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2010-03-14 化粧というエンジニアリング [長年日記]

電車の中での化粧というのは、特に同性からの批判が多いようです。
私は、この「化粧」に関しては、正直、よく分かりません。
人前で着替えをするような、羞恥や嫌悪といったようなものなのでしょうか。

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先日、朝のラッシュ時を少し越えた時間帯、電車に乗っていた時のことです。
車両の連結部近くに座った小柄な若い女性の前に立っていました。

私は、最近の「つけまつげ」というものが、2ミリのチップ状のものを、複数個、まつげに追加していくという態様であることを知りませんでした。

その女性は、手鏡とピンセットを使って、その人工まつげを、自分のまつげに装着していくのですが、揺れている電車の中では、ピンセットの先の目標も定まりません。

時おり、ピンセットの先が空を走り、その黒色チップが眼球に突入しそうになります。

私は、ヒヤヒヤしながら、彼女の作業を盗み見し続けていました。

しかし、彼女のピンセットの作業は、産業用プロセスコンピュータによってコントロールされたアクチュエータのように、黒色チップを、正確にまつげに装着させ続けていました。

彼女の顔が、完成に向って少しずつ遷移していく様子は、さながら製品の製造工程を見学しているようで、終点に到着するまでの間、まるでドキュメンタリー番組を見ているような真剣さで集中することができました。

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このような女性の技を、技術または精神的な観点からドキュメンタリとして作成することを提案します。

題目はこんな感じで良いと思います。

NHKスペシャル「顔面製造の最新技術」
NHKプロフェッショナル、化粧の流儀 「入魂の化粧(けわい)、匠の技」