毎年、梅雨の時期になると、玄関の門を中心に大量発生していた、不快害虫「ヤスデ」が、今年は発生しませんでした。
昨年なんか、毎朝、殺虫剤を使って、毎日数十匹単位で大量駆除していたことを考えると、嘘のようです。
嫁さんや娘などは、「ヤスデ」を見るのも耐えられなくて、目を逸らしながら殺虫剤を散布するので、効率悪いこと、この上もありませんでした。
しかも、死ぬ前に、思いっきり不快な臭いを発するという、根性のある奴でもありました。
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今年発生しなかった理由を考えてみたのですが、行き着く結論は一つ。
我が家の庭の「徹底的な土壌汚染」です。
「ヤスデ」対策の駆除用の薬(農薬のような粉)、これまで何度、庭に散布してきたことか分かりません。
そのような散布薬には、当然に「毒性の高い物質」が含まれている訳ですから、これまでキログラム単位の「毒」を、自分の家の庭にばら撒いたことになります。
「不快害虫を駆除する為なら、自宅の土壌汚染も省みない」
それが、江端家夫婦の基本スタンスです。
もし、この庭で家庭菜園をしたとしても、私はその作物を絶対に口にしないでしょう。
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・・・と、ここで、放射能による土壌汚染の話に繋げようか、とも思いましたが、流石に不謹慎にも程があると思い、止めることにしました。
焼こうが、埋めようが、どこに移動させようが、結局のところ、一定の時間を経過しない限り、絶対に失われることはなく、
その土壌に触れなくても、土壌自身から全方位に発射しし続け、それが、何十年も続くという「毒性」。
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我が家の土壌汚染のレベルとは、到底、比較になりません。