以前、「入学祝に、持ち歩けないような巨大な英和辞書を贈ってきた人」の話をしました。
Once I wrote about a person who gave me a big and non-potable Japanese-English dictionary as a "celebration gift".
その後、「私がこれを廃棄した」という話もしました。
At the time, I discard the dictionary.
さらに、「この人は、英語を実生活で使ったことがない人である」という推論に至った、という話もしました。
In addition, I have reached a conclusion, that "the person has not had a habit of using English daily".
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これと同じようなことは、結構あります。
Same affairs, like this, are often happened.
海外旅行のお土産などが顕著です。
For example, about souvenirs of overseas trip.
例えば、
- ボールペンをノックをすると、ボールペンに描かれた女性がヌードになる
- knocking ball pen, the woman's picture comes to be nude.
- 辛くて(あるいは、臭くて)食えたようなものではないスナック菓子
- Uneatable spicy (or stick) snacks
- 現地の(奇妙な形状の)お守り
- Local and strange amulet
などです。
―― そんなもの、いらない
"I want to return this to you"
というものが多いです。
in many cases.
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もっとも、このようなことになってしまうのは、理由があるからです。
Of course, we have reasons for these affairs.
(1)海外旅行にいった以上 ―― 特に餞別を貰っている場合などは ―― 何がしかの「お返し」が必要になる。
(1)We have to buy some souvenirs when we travel overseas, especially getting foy.
(2)しかし、「良いモノ」は、基本的に値段が高い
(2)However, good souvenirs are expensive.
(3)一方、「悪いモノ」は、安いが、クオリティが悪く、インパクトがない
(3)On the other hand, bad souvenirs are low-quality and no impact, even if it is cheap.
(4)ならば、「珍妙なモノ」で、アピールするしかない
(4)Then, we have to appeal ourselves with "a strange thing".
ということになります。
こうして、「お祝い」やら「お土産」やらは、関係者全員を不幸にしながら、そのマーケットが成立している訳です。
Thus, "celebration gift" or "souvenir" make us unhappy, and the market has been established.
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誰に対しても、普遍的価値があり、かつ、役に立つものは、「現金」です。
To tell you the truth, "cash" is useful and universal valuable for anyone.
しかし、「現金」を「お土産」にする訳にはいきませんし、「お祝い」にしても、ラーメン代金程度では、格好がつきません。
But we cannot use "cash" by a compensations of "souvenir". If we use "cash" as "celebration gift", constant sum must be needed.
そいういう意味では、「図書券」とか「商品券」は、双方のジレンマを解消する、形を変えた「現金」と言えます。
In that sense, "library tickets" or "gift certificates" can be said to be distorted "cash" to resolve this problem for both sides.
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結論として、
In conclusion, I think
"「奇を衒わない、当たり障りのない対応」こそが王道である"
"No strange and offensive way is a royal road."
ということです。