昨夜からの、原因不明の背中の激痛で、本日は会社をお休みしました。
しかし、布団の上で転げ回ることもできません。そんなことをしたら、痛くて、叫び回ってしまいます(昨夜は、随分家族に迷惑かけたと思う)。
痛くない数少ない態勢を2~3見付けて、その形で固まっていますが、その2~3に状態偏移するのも大変です。
素人判断なのですが、「寝違え」または「背中のギックリ腰」という感じです。
現在、あまり深刻になっていないのは、少しずつですが、徐々に痛みが引いていることによります。
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先々週は全身の倦怠感に悩まされて、病院で血液検査までしたのですが「原因不明」と言われ、先週は体の関節がいたくて、変な歩き方をしていましたし、今週は背中の激痛です。
痛みを我慢しながら、この文章を書いていますが、この体となって、つくづく思うことは、
「若いうちに、やりたいと思ったことはやっておけ」
「どっちか迷ったら、突っ込む方を選択しろ」
と、言いたいです。
私は、まだやりたいことが、リストにして15以上はあるのですが、体がそれを許さなくなってきました。本当に悔しいことです。
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まあ、しかしですね、どっちみち、少しずつ色々なことができなくなり、そして最後には存在自体がなくなります。
ありがたいことに、最期には、私は自分は勿論、他人も、自分のことを、きれいさっぱりと忘れてくれます。
だから、あまり心配しなくても、大丈夫です。
仕事も、結婚も、友人も、最悪でも、「失敗」と「後悔」と「面倒」以上にはなりません。
現在、GIDに関するコラムの執筆を進めております。
Now I am writing a column about GID.
第一回目は、GIDの「苦しさ」「痛み」をテーマに展開しております。
I concentrate aspects "pain" and "suffering" of GID at the first round.
先日、MTFの方へのメールベースのインタビューをさせて頂き、GIDに関する理解が、かなり深まりました。
The other day, I finished an interview to a person of MTF, and I could understand GID deeply.
このような「声」を頂くことで、私の理解の深さが、浅瀬の海水浴の海岸から、日本海溝の底まで至るような変化が実感できることが分かりました。
Thanks to this "real voice", I feel the big paradigm shift is coming like from "coast of the shallow beach” to “the bottom of the Japan Trench".
もっと多くの方の声を、直接お伺いしたいと考えております(可能なら、直接お合いしてお話を伺いたいくらいです)。
Now I want to hear more real voice about GID directly. I am going to go out to interview face by face.
ホルモン治療や手術をされていない方や、特に、FTMの方からのお話をお伺いしたいと切望しております。
I strongly would like to meet pre-operation persons and FTM persons especially.
I am looking forward to your mail to me.
頂いた方のプライバシーは、私の名誉と命にかけてお守り申し上げます。
Of course, I will absolutely protect your privacy through my life and honor.
私のコラムで、GIDに苦しんでいる方が、1mmでも気持ちが楽になるのであれば、望外の喜びと考えております。
I would be very pleased if my column heals the GID's pain even if it is a little.
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私は、今、厚生省や関係機関が発表しているGID人口に疑問がありまして、これを、自分なりに再計算してみたいとも思っています。
Now I doubt about the number of GID population that ministries have announced, so I try to re-calculate it.
―― 苦しい人が、「苦しい」と言える世の中にならなければならない
"Painful human could say "painful" anytime, anywhere."
昨日の日記で記載したような、浅学、狭量、卑怯な私であっても、そう信じています。
I believe it even if I am superficiality, pettiness, cowardice as a diary of yesterday.
(この日記は、敢えて、「内容が分かる人」だけに届くような記載にしています)
「最近の若い研究者は、研究を始める前から『市場規模』やら『ビジネスモデル』やらという言葉を、やたら使いたがる」
"Younger researchers in these day, are suppose to want ot use the words "market scale" and "business model, before starting their study"
と憤慨しているという人間がいるという話を聞きました。
I heard about the above person who has got mad with the younger researchers.
