「果しなき流れの果に」。これを読み終えたのは、高校の2年生の時。
一人用テントを搭載した自転車で一人ツーリングをしていた時でした。
ある道の峠にある公園でテントを張ることを決めたのですが、この峠から少なくとも半径5km以内にはたった一人の人間もいないだろうという事実は、日没後からひしひしと私に迫ってきました。
ここで、熊に襲われようものなら、私は生きたまま自分の腸が引きちぎられるのを見ながら、悶絶して死んでいくんだろう、という恐怖は、ちょっと言葉にはできない恐怖です。
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とにかくテントの外に出ると、そこには圧倒的な闇。
手を伸ばすと手が見えなくなる闇。
小用を足すのにも、怖くてテントが見える数メートルの範囲でしかできなかったです。
さらに、折悪く、天候も崩れてきました。
豪雨とは言わないまでも相当な雨が降り注ぎ、そして何より恐しかったが、空の上ではなく、テントの入口を覗いた時に見える、「真横に走る雷」と鼓膜をつんざく雷音。
「死にたくない」とテントの中で震えながら、読んでいた本が小松左京先生の『果てしなき流れの果に』でした。
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寝れたのか、寝れなかったのか判らない恐怖の一夜でしたら、翌朝、テントから出た私が見たものは、東の地平線から直撃する態様の光線と、私の足元に広がる雲の絨毯でした。
『果てしなき流れの果に』の最終章を、このタイミングで何人が私に与えてくれたのは判りません。
時間と空間とパラレルワールドが錯綜する壮大なストーリーは、その後も私の中に刻み込まれ、大学の頃、その一文を寮の自分の部屋に書き殴るまでに至りました。
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その後、「江端が壁に写経を始めた」という変な噂が流れていました。
以前より、面倒くさくて、なかなか取り組めなかった「靖国問題」の勉強(単に読書)を始めています。
私も、人生の後半の前半くらいには差しかかっているし、この問題に関して、そろそろ自分なりの見解を出しておく必要はあるかなぁ、と思ったからです。
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靖国問題というのは、フェルマーの最終定理と同じように見えます。
フェルマーの最終定理は「設題は恐しく簡単なのに、その証明が死ぬ程難しい」というものであり、
靖国問題は、「論点は非常にクリアなのに、その答えが無数に存在し、合意に至りうる世論の形成が恐しく難しい」というものです。
―― どの意見も正しくて、間違っている
どんな意見を言おうとも、どこからでも批判され、下手をするとテロの対象にもなりかねない。
なるほど、この問題から逃げ出したくなる人が多いというのも、理解できます。
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「靖国問題」について、結論を出せないまでも、問題点のラインナップくらいは挙げられるようにしておきたいなぁ、と思って、色々な書籍に目を通してみたのですが、どうにも、よく分からん。
そんな時、図書館でたまたま見つけた「靖国への帰還」という、内田康夫さんの小説を読みま した。
―― 時をかける青年 + 靖国問題
靖国問題にタイムリープを導入するという、そのSFエンターテーメント性は、「時空間フリーク」の私の心にドンピシャに嵌りましたし、靖国問題の論点を、どちらに偏ることなく、絶妙のバランスとライトな感覚で描写しています。
重厚で陰鬱な問題にも関わらず、それを、登場人物のキャラクターに喋らせながら、ライトに書くという技量が、どれほど偉大な創作であるか、私は思い知っている人間の一人と自負しております。
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それで、嫁さんに、この本を勧めたのですが、『靖国? なんか、嫌だなー』と言われました。
まずまず、妥当な反応だと思います。
右翼宣伝カーに醜悪に記載されている「靖国」の文字だけの責任ではないでしょうが、ここまで、多くの人が「関わりたくない」と思うまでに至ってしまった「靖国」が、
実のところ、
霊験とか、尊厳とか、国威とか、国家とか、そういうややこしい話でも、
国民全員に同じ方向を向かせるような思想とか理念でも、
そういう「正解」を求める問題ではなくて、
単に、美しい山や川に対して、静かに頭を下げるように、
亡くなった人に想いを馳せて、懐しく思い出すように、
自分の心に「在る」ものを、静かに見つめる為に、
どこにでもある、町内会の集会場の横にある、普通の小さい神社と同じように、
ただ「在る」だけでいいじゃないか、ということを、
とても自然に教えてくれる、お勧めの一冊です。
(嫁さんも読了しました。『面白かった』とのことです)
(Continuation from yesterday)
これは、自動車という「新技術」への「いいがかかり」であったことは想像に難くありません。
This is clearly misrepresentations for "new technology" of automobiles.
