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2011-11-05 見たことがないもの

◯パンをくわえて登校する女子生徒

◯両手で学生カバンを持って、男子生徒としゃべりながら、後ろ向きに歩く女子生徒

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アニメやコミックでは、よく登場するみたいなのですが、現実にはそのような女子生徒を見たことがありません。

やっぱり、効率が悪いからだと思います。

パンは食べきってから走る方が速いし、両手でカバン持つと歩行しにくいと思います。

家族は、私のことを『機能至上主義者』と批判することが多のですが、『後ろ向きに歩い』て怪我するよりは、ずっとマシだと思います。

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背広姿にリュックを背負って、出張先や外国にも行きますが、誰も何も言いません。

だから、私の行動は、客観的にも正しいのだと思います。

ただ、背広にリュックを背負った私と、あまり目を合わせてくれないことが、少しだけ気になってはいますが。


2013-11-05 「でたらめ英語」、別名「江端英語(エバンゲリッシュ)復古計画を発動します。

先日、久々に英語の打ち合わせに出たのですが、ショックを受けています。

I attended a meeting. That's official language is English after a long interval, and I got a shock.

ヒアリングに関しては、まあ、「なんともならない」ことをなんとか納得しているですが、スピーキングに関して、あの「すごい」が出てこなくなった。

As for my hearing skill, I know that it has been beyond redemption. But, the speaking also has been broken perfectly, that someone told me that "it is very awful".

でたらめで、意味が通じなくても、私は「英語のようなもの」を発すること、そして、それを止めずに延々と続けられることにかけては、自信があったのです。

I was confident in myself to speak "sort of English" even if nobody could understand what I said at all. What I could do is to keep speaking the English endlessly.

―― それすらなくなった私に、一体何の価値がある?

What's the validation of my worth without using such disorganized English?

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と言う訳で、窮余の策ではあるのですが、「でたらめ英語」、別名「江端英語(エバンゲリッシュ)復古計画を発動します。

For this the above reasons, I am going to start the Ebanglish (that means Ebata's English) rebirth project, as any port in a storm.

で、何をやっているか、というと、ご覧頂いていることです。

So, what I do is what you see.

いつまで続くか分かりませんが、取り敢えず、エバンゲリッシュを奪取するのが目的です。

Though I can't tell you clearly that when I finish this project, the main purpose is to regain my Ebanglish.

副次的な目的としては、皆さんに「英語」に対する自信をつけて頂くこともあります。

There is a subordinate purpose. I would like you to build self-confidence for you.

大丈夫。この程度の英語で「私は世界を歩いてきました」。

No problem. I have walked around the world with such ruined English.

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エバンゲリッシュとは、プロテスタントのキリスト教の意味もあるそうです。

Evangelische(German), that is not "Ebanglish", has a mean of Protestant Christianity.

偶然ですが、私は、プロテスタント学派の大学を卒業していることもあり、まあ、違和感ない、ということで。

I have graduated from the university of Protestant School. It is just a coincidence.


2014-11-05 『シーは、ミーにとって、高嶺のフラワーだよ』

(昨日の続きです)

嫁さん:「反対。そんな英語は楽しくない」

Wife:"Objection! It is not enjoyable."

江端:「反論。楽しい『漢字の書き取り』なんて存在しただろうか?」

Ebata:"Argument. Have you had experimented delightful Kanji dictation?"

嫁さん:「コミュニケーションが英語の本質でしょう?」

Wife:"The communication is the main purpose of studying English isn't it?"

江端:「『晩秋』『奇貨』『遡及』という言葉を、日本語の会話の中ですら、使ったことある?」

Ebata:"Did you use the following Kanji "Banshuu","Kika", Sokyu" in your conversation?"

嫁さん:「・・・」

Wife:"...."

