これはコロラドに住んでいた時の話です。
デパートの階段の前で、嫁さんが、まだベビーカーに乗っていた当時二歳の娘をベビーカーから抱きかかえて、階段を上がろうとしていた時のことです。
はるか遠くから、全力疾走で走ってくるアメリカ人の男性二人。
娘の入ったベビーカーをガシっと掴むや否や、どどどどどーーとベピーカごと、娘を階段の上に運んでしまい、嫁さんが礼を言うまえに、ぱぱっと走って消えていってしまったそうです。
この話を聞いたとき、私は感動で背筋が震えたのを覚えています。
「『かっこいい』とは、こういうことだな」と、嫁さんと二人で頷きあっていました。
米国の生活の中で、ちょっと日本では味わえないような、(言い方は良くないのですが)数多くの「暴力的な好意」に出会いました。
-----
しかし、、、、
私が分からんのは、このような親切の塊でできているような(と私には見えることが多い)多くの米国人を代表する政府が、頼みもしないのに、他の国に出かけてまで戦争なんぞをしに行くのだろう、ということなのです。
もの凄い違和感を感じます。
-----
私の出会ったいわゆる米国の人は、自国の戦争方針に凄い嫌悪感を持っており、大統領の政策を批判して憚らない方が多かったようです。
例えば『ブッシュの中東政策は間抜けだ』というような意見です。
確かに、私も、政府の政策が、我々の意図と同一と思われたらかなわんと思うようなことが沢山あります。
「国家の人格」と「国民の人格」は完全に独立である、と考えないと、我々は大切なものを「国際的」に失なってしまうかもしれません。
三国志については、ゲーマーでうっとうしい奴のことが思い出されて、今後もあまり嵌るこ とはないだろうと思っています。
映画の「レッドクリフ」も、それほどには、面白いとは思いませんでした。
ま、私には、吉川英治先生と、酒見賢一さんの本で十分です。
-----
ただ、酒見賢一さんの「泣き虫 弱虫 諸葛孔明」の中に、発明家が出てくるので、『おや?』と思ったことを覚えています。
諸葛亮の妻、黄夫人は、木製ロボットを自作して、そのロボットにウドンを作らせた、という逸話があります。
事実なら、HONDAのアシモより凄い。
「孔明のヨメ。」 という4コママンガを、Amazonの中古本で購入したのですが、これが、なかなか面白い。
発明の父が「エジソン」であるなら、発明の母は「月英」と言えるでしょうか。ただ、この「孔明のヨメ。」を読むと、「発明の母」というよりは、「実用新案の母」という感じもしますが。
いわゆる、ゆるキャラ系三国志として、お勧めです。
横山光輝先生の三国志よりは、肩こらないかな、と。
以前、中央制御室が、100を越える警報が一斉に点灯して、何が起きたのか判断できなくなる状態
The other day, I explained about a condition, more than one hundred alerts were blinking and nobody could not understand what the system happened.
It is called "Christmas tree (alert avalanche)”.
のお話をしました。
システムがこのような状態になるのは、大きな中央制御室を必要とする、原発のような巨大システムだけだと思っていました。
I thought that only enormous systems like nuclear power plants that need a central control room, become to cause such tragedies.
-----
先日、嫁さんが洗濯機を使っていたときのことです。
Few days ago, when my wife used a washing machine in my house, she called me and said
『洗濯機の表示パネルの全てが、一斉同時に点滅しはじめた』と、私に連絡をしてきました。
"All indicators of the washing machine because to be blinking suddenly"
江端:「システムは正常稼働中か?」
Ebata:"Does the system work well?"
嫁さん:「システム?」
Wife:"The system?"
江端:「洗濯機のことだ」
Ebata:"Washing machine"
嫁さん:「うん、動いている」
Wife:"Yes. It works well"
江端:「では、そのまま、何もしないで、システムが所定の洗濯プログラムを完了するまで、監視状態のまま維持」
Ebata:"O.K. Keep it without doing anything by the end of the washing program."
嫁さん:「点滅続けているけど、ほっといていいの?」
Wife:"Can I leave it alone? They are blinking now"
江端:「大丈夫」
Ebata:"No problem"
―― 我が家の洗濯機は、最悪の状況下でも『メルトダウン』だけはしない
”At least, our washing machine does not "meltdown" at its worst.”