■「自動洗浄機は女を堕落させる」
"The automatic washing machine lets women corrupt"
■「介護ロボットは、介護の人間性を失わせる」
"The care robot extinguishes human nature of the care"
■「移民政策は、日本の基本形を変えてしまう」
"The emigrant policy changes a Japanese basic form"
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それが、本当かどうかは私には分かりません。
I am not interested in whether it is true or not.
移民政策が、日本の基本系を変えてしまうかどうかは、やってみなければ分かりませんが、
Who knows "The emigrant policy changes a Japanese basic form" is true without trying the policy?
新幹線を使わずに、徒歩で東京―大阪を移動したという人の話をついぞ聞いたことがありませんし、
I have never heard the story of a person who walks from Tokyo to Osaka on foot or other trains except for Shikansen.
自動織機洗浄機で堕落するのを「女」に限定する理由自体が、完全に意味不明ですが、そもそも、それが理由で堕落した女性を、私は一人も知りません。
According to this phase "The automatic washing machine lets a woman corrupt", I can't understand why "women" should be set limits.
Above all, I don't understand why I can't meet even such one woman.
少なくとも、私の嫁さんは、堕落していません。
At least, my wife never corrupts.
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新しい技術を批判する場合、急性に判断せず、ちょっと様子を見たいほうがいいです。
When you try to criticize a new technology, I recommend you not to wait appealing your belief rapidly.
そうしないと、後世の人間に、いつまでも嘲笑され続けることになります。
Otherwise, you will continue being sneered forever by the next generation.
(Continuation from yesterday)
"Absolute safe control system does not exist absolutely."
私はそれを、知っています。
I know it well.
「制御システム」は人を殺します。
Control systems kill human being.
必ず殺します。
They must kill us.
「飛行機」も「電車」も人を殺しながら成長を続けてきたのです。
Airplane and trains are growing up, killing people.
「原子力」だけが、その例外であるはずがありません。
Only "atomic energy" cannot be an exception.
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もちろん「制御システム」側の人間である私は、「安全」や「人命」に対する壮絶な価値観を、徹底的に植え付けられています。
I am a person who is on the side of control system, and I am hammered in fierce sense of values for "security" and "human life" thoroughly.
例えば ――
For example,
私が提案しつづけてきた『新しいシステム』は、ことごとく却下され続けてきました。
I have been rejected some "new system" that I had proposed in my company.
「江端。お前の提案する新しいシステムを、お前が『絶対に安全』と主張するのあれば、それを論理的かつ数理的に、証明し実証してみろ」
"Ebata. if you want to insist that the new system which you suggest are absolutely safe, prove and demonstrate it logically and mathematically"
これは、私たちの世界(制御システム)で、
It is said in my field "control system"
―― 悪魔の証明
"Probatio diabolica"
と、言われているものです。
『新しいシステム』は、まだ、私の頭の中(あるいは、特許明細書の実施例の中)にしかありません。存在していないものを『絶対に安全』と証明し、実証する手段はないのです(仮に存在していたとしても、それを証明する手段はない)。
The new system exists in my mind (or in the patent application), so there is no way to prove and demonstrate "the absolute safety with the existing system.
