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2013-02-22 なんだー、コンピュータって「バカ」なんだ

世の中には、資格というものをバカにして憚りない人が多いようです。

私の周りでは、特に、情報処理試験、TOEICに対する批判というのは、よく見られます。

「試験に合格したからといって、その分野の仕事ができるようになる訳ではな い」

「TOEICでハイスコア出したって、海外のコミュニケーションがてんでダメな やつは山ほどいる」

というような内容です。

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昨日、情報処理試験用に定義された疑似アセンブラ言語「CASL」のお話をしました。

この「CASL」は、実際には存在しないコンピュータ「COMET」上で動くので、こんなもん勉強しても、全く何も役にたたず、文句なし、完全無欠の時間の無駄使い、とも言えます。

しかしですね、私が、情報処理2級(当時の一番初級のクラスの試験)で、この「CASL」を勉強しなければ、、私は多分この世界(IT分野)で、飯を食っていなかったと思うのです。

なぜか。

コンピュータのアーキテクチャを理解する唯一の機会であったと断言できるからです。

例えば、

■CPUのレジスタAに"2"を入れます。

■CPUのレジスタBに"3"を入れます。

■CPUの演算装置に、レジスタAとレジスタBの内容を加算するように命令します。

■すると、CPUのレジスタCに"5"が入ります。

という、この仕組みを知ってから、私の「コンピュータ」というものへの観念が劇的に変化したからです。

―― なんだー、コンピュータって「バカ」なんだ

今なお、世界最速と言われているコンピュータと言われているものでも、この仕組み自体は変っていません。

滅茶苦茶な速度で、の2+3を繰り返すことができるだけです。

この「コンピュータは、結局のところ『バカ』」という「見下し」こそが、コンピュータに対する

■不適当な敬意

■無用な苦手感

をなくし、

―― コンピュータを使いこなせないのは、私の責任ではない。奴が「バカ」なのである

と言い切れると判った時から、コンピュータと私の対等な関係は始まったと思うのです。

という訳で、資格試験における「資格」そのものに価値がない、と考える人がいるのは、まあ妥当であるとしても、

資格試験における「勉強」に価値がないとまで考えるのは、多分、言い過ぎだろう、と思うのです。

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海外でも、3回質問して、聞き直せば分かるのであれば、別段困ることもないのであれば、TOEICのテストに意義を見い出すことはできないでしょう。

でも、TOEICなんぞでもなければ、語彙を増やす機会はなし、英会話を真面目に聞く 場面もないのも事実です。

TOEICはスコアが問題なのではありません。

受験すること自体に意義があるのです。

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―― とでも思わなければ、とても耐えられるのではありませんよ、実際のところ。

あんだけ勉強しても、勉強すればするほど、どんどんスコアが下がっていく現実と対峙して生きていくことは、本当にキツイです。


2014-02-22 例えば「日本政府は尖閣諸島の領有権を放棄すべきである」というテーゼが与えられたとします。

長女が、学校の理科の授業にディベートをすることになったそうで、私に質問をしてきました。

My daughter asked me about debate, because she has to do it during her science class in her school.

多分、「競技ディベート」のことだろうと思い、知っていることを教えました。

I think that the debate means "competitive debate", I told her my knowledge as follows.

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大学時代、私の友人の一人が、大学のESS(English Study Society, English Speaking Society)に所属しており、英語による競技ディベートを見たことがあります。

When I was a college students, my friend who belonged to ESS invited me to a convention of "English competitive debate" .

大変、エキサイエィングなゲームでした。

I remember that I was very excited to watch the game in English.

20年以上の前の話ですが、思い出しながら、簡単に説明します。

Let me explain about the game twenty years ago.

まず議論のテーゼが、事前(多分、2週間前以上前)に、両チームに与えられます。

Firstly the theme of the game is going to distribute to both teams before more more two weeks.

例えば、

For example, the theme

「日本政府は尖閣諸島の領有権を放棄すべきである」

"Govement of Japan(GOJ) should abandon the dominium of Senkaku-shotou islands"

というテーゼが与えられたとします。

would be given to both two teams.