江端:「『冷蔵庫』『おたま』『消しゴム』『文房具』『運動会』。この辺の英単語が、直ちに思い浮べることができるようになって、

Ebata:""refrigerator","ladle","eraser", "stationery”, “athletic meet". If they could bring the words to mind immediately, and,

―― これが、小学校卒業時に、頭から1秒以内に取り出せるようになっていれば、

They could pick them up within one second at their graduation ceremony,

日本人の英会話のパラダイムは劇的に変わるぞ」

The paradigm of Japanese English conversation is going to change dynamically."

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この「英単語だけを丸暗記させる」カリキュラムによって、小学生が、ルー大柴さん化するかもしれず、回りの大人はイライラするかもしれません。

Thanks to this program "learning only English words by heart", all of junior students might be going to act like RuuOshiba-san, and they should annoy us, around them.

『シーは、ミーにとって、高嶺のフラワーだよ』

"She is a beautiful flower in a high mountain for me. (She is an unattainable object for me)"

などと、しゃべる小学生のガキがいたら、確かに殴ってしまいそうですが、

If I find a boy who speaks the above phase, I suppose to knock him over.

これも、我が国のグローバル化の、避けられないアプローチだと考えれば、私は我慢できます。

However this process is inevitable toward Japanese globalization, I think I put up with his foolish act.


2015-11-05 「ダイエットは細部に宿る」

「神は細部に宿る」という言葉があります。

There is a saying "God dwells in the details".

建築のデザインの世界の格言だそうです

I heard that it came from a field of architecture design.

そもそも、建築物というのは構造力学を無視して作ることはできません。

Above all, any architecture cannot ignore theory of structures.

それらの力学をシンプルに包含し、それと融合する細部へ徹底的なこだわりのデザインなくして、美しく、価値のある建築物は成立しない ―― というのが、その精神なのだそうです。

The basic concept is that any architecture should include the theory, and amalgamate its detailed aspects, in order to make them valuably and beautifully.

この考え方は、全ての創作物に共通するもので、システムについても、同様です。

This concept commons to any creations in any field. "System" is also same, I think.

システムの中でも、特に社会インフラシステム(電力、水、ガス、鉄道、交通等)においては、「神は細部に宿る」というのは、もはや「格言」どころではありません。

According to the social system like electricity, water, gas, train, and transportation, especially, they are no longer a mere "saying".

そのような「神を細部に宿らせなければ」、そのシステムは、簡単に「人を殺すシステム」に変ってしまうからです。

If we cannot apply the "God" to the social systems, they are going to change "killing system" easily.

(これについては、何度もお話していますので、本日は、このテーマはスキップします)

(I want to omit this story this time, because I often have already shown before.)

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「ダイエットは細部に宿る」

"Diet dwells in the details".

この一年、江端家第一次、第二次ダイエット計画を経て、先日、人間ドッグでの計測で-12kgの減量が公式に確認されました。

The other day, I confirmed that I could lose weight of 12kg, through the first and second diet plans in the Ebata's for one year.

# ま、元々太っていたし、目標(BMI=22.0)未達(現在22.5)ですけどね。

However, I was heavy by nature, and I could not have reached the first target yet (BMI=22.0).

しかし、この「-12kg」を「-12kg」として把握するのは正しくないのです。

But I think that it is a mistake to understand the "12kg" as just "12kg".

私は、この1年、0.1kg単位で、120個を、一つ一つ取り除くという作業 ―― 「細部」に拘ってきました。

For one year, I have sticked to detail parts, that means that there were 120 objects by each 0.1kg unit.

(続く)

(To be continued)


2016-11-05 「営業でお客さんのところに行く時には、江端さんの連載コラムのハードコピーを持って行くんですよ」

Previously, I had written about a certain control LAN protocol.

その製品を取り扱っている日本法人の社長さんから、ご招待頂いて、技術ミーティングに参加させて頂き、懇親会にも招待して頂きました。

From the President's Japanese subsidiary that handled the product, I was invited to technology meeting, and in additon, to the social gatherings.

ビールを片手に、小皿に寿司を取っていたときに、EtherCATを取り扱っている会社の営業を担当している方から、声をかけられました。

When I was taking a sushi on small plates, with beer cup in other hand, I was called to one person, who were in charge of sales management of EtherCAT products in the company.