その方が、今年大学に出られた、私の(本当に数少ない)敬愛する上司だったので、
I also hear the person is my boss of other days, and
―― とても嬉しかった。
I was very glad.
私の敬愛する上司が、同じことを考えていることが、分かった(ような)気がしたらです。
I felt that my revered boss also thought some thing of what I have wanted to say.
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企業研究所の管理職のはしくれである私は、『市場規模』やら『ビジネスモデル』が成立しない研究を、認めることはできません。
I who am a research manager of private company, cannot admit any research project without the view of market size and business model
公には。
in public.
だから、私は普段から言っているんです。
So I usually tell you on a routine basis
「私達、管理者を欺け(あざむけ)」
"Cheat us, who are your bosses"
と。
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『市場規模』やら『ビジネスモデル』を成立条件として、新しい研究のネタを考えるということは、
For me, thinking new research theme, based on market size and business model,
―― 少くとも、私には無理
is impossible.
です。
私には「私を楽しませる」研究が必要なのです。
I need a research that makes me happy.
私には、やりたい研究がありすぎて、現在は「週末研究員」という新しい概念を、世間に浸透させる活動をしているくらいです。
I have too many research themes which I want to do, so now I am working to spread the new concept of "weekend researcher" out in the world.
そして、私の「やりたい研究」は、全く「金」になりません。
In addition, the research that I want to do, don't make money at all.
例えば、「ダイエット」の調査研究は、人に嫌われることがあっても、金を儲けることは絶望的に困難です。
For example, the research of "Diet" makes no money, even if some people become to dislike my activities.
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君たちの考えてくる『市場規模』やら『ビジネスモデル』なんぞ、このクレバーで、スマートで、インテリジェントで、ハンサムなこの私にかかれば、論破するのに3秒も必要ありません。
I who am clever, smart, intelligent and handsome, could destroy easier the logic of the market size or business model, you are trying to think. I believe I don't need three seconds for the destruction.
私が見せて欲しいものは、「正しい」市場規模やらビジネスモデルなんぞではありません。
What I want to watch is not the correct market size or business model you believe correct.
ありったけの、デタラメなデータ、支離滅裂な仮説、命がけの熱意と狂気を持ってきて欲しいのです。
I want to get your nonsense data, un-logical hypothesis and, zeal and craze for your life.
If you can do it,
そうすれば、
―― 騙されてあげる
I am going to be cheated by you.
から。
(Continuation from yesterday)
多くの人と興味を共有できなくとも、自分だけの興味だけでも、私の人生は、十分楽しい。
Even if I don't share interest of others, my life is enough fun with just my interest.
今、私は、「5000円以内」のコストで「消費電力1W以下」の見守りサーバを、自宅に構築するのに、色々調べまくっています。
Now I am researching to make a home server whose cost is lower than 500yen and power is less than 1W.
その調査にかかっているコストや時間を考えると、普通のサーバを購入した方が、遥かに安いかもしれません。
Given the cost and time that I should spend, it might be cheaper to buy a normal server machine for my home.
しかし、興味というものは、多分、そういうものなのでしょう。
However, that might be how it is.
■自分の利害と全く関わり合いのないチームや人物を応援したり罵倒することも、
cheering or cursing irrelevant teams or persons,
■トータルコストを無視したシステム構築も、
making a system construction with leaving the cost out of consideration,
等しく、愚かしく意味がない。
both are folly and meaningless.
# いや、野球やサッカーは、仲間が多い分、愚かしくなく、意味もあるかもしれない。
# Baseball or football might be better a making system, because their interests are shared by a lot of people.
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誰が何に興味を持とうとも、それは、個人の勝手です。
Nobody can restrict others interest.
