短文投稿サイトのツイッターで、東日本大震災の被災者支援団体や被災自治体への暴言を繰り返していた復興庁の事官が、異例の早さで処分が決定されたそうです。
処分の内容「停職30日」が妥当なのか否かは、私には良く分かりません。
一つのシミュレーションをしてみたいと思います。
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「短文投稿サイトのツイッターで、ミーティング最中の顧客への暴言を繰り返していた、某会社の主任研究員江端智一が、異例の早さで処分が決定されたそうです」
処分の内容は ―― そうですねえ、少くとも「停職30日」ではないでしょうねえ。
正直、こんなことをシミュレーションするだけでも、心底「怖い」と思える。
私ですら「怖い」のであるから、少くとも、普通の企業の、普通の感性を持った、普通の会社員であれば、間違いなく「怖い」だとうと思うのです。
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当初、この復興庁の事官が、ツイッターの匿名性を本気で信じて(勘違いして)、このようなことをしていたのかと思ったのですが、この人、当初「実名」でつぶやいていたらしいのです。
つまり、「ITリテラシーの欠如」が理由ではなく、「確信犯」として行動していたのです。
この人「本当にどうかしている」と思いました。心の病を患っているのかもしれないのかも、とも。
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私も、若い頃、メールを使って大暴れをしていたものですが、そんな時でも、私を「たしなめてくれる」同僚がいたことは、今となっては、信じられない程の奇跡だったように思えます。
『江端。その話をメールでするのは絶対にまずい。ここは一度引け』
『江端君に理があるのは分かるけど、私は江端君にそれをやって欲しくないと思う』
私が暴走したって、私が破滅するだけで、彼等には何の利益もないのに ―― 下手をすると、江端から逆恨みの攻撃を受ける可能性だってあったのに、
「それでも、止めてくれたんだなぁ」と。
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誰にでも「暴走」してしまうことがあると思います。
しかし、この彼も、今回の事件をきっかけとして、色々成長して、我が国の為に、働いてくれるだろうと思うのです。
官僚として「停職30日」はキャリアとしては、大打撃かもしれないが ―― だって、まだ君は「若い」んだから、これからがあります。やりなおしはききます。大丈夫!。
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―― 同省の参事(45)
・・・45歳?
「25歳」の間違いじゃなくて?
あの、ですね。君・・ではなくて、あなた。そりゃ違うと思うんですよ。
あなたは、あなたの部下を「たしなめる」立場の方ではないのですか。