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2013-04-18 「そりゃ腹立つだろうな」とは思っています

仕方がないことだと思うのですが、私の著書を読んだ人が、私のことを「ライター」だの「記者」だのと称呼することが多いです。

なんとも言えない違和感を感じます。

文章を買いている以上「ライター」なのは事実なのですが、私はエンジニアです。専門はネットワークとその周辺。

制御用の機械(産業用ロボット等)などがあると、ふらふらと近づいてしまい、深夜の帰宅中に、GPS衛星からの航行メッセージを聞き取れる(様な気持になれる)、そういうエンジニアです。

その他、特許法の条文番号を問われれば、書いている条文の概要(時々、嘘も言う)を言うことができ、著作権裁判の判例の有名どころが、頭の中に中途半端に入っているデータベース付きのサラリーマンエンジニアです。

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TPPも、初音ミクも、同人誌も、執筆を開始するまでは、全く知りませんでしたし、執筆を完了した後でも、その分野に深く嵌る(はまる)ということもありません。

こんな私に対して、上手いことを言った人がいます。

―― 「外部の観測者」

(「孤独の観測者」だとかっこいいんですけどね。4月20日の映画公開まで、あとちょっと)

この「外部の観測者」という呼び方は、特に「初音ミクシリーズ」では、頻発していたようです。

『外側から見ると、こんな風に見えるのか!』という、コメントを沢山見ました。内側にいる人にとって、外側からの視点というのは、有意義なものなのかもしれません。

しかし、私の技術コラム(×英語コラム)が想定とする読者は、外部も外部、超外部に存在している、私の嫁さんと二人の娘(だけ)です。

この3人が理解できるコラムであれば私としては十分なのですが、他の人も理解して楽しんで貰えれば『さらに幸せ』です。

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しかし「外部の観測者」は、しょせんは「よそ者」です。分かったフリして記載している内容は、誤記・誤解・デタラメの嵐だと思うのです。

これは「内部の実施者」から見れば、許せない程、腹だたしいことだと思うのです。

―― 高々、1ヶ月か2ヶ月、資料を読んで、関係者にインタビューしただけで、理解したような気になっている、お前ごときに何が分かる!

―― 所詮は上面(うわっつら)の正論(法律論等)を振りかざしているだけだ!

―― まったく、調査や勉強が足りん!

と言いたくなる気持ち、実は良く分かるのですよ。

今回の技術コラム(?)では、「同人誌を踏み台」にして「著作権を棍棒(こんぼう)」にして、「初音ミクの法的保護」の論を展開しているのですが、

踏み台にされた「同人誌」の世界の人達が、激怒するのはあたりまえです。

だって「踏み台」にされただけなのですから。

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例えば、私が、TCPとUDPとIPの違いを区別できず、DNSの概念を説明することなくインターネットのドメインサービスを説明した文章がリリースされたら、

または、私にインタビューをしてきた、タカビーな態度の某経済新聞社の記者のように、「GPS衛星が地球上のカーナビに位置情報を通知している」などという、GPSシステムをデタラメに説明する記事を掲載した日は、

絶対に激怒する。

そして、実際に激怒してきた。

特に、あの阿呆記者だけは、私が死ぬ瞬間まで許さんだろう、と思う。

だから、一言だけ「同人誌のことをちゃんと勉強して下さい」というツイッターのメールに込められていたであろう、「果てしない怒り」を、私は理解できていると思うのです。

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昨日読者の方から頂いたメールでは、「先に問題を解いてくれて、その解き方を教えてくれる同級生」という形容句を頂きました。

この表現も実にいいなぁと感じましたので、これらを採用して、「私」というライター(?)を形容してみますと、

―― 「初学の外部観測者」

ということになるのでしょうか。

「こんな人間が、技術コラムを掲載していていいのか」と思わない訳ではありませんが、せっかく与えて貰った場所ですので、これからも、楽しませて頂こうと考えています。

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私は「初学の外部観測者」に過ぎませんが、それが故に、ちゃんと「内部の実施者」の方からの御批判も広く門戸を開き、お待ちしているつもりです。

ですから、いくら「内部の実施者」であろうとも、「批判して立ちさるだけのモラリスト」であれば、―― それは、私の「敵」です。


2014-04-18 「ママは、昔、企業の研究所を狙う、産業スパイだったんだ」

我が家では、今、BSのディズニーチャンネルで放送されている、「ミッシング」というドラマが、熱いブームになっています。

In my home, we have started a boom the TV program "Missing" in BS Disney channel.