しかし、少なくとも、マジョリティと共有できない興味や、他人に語れないような興味を持っている人は、私の仲間だ、と思う。
However I think at least that the persons are my fellows who has the interest not to be shared with the majority, or not to be come out.
もっとも、私はその方たちと、共に語り会いたいなどと1mmとも思わない、という点で、
On the other hand, I don't have an intention that I talk to them each other, at all, and it means,
―― それって、他人の事だろう?
"It is the affair of other people isn't it?"
という、最初の話に戻ってしまいますけど。
After all, I go to back to this topic opening.
(Continuation from yesterday)
で、一つ提案なのですが、「ファン」や「評論家」が、そこまで言うのであれば、彼らに、チームの采配をやってみて貰ってはどうでしょうか。
So I want to make a suggestion. If the "fans" and "critic" want to blame the manager so much, I think that they work for the manager.
これは、単なる開き直りではなく、根拠があります。
This is not a defiant attitude but a certain reason.
「みんなの意見は案外正しい」という本があり、多くの人間によって判断された決定の「平均値」が、どういう訳か「真値」に近いものになる、という結果があるのです。
In a book whose title is "THE WISDOM OF CROWDS", the consequences of "average value" of decisions made by many persons is somewhat similar to "true value".
この本の冒頭には、品評会での群集による雄牛の体重予想をまとめた平均値が、正味の体重とほぼ一致したという驚べき話が紹介されています。
At the beginning of this book, the story is introduced that the average value of the bull's body weight forecast by the crowd at the grand prize, is almost similar to "true value".
ですから、私が提案するシステムは簡単です。
So, the system I propose is simple.
試合を見ている「ファン」と「評論家」に、ネット投票で、リアルタイムに決めてもらい、その多数決で、采配を決定する、というものです。
"Fans" and "critics" who are watching the game, decided in real time by net voting, and the management order is decided by the majority vote.
盗塁でも、代打でも、四球でも、なんでも、全部投票にする。
Vote everything, for example stolen, casual hit, four-ball, etc.
これで、誰も文句の言えない、野球チームの采配が実現されるはずです。
With this process, the ruling of the baseball team should be realized, and no one can complain.
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これで、野球チームが、連勝すれば、社会学的な観点から大成果ですし、
Now, if the baseball team continues to win, it is a great result from a sociological point of view,
連敗すれば、「だまっていやがれ、このド素人」が明確になっていいと思います。
I think that it will clarify that "shut up, you armature!" if the team continues defeats.
ITエンジニアとしては、是非見てみたい実験です。
As an IT engineer, I would like to watch this experiment, by all means.
どっかのテレビ局が、バラエティ番組として企画して頂くのであれば、私は無償で協力する所存です。
If any television station will be planning as a variety show, I will cooperate free of charge.
町内会のような少人数の集団に、電子メールを導入して、会合などの時間を、限りなくゼロに近づけようという試みを進めていますが、思いのほか、捗っていません。
I introduce e-mail to a small group of people like neighborhood associations, and try to realize shorter time meeting. However, my this trial doesn't work well.
最近、私は「電子メール」を使えない人を、『諦めようかな』と考え出しています。
Recently, I come to give up helping people who cannot use "e-mail".
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そもそも、「電子メール」自体、すでにもうすでに使い古されたメディアです。
In the first place, "e-mail" becomes already old.
SNS世代にあっては、電子メールを知らない人もいるくらいです。
In the SNS generation, some people do not know "e-mail" itself.
しかし、一斉同報が可能で、もっとも単純な通信機器(携帯電話)に具備されている、音声通話以外のメディアとなると、どうしても「電子メール」になってしまうのです。
However, "e-mail" is not voice media but a device, that can broadcast, is embedded in simple cell phone.
メールが届かない人に、どうやって通知しようか ―― などと考えていると、メールを使うことの方が逆に負荷になってきてしまいます。
When I think how to notify someone who does not receive mail, etc, I notice that my trial will become overload in reverse.
