(Continuation from yesterday)
その後、私は、常に「意識しようがしまいが、自分は常に加害者である」ことと「現在、どのような加害をしているのか」に注意して生きるようになりました。
Since then, I have always lived paying attention to "Whether I'm conscious, I'm always an perpetrator" and "What type of perpetrator I am now".
つまり、キリスト教でいうところの「原罪(*)」でははく、「現罪(現在進行形の加害に対する罪)」という概念に辿りついたのです。
In other words, instead of "original sin(*)" in Christianity, we came up with the concept of "current sin (sin for ongoing forms of perpetrator)”.
(*)最初の人間アダムとイブが神にそむいて犯した罪で、それをDNAレベルで私たちが引き継いでいるという考え方
(*)The idea that the first humans, Adam and Eve, were committed against God and we inherit it at the DNA level
まあ、その後、この私の「現罪」の概念が、
Well then, this concept of my "current sin" has been changing to
「"無意識"の加害を自分に許してはならない」
"Dont't being an unconscious perpetrator"
「やるなら、最初から明確な悪意をもって"意図的"かつ"計画的"に加害せよ」
"If I have to be an perpetrator, I will be the perpetrator "intentionally" and "plannedly" with definite malicious intentions from the beginning.
に転じてしまうのですが、このお話は、また別の機会に。
Let's talk this story to another opportunity.
-----
では、話を戻します。
Let's go back.
小学生の頃、全く興味がないのに、「切手」やら「古銭」やらの収集をしてしまいました ――
When I was a junior school student, I collected stamps and ancient coins, though I was not interested in them at all.
が、スタートでした。
That was the start point.
私の言いたかったことは、
What I wanted to say is
■私たちの「好きなもの」は、自分で作ったものではなく、
Our "favorites" are not made by ourselves,
■外部の世界で作られたものを、自分の中に取り込んでいるだけ
We just take in something made in the outside world.
ということです。
-----
―― 「好きなもの」は、自分では創り出せない
"We can't create our own "favorites""
と割りきると、人生がラクになります。
This idea will make you easier.
そんでもって、『多くの人間が「好き」といっているものを、自分も好きである』と思い込めると、色々と特典があります。
In addition, there will be various benefits if we think that "I also like what many people like”.
例えば、ハブられないとか、いじめられないとか、です。
For example, escaping from bully and ostracism.
そして、
Moreover
「好きでないものを、好きなフリをしているのは、『本当の私』ではない」
"This is not "real me", who pretend to like what I don't like"
というような自虐も、やめましょう。
Let's stop such masochism.
「本当の私」 ―― そんなものは、最初からどこにもありません(*)。
"Real me" ----- Nobody can find it anywhere(*).
(*)「私は、私と私の環境である」(オルテガ著『ドン・キホーテをめぐる省察』)
(*)"I am both me and my environment" (Ortega, Reflection on Don Quixote)