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「営業でお客さんのところに行く時には、江端さんの連載コラムのハードコピーを持って行くんですよ」

"When I go to a customer in the business, I take hard copies of your columns"

「なぜですか」

"May I ask you "why" ?"

「いや、お客さんに説明するより、江端さんのコラムを直接読んで貰った方が、早くご理解頂けますし、なによりウケます」

"Well, asking our customer to read the Ebata-san's colum is better than explaining the technical issue of mine. They can understand EtherCAT easiler, and moreover it cracks them up."

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目から鱗(うろこ)の発見でした。

The story was literally an eye-opener to me.

―― なるほど、私のコラムには、そういう使い道があるのか

"Well, my column is usable like that"

コラムなんぞは、読んだら、直ぐに忘れ去られるという性格のコンテンツです。

"Column" becomes soon forgotten, after it is read.

ですので、こういう使い方をして頂ている話を教えて貰うと、私はとでも嬉しいのです。

So, I can feel happy whenever hearing the story like the above.


2017-11-05 要するに、江端家宅は「ホットスポット」ということです。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

もう一つ、家族全員が、リビングに集って、バラバラに別々な作業をしながらも、会話を続けているというこの状況を作っているのは、

For one more topic, I think that one reason why my family members can keep conversation, in each individual task, is

●「無線LAN」のアクセスポイント

"Wireless LAN access point(WiFi)"

も、一因であると考えています。

我が家では、光ケーブルを経由してインターネットに接続しており、私は、自分で無線LANのアクセスポイントを敷設しています。

In my house, I have installed the WiFi by myself, using existing fiber cable Internet.

ですから、家族全員が、スマホやパソコンを、通信容量を気にすることなく使えて、通信速度も極めて高速です。

So, all can use volumetric and fast network environment easily in my house.

要するに、江端家宅は「ホットスポット」ということです。

This means that the Ebatas house is a "Hot Spot"

情報の「ホットスポット」であり、コミュニティエリアであるリビングで、全員が集まって、バラバラに作業していることは、別段、特別なことではなく、ごく自然なことなのかもしれません。

Our living room is a "Hot Spot" and "Community Area", so it not special but natural that we gather in the living room, and work individually.


2018-11-05 『"もうダメだ!"と思ったら読む本』

会社の購買(コンビニ店舗)のレジの横の本棚に、

At the bookshelf of a convenience store in my company, I can see a book whose title is

『"もうダメだ!"と思ったら読む本』

"The book when you think "I am sunk!""

という題目の本が置かれています。

これが、"売れ残っている"のか、"売れ続けて発注され続けている"のかが、気になります。

I get on my nerves about whether this book "is left" or "continues to be ordered".

また、この本が店舗によってチョイスされた理由も、気になっています。

I also get on my nerves about the reason why the book is chosen.

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いずれにしても、この本を、(題目が見えるような形で)オフィスの机の上に置いたら、何かの「アピール」になるのかもしれません。

Anyway, if you leave this book on your desk in the office, and show the book title to your co-workers, this action will have something to make an appeal.

どういう効果が発生するかは知りませんが。

I don't know what a kind of effect will be coming.


2019-11-05 私、OSS(オープンソースソフトウェア)メンバーのモチベーションは、この『ザマーミロ』の一択だと思っています。

1ヶ月かけて考案して、1ヶ月かけて開発して、1ヶ月かけて使えるようにした独自技術を、

For your original technology that was devised over a month, developed over a month, and used over a month,

―― 3秒で捨てる

"You should discard it in three seconds"

という決断をしなければならないことが、プロのエンジニアの世界ではよくあります。

It is common in the professional engineer world to make this decision.

ただ、その決断が、技術の優劣ではなく、取引上のコネクションや財力や権力で、決まることもあります。

However, that decision is not the superiority of technology, but may be determined by business connection, financial power and power.

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20代の頃、私は、こういう決断を受けいれることが、なかなかできませんでした。

When I was in my twenties, I had a hard time accepting these decisions.

