「会社の幹部に。自分の企画を説明できるチャンスは、エレベータに乗り合わせた1分間くらいしかない」という意味と理解しております。
前にも書きましたが、先日の国際学会で「One Minute madness」という、1分間のプレゼンを行ってきましたが。
これは準備が滅茶苦茶大変でした。なにせ1分間しか時間がない。要点を絞り切って、練習も結構な回数必要でした。
しかし、聞いている方は最高にラクチンです。
120のプレゼン、約2時間、非常に楽しく聞け、なんだか「分かったような気」になりました。
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私は、会社で特許の取り纏めをしているのですが、よく言っていることは、「背景1分、発明1分、効果1分、これで説明できない発明には価値がない」です。
(なんか、ビジネス雑誌でエラそうにかましている、ベンチャーの社長のような言い草で申し訳ありません。なんか偉そうですよね、あの人達)
でも、これ事実です。
研究員の説明は、難しい上に、分かりにくいのです。
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先日、海外特許出願の選考会で、若手の発明6件をプレゼンする機会がありした。
発明者全員から、結構周到なヒアリングをして、完璧に準備しました。
一発明、15秒。
特許発明の説明としては、世界新記録かもしれません。
しかし、発明の内容を一口で説明しきったという自信はありました。なにせ、詳細な説明をそれ以上求められなかったからです。
私の前の部署のプレゼンテータが、一件10分かかっていたことを考えると、脅威的な短かさでしょう。
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でも裏目に出てしまったようです。
海外出願する必要性が少ないということまでも、理解されまったようです。
私がこれまで行ったプレゼンの中では、最悪に近い散々な結果で終ってしまいました。
『過ぎたるは・・・、』と、故人の諺が、頭の中を飛び回っておりました