私は、かつては、バイク乗りでした。
ただ、私の場合は「バイクに乗るのが好き」という訳ではありませんでした。
省エネ、機動性、駐車場の確保の容易さ、メンテナンスコストの小ささ、そして、「乗せるべき同乗者が存在しない」という、全ての条件をクリアする、最適な移動手段であった、という理由だけです。
ですので、「暴走族」 改め「珍走族」に属する人間の、思考形態が全く理解できないのです。
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私は、集団で行動するのが苦手、というか嫌いです。
一人を貫くことは、結構大変で面倒なことが多いですが、その代替としての「気楽さ」の方が好きです。
また、私はモラリストではないのですが、人に迷惑をかけずにいられたら、それが一番いいとは思っています。
ですから、私が、人に迷惑をかける時と決めた時は、相手に止めを刺すことを最終目標とした「確信犯」として行動します。
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深夜の街を、マフラー外して集団で走行する行為は、他人に迷惑をかける/かけないという行為の結果以前に、その行為自体が、私には理解不能ですが、先日、久々に、あの「低能服」と「低能改造バイク」にのった、完全無欠の「低能ライダー」を目撃して、変な感動をしてしまいました。
―― まだ、生き残っていたのか。
しかし、この手の感想は、時間の無断ですので、今回はこの方向に論を進めず、同じ「ライダー」の視点から、考えてみました。
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■集団で珍走する ―― スピードコントロールも含めて、面倒です。バイクに乗っている人ならご存知だと思いますが、複数のバイクを群として移動するのは、難しいのです。
■爆音を鳴らす ―― 近隣住民の迷惑は勿論ですが、自分自身の聴覚障害になります。そもそも、エンジニアたちの技術の結集を破壊する行為が、許せないと思います。
■危険運転をする ―― そもそも、自動車等と違って、生身の体を剥き出しにして運転する移動手段なのですから、普通に運転していても危険です。それを、危険運転するというのは、想像を絶する低能さです。
■上下関係が厳しい ―― いずれは経験することになるのに、若い内から、そのような上下関係の拘束下に置かれて、何が嬉しいのか。その程度の事態が、最初から想定できないのか。
■集団リンチが怖くて抜けられない ―― 弱い上に、頭が悪い。法律やという武器の使い方を知らないし、教えてくれる人もいないのだろうと思う。
■違法行為 ―― 警察権力だけでなく民衆をも敵に回す。主張すべき「理」が何もない。
■群れる ―― 面倒くさくないのかなぁ、心底から思います。
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だめだ。やっぱり、どうしても理解できない。
多分、山のような文献を読んでも、私はその答えに辿りつけないのだろう。
何か「負けたような気」がして、悔しい。
これを理解するには、やはり「実践」しかないのだろうと、思う。
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もし、私の入会を許諾してくれる「珍走族」の方、いらっしゃいましたら、ご連絡頂けませんでしょうか。
ただ、当方、休日でも出勤したり、プライベートでゼミにも通っていますので、
■集会の出席率は極めて悪くなるかもしれないこと(事前に連絡致します)をご了承ください。
また、
■バイクを降りてからすでに20年を経過するので、まずは、低速運転によるリハビリに付き合って頂く必要がありそうです。
■特殊な運転(ジクザグ等)の要員としては外して下さい。間違いなく転けます。
あ、それから
■警察とのトラブルになったら、口頭での交渉は任せて下さい。
そのようなこと(職務質問など)に関しては、かなり良い場数を踏んでおります。