(Continuation from yesterday)
このようにして、私は、理系的な的確な判断で「北極リターン」を断行して、バーストによるカタストロフを回避したのです。
Thus, I could avoid a tragedy of the burst to do "Hokkyoku-Return" based on scientific good judgement.
これらの成功要因を冷静に分析すると、これは、
Making an analysis of this successful elements in a calm manner, this is that
―― 私がエンジニアであった
"I am an engineer"
という一言に尽きるでしょう。
やはりエンジニアという職業は、その業務内容を超えて、日常生活への汎用性の高い対応が可能という点で、お勧めできる進路です。
After all, I can recommend a occupation of "engineer" for high adaptive value of common daily life beyond the reach of the job range.
このような「北極リターン」を見事に決める為にも、是非、進路に迷っている若い人には、エンジニアを選択肢に入れた検討をお勧めしたいのです。
In order to make a success like "Hokkyoku-Return", I want younger person think an evaluate alternatives, if they are worried about their career path.
-----
ただ、詰めの甘さがあった ―― というのは認めなければなりません。
But I have to admit my "easygoing".
「セカンドインパクト」というものの存在を考慮していなかったことを。
I didn't consider a existence of "Second impact" at that time.
ファーストインパクトを回避できたことで安心していた私は、油断をしていたのです(詳細は省略)。
I relaxed my guard because of avoiding "First impact". (The detail is omitted)
―― 想定外
"Unexpected circumstances"
という言葉の意味を真に理解する為には、私たちは「痛み」を伴わなければならないのです。
In order to understand the real meaning of the word, I think that I should feel pain.
-----
だからこそ、この映画は必見なのです。
So I think that that movie is "must-see".
是非、このタイミングで映画館に行きましょう。
Right and wrong, I hope you will go to a movie theatre.
「子供は蜂に刺されて蜂の危険を知る。痛みを伴わない想像力は只の甘い夢にしかすぎない」(天空の蜂)
"Children know a danger of bee after the bee stings. The imagination without pain is just a sweet dream"(A bee of heaven)
本日は、コラムがリリースされた日なので、日記はお休みです。
Today, new my column is released, so I take a day off.
Over the AI ――AIの向こう側に(3):
笑う人工知能 ~あなたは記事に踊らされている~
"Over the AI(3) ---- beyond a reach of our imagination"
"You get the raspberry from AI, and manipulated to the articles"
-----
「私(♂)が男性相手と不倫をした場合に、どのような知識をエキスパートシステムに教え込むべきか」
"When I am the affair with male partner, what kind of knowledge should I give to the expert system ?"
を相談したところ、
『その不倫相手が、"ひ弱い感じの男性"か、"マッチョな感じの男性"かで、知識を変えるべき』
"You should change the knowledge whether the case of the partner is "a sickly man "or, or " a macho man"",
と父親にアドバイスした、
江端家の長女は、
My senior daughter, who answered it in no time,
実在します。
has existed.
先日、町内会の広報担当の仕事として、あるテーマでグループインタビューをしました。
The other day, I did a group interview as a work of a neighborhood association spokesperson.
そのグループの中には、海外の方(ネイティブは英語)が一人いらっしゃったのですが、
In that group, there was one foreigner (native English), however,
I am sure that "I am second to none to speak nonsense English"
あまり心配はしていませんでした。
I was not too worried.
-----
うん、実際に心配いりませんでした。
Yeah, I really did not have to worry at all.
その方、流暢な日本語しゃべっていたし、
He was speaking fluent Japanese,
細かいことについては、
For details,
広報部の部長が英語でしゃべっていたし、
The director of the public relations department was talking in English, and
インタビュイーの一人は英語翻訳を仕事にしている方だったし。
One of the interviewees is engaged in English translation.
-----
―― うちの町内会って、もしかして、凄くね?
"My neighborhood association is possibly awesome isn't it?"
母集団が小さいので比較はできないものの、
The population is small, so it is difficult to compare my company with my neighborhood association directly, however,
下手すると、私の勤務している会社より、私の町内会の方がグローバル化の対応は速いかもしれれません。
My neighborhood association may be more responsive to globalization.
ここのところ、身内の葬儀が続き、私は、その葬儀の長、または補佐を努めてきました。
For now my family 's funeral continued, I had to be the head of the funeral, or assistant.
そういう訳で、私はお経を上げてくれるお坊さんの一番近くで、お経の内容や、死生観についてのお話(説法?)を伺う機会を得ています。
So,I had chances to have the opportunities to hear the story about death and life view or Buddhist scriptures next to the monks.
