0207|09|
2007|09|10|12|
2008|01|02|03|
2009|01|05|08|10|11|12|
2010|01|02|03|04|09|11|12|
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2024|01|02|03|04|05|

2010-03-13 「もったいない」

嫁さんにプロポーズをした時に、「もったいない」と言われたことを覚えています。

これは、

「私みたいな人に、貴方のような素敵な人は『もったいない』」

という意味だと思っていたのですが、これが誤解であったことが、結婚十何年を遥かに過ぎた、先日判明しました。

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大学の2年生まで、私は思想的には左翼に属する自治寮に属しており、いわゆる男女間の差別問題等についても勉強をさせられていました。
当時は、夫婦別姓論に関する議論が、世の中を席巻していました。

その寮生活において、普通の生活の中での、普通の発言や振舞の中で、自分の意識しない差別が存在することを御互いにチェックしあえる機会を得ることができました。

例えば、次のようなことがありました。

ある種の政治運動をしている女性について、

『女性であるのに、大変立派なことをされている』

という感想を漏らした時、寮の先輩から

『江端。今、お前は、明確な差別発言をしてしたことに気がついているか』

と言われました。

こういう日常生活での批判は、何百冊の本を読んでも得られない貴重なものであり、今でも、この点に関しては、寮生活を送れたことを心から感謝しています。

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で、「もったいない」の話に戻ります。

嫁さんが、「もったいない」と言った発言の趣旨は、

(1)『私は、社会のフロントで闘っている多くの女性を知っている』

(2)『その女性の多くは、男性の意識的、無意識的な女性差別観念によって、その活動を制約されている』

(3)『そういう差別観念を自己認識して、改善していこうとする男性は極めて少ない』

(4)『貴方のような人は、そのようなフロントの女性にこそ供給されるべきである』

(5)『従って、限りある人的資源が「もったいない」』

-----

要するに、私は、レアメタル(希少金属)のようなものだった、ということです。

まあ、これはこれで、賞賛の一つではあるのですが、なんか「愛」がないなぁ、と思いました。


2012-03-13 嫌悪の表情

先日、「図書館の図書購入に対する、著作権者による期限付き差止請求権」の話を書いていて思い出したことがあります。

ちなみに、ゲームソフトの消尽の話ではありません。

http://www.nikkeibp.co.jp/archives/182/182325.html

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新宿の紀伊国屋書店で、OS仮想化に関する技術書を探していました。「エミュレータ技術」と呼ばれれるものです。

書店内に設置された検索用端末でも、ピッタリしてものが見付からないので、書店の人に「エミュレータの本を探している」旨の相談をしました。

その時、ほんの僅かに見せた彼女の『嫌悪の表情』を、私は見逃しませんでした。

―― 何なの?、彼女のこの反応?

別に、私は、彼女に『○○という女優のアダルトDVDを一緒に探して欲しい』と頼んだ訳ではありません。

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不可解な思いのまま何日が経過した頃。

調べてみたら「エミュレータ」という言葉、どうやら、違法ゲームソフトと関連する分野で使われることが多い用語らしいことが分かりました。

-----

『エミュレータの研究開発をするぞ』と意気込んでいたところに、いきなり水を差されたような気持ちになりました。


2013-03-13 嫁さんが娘の制服を着ていました

本日帰宅したら、嫁さんが娘の制服(ブレザー)を着ていました。

一瞬で顔面から血の気が引いて、青冷めました。

―― そういう趣味なら、もっと早い時期(新婚の頃)に

と思っていたところ、

「(娘の制服の)ボタン付けをしたので、その位置の確認をしていた」

とのことでした。

-----

ホッしたり、ちょっとガッカリしたり。

いや、「ガッカリ」はなかったな、さすがに。


2014-03-13 「当然、『一人メシ回避』がプラットフォームだよ」

今回の「一人メシ」に関する長女とのディスカッションの話を、車の中で嫁さんにしました。

When I was driving a car, I told my wife about the series topic "lunch alone".

江端:「(長女が)『グループとは、一人メシを回避する為だけに存在する』と言い切った時は、かなり驚いた」

"I was surprised to hear the senior daughter's original definition, "any group exists for avoiding "lunch alone"".

嫁さん:「そう?」

"So?"

と、それほど意外でもなさそうに応えました。

My wife responded my comment unsurprisingly.