この番組は、息子を誘拐された母親が、各国の諜報機関と敵対し、あるいは丸め込みながら、息子の救出を図ろうとするストーリーです。

The story is that a mother, whose son was kidnapped, is at war or cooperates with intelligence organization of several countries and tries to save the son.

息子の学校でPTAの役員をやっていた単なる母親が、実は10年前、CIAの凄腕エージェントだった(実際に、息子の救出の為なら、エージェントの殺害も辞さない)―― というところのギャップが、なんとも言えずに、迫力があるのです。

The mother, who has worked at PTA for her son, had a go-getter CIA agent in her youth, and she never hesitates to kill opponent agents.

The gap is very attractive and and tremendous impact for my family member.

-----

この番組を見ながら、家族で話していた時のことです。

At the time we chatted with watching TV.

長女:「パパとママには、こういう話はないの」

"Do you have a similar old story like that for two you?"

私:「ママは、昔、企業の研究所を狙う、産業スパイだったんだ」

"In fact, mom was an industrial espionage and had her sights on company properties."

嫁さん:「ずいぶん古い話だねえ」

"An old story, it is"

私:「パパが、自前の追跡システムが、カメラとGPSでママを徹底的に追いつめて、最終的に捕えたんだ」

"I checked mom with my chasing system with camera and GPS monitoring, and finally mom was captured by me"

次女:「ふーん、そんで」

"And?"

私:「『この仕事をやめて、パパと結婚してくれたら、見逃してもいい』とパパのオファを、ママが受けたんだ」

"I proposed mom to stop the jobs and get married to me. If mom accepted this offer, I give up telling the police about this crime".

次女;「結構、大変な出会いだったんだね」

"Oh, it is a dramatic story."

私:「ところで、ママ。もう『仕事』やっていないよな。最近バイトをたくさん入れているようだけど」

"Recently I think you do part-time work continually, surely you don't restart your old work again"

嫁さん:「ないしょ」

"It is secret."


2015-04-18 「自分の家族にも分かるように、簡易に説明しろ」

以前、私は 「プレゼンテーションはラブレターである」 であるというコラムを寄稿したことがあります。

I used to contribute the column whose title is "Presentation is love-letter".

私は、プレゼンテーションとは「想い」を届ける一つの手段であると考えていますので、このようなタイトルになりました。

I think that any presentation is a method to deliver a intention to others, so I made the above title.

しかし、それ以前に、プレゼンテーションは、その内容を理解して貰わなければ、お話になりません。

But we have to make someone understand contents of the presentation before that.

ところが、これが難しいのです。

However, it is very difficult for anyone.

-----

私は、あるプロジェクトの事務局を担当していることから、そのプロジェクトのワーキンググループのプレゼンテーションに立ち合うことがあります。

I am in charge of the head office of a project, and I sometimes have chances to watch some presentations of each working group.

それらのプレゼンテーションは、本番前に、何度も幹部からの厳しいチェックを受けます。

Those presentations are usually checked strictly by the executive officers again and again before the key stage.

その指導のフレーズの一つに、

One of the typical advice from the executive officers, is

「自分の家族にも分かるように、簡易に説明しろ」

"Try to present it easier as if you were in front of your family"

というものがあります。

これ、とても説得力のあるアドバイスだと思っています。

I think that this is a very convictive advice.

実際、私も自分のコラムを執筆したら、次女に、査読を頼んでいます(本当は、彼女が、私のコラムの計算ミスを簡単に発見するからですけど)。

In fact, after finishing writing my column, I have always asked the second daughter to check the draft.(To tell you the truth, she can find my error in calculation easier than me.)

ところが、最近、このフレーズが使いにくくなっているようです。

But, it seems to be difficult to use the above phrase recently.

-----

「自分の家族にも分かるように、簡易に説明しろ」

"Try to present it easier as if you were in front of your family."

「独身です」

"I am a single."

「じゃあ、恋人に分かるように」

"In front of your lover"

「恋人、いません」

"I am not in love."

「ならば、友人に」

"Your friend"

「友人、いません」

"No friend."

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冗談ではなく ―― 今の世の中は、何を言っても、セクハラ、パワハラになりかねない時代のようです。

Joking aside, any comments might be a power and sexual harassments at the present day.


2016-04-18 『江端さんと同じ好みというのは不愉快だ』と、彼は、私の目の前で言いました。

先日、家族で、「好みの異性」という話題を話していました。

The other day, my family discussed "woman or man after our mind".