正直なところ、
To tell you the truth, I had experimented that
■通夜、本葬、初七日の3回の、お坊さんの話の内容が全部同じ
the preaching contents of wake, main funeral, the first seven days are perfectly same.
とか、
or,
■滑舌が悪くて、何をしゃべっているのかが分からない
I could not understand what the monk was talking about, because of his bad tongue
というのは、儀式のメインプロデューサの一人であり、かつ、プレゼンテーターとして、いかがなものか、と思いました。
I wonder how he thought about what he was doing. as a main ceremonial producer and presenter.
-----
というか、仏式の葬儀で展開される説法の内容が、この年齢に至って、なお私には理解できていません。
Honestly, I cannot understand the contents of Buddhist scriptures, even I was enough old.
私の仏教の教えの骨格は、特許明細書風に記載すれば、こんな感じです。
My understanding of Buddhist scriptures is the following like a patent application.
【本発明(本宗教)の背景】
Background of this religion.
(1)人々は富や権力を求める。それが手に入れば、その倍の富や権力を求め続け、その果てはない。
(1) People seek wealth and power. Even if they get them, they want to keep seeking twice the wealth and power without ending.
(2)それどころか、(1)によって、それらを防衛する為の心配や不安がつきまとう。
(2) On the contrary, by the (1) they are worried and concerned about defending them.
(3)さらに、最終的には死によって、蓄え獲得してきた富や権力は、消え失せる。
(3) In addition, wealth and power that we have accumulated can be lost by death.
(4)上記(1)~(3)を纏めると、『人間は、苦しむ為に生きている』ことになる。
(4) To summarize the above from (1) to (3), "human beings are living for suffering".
という、古今東西、観測され続けている事実があり、概ねその例外は認められない。
There are the facts that are being observed everyday, east and west, and roughly there are not exceptions about them.
(To be continued)
(Continuation from yesterday)
『この技術さえ取得すれば、後の人生は安泰だぜ』
"If I acquire this technology, my life will be safe later".
といえる技術は何か ―― ということを考え続けています。
I continue to think about what the technology is.
-----
エンジニアは「技術」を持っているだけで『勝ち組』のように言われることがあります。
An engineer sometimes seems to be a "winner" just by having "technology".
I have faced the scenes several times actually.
もちろんエンジニアである私は、「そんなことあるわけないだろう」と思っています。
Of course, as an engineer, I think, "it is a nonsense".
その一方で、世間の人からは「そう見えるかもしれないなぁ」とも思うこともあります。
On the other hand, it cannot be helped that people may think that.
技術とは、一言で言えば「物事を解決する方法」ですが、この概念は広過ぎます。
Technology in a nutshell is "how to solve things", but this concept is too broad.
特許法の考え方を援用すれば、「エンジニアの技術」とは、(1)課題、(2)解決手段、(3)作用効果が明確でであり、さらには、(4)反復可能性、(5)実施可能性、(6)客観性を有していること、となります。
Using the idea of patent law, "engineer technology" means that (1) problems, (2)means of solution, (3)operational effects are clear, and (4)repeatability, ( 5)possibility of implementation, (6)having objectivity are needed.
ぶっちゃけて言えば、「第三者に伝承ができるもの」、であって、「金になるもの(価値があるもの)」と言い切ってもいいでしょう。
In short, it can be said that it is something that can be handed down to a third party, and that it can change money (something that is valuable).
-----
しかし、このような「エンジニアの技術」は、「第三者に伝承ができるもの」であるが故に、「価値の暴落する速度が速い」のです。
However, such "engineering skills" are "things that can be passed down to third parties", so "the speed at which the value crashes is fast".
■プログラムができれば、人生は安泰だぜ
- if you can program, your life is going to be safe.
■インターネットの通信技術が身につけば、人生は安泰だぜ
- if you have the Internet communication skill, your life is going to be safe.
■サーバの構築ができれば、人生は安泰だぜ
- if you can build a server, your life is going to be safe.
■Webサイトの管理ができれば、人生は安泰だぜ
- if you can manage your website, your life is going to be safe.
■ビッグデータの解析ができれば、人生は安泰だぜ
- if you can analyze big data, your life is going to be safe.
■クラウドが使いこばせれば、人生は安泰だぜ
- if you can use cloud computing, your life is going to be safe.
■AI(?)が使いこばせれば、人生は安泰だぜ
- If you can use AI(?), your life is going to be safe.