また、メールの文面が作成できない人や、IMEが使えない人にとって、メールの操作は苦痛以外の何ものでもないでしょう。
Also, for people who can not create a text of the email or can not use the IME, email operation will not be anything but pain.
それは分かっているのです。
I know that.
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でも、私たちは、「電話が使えない人」(もちろん、知覚障害者の方は別です)を、「助けよう」と思いますか?
But, can we think "let's help people who can not use the phone" (of course, people who are blind are different)?
「諦めよう」と思いますよね。
I think we should "give up".
私は電子メールについて、「30年間」も手を差し伸べ続けてきました ―― その間、色々なことを試みてきました。
I have continued offering a helping hand for 30 years, and I have tried something.
『そういうものは使えん』と、最初から諦めてしまっている人を、これ以上、なんとかしなければなないという気持は、もはやカラッポです。
I don't have any feeling to help a person who has given up from the beginning that "I cannot use such things"
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「30年間」も手を差し伸ばし続けてきた私は、免責されてもいいでしょう。
I, who have continued offering a helping hand for 30 years, can be forgiven.
「電子メール」を使えない人を『諦める』とは、電子メールを使えない人を、コミュニティの外に排斥することになりますが ―― 私は、もう知りません。
"To give up helping people who cannot use "e-mail" is equal "to drive people who can not use e-mail out of the community", however, I do not know anymore.
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今、私が言えることは、
What I can say is now,
『私もいずれ、テクノロジー(あるいは別の理由)で、コミュニティから排斥される時がくる』
"I will also be kicked out from the community by technology (or another reason)"
『その時は、見苦しくなく、静かに、孤独の闇に一人消えていく』
"At that time, I want to disappears alone toward the darkness of solitude quietly and not ugly"
と、ここで宣言しておくくらいのことです。
I declare them here.
横浜市営地下鉄で脱線事故が発生し、数日間、一定区間が運休状態となりました。
A derailment accident occurred in Yokohama municipal subway, and a certain section was in a state of suspension for several days.
私の通勤区間がモロに被害を受け、代替ルートで通勤しなければならなくなりました。
My commuting section was directly damaged and I had to commute on an alternate route.
こうなると、SUICAやPASMOのような通勤ICカードが、逆に使いにくくなります。
Under this condition, commuting IC cards such as SUICA and PASMO will become difficult to use.
もっとも、代替ルートの運賃については、事故を発生させた/被った会社が補償します。私がその運賃を払う必要はありません。
However, the company that caused (or be caused by)the accident will compensate for the fare for the alternative route. I do not have to pay that fare.
しかし、現在のICカードは、自動的に代替ルートにルートを変換する機能がありません。
However, current IC cards do not have the ability to automatically convert routes into alternate routes.
ですので、ICカードを使うと、その代替ルートの料金は、「私」が支払ってしまうことになります。
So, if I use the IC card, "I" will pay for the alternative route.
『どうすればいいのですか』
"What do I have to do"
と、改札の駅員さんに尋ねたところ、
I asked the station staff of the ticket gate, he said
『すべての改札で、ICカードを駅員に見せて、改札のリーダにタッチをしないようにしてください』
"In every ticket gate, show your IC card to the station staff, and do not touch the ticket reader."
と言われました。
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―― コペルニクス的発想転換
"Copernicus-like transformation of ideas"
ICカードは「なかったこと」にしてしまえばいいい。
The IC card has not been "existing" for the first time.
ICカードを事故区間に応じて変更する、という対応を考えたら、気の遠くなるようなシステム改修コストが発生します。
Considering that the IC card should be changed according to the accident section, the cost of system repair can be daunting.
乗客にも代替ルートの入力等の変更を強いることになり、大混乱が予想されます。
It will also force passengers to make changes such as entering alternative routes, which may cause confusion.