ですが、これが私たちの世界の常識で、この常識の中で、私たちは働き続けているのです。
But this is a common sense in my field, and I have to continue working in the common sense.
例えば ――
For example,
僅か、1/100秒の通信が途絶えるだけで、何もかも、全てを止めてしまうシステム
The system is going to stop anything, even if the commutation messages are cut off for 1/100 second only.
これは、原子力の話ではありません。
It is not a story of "nuclear plant systems".
私たちが通勤や通学に日常的に使っている「乗り物」の話です。
It is the story of "the vehicle" which we use for commuting and attending school routinely.
これほどの、徹底的な「安全メカニズム」を準備しても、なお、私たちの予想は、常に裏切られ続け、「制御システム」は、世界中のどこかで、常に人を殺し続けているのです。
In spite of the design effort of control systems, our expectation is always betrayed and control systems continue killing people anywhere in the world.
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―― 絶対的に安全な制御システムは、絶対的に存在しない
About my hypnosis of "absolute safe control system does not exist absolutely."
という、私の仮説への反例は、たった一つだけでいいです。
Only one counterexample is enough for me.
『年末の十大ニュースで、鉄道事故も、飛行機事故も、プラント事故も登場しない、そういう年があった』で、私には十分です。
"There is a year that no railway accident, no plane accident, and no plant accident happen in year-end news"
(To be continued)
(Continuation from yesterday)
国際連合事務総長は、
The Secretary-General of United Nations(UN)
■国連軍を動かすことはできないし
cannot install the Security Force at all, and
■経済制裁の決定だってできない
cannot make a decision of economic sanction.
(国連軍の派兵を決定できるのは、国際連合安全保障理事会)
(The decisions are able to be done by the Security Counci)
私は、「国際連合事務総長なる人が、単なるお役所のトップにすぎない」、ということに、改めて気がついたのですよ。
I noticed again the fact that "The Secretary-General of the United Nations is just a top of a bureaucratic".
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―― そう、事務局のトップは、その組織の意思決定に係わってはならない
"Yes, - a top of the Secretariat should not be involved in the decision-making of the organization"
事務局は、あくまで、プロジェクトのサポートをする行政機関。
Secretariat is just government agencies to support the project.
ですから、事務局長は、プロジェクトメンバを兼任してはならないのです。
So, Secretary-General, must not concurrently serve as project members.
そりゃ、当然で、政府の役人と国会議員を兼任するようなもので、―― それは、三権分立の原則に反しているからです。
It is natural because ,it is like to serve both officials and parliamentarians of the government at the same time, ad It is contrary to the separation of powers principle.
しかし、それは結構建前だったりします。
However, the principle is just public stance in many cases.
(To be continued)
(Continuation from yesterday)
>sudo apt-get install lirc
Add the following to the last line of /boot/config.txt
>ls -l /dev/lirc0
で、デバイスファイルを確認
Check the device file
>sudo /etc/init.d/lirc stop
>mode2 -d /dev/lirc0
を押下して、リモコンを赤外線リモコンモジュールに向けて何かボタンを押してみると、色々表示されます。
Press and pointing the remote control towards the infrared remote control module and try pressing something, it will be displayed variously.
ここから学習ファイルの作成しました。
I made the learning file from here.
>irrecord -n -d /dev/lirc0 lircd.conf
(操作は、省略)
(Operation is omitted)
This is the file that I made.
Here is a hard copy.
バファローDVRーW1V2/1.0T HDDレコーダーのリモコンが壊れた人は、このデータを使って下さい。
The person who Buffalo DVR - W1V2 / 1.0T Person broke, can use this data.
Here is /etc/lirc/hardware.conf after change
学習が正常に取り込めたかどうかは、このコマンドで確認できます
You can use this command, if this learning was successfully works.
>irw
で、irsendが上手く動かないので(という事実と報告、多数)、以下の2つの画面を上げて、動作を確認する。
So, since irsend does not work well (facts and reports, many), make the following two screens and check the operation.
