先ず、これを読んで頂こうかと思います。
次にこの連載のページを見て頂きたいと思います。このように「発芽ミロ」と「初出ミレバ」のシルエット画は登場しています。
-----
描いたんです。
この私が。
自分で。
小、中、高の全期間を通じて、「美術」に5段階評価で3以上の評価を付けられたことのない、この私が、ですよ。
娘が使っている、ペイントツールSAIを使って、見様見真似(みようみまね)で。
開始した時間は覚えていませんが、終了した時間は午前4時30分だったのを覚えています。
-----
曲線の一本が思うように引けない。体のバランスが変。線の大きさが不揃い。そして、思うようにSAIが動いてくれない。
深夜に「ウォーーーー」と叫びながら、パソコンの前で発狂していました。
-----
私は、この時に自分のぼんやりとした考えが、確信に変わり、そして信念まで昇華したことを確認したのでした。
「創作された絵画の著作物とその創作者は、何がなんでも保護しなければらなない」
「最優先して保護すべき知的財産は『特許発明』ではなく、我が国で日々量産されている豊富な『絵画コンテンツ』だ」
「マンガ、コミックの製作者は、メジャー、マイナーの区別なく、最大の敬意をもって遇されるべきである」
「ライセンス制度を充実させることで著作物と著作者を守り、そして、不法な創作物を根こそぎ叩き潰してくれるわ、フゥーッハッハッハッハッハ!!」
「あえてもう一度言おう!! この私は狂気のただの企業主任研究員、江端智一。世界は、この私の手の中にある―――」
-----
本日は、「発芽ミロ」と「初出ミレバ」の創作エピソードでした。
私は今、人生史に残るアニメを見ている、と思っています。
I think I am watching an animation in my life history.
―― ピンポン
"Ping-pong"
-----
私、球技全般が苦手でしたので、小学校で入っていた卓球部を、それほどの熱意なく、高校生までダラダラと続けていました。
I was not good at ball games in general, so I belonged in table-tennis club by high-school.
あまりエネルギーを使わないように見える卓球ですが、(どんなスポーツでもそうですが)試合の途中でスタミナが切れたら終わりですので、どにかく、走り込みます。
Thought table-tennis looks like to need less energy, we were running everyday because of keeping my stamina.
毎日、10kmくらい。
10km a day.
今、100メートルを走ると、通勤に障害が出るこの身の上で、当時、あんなに走り込めたことは、今となっては、奇跡のようです。
Now, if you run the 100 meters, something wrong in my body appears on the commute. I think the "10km running" seemed to be miracle.
―― 10代の人間は、熱エネルギー法則の例外として、宇宙からエネルギーの供給を受けることができる
Teenager could get some energy from space, as an exception of thermal energy theory.
うん、間違いない。
Absolutely.
-----
アニメ「ピンポン」は、ストーリーも、絵柄も、セリフも「あの通りでなければならない」というものを、見事に具現化してくれています。
Animation "Ping-Pong" is perfect for the story, picture and serif.
オープニングで、主人公の「ペコ」が、強力なカットサービスを繰り出す場面は、もう最高です。
Especially, it is the most wonderful shot that the main character "Peko" pays out a powerful cut services.
今週は、「アクマ」のセリフで、私は泣きそうになりました。
In this week, I was about to cry in the words by "Akuma".
「少し泣く。すぐ戻る。」
"I cry a little, but I come back soon."
―― こういうセリフを、あの時代に使いたかった。
"I wanted to use the serif in that era."
今、使ったら、部下はどん引きし、上司は青冷めてふっ飛んでくるでしょうから。
If I use it, junior staff will have the mood ruined, and senior staff will fly to me with looking pale.
昨日での夕食での会話です。
This was a chat at the dinner of last night.
長女:「選挙権が得られる年齢が18歳以上になるでしょう?」
Daughter:"The age of voting right is going to be down "more than 18 years" isn't it?"
江端:「うん、多分成立すると思う」
Ebata:"Maybe, it is going to pass the bill into law soon".
長女:「これからは、政治のことを考えなければならないと思うと、身がひきしまる気がするよ」
Daughter:"I feel tense that I have to think politics deeply from now.