江端:「いや、いや、いや、『グループになる/作る』というのは、もっと、こうなんというか、『目的指向』なもので、『楽しく生きる為の手段』でしょう?」

"No, No, No, "Making a group" is a kind of target-oriented activity, and aiming for enjoyable life of us.

嫁さん:「ああ、勿論、そういう風に『機能』することもあるよね」

"Um. Yes. I agreed with you. A group has functions you said."

―― あれ、なんか、妙な違和感を感じる

I felt an unexplainable sense of discomfort from this wife comment.

江端:「あのさぁ、確認したいんだけど。「一人メシ回避システム」と「エンターテーメント実施主体」って、どっちがプラットフォーム(基盤)で、どっちがアプリケーション(基盤の上で動くモノ)になるの?」

"Let me check that there are two functions "lunch alone avoidance system “and "entertainment maker". I want you to tell me which a platform is"

嫁さん:「当然、『一人メシ回避』がプラットフォームだよ」

"Needless to say, "avoidance system against "lunch alone"" is the platform."

江端:「え? 何だって?」

"What on earth!?"

嫁さん:「まあ、稀に、そのグループいることが、『楽しいこと』もあるよね」

"I agree that it's rare case however, we could sometimes enjoy something in the group."

-----

世の中の女性の方にお伺いしたいのですが、私の長女や嫁さんの「グループ」の解釈って、女性一般の社会通念なんでしょうか?

Now for, I would like to ask you (if you were a women) whether the understanding of "group" of both my daughter and wife" is a common sense in women's field.

私、次に生まれてくる時は、「美人で、セレブで、知的な、文系の女子大生」と決めているのですが ―― これを撤回すべきか否か、ここ数日、考え込んでいます。

I have already decided that I am going to be born as a girl who is beautiful, rich, and intelligent and a student with majors in the school of humanities, next time.

Recently I have been thoughtful whether I should back down on the above issue.

(To be continued.)


2015-03-13 内容が内容なので、編集部の方も、相当「すったもんだ」されたようです(申し訳ないです)。

本日は、コラムがリリースされた日なので、日記はお休みです。

Today, a new column is released, so I take a day off.

"Let's turn the world by "Number" (11) Let's explain the Kyoto Protocol using toilet and "that""

-----

大作です。超大作です。

This is a large work. Super large work.

なにせ、私の方から分割を提案したくらいですから。

Anyhow, I suggested the division from me.

それと、内容が内容なので、編集部の方も、相当「すったもんだ」されたようです(申し訳ないです)。

And, because of the content, a member of the editorial staff seemed to be making a great fuss about this column. (I feel very sorry).

-----

また、今回のコラムの中で登場する

The junior fellow who appeared in this column and said the following

「つまり、これまでの江端さんの作品が、われわれにツッコまれ続けていたのは、江端さんの苦労が全然足りなかったということですね」

"In conclusion, the reasons why the works you had written before has been criticized by us, are shortage of your efforts "

と言った後輩は、

―― 実在します。

exists.


2016-03-13 「江端さんは、我が社でもっとも有名な一人だ」

先日、シンガポール(だったと思う)の関連会社に出向中の同僚が、私の席の近くにきたので、いろいろと話をしていきました。

The other day, a colleague in seconded to affiliated companies of Singapore (I think it was), came close to my seat, I chatted with him.

そこに、彼の部下と思われる、現地の社員がやってきたので、握手をして簡単な自己紹介をしました。

A man was coming , who seemed to be his subordinates, the local employees, and we were shaking hands, and did simple self-introduction to your each other.

その同僚は、私を次のように紹介しました。

The colleague also introduced me as follows.

「江端さんは、我が社でもっとも有名な一人だ」

"Mr Ebata is the most famous one person in my company"

と。

-----

多分 ―― 褒め言葉ではない。

Maybe, I don't think that it is compliment.


2017-03-13 悪趣味だの、サイコパスだの、エゲつない奴だのと言われ続け、

本日は、コラムがリリースされた日なので、日記はお休みです。

Today, new my column is released, so I take a day off.

Let's turn the world by "Number" Accident resulting in injury or death (40) "

Do not make a human death a "big taboo"

-----

この連載の執筆で、

For the writing of this series,

ほとんど全ての盆と正月(とGW)と週末の休みを、

during almost all Summer and New Year (and GW) vacations and weekend holidays,

調査と、データ解析と、シミュレーションに費しながら、

for research, data analysis and simulation,

悪趣味だの、サイコパスだの、エゲつない奴だのと言われ続け、

continued to be said, "he is the lowest", "he is a psychopath", "he is a insane guy"

今、心身ともに疲れ果てている、

and exhausted, both mentally and physically now,

そういう週末研究員は

Such a weekend researcher

実在します。

has existed.