そのテーマを与えられた2つのチーム(5人くらい?)は、これを肯定する理論(Conサイド)と、否定する理論(Proサイド)の両方の論理構築と、資料を作成します。

The two teams starts to make logics and materials for both affirmation(from Con side) and disaffirmation(Pro side).

(当時はA0の用紙に絵図がグラフを準備していましたが、今は、パワーポイントのプレゼンテーションで大丈夫だと思います。)

In those days, they were making presentation figures and graphs on A0 size paper. Now I think they might use PC presentation software.

実際のゲームで、Conサイドか、Proサイドになるのは直前まで分かりませんので、どちらの側になっても勝てるように準備をします。

Nobody knows which side will be assigned until the beginning of the game, so both two teams have to prepare for both Con and Pro thoroughly.

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競技ディベートで大切なことは3つあります。

Three important things in a competitive debate are follows.

(1)ルールがある

(1)There are some rules.

好き勝手に喋ってよいわけではありません。スピーチの順番や時間について規定があり、途中で相手の議論に野次を飛ばすようなことは許されません。資料の使い方にも制限があります。

Talking own way is prohibited. There is a provision for the time and order of speech. Any hooting is not allowed. There is a limit to the use of material.

(2)あなたの信念や信条はどうでもいい。

(2)No matter of your beliefs and creeds

例えば、「日本政府は尖閣諸島の領有権を放棄すべきである」に対して、あなたがどう考えているかは、まったく関係ありません。

According to the theme "Govement of Japan(GOJ) should abandon the dominium of Senkaku-shotou islands" for example, it is not relate to your beliefs and creeds.

相手サイドが仕掛けてくる論戦を予想し、それを覆すロジックを準備し、さらにその反論の反論までも想定しておくことが、このゲームに勝つためのポイントとなります。

In order to win the game, you should prospect logics of the opposing team, make your original logics and estimate the counter-logic too.

(3)ジャッジを説得するために議論を行う

(3)Discussion for the judge

対戦相手ではなく、第三者であるジャッジを説得します。ジャッジは、客観的な立場から両者の議論を判断し、勝敗を定めます。相手側を言いくるめるようなことをしても無意味で、客観的に説得力を持つ議論を用意しておかなければなりません。

You need to discuss your logic not for the opposite team but the judge. The judge would decide the winner from the objective viewpoints. So it is meaningless to overwhelm the opposite team for you, and you should prepare the objective sense of logics.

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つまり、

In short,

「日本政府は尖閣諸島の領有権を放棄すべきである」

about the theme "Govement of Japan(GOJ) should abandon the dominium of Senkaku-shotou islands"

というテーゼに対して、国籍、性別、職業、歴史、領土、宗教、信念に関係なく、相手側のチームを論破し、第三者(ジャッジ)に対して客観的に説得力を持つ

regardless of nationality, gender, occupation, history, region, religion and belief,

we have to prepare throughout for both

賛成

affirmation(from Con side)

反対

and disaffirmation(Pro side).

の徹底的な事前検討が必要になるのです。

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実は、私が米国に赴任していた時、日本人の同僚の息子さん(小学生)が、この「ディベート」の授業でずいぶん苦しんでいた、という話を聞いて、ゾッとした覚えがあります。

To tell you the truth, I was scared to hear the story.

When I had lived in Colorado USA. a son of my Japanese colleague felt pain about "the competitive debate class"

―― 小学生のうちから、ディベートの訓練が開始されている

Training of the debate is going to start from junior school period.

あるテーゼに対して、肯定・否定の両面から、徹底的に検証しロジックとして組み立てる訓練が施されている国が存在する。

I was very surprised that There is a nation that starts the debate training, that means the teachers give exercise to children to make logic both con and pro side simultaneously,

心底、震撼したのを覚えています。

I was shocked at the bottom of my heart.

(続く)

To be continued.