―― 笑わせないで下さい。
"Please don't make me laugh"
これが事実なら、私の人生は、「7重の安泰」という、
If this is the case, my life has been protected by "sever layers of safety", like,
"a real nuclear safety management" that is called "world-class safety" (Well, the safety myth of the nuclear power plant has already collapsed)
(To be continued)
今日は、母の施術の立ち会いの為に、会社を休んで、病院に行ってきました。
Today, I took a day off from work to go to the hospital to witness my mother's treatment.
フェイスシールドを準備しての万端の体制だったのですが、病院では、看護師さんもフェースシールドをしていませんでした。
I was all set up with a face shield at the ready, but at the hospital, the nurses didn't have a face shield either.
悪目立ちするのも何なので、今回は、フェースシールドを使うのはやめました。
I didn't want to stand out, so I decided not to use the face shield this time.
それはさておき。
Aside from that.
-----
昨日お話しましたが、体中の筋肉痛がハンパなく酷いので、実家の方のスーパー銭湯にいって、サウナ3セットをやってきました。
As I told you yesterday, I went to the super public bath at my parents' house and did three sets of sauna sessions because the muscle pain in my body was so bad.
サウナの中で流れているテレビ番組を ―― 苦痛を感じながら聞いていました。
I listened to the TV show playing in the sauna -- painfully.
著名な女優さんが自殺するのは痛ましいし、元アイドルグループのメンバが、飲酒運転の上に事故を起こすのは非難されてしかるべきです。
It's tragic to see a famous actress kill herself and a former member of an idol group should be blamed for causing an accident on top of a drunk driver.
―― しかし、大人が数人も集って、何十分も語るようなネタか?
"However, is this the kind of story that a few adults can get together and talk about for 20 minutes?"
うん、そういうネタなんだろう。
I thought "Yes, it is".
そういうネタだから、真っ昼間から放送されている訳です。
That's why it's being broadcast from daytime.
それだけのリソースを投入するなら、ソリューション(解決法)の議論でもすればいいのに ―― と思ってしまうのは、私がエンジニアだからかもしれません。
I thought "If they want to invest that much resources, they can discuss the solution", however, it may be because I am an engineer.
-----
個人的意見としては、
In my personal opinion,
―― サウナ室は無声、無音でいい
"Sauna rooms can be silent"
と思うのですが、サウナ利用者としては、ボーッとするよりは、テレビが流れていた方が気が紛れるということもあるのかもしれません。
However, as a sauna user, it may be more distracting to have the TV on than to be dumb.
うん、無声、無音では、サウナ室が、座禅の修行所のような感じになってしまうだろう(私は、それでもいいと思うのですが)。
Yeah, the sauna room will look like a zazen training center(I think that's fine).
私としては、早いところ、
I do expect that
■サウナ対応(完全防水、上限温度120度)のタブレットの開発
- Development of tablet compatible with sauna (fully waterproof, maximum temperature 120 degrees)
と、
and
■そのタブレットとイヤホンの銭湯への持ち込み
- Bringing the tablet and earphones to the public bath
を期待したいところです。
"VRゴーグル"でも可です。
"VR goggles" are also acceptable.
先日、制御用デバイスを、個人的に、長期に渡って(3年間以上)貸与して頂いていた会社の社長さんから、
The other day, the president of a company to which I had been personally loaned a control device for a long period of time (more than three years) mailed me. The subject was,
『機材返却をお願いできないでしょうか』
"Could you please return the devices?"
というメールが来ました。
私、これまでも品番の問い合わせなどのタイミングで、度々返却を申し出ていたので、ちょっとビックリしました。
I was a little surprised, since I have often offered to return them when inquiring about part numbers.
その日のうちに、江端家のシステムの一部を解体して、お借りしていた全品を返却しました。
Later that day, I dismantled part of the Ebata family's system and returned all the devices I had borrowed.
まあ、ジャンク屋で拾った機器がまだいくつか残っているので、あまり心配はしていません。
Well, I'm not too worried as I still have a few devices left that I picked up at the junk shop.
-----
世界的な半導体不足の影響で、色々な製品の製造遅延が発生していることは知っていたのですが、私のような個人にまでお願いがくるとは ――
I are aware that the global shortage of semiconductors has caused delays in the production of various products. However, in light of the fact that even an individual like me is being asked to do this.
本当に、半端ではなく危機的状況なのだな、と実感しました。
I realized that they were really in a critical situation.