2018-03-13 ―― いらんことを聞いてこない分、パソコンの方がマシ

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

つまり、AI技術は、

In other words, AI technologies try to ask the complainer about the following questions,

●このクレーマーが、怒っている理由は何か?

- Why is this complainer angry?

●その発生原因は何か?

- What is the cause of the occurrence?

●このクレーマの思考を支える知性はどの程度のものであるのか?

- What is the intelligent level of this complainer ?

●このクレーマに精神的疾患はないか?

- Is there a mental illness in this complainer?

●血縁者に激情型気質の人間はいないか?

- Is there a person who has an explosive personality in this complainer's relatives?

●過去に同様のクレームをしたことがあるか

- Has he/she made similar claims in the past?

などを、そのクレーマーに尋ねることになります。

もしかしたら、「九九が言えるか」「物体が落下する理由」を尋ねられたりするかもしれません。

The complainer might to be asked "Do you know the multiplication tables? "Do you know why the object falls".

そんなことを尋ねられたら、私でも、『そのAIの端末を、拳で叩き壊すだろう』と思います。

If I asked such a thing, I think that "I will destroy that AI's device with a fist."

-----

AI技術と人間の決定的な違いは「忖度(そんたく)」「あしらう」「空気を読む」という名称では称呼しない何か(例えば「思いやり」等)の有無です。

The crucial difference between AI technology and humans is something about "consideration", "treating" or "reading the air".

これは、現在のAI技術では越えられない、決定的な一点です。

This is a big issue that current AI technology can not overcome human being.

「それでも、そこをなんとかするのが・・・」という人に対しては、私はもう語るべき言葉はありません。

For the person who will say "Nevertheless, for those you have said, I think there is something to do ...", I have no more words to say.

-----

私は

I come to think that

―― いらんことを聞いてこない分、パソコンの方がマシ

"PC is better than AI, because PC doesn't say something disagreeable"

となるような気がしています。


2019-03-13 ―― 私に対する悪口、悪評の類(たぐい)は、100%、私に伝わっています

現在、私は、日記(ブログ)と、コラム連載でしか発信しておりません。

Now, my opinions are opened by just my diary(blog) and serial columns.

TwitterやFACEBOOKでは発言はしていませんし、匿名掲示板などへの書き込みなどは、一切していません。

I don't say anything by Twitter and FACEBOOK, and I don't write on any anonymous bulletin board.

例外としては、家族への連絡用にLINEを使用することと、町内会の広報部の部長として、Webサーバに町内ニュースを掲載するくらいです。

With this exception, I use LINE for my family, and submit local news to the web server of block club.

但し、発信はしませんが、読むほうは、SNSの検索エンジンを使って、結構頻繁にやっています。

I don't show my messages, however, I have read message about me or my works by several search engines, including SNS, everyday,

コラムなどの感想を読むためです。

in order to read the impression of my works.

ですので、

So,

―― 私に対する悪口、悪評の類(たぐい)は、100%、私に伝わっています

"100% of bad reputations against me or my works are transmitted to me."

-----

ちなみに、私、「江戸の敵(かたき)を、長崎だけでなく、全国各地で討つ」も、モットーの一つとしています。

"Take revenge on someone in an NOT ONLY unlikely place, BUT ANYWHERE" is one motto of mine.

江端(やその作品)に対する非難をした後、何か個人的な災厄を被ったとしたら、それは、「私の呪い」と思って頂いて間違いありません。

If you have suffered any personal disaster after accusing Ebata (or his work), it is no doubt that it is my curse.

-----

これは、「呪い」の対象ではなく、「苦笑い」の類いの話ですが、

This is not the subject of a "curse", but a story of "a bitter smile",

先日も、Twitterのコメントの中で、

The other day, in the comments on Twitter, I found a phrase of

「あの"英語のできない"の江端さんも・・・」というフレーズをみつけました。

""Mr.Ebata who can not speak English, is ...."

まあ、実際、その通りで、反論の余地もないのですが、

Well, in fact, yes, there is no room for refusal. However,

""Mr. Ebata who is "loved by English "..."

として頂けると、私としては、ちょっと救われた気持ちになれます。

will make me feel a little saved.