2015-02-22 ―― 完璧な技術英語になっているから

(Continuation from yesterday)

私たちは、英語に係る「ペラペラ」という形容詞(か副詞)に凄く弱いです。

We are longing for speaking English "pera-pera(fluency/fluent/fluently)" that might be adjective (or adverb).

「ペラペラ」は、確かにかっこいいようにも見えます

I agree that "Pera-pera" seems to be cool, absolutely.

ただ「ペラペラ」を実現するだけなら、昨日の「デタラメ英語」でも対応可能です。

Even if so, you can realize "Pera-pera" easily to use the deficient English, I told you yesterday,

なんたって、デタラメなのですから。

No matter what, it is deficient.

-----

しかし、私は仕事での「ペラペラ」は必ずしも必要ないと思います。

But I don't think that we need speaking English "pera-pera" on our work.

少くとも、私の仕事には「ペラペラ」は必要ないと思っています。

At least, my work doesn't need the "pera-pera"

ゆっくりと、ポツリポツリと英単語を並べるだけの英語は、理解しやすいですし、そして、そのような英会話は、

The English which is made by each word without grammar, and spoken slowly is understandable for me.

Above all, that is

―― 完璧な技術英語になっているから

"perfect technical English."

です。

無駄な形容詞がなく、無味乾燥な副詞が排除され、本質のみがゆっくりと語られる英語。

The English is no useless adjective, meaningless adverb, and provides us with the essence of conversation.

他の分野では知らないですが、私たちの技術の世界の人間にとっては、このような英語は、望まれています。

Though I don't know about the other field, for the person in technical field, like me, the English is hopeful,

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一度、この「ペラペラ」幻想から、離れてみるのもいいかもしれません。

You might forget this "Pera-pera" illusion, at least one.


2016-02-22 ―― 矯正不能の馬鹿だなぁ

先日、電車の中で一組の男女が話をしているのが耳に入ってきました。

The other day, a couple of men and women on the train is in a small talk.

「あいつは、意見はあるんだけど、それを言わないんだ」

"He has a certain opinion, but he doesn't say it."

―― ん ?

"What ?"

なぜ、「言わない意見」が「ある」ことを、この人は知っているのだろう?

"How does this man know the existence of this unknown opinion ?"

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まあ、このフレーズの意味は、

Well, the meaning of this phrase is

■あいつは、自分なりの見解を持っていて、私は、プライベートにその意見を聞いたことがある。

"He have his own views, and I have heard it in private"

■しかし、彼は、その意見を公(パブリック)、または特定の人種にははしゃべろうとはしない。

"However, he seldom open the opinion in public or persons"

と言うことなのでしょう。

うん、そういうことなら話は分かる。

Yeah, I can understand it under the above circumstance.

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自分の思っていることを、誰それ構わず、直接しゃべっているような社会人はいません。

There are no business persons who are talking directly about what they think

私だって、人によって意見を変えるし、時として真逆のことを平気でいいます。

I also change my opinion by the people, and sometimes I can say that of true reverse unabashedly .

といっても、それは、嘘をついている訳ではないのです(嘘をついているように見えますが)。

Even though, I do not mean that I am lying ( it might appear to have lied).

どんな事象も、つまるところ、一つのオブジェクトなのです。

Any event is also a object, after all.

そのオブジェクトはアングルを変えれば、無数の見え方や、見せ方があります。

There are countless appearance and fascination from the several angle.

だから、私達が誰かの話の中に矛盾しているように感じるようなことがあっても、その人が語っている事象は、常に矛盾なく存在する一つのオブジェクトなのです。

So, even if we like feel like a contradiction in someone's story, the event that the person is said is always one of the objects that exist without contradiction.

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だから、夏目漱石の小説「ぼっちゃん」に出てくる主人公って、

So, I think that a hero to come out to Soseki Natsume's novel "Botchan", is

―― 矯正不能の馬鹿だなぁ

"an idiot of correction inability"

って、思うんですよ。

Well, that's the reason the novel is fun for us.


2017-02-22 ―― だって、死んでいるんだから

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

しかし、「ブラック」を明みにさせる手段としての「自死」は、まったくコストに合いません。

However, suicide as a method to find a black company, is not worth the cost at all.