-----
『そういえば、私が連載の寄稿をさせて頂いているEE Times Japanは、まさしく半導体業界の情報サイトだったなぁ』と思い出しました。
I was reminded that EE Times Japan, to which I am a regular contributor, is really an information site for the semiconductor industry.
こんな日記をリリースしたら、担当のMさんに殴られないまでも、イヤミの一つくらいは言われるかもしれない、とも思いましたが ――
I thought that if I released such a diary, Ms. M, who is in charge of my columns, might at least give me a hard time, if not beat me up.
でも、『叱られたら、叱られたで、また日記が書けるな』と思いましたので、リリースしちゃいます。
But I thought, 'If I get scolded, I can write the next diary,' so I'm releasing this.
先日、
The other day, I was asked from my reader,
『江端さんの記事って有料になったのですか』
"Did you start charging for your articles?"
との質問を受けて、ビックリしました。
and I was really surprised.
そういえば、スマホは、EE Times Japanへのユーザ登録が、ワンアクション入るようになっていたなぁ、と思い出しました。
I remembered that for smartphone, user registration to EE Times Japan has been needed as one-action process.
パソコンのブラウザでは、このようなアクションは不要なようです。
However, you don't need to register from the web browser of PC
いずれにしても、江端の記事は今も無料で読めるようです ―― というか、私は、この件に関してコントロールできません。
Anyway, reading my columns are free of charge even now. I mean, I have no control over this.
あしからずご了承下さい。
I apologize for any inconvenience.
-----
最近、この手のユーザ登録の要請が多くなったような気がします。
I think that there are more requests for this type of user registration recently.
私も、こういうのが、どうにも苦手で、「登録」よりも「購読断念」を選んでしまいます。
I am not good at the actions like this either. so I happen to sto
これは、日経XXのポータルサイトに多いのですが、この登録後に必要となるアンケートシートに「うんざり」するからです。
This cases are apt to happen on Nikkei-XXX site. This is because I am "fed up" with the survey sheets that are required after this registration.
年収とか、家族構成とか、職位とか、既婚や未婚など ―― これらのプライバシーを書かされる『不快』さを、日経XXのサイト運営者は理解すべきです。
The Nikkei XX website operators should understand the "discomfort" of being asked to write these privacy details -- income, family structure, job title, marital status, unmarried status, etc.
原則、私は10項目以上あるアンケートには、答えないことにしています。面倒くさいからです。
As a general rule, I do not answer surveys that have more than 10 items. It is because it is too much trouble.
-----
先日、筋トレを目的としたスポーツジムの見学に行ってきたのですが、その前に記載されるアンケート用紙(両面ビッシリと、細かい文字で記載されている)を見た瞬間、
The other day, I went to visit a gym for muscle training, and the moment I saw the questionnaire form (double-sided, with super small characters) that I had to fill out before the visit, I said
『あ、もういいです』
"Sorry, I give up"
とだけ行って、そのまま立ち去りました。
and left the gym.
私は、ジムの設備を見学したかっただけなので、このアンケートに応えるコストに見合わない、と判断しました。
I decided that it was not worth the cost of responding to this survey, as I only wanted to tour the gym facilities.
-----
で、多分、多くの施設やポータルサイトは、ユーザの『不快』や『面倒』で、私のような潜在顧客を見逃しているハズです。
And maybe many facilities and portals are missing out on potential customers like me because of the 'discomfort' and 'hassle' of users.
それに気がついていないなら「バカだなぁ」と思うし、
If they don't realize that, I think that they are "stupid."
それに気がついているなら、「救い難いバカだなぁ」と思います。
If they realize that, I think that they are "unhelpful stupid."
「育児を手伝う」とか「家事を手伝う」などと、この時にあって、まだこんな『ふざけた』ことを平気でいっている、低能な男性芸能人のコメントに、腹を立てています
I am offended by the comments of lowly male entertainers who, in this day and age, are still talking about "helping with childcare" and "helping with household chores" and such "ridiculous" things.
―― 「育児は『する』もの」であり「家事は『する』もの」である
"Raising children is a 'doing' and housework is a 'doing.'"
その程度の認識のない人間は、結婚はもちろん、育児に関わるべき人間ではありません。
People who do not have that level of awareness should not be involved in marriage, let alone raising children.
-----
最近の私は、世間の価値観が『2週間』で更新され続けていることを、痛感しています。
I have been acutely aware that the world's values continue to be updated in 'two weeks.'