2020-03-13 ―― 人を殺したって、マスクを手に入れるだろう

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

とにかく「COVID-19はよく分からん」ということは、間違いありません。

Anyway, we cannot know about COVID-19.

対策委員会も、COVID-19の成分を分析するのではなく、感染の状況から、COVID-19の性質を読みとっている状態です。

The Task Force is not analyzing the components of COVID-19, but rather reading the nature of COVID-19 from the status of infection.

この結果、「濃厚感染の3条件」が示されました。

As a result, "three conditions of concentrated infection" were shown.

その3条件を見る限りにおいて、「マスクが感染防止に効果がある」と読めるのは当然です。

As long as I read these three conditions, it is natural that I can read that "face masks are effective in preventing infection."

もっとも、後で「全く意味がなかった」ということが判明する可能性はあります。

It is possible that it would be completely meaningless later in the future.

しかし、これは、「根拠のないデマ」とは一線を画する、信じるに足る情報です。

Howeve, this is a trusted information, not unsupported rumor without any ground

-----

ならば、『家族や自分の為に、マスクを奪い合う』という行動をする人を、どうして、そんなにバカにできるのか。

So I don't know how they can make a fool of persons who scramble to get face masks for them or their family.

私は、『娘や嫁さんを命を守る為に、マスクが100%必要である』という確信(誤認であったとしても)を得たなら、

If I confirm the information of "In order to save my wife and daughters, face masks will be needed" (even if it is just rumor), I am confident that

―― 人を殺したって、マスクを手に入れるだろう

"I will be able to kill others to get face masks"

という自信があります。

-----

私が、人殺しに至っていないのは、

The reasons why I have not killed others yet, are

(1)たまたまマスクのストックがあり、

(1)I have stocks of many face mask incidentlly,

(2)「濃厚感染の3条件」を、理解している(と思っており)、

(2)I understand "three conditons of heavily contaminated" (maybe),

(3)嫁さんも私も、これといった持病もなく、高齢者でもなく、

(3)Both my wife and I are neither chronic sufferers nor aged, now.

(4)娘たちも感染しても発病に至らないか、至っても回復する体力が十分にある、

(4)My daughters have vitalities not to fall sick (even if infected) or to be able to recover from the sick soon.

という状況から、比較的落ち着いていられるからです。

So I have a cool nerve relatively.

ただ、死に至らなくても、死を運ぶ人(キャリア)には成り得るので、政府の推奨行動に、なるべく沿うように生活をしているのです。

Still, if we have little risk for our life, we will going to be carriers(of the virus). So we obey the administration instructions.

-----

マスクの奪い合いをしている人間を、なぜ、偉そうに見下すのか

I ask again, "Why you can look down on persons who scramble to get face masks".

私は、情報が不十分な状態で、最適な判断ができずに、不合理な行動をしてしまう人間は、「人間として正しい」と思う。

I think that the person do "normal behavior", who don't know optimum solutions and have irrational belief under insufficient information.

実際の映像を見たり、あるいは、実際の現場で目撃していれば、私の意見は変わってしまうのかもしれませんが、それでも、一言言えることは ――

If I watch the movie of accident or real fight at the scene, my opinion might be changed, however I can say,

そのような状況下で、「私」が「不合理な行動をしてしまう人間」になるだろう、ということは、自信をもって断言できる、ということです。

I am going to be a person who cannot do optimum activities in the abnormal situation.


2021-03-13 異世界モノのストーリーで、異世界転生前の職業で突出しているのが「プログラマ」です。

異世界モノのストーリーで、異世界転生前の職業で突出しているのが「プログラマ」です。

In stories about "another world", one of the most prominent occupations before being reincarnated into another world a "programmer".

大抵の場合、この名詞の前には「ブラック企業の」が付きます。

Most of the time, this noun is preceded by "black company's".

「プログラマ」が「ブラック企業」となるのは、理由があります。

There's a reason why "programmers" are linked to "black companies.

(1)プログラマの人口が圧倒的に少ないこと

(1) The population of programmers is overwhelmingly small.

(2)プログラマでない人間の多くが、プログラムの発注元(クライアント)であること

(2) Many people who are not programmers are the clients who order the programs.

(3)そのクライアントが、プログラムというものを本質的に(絶望的に)理解していないこと

(3) That the client essentially (hopelessly) doesn't understand what a program is.

この3つの要件が揃うからです。

This is because these three requirements are aligned.

