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2013-01-16 将来の明るい社会の為に「あなたの『犠牲』が必要なのです」

いじめ対策として監視カメラを設置する、という話をすると、面白いくらい同じ反応(2つ)を聞けます。

(1)「プライバシーの侵害」

(2)「効果がない」

です。

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上記(1)の「プライバシーの侵害」って何でしょうか。

私は「生徒の家の部屋の中を撮影しろ」といっている訳ではないのです。

現在のイジメの問題の根幹は、誰もがその現場を目撃していながら、それが「イジメ」であるかどうかを認定する手段がなく、それを告発できるシステムがないことです。

この手段を提供するだけです。

「いじめ」と「プライバシー」 私には十分にトレードオフできると思えます。

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上記(2)の「効果がない」については、私もかなり調べましたが、誰もその実証実験の証拠を持っていないのです。

それは推測ばかりで、しかも理由が1つという貧弱さ。

「カメラの死角に入ったら効果がない→いじめがさらに陰湿化する」ばっかり。

3つ程、事実で反証します。

■イギリスでは、すでに4万7000台のカメラが学校内に設置されて、いじめ対策に一定の効果が認められています。

■私自身が、幼稚園に通っていた娘の問題(「いじめ」かどうかは認定できなかった)を聞いて、具体的なシステム構成図を伴う、自費による監視カメラの設置の提案を行っただけで、一気に問題が沈静化しました。

■監視カメラというのは今や、指の上の乗るくらいの小ささであり、しかも無線LANなどによって、どこでも、追加設置できます。「死角」を作らないシステムは、簡単に設計できます。

結論:物理的ないじめ対策に、監視カメラは効果があります。

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纒めると

「暴力」の行使が「即解雇」という、大人の当たり前のルールを、子供に適用して良いと思う。

■何を犠牲にしても、いじめを絶対に根絶する

■大人と同様に法律等を適用して、いじめの当事者を社会から追放する

という大人側のメッセージを、まだ伝え切れていない、と感じます。

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もちろん、このようなハード(仕組み)的なアプローチよりも、ソフト(教育等)的なアプローチが望ましいのは、言うまでもありません。

ならば、いじめ問題は「統計値」として扱い、「前年度より自殺者が減少していれば、一定の成果があった」とする考え方にシフトすべきでしょう。

そして、今、この時間に、現実に苦しんでいて、助けなければならない子供達には、諦めて貰いましょう。

将来の明るい社会の為に「あなたの『犠牲』が必要なのです」と言って。


2014-01-16 娘たちは、父親の性格を良く理解していると思います。

最近、小学生や中学生が行方不明になるという事件が連続して発生しております。

Recently, some serious cases that children in Junior or junior-high school go missing happen sequentially.

保護者の心労たるやいかばかりのものかと思うと、息苦しくなるくらいです。

I am about suffocating when I think the anxiety of parents.

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我が家では、

In my family case, we manage a curfew policy as follows.

■約束した帰宅時間までに戻れない場合でも、その時間までに自宅に連絡を入れれば良い

"If the daughters break gates, it is O.K. if they call me by the curfew."

という門限ルールを運用しています。

■もし、上記が守られなくても、叱責等は一切行わない

"I don't get mad with them if they miss the deadline."

とも公言しています。

その代わりに、以下を実施すると宣言しています。

Instead of the easy policy, I have declared the following actions.

■『門限経過後1時間以内に、学校、友人、警察、ありとあらゆる所に報告と届出をする』

"Within an hour beyond the curfew, I am going to call your school, your friends and parents and the police absolutely.

■『お前達は、警察のパトカーが走り回り、地元で自警団が大捜索を行っている大騒ぎの中に、ノコノコと戻って来ることになる』

"You should come back home in a mess with patrol cars running around this town, vigilantes doing a large search in the local.

■『その恥かしさに耐え、自力で事態を収集する覚悟があるなら、挑戦してみろ』

"Try it, if you could prepare to shame and handle the situations"

-----

私が知る限り、彼女らは、上記のルールを破ったことがありません。

As far as I know, they didn't break the policy until now.

彼女らは、父親の性格を良く理解していると思います。

I think they understand their father very well.


2015-01-16 ―― え! 一体、私のどの作品(コラム)が!?