「『男性が胸の大きい女性が好き』という話は、かなり嘘が入っていると思う」という、私の意見を語っていました。

I talked my impression of the story "all men like chesty women" get magnified to my family.

ショートカットで、スレンダーで、初動加速度が大きい(動きが軽快な)女性が好み ―― という男性は、結構いるぞ、と。

I also said that "I know many men who like a woman who wears her short hair, slim and the initial acceleration is larger (fast mover)"

-----

ところで、この話を、先日、同僚と話をした時、彼は不快そうな顔をしていました。

When I told this story to my coworkers, he frowned in displeasure.

『江端さんと同じ好みというのは不愉快だ』と、彼は、私の目の前で言いました。

He looked annoyed with saying "What a bummer, my type is same as you!" in front of my eyes.

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私が、私以外の全員(女性)に、好みの男性を聞いたところ、以下の話を聞いて、ビックリしました。

When I asked my family except for me(all women) about their types, I was very surprised to hear their comments.

―― 自分より背の低い男性はダメ

"I never accept a man of short"

と、全員が口を会わせたのです。

They said that with one voice.

(続く)

(To be continued)


2017-04-18 このアーリーアダプタの人には、「他人に対して、最新機種を自慢したい」というモチベーションもあるそうです。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

「早く使いたい」ということもあるかもしれません。

They might to want to think "Try it, as soon as possible"

好奇心は、押さえようがありません。「新しい機能を試したい」という気持ちは、私にも良く分かります。

Nobody can stop their curiosity. I also can understand a feeling "try new function soon"

しかし、

However,

このアーリーアダプタの人には、「他人に対して、最新機種を自慢したい」というモチベーションもあるそうです。

I hear that these early adapters have a motivation to boast "a new product" to other people.

これが分からん。

I don't understand it.

私は、どうしても、

At any cost, I come to think

―― 最新機種を開発したのはメーカーであって、アンタではない

"It is not you but a maker company that developed the product"

と、思ってしまうのです。

それとも「高額な、最新機種をできるだけ早く導入した私」を自慢したいのかもしれませんが ―― そうなると、さらに分からん。

If not, they might want to boast themselves who have got a new product. If so, I don't understand them either.

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と、ここまで読んできて、「江端が何が分からんのか、分からん」という人もいると思います。

When you read the above lines, you will say "I don't understand what Ebata wants to insist.

「ブランドバック、高級外車、大きな邸宅 ―― これらは全て同じモチベーションで動いているではないか」、と。

"Brand back, luxury foreign car, big manor house - they all are working with the same motivation?"

「その程度のことも分からんほど、江端は阿呆か」と思われているかもしれません。

Perhaps you might think that "Ebata is so foolish that he cannot understand like this"

正直、私も、そこまでは分かっているのです。

Honestly, I can understand it, however,

ただ、頭で分かっていても、『心が叫んでいないんだ』というのが実情です。

If I can understand it in my brain, I cannot accept it in my mind.

(続く)

(To be continued)


2018-04-18 要するに、「公文章の改竄」とは、「独裁的権力」とのペアで提供されるものです。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

In the book whose title "1984" written by Geoge Orwell, the protagonist is working for amendment of the public documents, as a specialist about interpolation of public documents, in the government organization of one-party dictatorship.

党の公式発言と矛盾する書類は、この組織によって修正 ―― 改竄され、結果として、「党は間違いを犯さない」を実現している訳です(もっともこの部署は、国民から秘匿されていますが)。

Documents inconsistent with the party's official remarks are modified / tampered with by this organization. As a result, this action realizes "the party does not commit mistakes" (Of course, this department is kept secret from the public).

要するに、「公文章の改竄」とは、「独裁的権力」とのペアで提供されるものです。

In short, "falsification of public sentence" is provided in pair with "dictatorship power".

それが、「民主主義」の概念の対極に立つものであることは、言うまでもありません。

It goes without saying that it stands at the opposite of the concept of "democracy".

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私は、今、

Now,

『権力者に忖度して、公文章の改竄を命じた者や実施した奴は、自分の職場(役所)の前で腹を切って死ね』

"Anyone who ordered falsification of the public sentence, or executed it with depending on the power, does "harakiri" in front of their office building."

―― などと放言しないように、自分の感情を必死で押さえています。

I am desperately holding down my emotion, and do not say the above sentence.