江端:「それは、とても良いことだ。これからは『殺し合い』だな」
Ebata:"Good. Very good. So we are killing each other."
長女:「え?」
Daughter:"What?"
江端:「我が国の富は有限だ。これから老後を迎える私達は、お前たち若者から『金を巻き上げて、安泰な老後をすごす』ことだけを考えて動く。お前たちから見れば、私達はやっかいな障害物だ」
Ebata:"Our country's wealth is, and will be limited. We are going to go post-retirement years, and think that we wound up the gold from you and give us security in our old age. We are just annoying obstacles from your vision.
長女:「・・・」
Daughter:"..."
江端:「私個人としては、お前たち若者の未来を、私の為だけに平気で喰い潰す予定だ。どんなに綺麗事をいっても、『教育、育児、少子化』と『老人福祉』はトレードオフだから」
Ebata:"In my opinion, I will to spend your fortune for the future in my idleness. Even if you want to avoid complications, it is a trade-off between education, caring for children, reduced birthrate and welfare service for the elderly.
長女:「・・・」
Daughter:"..."
江端:「お前たち若者は、私達老人予備軍を『本気で殺す気』で政治に関わらないと、明るい未来はないぞ。しかも、老人予備軍は『かなり強い』ぞ」
Ebata:"You youth, is going to have no future in the bright, if you are going to attempt our older life. And we are really strong.
長女:「・・・」
Daughter:"..."
-----
江端:「『戦争を、しましょう』」
Ebata:"Let's war."
―― と、私はキメ顔で、そういいました。
I said in a smug face.
今回の鹿児島滞在中、レンタカーで動き回っていたのですが
During this time of Kagoshima stay, but I was moving around in a rental car,
―― といっても、DIYショップとコンビニを往復する程度でしたが
however, I used the car just for round-trip a DIY shop and convenience stores
最近の軽自動車って、凄いんですね。
I thought that recent "light car" is great.
昔の軽自動車って、もっと狭くて乗り心地が悪く、パワーも少なかったように思うのですが、今回借りた軽自動車は、
Light car of old days, was poor ride, bad quality and narrow room and the power was also poor, however the light car I had rent at this time,
■内部が広く見える(ように、視覚を錯覚させているのかもしれない)し、
visible spacious( it might be just a illusion visual),
■アクセルを踏み込めば、登坂車線もストレスなく登れるし、
climbing lane also to climb without stress,
それに、
■アイドリングストップ
"Idling stop"
の技術に感心しました。
technology really surprised me.
当初、交差点のど真ん中でエンジンが止まることに、ちょっとした恐怖を感じましたが、
Firstly, I felt a little fear to stop the engine whenever in a center of intersection,
軽くアクセルに触れるだけで、瞬時にエンジンが再起動するメカニズムは、エンジニアとしては、酷く感心してしまうのです。
As soon as the touch lightly accelerator, the engine is going to be restarted instantaneously. I was really moved as an engineer.
(今や、アイドリングストップは、どの車でも標準装備なのでしょうか?)
(I don't know nowadays the idling stop mechanism is a standard equipment in any car)
私、「自動車」のエンジンの研究や、車載ネットワークの研究にも携わってきた身の上です。自動車の構造には、人一倍興味があります。
I am a research engineer, who had studies the vehicles engine and car area network(CAN), so I am very interested in the mechanism of any vehicle.
しかし、自動車の会社、自動車のデザイン、各種スペックには、
However, I am not interested in car makers, design or spec. of car
―― 1mm 足りとも興味なし
at all absolutely.
という人間です。
ですから、飲み会なので、同僚が、自動車について議論を始めても、何もしゃべることができません。
So I have no topics about motor vehicle in a drinking party,whenever my coworkers start to talk about cars.
あれなら、英語のミーティングの場にいる方がまだマシ、と思えるほど、孤独になります。
I become to feel lonely, and come to think "attending English meeting is better than being here"
(To be continued)
「学会」と聞くだけで、世の中の多くの人は、厳しい入会規約と審査がある、「インテリジェンスな研究員の集り」と思うかもしれません。
When people hear the word "academic society", they might think "that is a body, including a lot of intelligent research engineer", and some strict examination of entrance qualification should be needed.