そもそも、このような数日間に渡って運行が停止するような事故は、レアケースです。
To begin with, such an accident that stops operation for several days is a rare case.
事故を発生させた鉄道会社が、他の鉄道会社に支払うお金は、多分「どんぶり勘定」で出していると思います。
I think that the money that the railway company that caused the accident pays to other railway companies is likely to be "approximate estimation".
「ICカード情報を使って、1円単位まで正確に知りたい」というものでもないでしょう。
Maybe, "no one wants to know exactly to "yen unit" using IC card information"
正直、人身事故が、「日常の挨拶」とまでは言わなくとも、「ご近所との挨拶」くらいの頻度では発生しています。
Honestly, personal injuries occur at a frequency of "Greeting with neighbors," even without saying "everyday greeting."
故に、鉄道会社は持ちつ持たれつ、の関係にあります。
Therefore, the railway company is in an interdependence relationship.
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―― などと、私が「納得している」とか、思ってんじゃねーぞ、横浜市営地下鉄。
However, it is the story among railway companies. Hey, Yokohama Municipal Subway. I am "irrelevant" against your community.
(To be continued)
「本」で困っています。
I'm having trouble with "the Book,
私の家のどこかにあることは分かっているのですが、それがどこにあるか分からないのです。
that is in my house somewhere, but I don't know where it is.
特に、コラムの引用文献を探している時であって、締切が迫っている時などは大変です。
It's especially hard when I am looking for citations for your column and I have a deadline looming.
探している時間が惜しいからです。
Because I don't have time to spend looking for it.
それに、私は本をポイポイと捨てる癖があり、本が本当に家の中に存在しているのかも分からない時があります。
In addition, I have a habit of littering books, and sometimes I don't even know if the books really exist in the house.
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結果的に、何度も同じ本を購入してしまうことがあります。
As a result, I may end up buying the same book over and over again.
ただ、これまでと違うところは、「電子書籍での購入」です。
However, the only difference is that this is an e-book.
これまで、私は、「紙の本にこそ価値がある」と主張し続けていましたので、娘には『パパって、簡単に意見を変えるよね』と軽蔑されています。
Up until now, I've always insisted that paper books are the only thing of value, so my daughter has scorned me for saying, 'Dad, it's so easy to change your opinion.
But I don't care because I believe that my value is in this "sobriety apostasy" or "light-hearted turnaround".
「『頑固一徹』をポリシーとしている奴から消えていく」ということは、私の人生の中での、ほぼ外れのない経験則です。
It's a rule of thumb in my life, that "Gone from the guy who has a policy of "stubbornness""
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今回購入したのは、故小松左京先生の「日本沈没」です。
This time I purchased "Japan Sinks" by the late Mr.Sakyo Komatsu.
この小説の中に出てくる、一場面をどうしても読み返したくて、電子書籍で購入してしまいましたが ―― 本当に買ってよかった。
I really wanted to reread a scene in this novel, and I bought it as an e-book -- and I'm really glad I did.
電子書籍リーダーの検索機能だけで、一気にその場面に飛ぶことができるからです。
This is because the search function of the e-reader alone allows me to jump to the scene at once.
ちなみに、私が読み直しをする時は、大抵の場合、特定の気にいった場面だけを繰り返し読むことが多いです。
By the way, when I reread, I usually only repeat certain scenes that I like.
「日本沈没」では、
In "Japan Sinks", the scene of
"巨大地震の発生直後、飛行場の管制官が、離陸の最中にあった旅客機に停止指示を出さずに、空に逃がすシーン"
"Right after the massive earthquake, air traffic controllers did not give a stop order to a passenger plane, and let it take off and go into the air"
が、もう、最高です。
is the best.
この部分は、何度読んでも、泣きそうになります。
This part of the book makes me cry, no matter how many times I read it.
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神様!
God!
と、 日ごろ不信心の担当管制官も、この時ばかりは心の中で叫んだ。
Even the controller in charge, who was usually an unbeliever, shouted in his mind on this occasion.