と、
and
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あとね、"reboot"では、なんかデバイスリセットできないみたいですよ。
Also, it seems that you can not reset the device somewhere in "reboot".
私の場合、ネットワークのリセットもできないので、電源切った後で、SDカードの差し入れもしました。
Since I can not reset the network in my case, I also re-inserted the SD card after turning off the power.
ハードウェア系は、色々トラブル多いですよ。
Hardware system has many troubles.
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パソコン→SSH→ラズパイから、テレビ画面が変化したのを見て、次女が驚いていました。
From the PC → SSH → Razpai, the second daughter was surprised to see the TV screen changed.
(Continuation from yesterday)
■うん、そりゃそうだ。全くもって正論
- Me either. You are right absolutely.
■なぜ「革命」になるのか? それは「革命」というものが、事後的かつ遡及的に確定するものだからである
- Why is it a revolution? The reason is that "revolution" is definite afterwards and retrospectively
■故に、彼らが、事件を起こした時点で『革命』と(一方的に)主張することには、未来が確定していない時点においては、(無理はあるが)矛盾はない
- There is no contradiction (but unreasonable) that they (unilaterally) insist on "revolution" at the time of the incident
■ぶっちゃけ『上手くいけば「革命」、失敗すれば「テロ」』
- To tell you the truth, "If working well, it becomes "revolution", otherwise, it become "terrorism""
■だから、ハイジャックをやっている日本赤軍のメンバの「革命」と、るろうに剣心の緋村、坂本竜馬、レーニンの「革命」とを、その事象の発生時に区別するロジックはない
- So, we don't have any logical explanation of difference between the activities of the Japan Red Army, and of Himura Kenshin, Sakamoto Ryouma, Lenin.
■但し、発生時の「民衆の支持」という点において、 日本赤軍は、発生時において「革命」の成立要件は成立していなかったようには思う
- However, in terms of "popular support" at the time of occurrence, I think for the Japanese Red Army, the requirement for establishment of the "revolution" was not established at the time of occurrence.
■少なくとも、剣心、竜馬、レーニンは、民衆を人質にするようなことはしなかった(多分)
- At least, Kenshin, Ryoma, Lenin did not do things like make the people hostage (maybe)
―― ということは一切語らずに、適当に相槌を打っておきました。
I made a quick response, without saying any more.
Because I was scolded by my wife for a long time when I talked to my daughter about "Chushingura".
それはさておき。
Set it aside.
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I felt a bit strange, while watching the scene of negotiations at Dhaka Airport, between the airport control of the local Malaysian government and the Japan Red Army on the plane, in English by wireless.
まず、字幕翻訳に「悪意」があるなぁ、と感じました。
First, I felt that there was "malice" in subtitle translation.
日本赤軍のメンバが、
Members of the Japanese Red Army, said
""Yes" horizon bargain with us for nothing" と語った(私にはそう聞こえた)シーンがあったのですが、字幕では、『交渉など糞喰らえだ』と翻訳されていました。
""Yes" horizon bargain with us for nothing" (I heard like that), in subtitles, it was translated as "fuck off this negotiation!"
もちろん、これは、正確に訳せば ―― というか、ぶっちゃけ、私には訳せなかったのですが、この英語は日本の中高教育では0点の英文でしょう ――
Of course, if we try to translate it exactly, to tell you the truth, I could not translate it, in addition, this English phrase were 0 point English in Japanese middle school class
『"Yes"をいつまでも続ける交渉など、我々には意味がない』
It was that "This negotiation is meaningless, because you just continue to say "Yes"
です。
その他、"Japanese regime makes stupid things"も、"We are against Japanese regime"も、私には完璧に理解できます。
Other phrases of "Japanese regime makes stupid things", "We are against Japanese regime" are easy to understand for me.