「技術のド素人」の、ナンセンスで不合理な考え方に、腸(はらわら)を煮えくりかえらせたことは、一度や二度ではありません。

It has never been once or twice that the nontechnical and unreasonable idea of a "technical amateur" got me excited.

そんな状況の中で、私は、自分も他人もかなり傷つけてきた、と思っています。

Under such circumstances, I think that both myself and others have been hurt considerably.

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よく、『新しいことに果敢に挑戦せよ!』てなことを、叫んでいる人がいますが、その人は、後半の部分のセリフを省略しているのです。

Some persons are screaming "Challenging new things boldly!". However they omit the latter part of the line.

―― 『但し、私の関係のない世界で』

"However, in a world where I have no connection"

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つまるところ、世界は変化が嫌いです。

After all, the world doesn't like change.

自分に利益のない、見も知らない人が発生させる変化に対しては、徹底的に抵抗します。

They will thoroughly resist changes caused by strangers who have no interest in them.

仮に、自分に利益があるかもしれなくても、リスクがあれば、反対します。

Even if they may be profitable, they will disagree if there is a risk,

人生、リスクがないことが一番だからです。

Because no risk in the life is the best.

故に、変化が嫌いな世界にとって、新しい価値を創造する人は、常に「敵」です。

Therefore, for those who don't like change, the person who creates new value is always the "enemy"”.

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ただ、まあ、これも考え方とやり方一つです。

However, I can watch this world from the different angles.

例えば ――

For example,

長いことエンジニアやっていれば、さらっと自分の技術を、システムに紛れ込ませたりする機会がありますし、

I have been an engineer for a long time, so I'll have the opportunity to immerse my tech. in the development system.

私が、週末エンジニアをやっている時に量産しているプログラムや設計手順書は、世界のどこかにいるエンジニアが自分のプログラムに組み込まれて、別のシステムの中で生き続けている可能性があります。

The programs and design that I mass-produce when I work for am a weekend engineer, may continue to live in another system by the other engineers in the world.

なぜ私が「そう思う」かと問われれば、私が、現実に、公開されている他人のプログラムをパクって、使っているからです。

If I am asked why I think so, I am actually using other people's programs that are publicly available.

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ですから、あなたが、業務と関係のない週末エンジニアとして、自分の技術(ソースコード等)を、世界中にバラマキ続ければ、

So, if you work as a weekend engineer unrelated to your business, and continue to spread your technology (source codes e.t.c.) around the world,

あなたは、この変化を嫌い、新しい価値を否定することしかできないこの世界に対して、

For this world that hates this change and can only deny new values, you can shout

―― ザマーミロ!

"Serve you right!"

と叫ぶことができるのです。

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私、OSS(オープンソースソフトウェア)メンバーのモチベーションは、この『ザマーミロ』の一択だと思っています。

I think the motivation of OSS (Open Source Software) members is just for this "Serve you right!"

「これが正解である」ということに、私は確信があります。

I am convinced that this is the correct answer.


2020-11-05 『気持悪い』アメリカ合衆国大統領選挙の仕組み

The "wish" I mentioned the other day is apparently not going to come true.

「私の最悪の予想」の何パーセントくらいのとろで留まるか ―― ということになりそうです。

My interest is going to "What percentage of "my worst expectation" will stay?"

-----

こちら、ある団体から講演を依頼された時に使用したプレゼンテーションファイルです。

This is the presentation file I used when I was asked to give a lecture by an organization.

"Unpleasant" United States presidential election mechanism

御興味あれば、ご一読下さい。

If you are interested, please read it.

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江端:「どうして、今回の合衆国大統領選挙は、11月3日なんだっけ?」

Ebata: "Why is this US presidential election on November 3rd?"

娘:「うーん、日本の『文化の日』にちなんで、かな?」

Daughter: "Hmm, maybe it's Japan's "Culture Day""

江端:「昔だけど、相当数の米国人が『日本の首都は北京』と答えた、という話を聞いたことがあるぞ」

Ebata: "Once upon a time, I've heard that quite a few Americans answered, 'The capital of Japan is Beijing'"

娘:「・・・」

Daughter:"..."