(中略)
(Omission)
とまっちゃいかん! スロットルをもっと開け! 操縦桿をひけ! 空へ逃げるんだ。地上には、すぐこのあと、おそろしい破壊がおそってくるぞ!
You can't stop! Open the throttle! Pull back on your stick! Let's get to the sky! A terrible destruction on the ground is coming soon.
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今回、改めてこの本を読んでみたのですが、もの凄い物量のシミュレーションに圧倒され続けました。
I read the book again, and I kept being overwhelmed by the tremendous amount of simulations.
私のやっているような、チンケな数値シミュレーションなど、全くお話にならない ――
Poor numerical simulations such as the one I'm doing are not at all telling
と、愕然とさせられました。
I was appalled.
この年齢になって、この本を読み直すと、日本人を救出する為に闘う人達の姿に胸を打たれます。
At my age, when I re-read this book, I am struck by the people who are fighting to rescue the Japanese.
特に、政治家や学者たちの闘いには、涙してしまいそうになります。
The struggles of politicians and academics, in particular, almost bring me to tears.
今回のコロナ災禍でも、このような人達が、私達の見えないところで闘い続け、
In this corona disaster, these people continue to fight in a way that we can't see.
そして、それを知りもしない私たちは、安全なところから、好き勝手で、心無いコメントを投げつけているんだろうな、と思いました。
And I thought that we who don't even know it must be throwing out fawning, mindless comments from a safe distance.
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と、まあ、それはさておき。
Aside from that.
今回「日本沈没」を購入した理由は、今月のコラムで明らかにします。
I'll reveal why I purchased "Japan sinks" in this month's column.
―― テレワークって、我慢を強いる仕事なの?
"Teleworking needs a lot of patience?"
って思ってしまうのは、私の特殊な環境から生じる奢(おご)りだと思っています。
I think it's based on my own special environment, and my arrogance.
私は、19歳の時にパソコンを触ってから、3日以内には必ずキーボードを使ってきました。
I have always used a keyboard within three days until I was 19 years old.
もはやパソコンは体の一部です。
Computer is now a part of my body.
なので、テレワークそのものに苦痛はありません。
So, I don't feel pain in teleworking itself.
ただ、今回の『東京五輪期間中のテレワーク徹底方針に、多くの人が激怒している』のニュースが出ていますが、これは、ITリテラシーの話とは別論のようです。
This news of "Many people are furious about teleworking policy during the Tokyo Olympics" seems to be a different argument from a problem about IT literacy.
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世の中の仕事の大部分は、パソコン&リモートワークだけで完結する仕事ばかりではありません。
The majority of jobs in the world can't be completed only by computer & remote work.
Looking at the data, 12.5% of workers do not use computers, but this doesn't means that 100% of work is computer-based.
100%コンピュータを使わない人は、パートタイム労働者(33.7%)、販売・サービス職(25.2%)と高い水準です。
Those who do not use computers 100% of the time are high among part-time workers (33.7%) and sales and service workers (25.2%).
しかし、実際の業務は、パソコン業務と、非パソコン業務のハイブリッドとなっているはずですので、「テレワークだけでは仕事が成り立たない」という比率は、もっと高いはずです。
However, since actual work is a hybrid of computer and non-computer work, the ratio of "work cannot be accomplished by telework alone" should be much higher.
普通に考えても、清掃、接客、ライン製造、スーパーマーケット、警備、美容師、家事代行、検品、引越し業、介護、農業、漁業、建築業、店員一般は、テレワークが成立しません。
Even if you think about it normally, telework is not viable for cleaning, customer service, line manufacturing, supermarkets, security, hairdressers, housekeeping, inspection, moving businesses, nursing care, farming, fishing, construction, and sales clerks in general.
As far as I can see from the data here, the "ratio of the working population that cannot be established by telework alone" is about "70%", which is the majority.
