ある番組で、隣の席と完全な仕切りが設けられたカウンターのラーメン屋が紹介されていました。
A TV program introduced a ramen-shop, whose counter has partition boards for each customer.
嫁さんは「まるで、飼育場のようだ」と言っていましたが、私は、良いコンセプトだと思いました。
My wife said "it is like a breeding farm", however, I think this is good way.
私のような「一人飯読書」のような人間にとって、カウンターに本を広げるというのは、心理的な抵抗があります。
I like "eating alone with reading" and I open a book on the counter. Therefore I feel sorry for neighbours.
いわゆるカウンターの「領域問題」―― 隣りの人の邪魔になっていないか ―― が気掛かりで、自分の食事を楽しめなくなってしまうからです。
That means "border issue" on a shop-counter, I feel uneasy not to cause an obstruction, and I don't enjoy eating ramen.
(そういう意味では、スマホは、優れた「一人飯読書」のツールであると言えます)
(I think that smart-phone is a good tool for "eating alone with reading" )
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そもそも、ラーメンという食べ物は、
To begin with, for ramen, we have to
■液体(スープ)の中に放り込まれている固形物を拾い上げ、
pick a solid object up from a liquid mass,
■その拾い上げる対象は、一口では処理できない固形物(麺)であり、
which is difficult to eat the solid at a mouthful,
■それを、空中で切断(歯で噛み切る)し、
gnaw off the solid on the air, and
■切断された残留物を、液体に再度落下させる
drop the fragment solid down to the liquid mass.
を繰り返すという、他の料理には生じない、プロセスを必要とする料理です。
Ramen needs special steps, which the other dishes don't need.
普通のスープやシチューなどとは異なり、固形物を「空中で処理」して「液体に再落下」させるという点において、決定的に異なります。
Ramen is different from soup and stew, because ramen needs some process of "gnawing" and "dropping".
加えて、その液体は、動物性タンパクや脂質をふんだんに含んでいます。
In addition, the liquid mass includes animal protein and fat.
衣服に付着すると、取り除くのは難しい、という性質をもっています。
If the liquid mass attach to clothes, it is difficult to scrub it.
それでも自分の衣服であれば、単なる自己責任で済む話ですが、隣の席の人にまでに被害が及ぶのであれば、当然に問題となります。
Even so, if the clothes are ours, no problem happens. However if the damage spread other people out, this will be serious problem naturally.
このような素晴しい料理が、このような問題で貶められるとしたら、本当に残念なことです。
If such troubles make a wonderful dish "Ramen" diminish, I feel very sorry.
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結論として、
In conclusion,
「隣の席と完全な仕切りが設けられたカウンターのラーメン屋」というのは、
"ramen-shop, whose counter has partition boards for each customer" is,
素晴しいシステムであり、コンセプトだと思います。
wonderful system and concept, I believe.