しかし、実際のところは、
However, to tell the truth, it is not known that
―― 会費さえ払えば、誰でも入会できる
"You can join the society, even if you pay membership expense"
ということは、以外に知られていないようです。
unexpectedly.
ですから、「◯◯学会の会員」を名乗りたい人は、直ぐに学会のメンバーになれます。
If you want to call you "the member of XX academic society", what you need is to pay money.
Now, Japanese Society for Artificial Intelligence (JSAI) is a good-aimed.
肩書(名刺)に、「人工知能学会会員」と記入しても、詐欺にはなりません。
Even if you add the title of "a member of JSAI", it is not a fraud absolutely.
ただ、私みたいなITエンジニアに、そのような名刺を見られたら「質問の嵐」を喰らうことになるかもしれませんので、あまりお薦めしませんが。
However, I don't recommend it, if you meet a IT research engineer, like me, you will get much converging fire of the question.
とは言え、どの学会も、会員不足で悩んでいるので、ご入会を希望される方は、誰でも歓迎されます。
On the other hand, any society is suffering from the shortage of members, you are absolutely welcome.
-----
私の場合は、会費を払ってまで得られるメリットの方が、よく分かりません。
In my case, I don't understand the merit, being the member.
学会に入ると、定期的に配布される学会誌を読むというメリットが得られますが、基本的に、その内容は、困難で、理解不能で、そして、退屈です。
If you can join the society, you can get the collected papers regularly, however the contents are basically difficult, unrealizable and dull.
学会も色々努力はしているようです。例えば、表紙を、ちょっといい感じのイラストにしたりしています(そんで、訳の分からん批判を受けたりしたりしています)
Of course, I know the effort of the society. For example, making the cover of a pretty girls in beautiful background(and the picture had criticized by non-member of the society)
(To be continued)
私が一人で歩いている時は、たいてい何か考えています。
I am thinking something whenever walking alone.
仕事のことだったり、コラムのことだったり、計算のことだったり、特許のことだったり ――
For example, for works, for columns, for simulations and for patents.
まあ、とにかく色々です。
Anyway , they are something to think.
ですので、一人で歩いている私にしゃべるかける人は、「私の思索を中断または破壊」することになります。
So, a person who talks to me, will stop or destroy "thinking activities".
もちろん、「私の思索を中断または破壊」して頂いても構いませんです。
Of course, I don't care of your talk even if you destroy them.
「それに見合うだけのネタ(*)」を提供して頂けるのであれば、私は大歓迎です。
If you give me a good tips as alternated, it is enough for me.
(*)見積としては「私の日記一回分に足る程度のネタ」程度です。
For example, the contents is for "one day diary".
(Continuation from yesterday)
先日、我が国の最高機関の会議において、我が国の、安全衛生を統括する最高トップの方(厚生労働大臣)が、
The other day in Japan's Diet, the top person in charge of health and safety in Japan (Ministry of Health, Labor and Welfare), answered
『そのようなルールの存在は、社会通念上、妥当である』
"The existence of such a rule is reasonable by social norms"
と答弁したことを知って、私は、眩暈(めまい)をおこしています
I know it and I am causing dizziness.
(上記のフレーズは、発言内容を江端が纏めましたが、文意は外していないハズです)。
(The above phrase was summarized by Ebata, however, the context might be correct.
『一体、どういう思考形態を持っていたら、そういう答弁ができるんだ?』
"I really wonder how he can think that way on earth ?"
と、頭を抱えています。
He gave me a headache.
-----
この場合の、大臣の答弁は、
In this case, the Minister's correct answers are
『ハイヒールやパンプス等の装着については、個人の嗜好の範囲内の問題であると考えます』
"I think that wearing high heels and pumps is a case within the range of personal preference"
『加えて、安全衛生や健康被害の観点から、社会通念上の服務規定として取り扱うことは、"望ましいことではない"と考えます』
"In addition, from the viewpoint of health and safety and health hazards, I consider it to be " not desirable "to treat as a socially accepted service provision."
が正解ですよね。
Am I wrong?