私は、たまたま、少数派に属していただけです。
I just happen to be in the minority.
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という訳で、
So...
『東京五輪期間中のテレワーク徹底方針に、多くの人が激怒している』の"多くの人"というのは、
"Many people are furious about teleworking policy during the Tokyo Olympics"
マスコミが煽っているのではなく、データから見ても、定量的に"多くの人"です。
is not a media demagogue, but a quantitative "many people" based on the data.
もう、数年前のことになると思いますが、長女が、吉田寮に宿泊してきたこことがありました。
Several years ago, my senior daughter stayed at Yoshida-dormitory
The dormitory appears in the opening of the anime "Yojo-han Shinwa Taikei"(jump to YouTube)
なんでも、演劇サークル関係での集まりとかで。
She said that "it was for the meeting of theater club"
「自治寮」「演劇」とくれば、もう、これは「学生運動」だな、とか思っていたのですが ―― まあ、彼女は、そういう風には流れなかったようです。
I thought that from "self-governing dormitory" to "theater", the next would be "student activity", however, she had not seemed to go to that.
『これからは、長女と、熱い政治論を闘わせられるのかな?』とか思っていたのですが ―― 江端家において、そのような議論は、1秒間も発生しませんでした。
"Do we have to start to argue about heated political debate?", I thought. However, I don't remember the chance even for one second, at all.
それどころか、警察から『娘さんが、公務執行妨害で逮捕され、現在拘留されています』という電話を受けたこともない、というのは、保護者としてありがたいことだ、と思っています。
On the contrary, I am very happy that I had not got a call from police, "Your daughter was arrested for obstruction of justice and is currently in custody".
というか、上記のような想定が、社会一般的に『想定外』かもしれませんが。
Moreover, the above image might be "unexpected" in our daily life in society.
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比して、私の親(母)は、京都の大学で何かの事件があると『何もしていないわよね!』と電話をかけてくる人でした。
In comparison, my parents (especially my mother) called me, saying "You didn't do anything did you ?", whenever an incident happened at colleges in Kyoto.
しかし、母は、そういう方面には疎い人間でしたので、うちの親に、いらん知恵を付ける困った親戚がいたように思えます。
Coming to think it again, my mother was not familiar with such "student activity", I doubt that there was an annoying relative who gave her unwanted wisdoms.
そのような電話に対して、私は、
Against the call, I shouted
『そんな時間があれば、生活費稼ぎのバイトしとるわ、ボケ! 』
"I would have spent the time for part-time to make ends meet if I had the time you idiot!"
と、怒鳴り返して、電話を叩き切っていました。
and hung up abruptly.
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まあ、母親の心配には、そこそこ根拠はありました。
Well, my mother's concerns were some reasonable.
私が、学寮(自治寮)に住んでいたからです。
This is because I lived in a school dormitory (autonomous dormitory).
自治寮というのは、大抵の場合、政治運動とリンクしています(今は知らんが)。
In most cases, autonomous dormitories were linked political campaigns( I don't know the present)
私が学寮に住んでいた最大の理由は、寮費が安かったからです。
The main reason I had lived in the school dormitory was "low fee".
そして、家賃格安の自治寮に住み続ける為に、私も『色々と"やらなければならないこと"』があったのです(寮長とか)。
And I had to do something to keep staying the "low fee" dormitory (like chief of the dormitory)
私にとっては、「ノルマ(対価)としての学寮生活」であり、政治運動には、最後まで熱中することができませんでした。
For me, the life in the dormitory was for quote and money, and the political campaigns could not have enthused me finally.
少なくとも、電気の勉強 ―― 特に、自力でコーディグしたZ80パソコンでの電子回路のシミュレーションとは、比べものになないくらい、どーでもいいことでした。
At least, I didn't care of them at all. Rather I liked study of electronics, for example, a electric circuit simulations, using the Z80 personal computer by my coding.