まだ、正確な事実が、完全に明かになった訳ではないからです。

It is because the exact facts are not completely clear.

「推測」に基づく感情的な言動は、社会にも良くないですし、なにより自分の価値を貶めます。

Emotional behavior based on "guesses", is not good for society, and moreover the action will get my values down.

そのようなことは、厳に慎まなければなりません。

I must strictly refrain from such things.

しかし、繰り返しになりますが、

However, repeatly, I also think

―― データが出揃ったら、こっちのもんだ

"After getting information, I can start a self-paced attacking"

とも、思っています。

(続く)

(To be continued)


2019-04-18 『♪ 自由に生きていく方法なんて、1通りだってないさ~ 』

The other day I mentioned a little about Q-Learnings reinforcement learning program.

"1600億個の「状態」を、8400万個の状態まで減縮する方法"を見つけて、さらに、今はテストの為に65535個の状態まで小さくして、24時間ぶっつづけでプログラムを走らせています。

I am running the program for 24 hours, after finding a way to reduce the 160 billion "states" to 84 million states and furthermore, reducing it to 65535 for testing now,

-----

シミュレーションの中で学習中のオブジェクトが至った状態を調べたら、わずか

When I examined the state of the object under learning in the simulation, it was only

―― 482個

482

でした。

つまり、

In other words,

0.735% の状態にしか至っていなかったのです。

it had reached only 0.735%.

-----

これ、私には、かなりの衝撃でした。

This was a great shock to me.

現在、プログラムの中の私のオブジェクトは、1回のトライアルを2秒以内で完了できるようにしていますので、これまで4万回のトライアルが終わっています。

Currently, my object in the program is able to complete one trial in less than 2 seconds, so 40,000 trials have been completed.

1回のトライアルで、約1万2000回程の状態変異をしていますので、これまで、5億回以上の状態変化を繰り返しているはずです。

As the object had about 12,000 state mutations in one trial, it should have repeated over 500 million state changes so far.

私のオブジェクトは、"65535"という少数とは比較にならない数の、状態を試しているハズなのです。

My object should have been trying out a number of states more than the small number "65535".

Q学習をご存知の方は、「学習収束の結果だろう」と思うかもしれませんが、今回のケース、乱数の選択率を90%に設定しているので、「収束」は理由になりません。

If you know Q learning, you might think, "It will be the result of learning convergence," however, In this case, I set the random number selectivity to 90%, so the "convergence" was not a reason.

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ところで、

By the way,

『♪ 自由に生きていく方法なんて、100通りだってあるさ~ (*)』

"There are 100 ways to live freely ... (*)"

(*)「風を感じて」/浜田省吾

(*) "Feel the wind" / Shogo Hamada

という歌が、カップラーメンのCMで流れていた時、私は中学生でした。

I was a junior high school student when the song was being played in a cup noodle commercial.

その時でさえ、私は、

Even then, I said

『バカ言ってんじゃねーよ』

"Don't say stupid!"

『10通りでもいいから、スペックアウト(書き出し)てみろよ』

"Try to write just ten ways down!"

という、「中二病」とはちょっと違った方向で、ひねくれていました。

as a trickster, in a slightly different direction against others.

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今回のQ-Learningによる強化学習プログラムで、改めて分ったことは、

In this reinforcement learning program with Q-Learning, what I found again is

(1)歌手の浜田省吾さんは、人生の状態空間(ここで言う"65535"通り」について唄っています

(1)Hamada Shogo-san talks about the state space of life ("65535" street said here)

しかし、

however,

(2)彼は、状態の遷移における位置的制約または時間的制約の概念を、完全に無視している

He completely ignores the notion of positional constraints or temporal constraints in state transitions

ということです。

今回、私の作った私のオブジェクトは、制約のない自由行動を5億回も許されていました。

This time, my object I created was allowed 500 million free actions without restrictions.

しかし、たった500の状態にも至れなかったのです。

However, it did not reach the state of only 500.

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ここから考えると、浜田省吾さんは、

From this viewpoint, Hamada Shogo-san should have sung

『♪ 自由に生きていく方法なんて、1通りだってないさ~ 』

"There is no way to live freely ..."

と唄うべきであり、それこそが、ティーンエイジャに対する正しいメッセージであったと言えます。

and, it was the absolute correct message for teenagers.

実際のところ、このシミュレーションの結果は、現実世界の状況とも、恐しいほど合致していると思います。

As a matter of fact, I think the results of this program are in line with the real-world situation.