江端:「今も、米国民の日本に対する興味って、その程度だと思う ―― ましてや、日本の祝日を知っているネイティブは、絶無だと思う」

Ebata: "I think that Americans are still interested in Japan at most-even more, and I also think that there are no natives who know Japanese holidays."


2021-11-05 『死刑になりたいから事件を起こした』

―― 悪気がないのは、分かっているんだけど

"I know you don't mean any harm."

という場面があります。

We often find ourselves in these situations.

例えば、

For example,

■SNSで紹介された記事をクリックしたら、それが有料サイトで見られなかった時、とか

- When I clicked on an article featured on a social networking site and it was not available on a paid site.

■飲み会で、日本最高学府を卒業した人が数人が、自分の出身大学をディスっている話で盛り上がっている時、とか

- When a few graduates of Japan's highest university are having a good time at a drinking party, talking about how they disrespected their home university.

です。

私は、紹介した人や、盛り上がっている人たちを良く知っていて、彼らに『誰かを貶めよう』という気持ちが1mmもないことを知っていますが ―― やはり気分の良いものではありません。

I know the people I've introduced and the people I've had the pleasure of drinking with, and I know that they don't have the slightest desire to 'put anyone down' -- but it's still not a good feeling.

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私、小田急沿線の住民であり、京王線も良く利用しています。

I am a resident of the Odakyu line, and I often use the Keio line as well.

小田急、京王とくれば、例の「無差別殺傷未遂事件」です。

When it comes to Odakyu and Keio, there is the "attempted indiscriminate murder case".

この事件について、『乗客で立ち向かえ』とか、バカなこと言っている、本当に救い難いバカがいます。

There are some really irredeemable idiots who are saying stupid things about this incident, such as "passengers should fight back.

「犯人はナイフしか持っていなかった」というのは、「今」だから分かることです。

We know "now" that "The killer only had a knife.

乗客はガソリンを体に撒かれて火を付けられていたかもしれませんし、もしかしたら犯人は『爆発物』を持っている可能性もあったのです。

The passengers could have had gasoline sprayed on their bodies and set on fire by the perpetrators, and maybe the perpetrators had 'explosives' in their possession.

Considering this situation, there is no doubt that "escape" is the best solution (even if it is localized) in that incident.

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問題なのは、この事件の加害者の動機です。

The problem is the motive of the perpetrator in this case.

『死刑になりたいから事件を起こした』

"I did this because I want the death penalty"

全く意味不明で、このような動機で殺傷事件を起こす犯人に、対抗する手段はありません。

This motive makes no sense at all, and there is no way to counter a murderer with such a motive.

I had discussed this area 10 years ago.

しかし、今回は別の観点から考えてみました。

This time, however, I thought about it from a different perspective.

それは、

That is,

―― 悪意のない他人の振舞いを、悪意として把握してしまう能力の自己開発

"Self-development of the ability to grasp the behavior of others without malice as malice"

です。

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冒頭の話は「え? 他人の、有料ニュースサイトの登録まで、考えなければならないの?」とか、「母校の話で盛り上がることが、いけないの?」と言われれば、まったく反論できません。

The first part of my story was "What? Do I have to think about subscribing to someone else's paid news site?" or "Is it wrong to get excited about my alma mater? I can't argue with that at all.

「『止めてくれ』と頼む」ことなど、どんなロジックを使っても導出できません。

No amount of logic can derive "ask them to stop".

しかし、ムカつきます ―― これは事実で、そして、理屈ではありません。

But it pisses me off -- this is a fact, and not a logic.

そして、この感情は予測不能です。

And these feelings are unpredictable.

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例えば ―― 私のコラムを読むのが不快な人はいると思います。

For example -- I know there are people who are uncomfortable reading my columns.

下手すると、「私のコラムが存在していること」だけでなく、「私という存在」自体がムカついている人もいると思います。

If it is not good enough, I think some people are pissed off not only that my column exists, but that I exist at all.