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加えて、最近のプログラム言語は、「簡単」を謳いながら、どんどん「複雑」になっています。

In addition, recently, programming languages are becoming more and more "complex" while claiming to be "simple".

これは間違いありません。

There is no doubt about this.

プログラムの設計者は、既存プログラミング言語の不満を、新しい言語を作ることで「鬱憤(うっぷん)」を晴らしているように思えます。

It seems to me that program designers are relieving their frustration with existing programming languages by creating new ones.

それは、それで結構なのですが、プログラムのユーザ(開発者)にとっては、迷惑この上もありません。

That's fine, but it's annoying as hell for the users (developers) of the program.

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もちろん、本当に「簡単なプログラミング言語」を目指しているものもあります。

Of course, there are some that really aim to be "simple programming languages".

しかし、こちらは「簡単」になっている代わりに、実現できる機能も「簡単」になってしまい、加えてパフォーマンス(処理速度やリソースの利用率)も劣化することが多いようです。

However, instead of being "simple", the functions that can be achieved are also "simple", and in addition, the performance (processing speed and resource utilization) often deteriorates.

とは言え、私は、新しいプログラミング言語に文句が言いたい訳ではないのです。

However, I don't want to complain about a new programming language.

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I have been quite critical of the MEXT's programming education, but recently I have come to understand that there is another way to think about it.

以前、ちょっとお話しました

I told you a little bit about it before.

"STEM Education"

が、我が国の「格差を決定的に広げる」か、あるいは、逆に「格差問題を根本的に解決する」になるかもかもしれない、ということが分かってきたからです。

seems to be able to either "critically widen the gap" in our country or, conversely, "fundamentally solve the problem of inequality.

(続く)

(To be continued)


2022-03-13 ―― 老害が世界を支配する

―― 老害が世界を支配する

"Fogy rules the world"

を実感しています。

I realize this phrase deeply.

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ある本の一節に、

There is the following phrase in one of the books I read before.

『右(右派)であれ、左(左派)であれ、全ての理念や理想は、不死なるもの ―― 国家 ―― に辿りつく』

All ideals , whether of the right (right-wing) or the left (left-wing), are traced to the immortal -- the state.

というものがありました。

ティーンエイジャの時に『なるほどなぁ』と感心したことを覚えています。

I remember being impressed when I was a teenager and thinking, 'I see'.

人間の肉体は、100年以上は保ちません。

The human body does not last more than 100 years.

だから、その自分の依代(よりしよ)を、国家というものに求める、ということです。

Therefore, they seek their dependence on the nation.

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もちろん、ここで言う「国家」とは、国土のことではありません。

Of course, "nation" here does not mean land.

政治権力、または、思想や、宗教のことです。

They are political power, or ideology, or religion.

しかし、「国家」も、結構、簡単にコロコロ死にます。

However, the "nation" also dies quite easily.

コロコロ死ぬから、歴史の勉強はあんなに膨大で面倒くさいのです。

Any nation become easy to die, which is why studying history is such an enormous and tedious task.

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国家の死は、歴史の必然です。

The death of a nation is an inevitable part of history.

ただ、老人が『国家の死を、自分の世代で終わるところだけは見たくはない』とは思う気持ちは理解できます。

However, I can understand why an old person might think, 'I don't want to see the death of a nation, only to see it end in my generation'.

そして、原則として、人間は自分を変えることはできません。

And as a rule, people cannot change themselves.

変わる為には膨大なエネルギーが必要です。

It takes an enormous amount of energy to change.

変わっていく価値観を、自分の中に取り入れることは、痛いです。激痛です ―― それは、よく知っています。

It is painful to incorporate changing values into your life. It is intense pain -- I know it well.

そして、老人は、若い人より「権力」そのものになりやすいです。

And old people are more likely to become "power" itself than young people.

なにしろ、経験値が違いますから。

After all, they are very experienced.

そして、権力を持った老人は、ルール(定年や任期)を変えることに躊躇がありません。

And old people in power have no hesitation in changing the rules (retirement and term of office).

老人の権力は、雪ダルマ的に、増大していきます。

Thus, the power of the old person increases in a snowball-like fashion.

そして、時代の変化や価値観に対応できない老人は、社会の害悪 ―― 老害になります。

And old people who cannot adapt to the changing times and values become a blight on society -- "fogy".