「自死」と見あうコストというのであれば、その相手を「死」に追い込まなければならないです。

I think "finding" is not enough. "Driving someone to their death" is worth the cost.

会社であれば「倒産」、人間であれは「自死」に追い込む程度にです。

Approximately, in case of company, it should be bankruptcy, In case of human being, it should be suicide.

しかし、「自死」の後では、それらの戦略を自分ではコントロールできません。

However, we cannot control the strategy after our suicide.

―― だって、死んでいるんだから

Because "we are dead, after all"

実際のところ、私は、

To tell you the truth, I don't know,

■従業員の「自死」によって「ブラック企業」と認定された会社が、倒産したというケースを知らないし、

- a black company that became bankruptcy because of suicide of the employee

■「いじめ」実施していた生徒や、それを看過していた教師が、自責の念で自死を選んだ、というケースも知りません(知らないだけかもしれないけど)。

- a student who bullied someone, and a teacher who pretended to not find the bully that selects suicide with remorse

(I might not know the above case)

それ以上に、そもそも「自死」を選ぶ人は、企業や環境を、糾弾し、改善したいなどとは、全く思っておらず、

Moreover, a person who selects suicide doesn't want to condemn the company and improve the working environment.

苦しみから逃げたい ―― その一心だけなのです。

Their hopes are simple. They just want to escape from their pains.

(続く)

(To be continued)


2018-02-22 文系の人こそが、プログラミングをして、シミュレータをサクサクと作る ―― そういう未来は、十分ありえます。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

ところで、今や自宅のパソコンで、日本の国民全員をオブジェクトとして取り扱える計算ができるようになってきているという事実は、多分、

By the way, a personal computer(PC) has enabled us to calculate behaviors of all people in Japan using virtual objects. I am afraid that

―― 人文系の学問の人達への大きなプレッシャーになっていくんだろうなぁ

"the face will increase the pressure for the person in human science field"

と思っています。

従来は、

Before it was enough that

● 仮説 -> データや自分なりのロジック -> 検証

My hypothesis -> objective data or my logic -> my validation

で十分だったもしれませんが、これからは

However, now, I think that they should add the following activities, and

● 仮説 -> データや自分なりのロジック -> 数値シミュレーション/数理モデル -> 検証

My hypothesis -> objective data or my logic -> numerical simulation or mathematical model -> my validation

数理アプローチを、避けて通ることができなくなるはずです。

they will not avoid mathematical processes.

文系の人こそが、プログラミングをして、シミュレータをサクサクと作る ―― そういう未来は、十分ありえます。

Researchers with majors in the school of humanities, should produce simulation programs in large quantities. It is realistic future, I think.

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という訳で、私信です。

Hereinafter, private communication from me

To:江端家の娘たちへ

to my daughters

●父は、プログラミングなら教えることはできると思います。

- Your father can teach programming to you.

●「古代呪術言語(C/C++)」以外でもなんとか対応しますので、必要なら相談して下さい。

- I am going to adjust to "Ancient spell language(C/C++), let's ask me an advice.

●実施するモチベーションや題材がないというのであれば、私が「外注」出します。

- If you don't have proper motivative example and problems, I will farm out to you.

●納期さえ守れば、ギャラも支払います。

- Before due date, I will pay for money.

●『世界は、この俺の手の中にある!』という感じは、日常では味わえない快感です。

The feeling that "the world is in this hand of me!" ss a pleasant sensation that I can not taste in daily life.


2019-02-22 私は、これを『シュレーディンガーの相模大野駅』と呼んでいます。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

もっとも、「実質的に有用」なことをする、というのであれば、良いのです。

However, if the trial is "practically useful",it is no problem.

例えば、次女の受験の時には、予備校が試験会場前の塾の校舎を塾生に開放して、受験生達に「暖」を取らせていました。

For example, at the time of the exam of my junior daughter, the prep-school,which was nearby the exam venue, opened for the prep-school students who could warm themselves.