先程、メーラーのサブジェクトを眺めていて、

Some time ago, when I looked on the subjects on the mailer, and I found the phase

「江端智一様へ 第152回芥川賞・直木賞」

"Mr. Tomoichi Ebata. According to the 152nd Akutagawa prize and Naoki prize"

と言うフレーズが見えた瞬間、

at that moment,

―― え! 一体、私のどの作品(コラム)が!?

"Errr!, which work (column) of mine get the prize !?"

と、一瞬でも思えた私は、

I think that even I, who could come to think of the above, am

『かなり幸せな奴だ』と、自分でも思います。

"a really happy man".


2016-01-16 私は、「知は、人を従わせる暴力装置としての権力である」といっているのです。

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

ならば、一足飛びに「ネットからダウンロードできる、電子書籍専用の図書館」にしてしまえば良いのか、というと、正直、私には良く分かりません。

Even if so, I don't know whether we should jump to a digital book that enables to be downloaded from the Internet, to tell you the truth.

I said before that the effect of electric-reader is far from that of paper.

(ただし、「紙のように取り扱える電子ペーパー」が登場すれば、私の主張は、即、取り下げます)

(But when the electric-reader that is used as just paper, comes, I am going to back away from my opinion.)

それに、図書館は「パブリック・コミュニティ・スクエア」という、本の貸し借り以外の機能も果していることを忘れてはならないでしょう。

In addition, public libraries has another function that is called "Public Community Square", except for the book check-out/check-in.

-----

私は、「知は権力である」と考えている一人です。

I am a person who thinks "Knowledge is power".

注意して頂きたいのは、私は「知は力なり」という、知識の蓄積の話をしているのではありません。

Please be careful that I don't speak about the story of "Accumulation of knowledge".

私は、「知は、人を従わせる 暴力装置としての権力である」といっているのです。

I say that "Knowledge is power as violence device to let persons obey me".

そんでもって、私は、今なお、せっせと権力基盤を築いている ―― つもりでいます。

And I intend to continue making the power without a pause.

自分や家族の為に、いつでも、どこでも、即、戦闘態勢に入れるように。

in order to get ready for a battle immediately anywhere anytime for me and my family.

-----

図書館が武装するようになる(「図書館戦争」のこと)ことはないと思いますが、図書館が、ある種の反権力装置(国家権力のアンチテーゼ)であることは否定できないと思います。

I cannot have a image of "armed library in the future", however, I also think we cannot deny that libraries are another power as antithese of state power.

パワーバランスの観点からも、図書館を維持していくことは、必要不可欠なことだと思っているものの ――

From the viewpoint of power balance, maintenance of libraries is inevitable. however,

「図書館の未来象」というものが、私にはさっぱり見えてこないのです。

I cannot make an image of "future libraries".

-----

いずれにしても、図書館には、ずいぶん助けて貰っています。

Anyway libraries is very helpful for me.

素直に感謝しています。

I thank any library obediently.


2017-01-16 「クローン」についても、ちゃんと教えるべきだと思うのです。

(続く)

(To be continued)

娘:「なんか、凄く怖いんだけど」

JD:"I come to feel fear deeply"

私:「でも『食べて』いるじゃんか」

Ebata:"You eat it don't you?"

娘:「?」

JD:"?"

私:「今日食べたビーフシチュー、『牛肉』入っていたよね」

Ebata:""Beef" was included in the beef stew we had at today's dinner.

娘:「?」

JD:"?"

私:「『クローン牛』は、もはや、常識だよ」

Ebata:"It goes without saying that "clone beef" is as a daily product.

娘:「え・・・、それって危くないの?」

JD:"Um... is it safe ?"

私:「『クローン牛』は、遺伝子操作している訳じゃない。遺伝子の100%の完全コピーだ。だから、コピー元の牛が危険でなければ、コピーされた牛も危険ではないよ」

Ebata:"Clone beef" is not genetically modified. It is perfect gene copy.If the source beef is safe, the clone beef is also safe."

-----

私、以前から、義務教育のプロセスで、「重水炉型原発」と「軽水炉原発」の仕組みの違いを、教えるべきだ、と言ってきました。

I have argued that the mechanism of nuclear power-generating plants of both heavy water reactor and light water reactor lone before.

「クローン」についても、ちゃんと教えるべきだと思うのです。

I think that we should give children to "clone" information, too.

