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2012-04-17 ネガティブデータ [長年日記]

ネガティブデータという言葉を御存じでしょうか。仮説を覆すデータのことで、簡単に言えば、失敗データです。

こういうデータが、下手をすると成功データよりも貴重であることは、その分野の当業者の方であれば、ご存知だと思います。

なにしろ、特許出願では、ネガティブデータを引例として、特許出願の拒絶ができるという考えもあるくらいです。

我が国にしたところで、打ち上げ費用だけで100億、ロケット本体の費用が1500億もかかるロケット発射に何度失敗し、そして、その失敗データが、どれだけ次のロケット開発に貢献してくれたか ――

その効果は図り知れないものがあります。

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『<北>がミサイル実験を「失敗」した』と繰り返し報道されていますが、開発者の観点から言えば、当然に必要なプロセスです。

『<北>がミサイル実験を「実施」した』という事実が問題なのです。ロケットが爆発するまでのデータは取得できたハズだからです。

私としては、『<北>が失敗を認めた』ということの方が、はるかに脅威に感じます。

彼等は正しい技術開発のアプローチを歩み出したのかもしれません。

このような正しいアプローチに基づく技術開発は、いずれ必ず成功するからです。