こうして、

Thus,

―― 老害が世界を支配する

"Fogy rules the world"

が、完成する ―― を、ウクライナ侵攻のニュースを見ながら、実感しています。

is completed. I realize this, watching the news of the Russian military invasion of Ukraine.

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私が「権力を持たない老人」のままでいることは、それ自体が、大きな価値であると、再認識しています。

I reaffirm that my remaining an "old man without power" is, in itself, of great value.

今日も、私は、「世界平和」に貢献しています。

Today, I am still contributing to "world peace".


2023-03-13 なんというか「逢魔時」のロングバージョンという感じです。

I received yesterday the report that I had previously requested from "Dr. Shibata of Run Over".

ざっと読ませて頂きましたが、ワクワクする内容で、直ぐにもそちらの執筆作業に飛びつきたいのですが ―― 今、絶望的に時間がありません。

I've skimmed through it, and I'm excited about it, and I'd like to jump right into the writing process immidiately -- but I'm hopelessly short on time at the moment.

カンファレンスペーパーの執筆に、来期の異動命令、さらには、我が家の自動車が壊れ、トドメは大学での講義の準備です。

I have a conference paper to write, a transfer order for the next term, and our car broke down, and to top it all off, I have to prepare for a lecture at the university

加えて、長女がコロナに罹患したそうです(長女は別の居所にいます)。

In addition, my eldest daughter has contracted corona (she is in a different residence).

なんというか「逢魔時」のロングバージョンという感じです。

It's kind of like a long version of "Oumaga-Doki".

今月のスケジュールが音を立てて崩れ始めており、今日は、色々な人に『ごめんなさいメール』を配送しまくっていました。

This month's schedule is starting to fall apart noisily, and today I was delivering "sorry mail" all over the place to various people.


2024-03-13 ともあれ、出生率の基準値は、"1.0"ではありません。"2.08"です。

私のコラムへの読者コメントを読んでいて、ちょっとビックリしたことがありました。

I was surprised to read some of the reader comments on my column.

出生率(特殊出生率)の考え方を、間違って解釈している人がいるということです。

This means that some people misinterpret the concept of the fertility rate (special fertility rate).

現在の人口を維持するために必要な出生率は、"2.08"です。

The birth rate needed to maintain the current population is "2.08".

つまり、その国の一組の男女のカップル(既婚、結婚関係なく)から2.08人、つまり2人+αが出産できて、トントンということです。

This means that 2.08 people from one male-female couple (married or unmarried) in a country can give birth, i.e., 2 + α, which is equal.

これを、"1.0"を基準と考えている人がいるようです。

Some people seem to think this is based on "1.0."

これは酷い誤解です。

This is a terrible misunderstanding.

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『韓国は、0.72だけど、日本は1.20だから大丈夫』は、大間違いです。

It is a big mistake to say, "Korea is at 0.72, but Japan is at 1.20.

もし人口を維持できる出産率を100点満点のテストで表現するのであれば、

If the birth rate that can sustain a population is expressed in a 100-point test,

■韓国: 48点(187カ国中、世界最下位)

South Korea: 48 points (out of 187 countries, lowest in the world)

■日本: 57点(187カ国中、下から10番目)

Japan: 57 points (10th from the bottom out of 187 countries)

ちなみに、

Incidentally,

■アフガニスタン: 228点(187カ国中、上から17番目)

Afghanistan: 228 points (17th from the top out of 187 countries)

です。

アフガニスタンは、最優秀選抜クラスに在籍し、私たち(と韓国の皆さん)は、要補習クラスです。

Afghanistan is enrolled in the best-selected class, and we (and everyone else in Korea) are in the required remedial class.

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もちろん、出生率が高ければ、それで全てO.K.という訳ではありません(幼児死亡率とかも勘案する必要があります)。

Of course, a high birth rate does not mean everything is O.K. (infant mortality and other factors must be considered).

ちなみに、(もう聞き飽きたかもしれませんが)、日本の女性の地位のランキングは、アフガニスタンと"トントン"くらいの底辺にいます。

Incidentally (as you may be tired of hearing by now), the ranking of women's status in Japan is at about the same level as that of Afghanistan.

So I think it is very likely that (some) people in Afghanistan see us as, at least, we are winners against Japan.

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ともあれ、出生率の基準値は、"1.0"ではありません。

At any rate, the reference value for the birth rate is not "1.0."

"2.08"です。

But "2.08".

お忘れなきよう、よろしくお願い申し上げます。

Thank you very much for your understanding and cooperation.