「自分のコピーが生産可能」という事実を教えることで、『子どもの心の中で何かが壊れる』と心配している人が多いのかもしれません。

Some people are afraid that the fact of "self-production possibility" is going to destroy something in children mind.

理屈はともあれ、私も感情的には納得できます。

Leaving the logic aside, I can understand the emotional hang-ups.

しかし、逆転の発想で、「クローン」から出発して、「命とは何か」「命がなぜ等しく大切なのか」 ―― 倫理とか人権とか平等とか、そういう概念に至ることもできると思うのです。

However, in contrast I think that we might get a new approach about moral, human rights and equality by a thought of "clone mechanism", for example "what a life is" and "Why life is important"

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で、江端家では、娘たちには、そういう教育を絶賛実施中です。

So, in the Ebata's, I have provided such tuitions to my daughters in many fields.

もし、彼女たちが『壊れる』ことなく成人したら、この教育方法、ご検討頂きたいのです、文部科学省の皆様。

If my daughters become adults without being destroyed by me, I ask you for discussion about this way, Dear Mr./Ms. in Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology.


2018-01-16 ―― 「夢を諦める」ことは、「夢を叶える」ことと同程度に有意義である

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

では、なぜ、そのような大人や教育者がいないかというと、

So, why such adults and educators do not exist, is

多くの大人や、教育者になるような人は、そもそも、「狂気と孤独の世界で、かつ、たった一人で楽しんで生きる」という人生を生きなかった(or 生きれなかった)人だからです。

Many adults and educators, initially, have not lived their life (or have not been able to life their life) of "In a world of madness and loneliness, and enjoy living by alone"

-----

加えて、

In addition, I refer to the following fact,

(3)高い目標をかかげる夢は、概ね挫折する

(3)A dream that needs aiming high, is generally broken down.

という事実にも言及しておきたいと思います。

目標のある夢の中でも、特に定量化(合格する or NOT、800点以上 or NOT)する夢は、そこに達成できない間、ずっと自分を痛め苦しめ続けます。

Because you will keep suffering from the aiming high, especially, quantifiable something like pass or not, and over 800 point or less.

自分を痛め苦しめ続けるようなことは、継続できずに挫折します。

It is impossible that you continue it, and finally it will break you down.

挫折できたなら、まだ幸運です。挫折できない場合、自分の心や体を壊し、最悪の場合、自分を殺します。

Just "breaking down" is lucky for you. if not, the dream breaks your body and mind, and at the worst case, you will kill yourself.

これは、私の独自の調査と、私自身の体験からも明らかです。

These were based on my research activities and my own experiments.

ですから、以前から私が言い続けていますが、

The following, that I have been telling you for a long time, is

―― 「夢を諦める」ことは、「夢を叶える」ことと同程度に有意義である

"Abandon of your dream is valuable for you, equal to "make your dream".

という、私のポリシーに帰着します。

That is my own policy.

-----

ところで、

By the way,

次女が、現在、「バクマン」という漫画に嵌っています。

my second daughter is crazy about a comic whose name "Bakuman".

この漫画が、素晴しい作品であることを認めるものの、私は好きではありません。

I can admit that these comics are masterpieces, however I don't like them.


2019-01-16 ―― 誰が、そんな設定コストを払いたいと思うだろうか?

昨夜、娘(長女)のパソコンのチューニングを行っていました。

Last night, I turned up my daughter's PC.

当初はパフォーマンスアップを目的としていたのですが、Windows10の表示画面が、

At first, I worked for high-performance of the PC, however, the setting of display of Windows10 was , for example,

「Windowsの大きさをマウスで変えられない、思うところに移動できない」

"I could not change the size of Windows and and could not move it on my own"

などの、体験したこともない気持悪い(吐き気を催すような)設定となっていました。

disgustful beyond my experiences.

これを修正する手段がどうしても見つけられませんでした。

I could not fix the display at any cost.

そこで、全てを出荷状態に戻すことにしました。

Finally I decided to redo to the setting of factory shipment.

-----

出荷状態に戻すのは良いのですが、「使いもしないゲームソフト」「不要なセキュリティソフト」「必要のないクラウド共有環境」などが、デフォルトで付いてきて、これまた、気持ち悪い状態になります。

There was no problem to redo the setting, however, "Game applications" "Security software" and "Cloud environments" we didn't need at all, was going to be attached, and I came to feel bad again.