なぜなら、彼らの使っている英語のレベルは、私の英語と同程度であっても ――
Because, the lever of their English was same as my English. and
これは英国や米国ベースの英語ではなく、
This is not British and US based English,
完璧でかつ完成した"日本英語"だからです。
but is perfect and completed "Japanese English".
(To be continued)
嫁さんが、結婚してからずっと使ってきたアイロンが動かなくなったとかで、この度、アイロン機器を一式を購入することになりました。
My wife asked me to buy a new iron because the old one, which had been used since our marriage didn't work. So we decided to buy a whole set at this time.
もちろん、私には異議はないのですが、普段私が使うものではないので、アイロンそのものには1mmも興味がありません。
Of course, I had no objection, however I am not interested in any iron because I don't use it as usual.
私は洗濯したものを、そのまま、洗濯竿に引っ掛けるだけ(伸ばすこともしない)です。
In my case, I wash clothes and hang them on a pole (not spreading them)
シワがでていたら、その部分を水につけて、そのまま着衣することで対応します。
If wrinkled, I dip the part into water, and wear it. It is easy.
これは学生の頃からの私のやりかたで ―― 例外はありまません。
This method has continued since my college days, and there has been no exception.
ですので、嫁さんは、私に、料理と掃除はやらせてくれても、洗濯だけは、絶対に私の手には渡してくれません。
So, my wife never allow me to do washing, even if she lets me cook and sweep.
それはさておき。
Let's set it aside.
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しかし、それでも家電製品に関するコンサルタントをさせられています。
However, in my family, I have to work as a consultant for home electric appliances.
基本的に、ITエンジニアは、検索エンジンンを使って「目的の情報に辿りつく速度」が、一般人とはケタ違いに速いです。
Basically, an IT engineer can reach the target information by using search engines, faster than others.
これは、ITエンジニアが、「そういう目的で作られているから」です。
This is because IT engineers have been produced for the purpose.
これらのITエンジニアの特性は、どこにあっても、「便利な機能」であることには違いありません。
I think that the functions of IT engineers must be useful for everyone.
「一家に一人、ITエンジニア」 ―― というのは、これから家庭を持とうと考えている人には、是非ご検討頂きたいです。
"There is an IT engineer in each family". I want an unmarried persons who wants to get married to think of it.
もっとも、エンジニアから見ると、「一方的に、フリーライド(ただ乗り)されている」とも言えます。
However from the engineer's viewpoint, "I am worked well free of charge"
家電製品の検索くらいは、大した手間ではないかもしれませんが。
Even if research activities for home appliances are not troublesome tasks.
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昨夜、嫁さんが、Amazonから届いたスチームアイロンに感動の声を上げて、その機能を私にプレゼンしている最中、私は、
Last night, my wife was moved by functions of the steam iron delivered from Amazon.com, and tried to present them to me. However, I just said
「うん、凄いねぇ」
"Well it's amazing"
と生返事を返しながら、窓の外をずっと凝視していました。
with giving half-hearted replies, and gazing out the window.
庭に設置したGPSレシーバが、「みちびき」からの信号ロックの示すLEDの信号点滅が発現せず、ずっと心あらずの状態だったからです。
I could not concentrate my wife's saying, because I could not find the flashing signal of LED light of a "Michibiki" GPS receiver I had installed in the garden.
社内報のエッセイ枠の執筆者を探しているのですが、なかなか該当者が見つかりません。
I'm looking for an author for an essay slot in my company's newsletter, but I can't seem to find a suitable candidate.
公募かけたって立候補が出るとは思えないし、推薦なんてやろうものなら、人間関係がギクシャクするに決まっています。
I don't think I will get any candidates even if I put out a public call for nominations, and if I try to make a recommendation, it's bound to lead to strained relationships.
『人間は、「数字」ほどではないものの、「文章」を書くのも嫌いである』
"Humans also hate writing, though not as much as "numbers""
と、いうことも、私は知っています。
I know it well.