もちろん、私は『理不尽だ』と叫ぶことはできますが、感情はいつだって理不尽なものです。

Of course, I can shout 'unreasonable,' but emotions are always unreasonable.

ですから、私は、娘たちにも良く言い聞かせています。

That's why I often remind my daughters of this.

『自分の出身校でのできごとを話でさえ、面白くないと感じる人がいる』

"There are people who find it uninteresting even to talk about your stories at your campus"

『いわゆる、高学歴と言われている人ほど、この件についてナイーブ(無知)になりがちだ』

"The more educated they are, the more naive they tend to be about this issue.

『だから、普段から会話の話題には十分に気をつけるようにしなさい』―― と。

"So, be very careful about the topics of your conversations"

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繰返しますが、この手の事件の被害者は100%の被害者であって、加害者に配慮してやる必要なんぞはありません。

Again, the victims in these cases are 100% victims, and there is no need to give any consideration to the perpetrators.

しかし、この手の事件は、これからも続きます。

However, this type of incident will continue to happen.

根本的な解決方法はないでしょう。

There will be no fundamental solution.

他人の外見や振舞いなどから、予見や予測のみで、その人から離れておくこと

"To stay away from another person based solely on foresight or prediction based on his or her appearance or behavior"

―― これを『差別』と呼ぶ人もいるでしょう(例えば、私(江端))

"Some people may call this 'discrimination' (for example, it is me (Ebata)).

が、これからは、こういう予見や予測の能力が必要となる時代になっていくのかもしれません。

However, we may be living in an age where this kind of ability to foresee and predict will be necessary.


2022-11-05 今回のロシアのウクライナ侵略に関して、ロシアと日本の間について、私は分からないことが多いのです。

エネルギー(石油)の9割を頼っている国に対して、こちらから宣戦布告をして戦争をしかけた国は、どーこだ?

Which country declared war on a country that relies on them for 90% of its energy (oil)?

答えは、ウチ(日本)です。

The answer is "Japan".

1941年に、日本から米国に戦争をしかけました。

In 1941, Japan launched a war against the United States.

ちなみに、当時の国力比は50(米国):1(日本)です。

The ratio of national power at that time was 50 (U.S.):1 (Japan).

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私が言いたいのは、

What I'm trying to say is,

『戦争は、それがどんなに不合理なものであったとしても、始まる時には始まる』

'War, however irrational it may be, begins when it begins.'

という事実と、多くの場合

and, in many cases

『戦争は、どっちかが、壊滅と言える状態になるまで、止めることができない』

A war cannot be stopped until one side or the other is in a state of what might be called devastation."

という歴史的事実です。

This was a historical fact.

For more on this, please read "Japan's Decision to Start War with Four "Ifs" and One "Might"" here.

他の事例に関しては知りませんが、国家間の戦争に関しては、歴史の教訓とは、『歴史の教訓は生かされない』ということのようです。

I don't know about other cases, but it seems that when it comes to wars between nations, a lesson of history is that 'lessons of history are useless'.

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今回のロシアのウクライナ侵略に関して、ロシアと日本の間について、私は分からないことが多いのです。

There are many things I do not understand about the relationship between Russia and Japan regarding this Russian invasion of Ukraine.

その中でも、私は、ロシアと我が国のエネルギー問題がよく分かっていません。

I am not familiar with the energy issues between Russia and our country.

「サハリン1」「サハリン2」というプロジェクトです。

For example, the projects called "Sakhalin 1" and "Sakhalin 2."

日本は、アジアの中にあって、西側自由主義陣営の旗手の役割を担って、ロシアに対してシャレにならないレベルの経済制裁をしています。

Japan, in its role as the standard-bearer of the Western liberal camp in Asia, is imposing an unprecedented level of economic sanctions against Russia.