私の場合、明らかに乗る電車が分からずに困っている受験生(受験生かどうかは、出しているオーラで分かる)がいたら、どの駅に行きたいのかを尋ねて、乗るべき電車を教えて上げることにしています。

In my case, whenever a test takers, who loses themselves, is in the station ( I can find a test takers easily, by their aura), I will say something and tell them where to go.

実際のところ、小田原方面と、江ノ島方面の電車は分かりにく、実際に電車に乗ってから、行き先が確定する、という事故が多いです。

As a matter of fact, the train to Odawara direction and Enoshima direction is confusing, and there are many accidents that the destination will be determined after actually riding the train.

私は、これを『シュレーディンガーの相模大野駅』と呼んでいます。

I call this "Sagami Ono station of Schrodinger".

ともあれ、「実質的に有用」とは、こういうことを言うのです。

These are "practically useful".

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いずれにしても、

Anyway,

火事の炎の中で懸命の脱出を試みている私に対して、

To me who is trying hard escape in the fire.

安全で、安穏とした、居心地のいい場所から

From a safe, relaxing, cozy place

『がんばって下さいね』

"I hope you do your best"

などとだけ言うような奴は、

whoever is saying like that,

そこに善意があろうがなかろうが、

whether there is good intentions or not,

すべて私の敵です。

all are my enemies.


2020-02-22 時間を守らなかった学生さんを、理由も説明せず、黙って、ニッコリ笑いながら『バッサリ切り捨てます』。

今回の実証実験では、学生さんの協力を頂きました。

In this filed experiment, the college students helped us.

大学当局からの正式なアルバイトですので、賃金が支払われています。

They are paid because the work was a official part-time job from university authorities.

業務内容は、「自動車を、私たちが開発した端末に表示された通りに運転して貰う」というものでした。

The task was to "drive the car as displayed on the terminal we developed."

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今回の学生さんとの共同作業で、私は、自分の学生のころを思い出しました、

In this collaboration with the students, I remembered my days of my student.

学生さんにとって「10時集合」とは、「10時集合」なんですよよね。

For students, "10 o'clock set" is "10 o'clock set".

久々に新鮮に感じました。

After a long time, I felt fresh.

私も、学生のころは、そうでしたし、それで何の問題もありませんでしたし、そもそも、学生さんたちは、間違ったことはしていません。

I was doing a same action and there was no problem. As same, the students at this time did nothing wrong.

しかし、社会人にとっては「10時"集合"」というのは、一般的に「10時"開始"」を意味します。

However, for adults, "10:00 set" generally means "10:00 start".

10時に「開始」する為には、10時に「集合」していては間に合わないからです。

To "start" at 10 o'clock, it's too late to "gather" at 10 o'clock.

ですので、「10分前行動」というのは、「ビジネスマナー」なんぞではありません。

Therefore, "to act five minutes before" is not "business manners".

「そのように行動しなければ、仕事が始められない」というだけのことなのです。

It just means, "if we don't do that, we won't be able to get started."

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それなら「ちゃんと10分前に集合する旨を伝えるべき」です。

Then I should "tell them that they will meet 10 minutes ago."

どう考えても、この件、学生さんの方に「非」はない。

No matter what I think, there is no problem for students in this matter.

私たち社会人は、そのやり方に「慣れて」しまっていて、そしてそれを「当然」のように思っています。

We're "accustomed" to it, and we take it "naturally".

正直、

Honestly,

―― 驕っている

"We are arrogant"

と思う。

I think.

まあ、実際のところ、10時ジャストに開始しなくてもよかったので、私は、そういう説明をしませんでした。

Well, in fact, I didn't want to start just at 10 o'clock, so I didn't explain that.

実際、別段困りませんでした。

In fact, I wasn't bothered.

ただ、単に、なんというか「新鮮」だった、ということです。

It simply means that it was "fresh".

もし、今回の件(「10時集合」の件)についてに問題が発生したとしたら、最初きちんと説明しなったら私が、100%悪いのです。

If I had a problem with this (the "10 o'clock set"), if I didn't explain it first, I would be 100% bad.