という訳で、今、私は、人選に頭を抱えています。
So now I'm having a headache in selecting people.
私が「ゴーストライター」をしてもいいというなら、この話は、3秒で完了する話なのですが ―― バレたら後が怖い。
If they don't mind me playing "ghostwriter, this story will take three seconds to complete. However if they find out, it will be scary.
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最近、娘たちの、入社や入学の志望動機書の作成に、巻き込まれています(概ね完了したようですが)
Lately, I've been caught up in writing my daughters' motivational letters of interest to join or enter the school (although they seem to have largely completed them).
"マインドマップ"ツール(*)、フル稼動でした。
"Mind mapping" tool (*), was in full operation.
(*)FreeMind、MindManager等
(*)FreeMind, MindManager, e.t.c
私の駄文作成能力が、娘たちの将来に1mmでも寄与するのであれば、親としては、当然にサポートしますが ――
If my "crappy writing skills" will contribute to my daughters' future, as a parent, I will obviously support them. However,
私が就寝しようとするタイミングで、自分の人生を左右しかねないドキュメント作成の相談を持ち込むのは、ちょっとご遠慮願いたいんですよ。
I'd appreciate it if you would refrain from bringing in a document creation consultation that could affect your life, when I'm about to go to bed.
あなたたちは、父親の持病を知っていますね ―― 「早朝覚醒タイプの不眠症」です。
You all know your father's preexisting condition -- "early morning wakeup type insomnia".
「子どもに便利に利用されるのが親の役目」ではあります。
I know that it is a parent's role to be used conveniently by the child.
しかし、「親を壊すまで利用したら、そのうち再起動しなくなるぞ」 ―― とは言っておきましょう。
But let's just say, "If you use your parents until you break them, then you won't be able to reboot them"
The books "My youth romantic comedy is wrong, as I expected" would be a masterpiece.
ただ、間違って頂きたくないのですが、私は、あのような主人公に「憧れている」のではありません。
I don't "admire" that main character. Please don't misunderstand me.
あのような作品を、「私が書きたかった」のです。
I wanted to write that kind of work.
まあ、「ラブコメ」というのは分からないし、上手く書けないし、正直書きたくないですが、あの主人公のマインド、価値観、世界観は、私が書きたかった、と思う。
Well, I don't know what a "romantic comedy" is, I can't write it well, and honestly I don't want to, however that main character's mindset, values, and worldview is what I wanted to write about
ただ、私が書くと、ベースは「ラブコメ」ではなくて、多分「東南アジア 一人旅」になると思うけど ―― うむ、読む人いるかな?
However, if I were to write it, it wouldn't be based on a "romantic comedy" but probably on a "solo trip to Southeast Asia" -- hmm, I wonder if anyone would read it?
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で、まあ、そこまで詳細に説明した上でならいいですが、
And, well, I hope you've explained it in such detail.
―― うちの父親が、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」が凄い、って言っていた
"My father said that "My youth romantic comedy is wrong, as I expected" was great."
と、軽いノリで友人に語るのは、ちょっと躊躇して貰えないだろうか、長女。
I hope you will hesitate a little to tell your friends in a light-hearted way, my daughter?
お父さん、少し、恥しいんだが。
I'm a little embarrassed.
現在のロシア(の大統領)が何を考えているか分からない ―― という人がいますが、
I don't understand what the current Russian (president) is thinking -- some people say that, however I want to ask them,
『本当に分からない?』
"You really don't understand?""
と尋ねたいです。
私には、ロシアの考え方が、手に取るように分かります。
To me, the Russian mindset is palpable.
そのユースケースは、1930~1945年あたりの我が国、日本です。
The use case is our country, Japan, around 1930-1945.
