中二病というものがあるそうです。
定義は皆さんにで調べてみて下さい。
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それはさておき、私小学校4年生のころに、きったない字でSF小説(のような物)を書いていたんですが、そのパクリ元が、小松左京先生の「日本沈没」だったのですよね。
今思い出して、「あれ、これって結構凄くないか?」って、今、自分で思っています。
あんなヘビーなSFを、小学生4年生の頃に読んでいたんですよ(意味が判って読んでいたかどうか不明ですが)。
内容もうっすらと覚えているのですが、地震で最後、伊豆半島を沈没されてしまうという、「まんま、パクリ」。
まあ、小学生のやることですから。
これを、敢えていうなら「小4病」というのでしょうか。
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で、今の私は、小松左京先生の「さよならジュピター」の主人公、本田英二が理想なんです。
あの小説、エンジニアが主人公でヒーローなんです。
『「さよならジュピター」も読まずに研究所に来た奴。帰りやがれ』と結構本気で思っていたりします。
あの小説に登場するエンジニア、「自分の考えたものを動かすこと」という明快な原理で動き、それ自体がご褒美という、非常に「子供みたい」な連中なのですよ。
その結果として名声や名誉なんぞは、「あ、そんなもんも、あったね」と、相当後で気がつくみたいな、そういう自然体の技術者の姿に、痺れる、憧れる。
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それはさておき、いい年こいて、小説の主人公にアイデンティファイドする、私のような奴のことを、何という病気に侵されていると言うべきでしょうか。
■「中年病」―― これでは、成人病と同義だな。
■「アダルトチルドレン」―― 定義が違う上に「チルドレン」が気色悪い。
■「宇宙兄弟」 ―― ファンに半殺しにされる
では、「中年」が「二度目」の理想に立ち返る、ということで、こちらも、
「中二病」
と称呼してはどうでしょうか。
皆さんのご意見をお待ちします。