2020-04-18 ■午前11:30営業開始だったのが、午前9時に開店して「モーニングラーメン」を始めたラーメン屋(閉店時刻を2時間早めた)

新型コロナウイルス感染対象として、外出しないようにしています。

As a target for new coronavirus infection, I try not to go out.

それにしても、メディアや行政のトップの人たちが使う「自粛要請」という言葉が濫用されている状況にあります。

Even so, the word "self-restraint request" used by top people in the media and government is being abused.

「自粛要請」というのは、工場の製造ラインに張られたポスタのスローガン「品質向上」と、大して変わりがありません。

"Self-restraint request" is not much different from the slogan "improvement of quality" of the poster, put on the production line of the factory.

つまり ―― 効果が期待できない

In other words, we can't expect an effect.

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いや、実際のところ、私、分かっています。

No. in fact, I know that well.

私、以前、緊急事態宣言に係わる法律の条文を全部読んで、

I read all the articles of the law concerning the declaration of emergency before,

『この法律では、人間の移動や、経済活動を禁止することはできない(*)』

"This law does not prohibit the movement of people or economic activities (*)"

(*)但し、一定の手続を経て、法定感染病と認定された場合は、この限りではない

(*)However, this is not the case when it is certified as a legally infectious disease, after a certain procedure.

ことを知りました。

I know that.

法律がないので、当然に、刑事罰規定もありません(罰則のない法律なんぞ、山ほどあります)。

Of course, because there is no law, there are no criminal penalties(There are many laws without penalties).

故に、発言できるメッセージの限界が「自粛を要請」となってしまいます。

Therefore, the limit of the message that can be spoken becomes "request self-restraint".

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現在出社できないので、運動不足解消の為、町内を一人でウォーキングしていますが、なかなか面白いものを見かけます。

Since I can't come to work at the moment, I am walking around the town alone to loose lack of exercise. but I look at some interesting things.

■土日以外は、閉店せずに通常営業している、肉屋や八百屋

"Butchers and greengrocers that are normally open without closing stores except Saturdays and Sundays"

は、まあ普通としても、

Well, even if it's normal,

■営業時間を「深夜24時まで」を「深夜22時まで」と変更しただけの居酒屋

Izakaya bar just changed business hours from "until 24:00" to "until 22:00"

で、私が見た店舗の中で、もっともヒットしたものが、

The most hit restaurant I've seen is

■午前11:30営業開始だったのが、午前9時に開店して「モーニングラーメン」を始めたラーメン屋(閉店時刻を2時間早めた)

The ramen shop usually opened at 11:30 am is used to open 9:00 am and starts "morning ramen"(The closing time was advanced by 2 hours)

です。

これらの自粛は、「自粛の為の自粛」であり、「ウイルス感染防止」という目的が見えてきません。

These self-restraints are "self-restraint for self-restraint", and the purpose of "virus infection prevention" cannot be seen.

(続く)

(To be continued)


2021-04-18 『私は、汚染水放出に1mmも動揺しない日本人の1人である』

最近、BSでNHKスペシャル(Nスペ)の再放送を、録画しまくっています。

Recently, I've been recording a lot of re-runs of NHK Special (N-Spec) on BS.

しかし、その再放送を、昼食を食べる10~15分づつに見ているので、録画が溜っていく一方です。

However, I watch the reruns every 10-15 minutes during my lunch, so the recordings keep piling up.

―― トリチウムを含む汚染水のようだなぁ

"Looks like contaminated water with tritium"

などと、一瞬でも考えた私を、私の中の良心が『ふざけるな!』と叱咤しました(本当です)。

My conscience scolded me for even thinking about it for a moment, saying, "Don't be silly!" (It's true).

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今日は、2016年に放送された、「廃炉への道 全記録 核燃料デブリ 迫られる決断」を見終えました。

Today, I finished watching "The Complete Record of the Road to Decommissioning, Nuclear Fuel Debris, and the Decision Under Pressure," which was broadcast in 2016.

この際、はっきり言っていいでしょうか。

Can I be clear at this point?

"Fukushima 50"より、ずっと「凄い」と思った。

I thought it was much more "awesome" than "Fukushima 50.

事故現場のフロントで闘い続けるエンジニアと、その技術力に、心からの謝意と敬意を示したいです。

I would like to express my heartfelt gratitude and respect for the engineers who continue to fight at the front of the accident site and for their technical capabilities.

