、若手研究員の楽しいお酒を、随分「不味いもの」にしてしまったかなぁ、と反省しましたが、もう後の祭でした。