という原則と正論を述べた上で、これから社会人になる学生さん ―― というか、現在、就職活動中の私の長女 ―― に向けて、いくつかアドバイスをします。

After stating the principle and correct argument, I will give some advices for students who will be working job hunting. Especially, my eldest daughter who is currently looking for a job.

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私たち社会人の世界の話ですが、

In the world of working people,

「10時集合」で「10時01分」に到着した場合、ビジネス的にはかなりの減点です。

If you arrive at "10:01" at "10 o'clock set", it is a considerable penalty for you as a business person.

これを2回連続すれば心象は最悪。

If this is done twice in a row, the image of the people concerned is the worst.

3回連続すれば、もう仕事に呼ばれることはないでしょう。

If you do it three times in a row, you won't be called to work anymore.

この話を、就活説明会や面接に適用すると、「1分」の遅刻は「1時間」の遅刻と同義です。

Applying this story to a job hunting briefing or interview, "1 minute" lateness is the same as "1 hour" lateness.

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さらに、もっと怖いことは、「社会人は、そういうことを、いちいち学生さんに『注意しません』」

What's even more scary is, "busuness persons don't pay attention to students."

時間を守らなかった学生さんを、理由も説明せず、黙って、ニッコリ笑いながら『バッサリ切り捨てます』。

To students who cannot keep the time, we don't explain the reason and we throw them away with a smile.

説明会で時間ギリギリにやって来て、会場の後ろの方で立っている学生さんも、同様です。

To student who come to the last minute of the briefing and stand behind the venue, we also throw them away.

社会人にとって、人を選ばなければならない時、たった1回の面接で、その人の能力や努力を評価するのは、とても難しいのです―― ほとんど「ギャンブル」といってもいいくらいです。

When we have to choose a person, it is very difficult to assess a person's abilities and efforts in a single interview. It's almost like "gambling".

ところが、「時間」のような定量的なものさしで、人を切り捨てるのは、とっても「ラク」なことなのです。

However, it is very easy to discard a person with a quantitative measure such as "time".

社会人には、「時間を守らない人間」を保護する理由が、1mmもないのです。

Busuness persons have no reason to protect "students who do not keep time".

そして、入社後に、「時間は守らなければならない」などという、小学生の教師の説教のようなもことも、したくないのです。

And after joining the company, we don't want to do things like preaching by elementary school teachers, such as "we have to keep my time."

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少くとも、この私は、学生さんたちに対して、

At least, I don't want to have a special feeling

『社会のルールを教えなければならない』

"I have to teach students the rules of society."

などという殊勝な気持ちは、全く持ち合せておりません。

そもそも、私自身、他人にルールを語れるような資格(人格も人徳もリーダーシップ)もありません。

In the first place, I myself do not have the qualifications (personality, morals, leadership) that can tell the rules to others.

私は、単に、『面倒くさいのはゴメンだぜ』と思っているだけで ―― そんでもって、大抵の社会人も同じこと思っています。

I just think, "I'm sorry for the trouble." and most business persons think the same way.

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学生の皆さんに、一言言えるとすれば、

In a word,

『優しそうに振る舞う社会人には、十分気をつけろ』

"Take care of people who behave kindly"

ということです。


2021-02-22 『太平洋戦争と同じような状況になれば、歴史の教訓があろうがなかろうが、私たちは再び開戦してしまう』

I read "Economists on the Outbreak of War between Japan and the United States"

新潮選書は、私には結構辛い本でしたが、毎日1時間歩きながら、4日で読了しました。

The Shinchosensho was quite a hard book for me to read, but I finished it in four days, walking an hour every day.

この本の売りは、

In this book,

(1)圧倒的に不利な国力差(日米の国力比 1:20~50)にあって、

(1) In the face of an overwhelming disadvantageous power gap (Japan-U.S. power ratio: 1:20-50)

(2)上記(1)の情報は、秘密情報どころか、権力者のみならず国民至るまで広く開示されていて、

(2) The information in (1) above is not secret information, but is widely disclosed not only to those in power, but also to the public.