-----
ただ、正直なところ、『もしかしたら、私は、また"いらんこと"を言っているのかもしれない』と心配になってきました。
However, to be honest, I was worried that "I waste words again"
何故なら、私は、ハイヒールやパンプス等に関して、1mmも興味がないからです(というか、「美装」という考え方について、完全に無関心)。
Because I'm not interested in high heels and pumps at all. (Moreover, I'm completely indifferent about the idea of "dressing").
ハイヒールやパンプス等の装着の"義務化"は、それらを装着することを日常としている人々(主に女性)にとって、『目くじらを立てるようなものではない』という可能性があります。
The "obligation" of wearing such as high heels and pumps, might not be something for people who are supposed to wear them everyday (mostly they are women),
ですので、先ずは、この話を嫁さんにしてみました。
So, first, I tried to talk this story to my wife.
嫁さんは、一瞬で、激怒モードに突入しました。
She got angry at the moment.
嫁さんは、前記の(1)そのような社内ルールを持つ会社の存在も、(2)厚生労働省大臣の答弁も、『ナンセンス』と言って、ばっさり切り捨てていました。
My wife said that both
(1) The existence of a company with such in-house rules, and (2) a statement from the Minister of Health, Labor and Welfare, are just Nonsense.
and rejected them on the spot.
『パンプスを装着し続ける一日が、どれほどの苦痛であるかを理解していないとは、"無知"にも程がある』
"He carry his folly too far. He doesn't understand how painful it is to spend the day wearing the pumps"
と、嫁さんは、「美装」でも「安全」でもない、第三の観点「苦痛」を論じてきました。
She had argued the third point "pain" which is neither "dressing" nor "safety".
とりあえず、私の言っていることは、嫁さんにとっては、"いらんこと"ではないと分かって、安心しています。
Anyway, I was relieved to know that I didn't waste words.
(To be continued)
家族での夕食の時、Amazon Primeで見ていた番組で、「部落問題」という言葉が出てきました。
During a family dinner, we was watching a show on Amazon Prime and the term "Buraku discrimination" came up in a show.
二人の娘に、「ざっくりとは知っているよな」と尋ねたところ、長女は"Yes"といい、次女は"No"といいました。
I asked two daughters "You know this issue don't you?" and the senior daughter said "Yes" and the junior daughter said "No".
この問題の取り扱いは、学校の方針や現場の教師の意識によっても変わるところがあります。
The way this issue is addressed depends in part on school policies and the attitudes of teachers in the field.
私の場合も、"No"でした。
In my case, it was "No" too.
ただ私の場合、大学のころ学生寮に入っている時に、差別闘争の運動を続けている方から話を伺うというレアな機会を得ていまsした。
But in my case, when I was in the dormitory in college, I had the rare opportunity to hear from a person who was continuing to campaign for discrimination.
会社でも、社内で実際に行った事件を使った教育がありました(今はどうなっているか知りませんが)。
There was some education at the company using actual incidents that took place within the company (I don't know what's going on now).
この問題は、「個人情報保護法」にも繋がっています。
This issue is also linked to the Privacy Act.
-----
―― "知らないままでいる"という選択肢もある
"She can choose to remain ignorant"
と、私は思っていたので、次女には、
So I thought and asked her
『もし聞きたければ、10分程度で纏めるけど、どうする?』
"If you want to hear it, I can wrap it up in 10 minutes or so. Which one do you want?"
と尋ねました。
次女が希望したので、私はこの問題の歴史から話しを始めました。
My second daughter wanted to, so I started the story from the history.
私が語り始めると、嫁さんは、テレビのスイッチを切りました。
As I began to speak, my wife switched off the TV.
「Numbers 天才数学者の事件ファイル シーズン2、エピソード16」のラストで、FBIに勤める息子と、引退した建築家の父親が、こんな会話をするシーンが出てきます。
At the end of "Numbers: The Case Files of a Mathematical Genius, Season 2, Episode 16, "there is a scene where a son who works for the FBI and his father who is a retired architect have this conversation.
息子:「この過激派め」
Son: "You extremis"
父親:「政府の犬」
Father: "Government dog"
と、言葉を交したあと、お互いにニヤリと笑う。
After exchanging a few words, they grinned at each other.