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正直、工学部の厳しいカリキュラムに追い立てられながら、週に1回または2回の徹夜をしながらレポートを書いて、週7日のバイトを続けていた、この身の上から言われてもらえば ――
For me with rigorous engineering curriculum, writing reports while pulling one or two all-nighters a week, and working part-time seven days a week,
講義にも出席せず、平気で留年して、酒を飲みながら大声で政治を語るあいつらは、私にとっては
the dormitory students who didn't attend at class, repeated a year without hesitation, and talked politics out loud over drinks, was
『憎悪の対象』
"The Object of My Hatred"
だったように思えます。
I thought that.
今思い出しても、あいつらには腹が立ちます。
I'm still mad at them when I remember it now
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学業とバイトの両立が軌道に乗り、天下一品のラーメンに唐揚げを付けることができるようになり、友人たちから『江端財閥』とまで言われるようになった私(本当です)は、退寮を決意しました。
I was able to balance my life with part-times and studies, and before long my friends even called me "Ebata Zaibatsu", because I could add fried chickens to Tenkaichi's ramen. So I decided to move out the dormitory.
自分で稼いだお金で、下宿を始めた日の爽快感を覚えています。
I remember exhilaration of the day when I could start my boarding house with the money I earned myself.
―― あの下らない『総括』の日々から、やっと開放されたぁぁぁぁあああ
"I'm finally free of those lousy "summary" days... ahhhhh!"
と。
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先日、数々の国際テロ事件を起こした日本赤軍の幹部が20年の刑期を終えて出所しました。
A senior member of the Japanese Red Army, which has been responsible for numerous international terrorist incidents, was recently released from prison after serving a 20-year sentence.
今、ちょっとググったら、かわぐちかいじさんの漫画『メドゥーサ』の榊陽子のモデルが、その幹部であることを知り、たったいまポチっとボタンを押してしまいました。
I just googled a bit and learned that Yoko Sakaki in Kaiji Kawaguchi's manga "Medusa" is modeled on that executive, and I just now clicked the button.
Even if my daughter wants to a "crazy life", I have prepared to accept it, however,
『メドゥーサ』のような生き方を望んでいるわけではありません。
I don't hope her to choose the life like "Medusa".
今週末、『もう動くだろう』と高を括っていたコードが動かなくて、丸1日半の時間が溶けました。
This weekend, a whole day and a half of my time melted away because the code I was so high on, 'it will work now,' didn't work.
しかも、今も動いていない。
And it is still not working.
最近は、朝、起きると、長いToDoリストが頭の中を流れて、それだけで憂鬱(ゆううつ)になっています。
Lately, when I wake up in the morning, a long to-do list flows through my head, and that alone is enough to make me feel depressed.
そんな中の、1.5日というのは、本当に辛い。
In such a situation, 1.5 days is tough.
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世の中には、(A)時間をかければ何とかなるものと、(B)時間をかけても何ともならないものがあります。
There are two things in the world: (a) things that can be worked out over time and (b) things that are nothing to be worked out over time.
で、上記(B)の中には、自分の努力とは無関係の理由で、何ともならないものがあり、それが、プログラミングやシステムだったりします。
So, some of the above (b) will not happen for reasons unrelated to your efforts. Programming and systems are that.
コラムは時間をかければ、ネタが出てきます。
Columns will come up with stories if you give them time.
特許やペーパーも何とかできます。
I can also manage patents and papers.
少なくとも、時間を見積ることができます。
At the very least, I can estimate the time.
しかし、プログラムとシステムだけは、本当に、どこでハマるか予測できないのです。
But only programs and systems can't predict where I will get stuck.
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という訳で、この週末は、ひたすら辛く、暗かったです。
So, this weekend was just hard and dark.
明日からの仕事の目処もつかず、非常に気が重いです。
I am very depressed because I have no idea what to work tomorrow.