「Nスペ」は本当に凄い。私は「Nスペ」の為にNHK受信料を払っています ―― もう少し、受信料が安いと家計が助かるんですが。

N-Spe is really great. I pay NHK's subscription fee for "N-Spe" -- it would help my family budget if the subscription fee was a little lower.

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江端:「でもさ、この番組を、殆どの人が『凄い』とか『感動した』とか思えないんだよね」

Ebata: "Well, you know, most people can't think of this program as 'great' or 'moving'.

嫁さん:「そうだね。この番組を『自発的に見たい』とは思わないかな」

Wife: "Yes, you're right. I don't know if I want to 'spontaneously watch' this show.

無理のない話です。

It's not unreasonable.

フィールドで働いたことがあり、放射能の脅威を「数値」と「ケタ数」で理解できる資質の両方を兼ね備えるエンジニアは、日本の人口のごく一部であることは ―― 仕方のないことです。

It is inevitable that engineers who have worked in the field and have both the "numbers" and the "digits" to understand the threat of radiation are a small percentage of the Japanese population.

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デブリの取り出しの通路の為の場所を測定したら「10シーベルト」だった、という話を聞いて、ギョっとしました。

I was shocked when I heard that the debris extraction passage was measured to be "10 Sievert".

というか、テレビ局も番組も、単位合わせて欲しい ―― ここは"ミリシーベルト"で統一して、"1万ミリシーベルト"と言って欲しい。

I'd like to see TV stations and TV programs use the same unit of measurement -- "millisievert" here, and say "10,000 millisieverts".

以下は、私がこれまで何度も引用している、 高村薫さんの 「神の火(下)」の抜粋です。

The following is an excerpt from Kaoru Takamura's "God's Fire (Volume 2)," which I have quoted many times in the past.

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「いいか、草介。人が死ぬような放射能といえば、3000から4000ミリシーベルト以上だ。

"Listen, Sousuke. The kind of radiation that can kill a person is more than 3000 to 4000 millisieverts.

そんなものすごい量の放射線を一気に全身に浴びるのは、チェルノブイリのように炉心が融けて剥き出しになる事故か、核爆弾しか考えられない。

The only way to be exposed to such a huge amount of radiation all at once is to have an accident like Chernobyl, where the core melted and was exposed, or a nuclear bomb.

だから、こんなふうに考えて欲しい。

So I want you to think of it this way.

人が健康に生きていくための許容被曝量線は、年間5ミリシーベルト。

The permissible radiation dose line for a person to live a healthy life is 5 millisieverts per year.

胃のレントゲン検査一回で、約4ミリシーベルト。原発から出る放射線は、年間0.05ミリシーベルト以下。

One x-ray of the stomach is about 4 millisieverts. The radiation emitted from a nuclear power plant is less than 0.05 millisieverts per year.

それよりは確実に多い。人によっては身体に影響が出るかも知れない。危険と いうのはそういう意味だ」

It is definitely more than that. It may affect some people's health. That's what I mean when I say dangerous.

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核爆弾の直撃が、1万1000ミリシーベルですので、その番組の中で出てきた「デブリ取り出し」の通り道には、人間を即死させる放射能が拡散され続けている、ということです。

A direct hit from a nuclear bomb is 11,000 millisieverts, which means that the "debris extraction" pathway mentioned in the program continues to spread radiation that can kill humans instantly.

(現在は、すこしはマシになっているかもしれませんが)。

(It may be a little better now, though).

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ともあれ、今回の政府の「東京電力福島第一原子力発電所で増え続けている放射性物質のトリチウムを含む汚染水を海洋に放出する」決定についてですが、

Anyway, regarding the government's decision to release contaminated water containing tritium, a radioactive substance that has been increasing at TEPCO's Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant, into the ocean,

その決定の是非がどうあれ、この件だけに限れば、

Whatever the merits of that decision, as far as this case is concerned.

『私は、汚染水放出に1mmも動揺しない日本人の1人である』

"I am one of the Japanese who is not even a millimeter upset about the release of contaminated water"

ということだけは、断言致します。

I will assure you about this.

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ちなみに、私は、原子炉格納容器が爆発した時に(正確に言うと、発電所前の放射能の測定値を聞いた時に) ――

Incidentally, when the reactor containment vessel exploded (or more accurately, when I heard the radiation readings in front of the power plant),

ありったけの飲料水と食料を自動車に詰め込んで、逃亡する準備を完了していた人間です。

I was a person who had packed my car with all the drinking water and food, and was ready to run away.