で、普通に考えれば、ロシアが、その報復として、『日本へのエネルギー輸出を完全に止める』ということは(契約とか、国際法上の違法行為とか、国際的慣例とか、キッパリ無視するのであれば)、理に叶っていますよね。

So, it would make sense for Russia to "completely stop energy exports to Japan" in retaliation (if they completely disregard contracts, illegal acts under international law, international conventions, etc.).

1941年の米国の日本への石油輸出禁止措置だって、民間レベルで見れば、完全な契約違反行為だったと思いますが、国家権力に対してエネルギー民間企業ごときが、太刀打ちできる訳ありません。

Even the U.S. oil export ban on Japan in 1941 was a complete breach of contract on the private level. However, there is no way that a private energy company can compete with the power of the state.

To begin with, I am not even sure what is going on right now with the withdrawal of WIPO's MFN status to Russia.

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この辺の事情について、江端に簡易に説明して頂ける方からのメールを、お待ちしております。

I am looking forward to receiving an e-mail from anyone who can provide a simple explanation of this situation to Ebata.

頂いたネタが江端のハートをキャッチすれば、即、コラムで採用させて頂きたいと思います。

If the stories I receive catch Ebata's heart, I would like to immediately adopt them in our column.

Of course, we will keep the source of the story confidential.


2023-11-05 自分の刃が、自分に突き刺さってきますよ。

I remember writing once that 'I have no need for approval, but I can't stand being recognized as incompetent.

これって、私の他人への評価基準なんですね。

So, this is my standard of evaluation of others.

(1)私、そもそも他人の人格に興味がない → 他人の自己アピールには興味がなく、他人を承認プロセスがない。

(1) To begin with, I am not interested in other people's personalities → I am not interested in other people's self-promotion, and I have no approval process for others.

(2)私、他人の能力に興味がある → モノやコトを完成できる人に(過剰に)敬意を示す

(2) I am interested in other people's abilities → I show (excessive) respect to those who can complete a thing or thing.

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なんのことはない。

It's nothing.

『自分の価値観 = 他人から見られる価値基準』ということです。

It means 'my values = the standard of values others see.'

『今ごろ何を言っとるんだ、江端は』と言われそうですが、これ、結構、私にとっては、新鮮な発見でした。

I know you might say, "What are you talking about now, Ebata?" but this was quite a discovery for me.

エウレカ!と叫んで、裸で街中走りそうなくらいです。

"Eureka!" I'm about to run naked through the streets.

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ご存知かと思いますが、最近、私、色々な業務やら締切に追い込まれて、抑うつ症状になっています。

As you may know, I have been feeling depressed lately due to various duties and deadlines.

なぜこのような状態になっているかを考え続けた結果、私は『他人から無能認定されているかもしれない恐怖』に怯えていたのです。

I kept thinking about why I was in this situation, and the result was that I was frightened by 'the fear that others may have certified me as incompetent.

他人に対する批判や批評は、そっくりそのまま、自分を縛りつける価値観となって、ブーメランのように戻ってきます。

Criticisms of others come back like boomerangs, just as they are, as values that bind you.

自分で自分に刃(やいば)を突き刺さないためには、人に刃(やいば)を向けてはダメです ―― が、私については、完璧に手遅れです。

In order not to stab yourself with a knife, you should not point it at others -- but as for me, it is perfectly too late.

私のブログの中には、あらゆるところに「刀」が転がっています。

I have a "knife" lying everywhere in my blog.

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私が、他人を「役に立つ」「役に立たない」で分別していた、ということの証左です。

This proves I have been sorting others by "usefulness" and "uselessness."

普通に『嫌な奴』だと思います。

I think I am a regular 'jerk.'

Still, I don't think of it as 'I hate myself.'

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『力の限りやったが、(自分の考える)目標には全く届かなかった。しかし、まあ、それなら、それでもいいんだ』

'I did everything in my power, but I didn't quite reach (what I consider to be) my goal. But, well, that's okay then.'

と、心の底から本気で思うようにならないと ――

If you have to be serious about it

自分の刃が、自分に突き刺さってきますよ。

Your knife will be thrust into you.

本当に。

It is really.