―― あー、いいなぁ、こういう会話、憧れるなぁ
"Oh, I like it. I admire this kind of conversation"
と、思いながら見ていました。
I watched it with thinking that.
-----
もし、娘たちが、警察や自衛官になったら、こういう会話をしたいと思っていました。
If my daughters became police or self-defense officers, this is the kind of conversation I wanted to have with them.
Daughter:"Convert to conservatism"
私:『権力の犬が』
Me:"This police spy"
といって、お互いに、ウイスキータンブラーを鳴らす ――
And then they clink their whiskey tumblers at each other --
残念ながら、我が家では、こういう会話をする可能性は絶無だと思います。
Unfortunately, I think the chances is not coming in the future.
父と母の葬式で、喪主として立ち会いましたが、私にはお経の内容が1mmも理解できませんでした。
At the burial of my parents, I worked as a chief mourner, but I could not understand "Buddhist Sutra" at all.
葬儀されていた父や母にも、通じていたのか分かりません。
I wonder if both my father and mother could understand the Sutra.
そもそも
For the first time, I have not understood
―― お経というのは「誰」から「誰」に向けたメッセージなのか?
"What is the message of sutra from "whom" to "whom"? "
というのが良く分かりませんでした。
という訳でちょっと調べてみました。
So I tried to research about it.
『お経には人が生きて行く上で守らなければならない事や、考え方、生き方について説かれています。そして、目指すところは悟りの世界です』
"Buddhist Sutra" described things, thought and rule for life in order to live our life. And the purpose is to go the world of enlightenment.
ん? それは、つまり、本屋のポップに書かれている『自分らしい生き方フェア』のところに置かれている本みたいなものか?
"Huh, those are books in a book store with the pop-up message of "Live Your Own Fair" aren't they ?"
とか考えています。
I think it.
ならば、
If so, I also think
(1)そのお経は、生存している人間に向けるものであるし、
(1)"The Sutra" is for living persons
(2)生存している人間に向けるものであるなら、分かりやすく ―― テクニカルライティング的に ―― 簡潔、明快、短文、そしてなにより、口語で記載され、音読されるものである
(2)If the above (1) is right, "The Sutra" should be written easy, conscious clear, short for us, and above all, that should be described in spoken language and read aloud.
べきだと思うのです。
-----
呪術に関するコンテンツで、除霊の呪文みたいなものが登場しますが ―― これも、私には理解不能です。
In some contents, I often watch spells to get rid of spirits, however I cannot understand it.
("ナウマクサマンダ バザラダン センダンマカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カン マン"みたいなの)
もし、私が悪霊になって、人を祟るようになったとしても、この呪文の内容では、私を除霊することはできないと思います。
Even if I were to become an evil spirit and start haunting people, I don't think this spell would be enough to expel me.
なにより『私を論破できない』と思います。
I am afraid that these spells cannot argue me away.
私の代表作のコラムといえば、「やさしい水素爆弾の作り方」でしょう。
One of my best-known columns is "How to Build a Gentle Hydrogen Bomb."
このコラムは、塾の講師であった私が、小学生の子どもと一緒に、食塩水を電気分解して発生した水素の燃焼実験の様子を、コミカルに記載したものです。
This column is a comical description of a combustion experiment in which I, as a cram school instructor, worked with elementary school children on hydrogen combustion generated by the electrolysis of brine solution.
言うまでもありませんが、単なる化学反応の話が記載されているだけで、核融合反応の話など1mmも出てきません。
Mere chemical reactions are described, and fusion reaction is not mentioned.
そもそもこのコラムをWebにアップしたのは、1996年 ―― 27年前です。
I first posted this column on the Web in 1996, 27 years ago.
―― まさか、今さら警察当局から削除命令受けるとは思わなかった
-- I didn't think I'd get an order to delete it from the police authorities now.
―― でもって、まさか、プロバイダから『命令に応じない場合は、サービスを停止する』と宣言されるとは思わなかった
-- But then, I didn't expect the provider to declare, 'If you don't comply with the order, we will suspend your service.
-----
どう考えても、私のこのコラムの出版権(Web掲載権)の侵害です。
This infringes my right to publish this column (right to post on the Web).