(3)戦争開始前に「日本必敗」というシミュレーションが完璧に完了していて、

(3) Before the start of the war, the simulation of "Japan's inevitable defeat" was completed perfectly, and

(4)内閣、政府、軍部に至るまで、ほぼその現実を理解していた

(4) The cabinet, the government, and even the military were almost all aware of this reality.

という状況下において ―― というか、むしろ『その(1)~(4)の条件が揃っていたからこそ』日本が太平洋戦争に突入した

even under the circumstances of (1)~(4), rather because of the circumstances, Japan's entry into the Pacific War.

という事実を、行動経済学の観点から解き明かすという本です。

This is a book that clarifies this fact from the perspective of behavioral economics.

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色々な読み方があると思ったのですが、私の最大の感想は一つ

I thought there were many ways to read it, but my biggest thought was,

―― 戦争に突入した原因は、軍部や政府ではなく、むしろ『数字を読めない/読もうとしなかった国民」の側にあった

"The cause of the war was not the military or the government, but rather the people who could not or would not read the numbers"

ということです。

著者の分析によれば、「弱腰で意志決定ができない政府」「無能で粗野な陸軍」というのは、かなり虚飾が入っているようです。

According to the author's analysis, "a government that is weak and incapable of decision-making" and "an incompetent and crude army" are quite fanciful.

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で、この本を読みがら「もし私が権力者だったとして、この局面をひっくり返して、戦争回避ができただろうか?」と考えていたのですが ――

And as I read this book, I was thinking, "If I were in power, could I have turned this around and averted war?

『絶望的に不可能だ』と確信してしまいました。

However, I became convinced that it was hopelessly impossible.

In particular, I thought that prospect theory was too strong.

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■選択A : 開戦しなければ、3年後に米英の経済封鎖により、日本は屈服する

Option A : If the war does not start, Japan will be brought to its knees by the economic blockade of the U.S. and Britain in three years.

■選択B : 開戦すればほぼ間違いなく敗戦する。但し、

Option B : If the war starts, we will almost certainly lose. However,

(1)もし、ドイツがソ連に勝利し、

(1) If Germany defeats the Soviet Union and

(2)もし、ドイツがイギリス上陸に成功し、

(2) If the Germans succeed in landing in England, and

(3)もし、日本が東南アジアの資源を獲得しその輸送ルートを確立し、

(3) If Japan acquires the resources of Southeast Asia, establishes transportation routes, and

(4)もし、イギリスがドイツに降伏したら、

(4) If the British surrender to the Germans

その時、米国は交戦意欲を失って講話に応じるかもしれない。

At that time, the U.S. may lose its will to engage in war and accept a peace treaty.

という、4つの"if"と、1つの"might"であったとしても、(どう考えても、限りなくゼロに近い可能性ですが)、行動経済学のプロスペクト理論によれば、"選択A" < "選択B" になるのです。

Even if there are four "ifs" and one "might" (which is a near-zero possibility by any measure), according to the prospect theory of behavioral economics, "choice A" < "choice B".

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著者に因れば、この状況を回避する方法があるとすれば

According to the author, if there is a way to avoid this situation, it is

(1)我が国に「戦争回避を主張する独裁者」が現われる

(1) A "dictator who insists on avoiding war" will appear in our country.

(2)選択Aを選んで、3年間のどこかで、局面が変わるのを「無策」で待つ

(2) Choose option A and wait for the situation to change somewhere in the next three years with "no action".

という手しかなかったという総括が、心に響きました。

The author's summation, "These would have been the only two ways," resonated with me.

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『太平洋戦争と同じような状況になれば、歴史の教訓があろうがなかろうが、私たちは再び開戦してしまう』

"If we find ourselves in a situation similar to the Pacific War, we will start the war again, regardless of the lessons of history"

と確信させる、なかなかいい感じの「絶望」を与えてくれる一冊でした。

It was a book that gave me a pretty good sense of "desperation".