ちょっと油断していると、世間の価値観から乖離してしまいます。
If I am not careful for a moment, I can diverge from the world's values.
ですので、私は、新聞、ニュース、その他のメディアを、頻繁にキャッチし続けるようにしています。
So, I try to keep up with the newspapers, news, and other media as often as possible.
もちろん、個人の信念や価値観(ポリシー)は、個人として持ち続ければ良いです。
Of course, you can continue to hold on to your personal beliefs and values (policies).
ただし、それは、世間との乖離を客観的に把握し続けた上で、のことです。
However, this is only after keeping an objective eye on the divergence from the public.
無知や無能だけで支えられている個人のポリシーなんぞ、私は、指を差して、罵倒して、嗤(わら)ってやります。
I will point, abuse, and sneer at any personal policy that is supported only by ignorance and incompetence.
-----
男性の育休に関して、私は一つの社会実証実験を提案しています。
About male maternity leave, I am proposing a social experiment.
『男性(夫)の育休休暇期間中の、女性(妻)の一定期間(例、3日~1週間)の外泊』です。
"During the husband's parental leave period, the wife stays out for a certain period (e.g., three days to 1 week)."
夫の寄与率100%の育児期間を設ける ―― これが絶対的に必要だと思います。
A period of childcare for the husband with a 100% contribution rate -- I think this is necessary.
To begin with, a person who cannot experience the "hell of child-rearing" should not call himself a "parent."
-----
しかし、この実証実験については、嫁さんが強い難色を示しています。
However, my wife has expressed strong reservations about this social experiment.
嫁さん:「その実証実験を実施すれは、かなり多くの幼児が"死ぬ"ことになるよ」
Wife: "If you do that experiment, many toddlers will "die."
江端:「私もそう思う。しかし、このくらいの危機感を与えないと、バカな男は、いつまでも"バカ"のままだ。だから、社会実証実験では、各種のセーフネットも併わせて準備する」
Ebata: "I agree. However, unless we give them a sense of crisis like this, stupid men will always remain stupid. Hence, we must prepare various safety nets for the social experiment."
モニタリング、コールセンタ、緊急救命派遣などを準備する必要があると思います。
We must prepare for monitoring, call centers, emergency life-saving dispatches, etc.
これらのセーフネットは、実験コストを高いものにするかもしれません。
These safety nets may make the cost of experimentation high.
しかし、「育児を手伝う」とか言っているバカに、「育児は『する』もの」であるという認識を叩き込むコストとしては、妥当なようにも思えます。
However, it seems reasonable as a cost to knock the perception that "Raising children is a 'doing' into the idiots who say they are going to "help with childcare."
この『男性(夫)の育休休暇機関中の、女性(妻)の一定期間(例、3日~1週間)の外泊』が、社会に定着すれば、セーフネットのコストも減少していく、と期待しています。
I expect that the safety net cost will decrease if "during the husband's parental leave period, the wife stays out for a certain period (e.g., three days to 1 week)" becomes a common practice in society.
もう一つの可能性としては、「驚愕的な未婚率の上昇」という悪夢もありえます。
Another possibility could be the nightmare of a "startling increase in lifetime unmarried rates.
まあ、私たちが、"それ"を選ぶのであれば、粛々と、穏やかな我が国の死を受けいれるしかないでしょう。
Well, if that's what we choose, we will have to accept the death of our country solemnly and peacefully.
-----
では、現在のような育児休暇の考え方がなかった世代の、私のようなシニアはどうなるか?
So what happens to seniors like me, a generation that did not have the current concept of parental leave?
私(江端)は、逃げ得か?
Am I only gaining by running away?
いやいや、これからは、育児という概念がシニアの男に拡大すると思いますし、そうさせなければなりません。
No, no, I believe that childcare will expand to senior men and must be allowed to do so.
要介護フェーズに入っていない健康なシニアは、そのリソースを「育児」に向ける時代になります。
Healthy seniors who have not entered the phase of needing nursing care should direct their resources to "childcare."
娘たちの子どもの育児を、一定期間、私(江端)が一人でやる ―― 私には、その覚悟ができています。
I (Ebata) will be raising my daughters' children by myself for a certain period -- I am ready to do so.
-----
―― 私の過失で幼児を殺すことになるか、あるいは、私が育児過労で死ぬか
"My negligence will kill my toddler, or I will die from overworked childcare."
今、命をかけた、新しい育児の形が問われています。
Now, a new form of childcare is being questioned, putting life on the line.