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■ウクライナ南部の傀儡の新ロ政権の樹立 ---> 中国東北部に暴走した軍部によって作られた大日本帝国の傀儡国家
- Establishment of puppet neo-Russian government in southern Ukraine ---> Puppet state of Empire of Japan (Manchukuo) created by runaway military in northeastern China
■国際連合参加各国からの「ロシアの力による国境変項」への非難決議 ---> 国際連盟の各国からの「日本の力による傀儡国家の樹立」への非難決議(*)
- Resolution of Condemnation of "Border Transformation by the Power of Russia" from the Countries of the United Nations ---> Resolution of Condemnation of "Establishment of a Puppet State by the Power of Japan" from the Countries of the League of Nations (*)
(*)しかも、日本は国際連盟の常任理事国の立場を捨てて(もったいない)、連盟脱退する
(*) Moreover, Japan is leaving the League of Nations, abandoning its position as a permanent member of the League of Nations (what a waste).
■ロシアと中国とイランとの経済連携 ---> ドイツとイタリアと日本の日独伊三国同盟
- Economic partnership between Russia, China, and Iran ---> Tripartite Pact between Germany, Italy, and Japan
■国の領土保全又は政治的独立に対する武力による威嚇又は武力の行使を禁止の禁止(国連憲章第2条4項)の違反 ---> 日ソ不可侵条約の一方的破棄
- Violation of the prohibition against the threat or use of force against the territorial integrity or political independence of a country (Article 2, Paragraph 4 of the UN Charter) ---> Unilateral abrogation of the Soviet-Japanese Nonaggression Pact
ロシアは今回の先導を「自国の自衛権の為」である、と言っていましたが、当時の日本も、満州国建国、南方進出(侵略)も、「我が国の自衛権の為」である、と主張していました。
Russia said that it was taking the lead this time "for its own self-defense," but Japan at that time also claimed that it was "for our self-defense" in establishing Manchukuo and expanding southward (invasion).
ちなみに、当時の日本国民の圧倒的多数が、この「我が国の自衛権」を圧倒的に支持していました。
Incidentally, the overwhelming majority of the Japanese people at that time overwhelmingly supported this "right of self-defense of our country.
私には、今のロシアと、当時の日本、さしたる違いはないように思えます。
To me, there does not seem to be much difference between Russia today and Japan back then.
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ちなみに、二国間であれ、多国間であれ、条約は、一方的に、破ることができます。
Incidentally, treaties, whether bilateral or multilateral, can be broken unilaterally.
しかも、ペナルティもありません。実効性のある罰則を実施できる主体がないからです。
Moreover, there is no penalty. This is because there is no entity that can enforce effective penalties.
嫁さん:「じゃあ、何のために条約があるの?」
Wife: "So what's the treaty for?"
江端:「"気休め"くらいかな。もちろん、条約を破った国は国際的信用を失うし、関税を上げるとかの報復手段も取りえるけど、それだけのことだ」
Ebata: "I would say it's only a 'comforting' measure. Of course, countries that break treaties lose international credibility, and they can retaliate by raising tariffs or other measures, but that's about it.
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もちろん、ロシアのウクライナ侵攻(侵略)擁護する必要は1mm足りともありません。
Of course, there is no need to defend Russia's invasion of Ukraine, not even a millimeter.
我が国(日本)は、西側諸国の一員として、ロシア非難が心情的な正義であり、かつ、国家としての利益でもあります。
As a member of the Western world, our country (Japan) feels that condemnation of Russia is both an emotional justice and a national interest.
しかし、だからといって、『ロシアの"行動原理"が全く理解できない』と公言する人を、私は理解できません。
But that doesn't mean I don't understand those who profess that they don't understand Russia's "behavioral principles" at all.
近代世界史(の"帝国主義")を、通り一遍り勉強すれば、こんなことは明らかなことです。
A cursory study of modern world history ("imperialism") will make this obvious.
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歴史が示すことは、
History has shown us that
―― 自国の安全保障の為であれは、他国の利益など躊躇なく踏み躙る
"For the sake of its own security, any nation will not hesitate to overstep the interests of other nations"
であり、私が知る限り、その例外は一つもない、ということです。
and that, as far as I know, there is not a single exception to that rule.