そもそも、警察にどうこう言われる内容ではないことも明らかです。
In the first place, it is also clear that this is not what the police have to say about the matter.
さらに、コンテンツに問題があったとしても、法律制定前の記載であれば、「法の不遡及の原則」から鑑みて、この命令自体が逆に違法行為に問われます。
Furthermore, even if there were problems with the content, if the statements were made before the law was enacted, the order itself would be charged with illegal acts, given the "principle of non-retroactivity of the law" to the contrary.
ただ、今回の警察の命令に記載されていた、『爆発物取締罰則』という内容が気になって調べてみました。
However, I was curious about the "Explosives Control Penalties" listed in this police order and looked into it.
It seems that the basis of the law is an old law called "Dajokan Houmu No. 32 (Explosives Control Penal Provisions) of 1884" (in this case, the "principle of non-retroactivity of law" cannot be used as a defense).
カタカナで記載されている条文で読みにくかったのですが、私は、第1条の『治安ヲ妨ケ又ハ人ノ身体財産ヲ害セントスルノ目的ヲ以テ爆発物ヲ使用シタル者及ヒ人ヲシテ之ヲ使用セシメタル者』の主体に該当しないので、この法律自体の適用がおかしい。
It wasn't easy to read the article because it was written in Katakana. Still, I do not fall under Article 1, "Persons who use explosives to disturb public order or harm human life or property, and persons who use explosives to harm human life or property." Hence, the application of this law itself is not correct.
ただし、この条文については、最高裁の判断として、
However, the Supreme Court's decision on this article, i interpreted as follows,
「理化学上の爆発現象を惹起するような不安定な平衡状態において、薬品その他の資材が結合する物体であって、その爆発作用そのものによって公共の安全をみだし、または人の身体財産を害するに足る破壊力を有するもの」(最判昭和31年6月27日刑集第10巻6号921頁)
"An object in which chemicals and other materials are combined in an unstable equilibrium state that causes physical and chemical explosive phenomena, and the explosive action itself has sufficient destructive power to endanger public safety or damage human bodies and property" (June 27, 1956, Penal Code, Vol. 10, No. 6, p. 921).
という解釈がされています。
まあ、普通に考えて、故意または過失、という要件が必要になるとは思いますが、そうだとしても法律の対象が「製造者」になるのは言うまでもありません。
Well, I think the usual requirement of intent or negligence would be necessary, but even if that were the case, it goes without saying that the law would cover the "manufacturer."
つまり、警察当局は『私が、法律の素人だと思って、このような警告をしてきた』のだろう、と推認されます。
In other words, it can be inferred that the police authorities thought I was a layman in the law and gave me this warning.
-----
これについて、『当局とバトルして、その様子をブログに連載にするのはどうかな? 』とも思ったのですが、正直
I thought, 'Why don't I battle with the authorities about this and write a series of blog posts about it? But, to be honest, I thought
―― 面倒くさい
"That's a pain in the ass."
と、思いました。
それと、『この実験を、安易に子どもがマネするかもしれない』という危惧は、いつでもありました。
And there was always the fear that 'children might easily copy this experiment.
だからこそ、この実験の危険性については、コラムの中で山ほど記載していたのですが、子どもというのは「やるときにはやる」ものです。
That is why I have described the dangers of this experiment so much in my column, but children are "doers when they do it."
そして、これで事故が発生して、私の名前が予想せぬ形で全国に知れ渡るのは、私も嫌です。
And I would hate for this to cause an accident and for my name to be known all over the country unexpectedly.
-----
色々考えた結果、今回、私は、コンテンツの削除に応じることにしました。
After much consideration, I have decided to respond to the removal of the content.
―― 江端が、当局(権力)に対して日和った
"Ebata waited and saw and was assigned against the authorities (power)."
と、大いに吹聴して下さい ―― というか、今さらですが、私(江端)は、常日頃から日和っています。
And please blow it up a lot -- I mean, it's a little late for that, but I (Ebata) have always waited and saw.
権力どころか、社内のチームリーダーにさえ、日和っています。
Not only for power but also as a research teams reader in my company