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2013-04-17 「カニンガムの法則」の修正 [長年日記]

カニンガムの法則というものがあるそうです。

「インターネット上で正しい答えを得る最善の方法は、質問することではない。間違った答えを投稿することだ」

これって、かなり真実だと思っていました。

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私は安全基準(SIL=Safety Integrity Level)に関するコラムを寄稿したことがありますが、そのSILの持つ数値の意味が、どーしても理解できませんでした。

インターネット検索や書籍でも、かなり良い時間をかけて調べたのですが、その数値の「意味」は判ったのですが、その数値の「意義」が全然分からなかったのです。

ですので、「エイヤ!」という感じで自分の解釈を出してみたのですが、これが「間違い」である旨の指摘を受けました。

その後、ちゃんとした説明を頂き、「ああ、こりゃダメだ。完全に私の解 釈が間違っている」と納得して、後程、その指摘して頂いた方と共著で、修正記事を記載させて頂きました。

ただ、指摘して頂いた解釈、私が知る限り、まだ、どこにも記載されていないの状態は事実のようです(一応、英語文献にも手を出しました)。

書籍調査レベルでは駄目で、現場の人でないと、その理解には至れないような「考え方」なのです。

「どの本からでも得られないような考え方を教えて貰えるとは、本当に助かるなぁ」

と。

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で、私は味をしめてしまった訳です。

「誤解の記事は、その後に正しく修正するのであれば、意味がある」、と。

修正のフィードバックがちゃんと機能する仕組みを作っておけば、誤った情報が修正されるサイクルができて、皆がハッピーになれるのだと、と。

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私は、批判のコメントをしてくる人の全てが、きちんとした信念と正しい知識を持っている、と信じていたのです。

今となって、「そうではない」ということも理解しております。

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カニンガムの法則も、追加修正が必要なのかもしれません。

「インターネット上で正しい答えを得る最善の方法は、間違った答えを投稿した上で、」

「正しい識者と出あえることを『祈ること』である」

と。