昨日、市営図書館の書架で、故井上靖先生の「しろばんば」をみつけました。
Yesterday, I found "Shirobanba" by the late Yasushi Inoue on the shelves of the city library.
「しろばんば」「夏草冬濤」「北の海」は、著者のティーンエイジャ時代の自伝的小説です。
"Shirobanba," "Natsukaso Fuyutoto," and "Kita no Umi" are autobiographical novels about the author's teenage years
中学生時代、私は、土曜日午前で授業が終了すると、市場で自炊用の食材を買って、好きな料理を作って、それを食べながら、この本を読むことが、とても好きでした。
When I was in junior high school, I loved to read these books when classes ended on Saturday mornings, buy ingredients for my cooking at the market, cook my favorite dishes, and eat them while I read the book.
思い返せば、私は、主人公と自分を重ね合わせるように、ティーンの時代を生きてきたような気がします。
Thinking back, I feel like I lived my teen years as if I were superimposing on the main character.
『勉強っていいかも』『学寮っていいかも』『進学すれば、楽しいことがあるかも』と思わせてくれた本だったように思います。
I think this book made me think, "Studying may be good," "School dormitory may be good," and "If I go on to higher education, I may have fun.
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「しろばんば」を手にとって、パラパラを読み直してみたのですが、その「読みやすさ」にビックリしました。
I picked up "Shirobanba" and re-read the paraphrase and was surprised at its "readability.
フレーズの長さ、改行の入れかた、物語の登場人物の台詞の内容 ―― いわゆる「ラノベ」と言われているものの基本的技巧が満載で、驚きました。
The length of phrases, the way line breaks are inserted, and the content of the character's dialogue in the story -- I was surprised to find that the book is full of the basic techniques of what is called "Ranobe" (Light Novel).
また、故井上靖先生の本は、どれも「説教くさくない」というところも気にいっています。
I also like that the books by the late Yasushi Inoue are "non-preachy."
『起伏』や『濃淡』なくストーリーが展開されていて、どれも非常に読みやすいです。
The stories are developed without 'ups and downs' or 'shades of gray' and are easy to read.
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By the way, I recently wrote about "Mark's Mountain."
私は、北穂高ー槍ルートの5日間の縦走が1回、その後は、富士山登山の1回の経験しかありません。
I have only one experience, a 5-day traverse of the Kita-Hotaka-Yari route, and then one experience of climbing Mt.Fuji.
それでも、登山などを試みてみようと思ったのは、故井上靖先生の「北壁」の影響を受けたから、というような気がしています。
Even so, I feel that the reason I decided to attempt mountaineering was that I was influenced by the late Yasushi Inoue's "Hokuheki(North cliff)."
読書は、単なる娯楽として楽しめば十分なのですが、ティーンの頃に読んだ本は、その後の人生にも影響を与えやすい ―― のかもしれません。
It is enough to enjoy reading as a mere pastime, but the books you read as a teen are likely to impact the rest of your life -- maybe.
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という訳で、ティーンエイジャの皆さん。
So, teenagers.
教師やご両親が『本を読め』とうるさく繰り返すのは、私と同じような体験をされてきたからかもしれません。
Perhaps teachers and parents have had the same experience I have had. Hence, they might loudly repeat, 'Read a book.'
うっとうしいとは思いますが、「大人とは『子どもが本を読んでいるのを見ているだけで安心する生き物」です。
I know it sounds annoying, but "adults are 'creatures that feel comfortable just watching a child read a book.'"
ですので、
Therefore,
―― 太宰や芥川の文庫本を、読みかけのようにして、リビングの床に落しておくだけ
"Drop a paperback book by Dazai or Akutagawa on the living room floor as if you were to continue to read it."
で、多分、皆さんのご両親は、ご機嫌になります ―― 多分。
If so, your parents will be in a good mood -- maybe.