加えて「バックグランドに二桁を越えるアプリを常駐させる」とか「使いもしないFAX機能とかSCSIインターフェース機能が稼動状態としている」など、ふざけた初期設定に、本当に頭にきていました。

In addition, "more than ten application that were worked as background activities" and "FAX or SCSI interface functions that I don't know who needs" would get me angry really.

こんなものを常駐させておけば、パソコンのパフォーマンスを悪くし、引いては、ユーザの心象も悪くなるだろうに、パソコンメーカは一体何を考えているのか?

I cannot understand what the PC company think, because the settings will make the PC performance worse, and the users will also get angry to the company.

-----

まあ、何を考えているのかは、明らかなのです。

To tell you the truth, I know the company's intention.

要するに、そういう不要なアプリを予めインストールしておくことで、ソフト会社からお金を得ている訳です。

In short, the company can get money from the software providers for the pre-installing applications.

そのお金は、パソコンの値段にも反映して、低コストなパソコンの販売が可能となります。

The money will make the company provide the low-cost PC.

そして、ユーザは安価なパソコンを手にすることができる訳です

Finally users can get cheap PCs,

―― 「高性能」のハードウェアを、訳のわからん山のような"アプリ"と"設定"で「低性能」にさせられたパソコンを

that are going to be low-performance PC by meaningless and enormous applications and settings, even if the PC hardware spec is excellent.

-----

年末年始の休暇では、私は、Windows10の設定に、かなりの時間をかけて学習しました。

At the year-end through New Year holidays, I spent much time for Windows10 setting.

私は、このような設定作業が苦手ではありませんが、大抵の場合、多くの人にとって、パソコンの設定は「苦痛」そのものです。

I am good at working for the setting like this, however, I know that most of people feel pain.

そして、今回の長女のように回復不能な設定をしてしまうこともあり、最悪の場合、パソコンが起動しなくなるというリスクもあります。

However, some of them might do wrong setting like my daughter, and at their worst, the PC could not come to restart.

ならば、私のように「パソコン設定」ができる人間が、それを業務とするビジネスがもっと流行ってもよさそうなものですが、流行っているようには見えません。

I think that "the setting service or business" might be popular, however I don't know the story.

昨夜、ざっくりコストを計算してみたのですが、パソコン設定に必要なコストは、そのパソコンの購入費用とトントンか、下手するとそれ以上になるのです。

Last night, I calculated the total cost of the service, and I knew that the cost was going to be those of PC or more.

―― 誰が、そんな設定コストを払いたいと思うだろうか?

"Who wants to pay it for just the setting?"

-----

一方、スマホは、パソコンほど複雑な設定変更は必要とされておりません。

On the other hand, smartphones are not needed such complicated setting like PCs.

そもそも、スマホは機能も少ないですし、サービス窓口で、設定サービスを提供してくれるところもあります。

To begin with, smartphones don't have much function than PC, and the service windows are massive.

しかし、スマホでは、文章を書くことくらいはなんとなるかもしれませんが、エクセルの計算や、パワーポイントでのプレゼンを行うことはできません。

However, we cannot calculate by spread sheet or make a presentation material by smartphone.

現時点において、(英語から逃げることはできても)パソコンから逃げることは、無理だと断言できます。

At the present, I will tell you that we cannot run away from PC, even if we can run away from English.

-----

近年、未就労の若者のパソコン離れが社会問題となっています。

Recently, "not elder but youths don't use PC" become a societal problem.

私は、スマホの操作に慣れが若者が、「パソコンのばかげた初期設定」に嫌気が差しているからではないかと考えています。

I am afraid that they, who have become familiar with smartphones, come to feel disgust for the gnomish setting of PC.


2020-01-16 ―― 大人になってからでも、人生は挽回できる

(昨日の続きです)

(Continuation from yesterday)

「将来の希望を諦めた新成人」を、「病気、または、死刑等で、余命宣告された人間」と見れば、ちょっと見方が変わってきます。

If you look at a "new adult who has given up hope for the future" as a "human who has been sentenced to life expectancy due to illness or death penalty," the perspective changes a little.

どんなに愚かしくて、見苦しくても、最も醜悪な形でも「誰かの心の中に残りたい」という気持ちは、(ほんの少しですが)理解できます。

No matter how stupid and unsightly, the desire to "remain in someone's mind" is understandable (a little).

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一方で、

On the other hand,

「自分の未来に勝手に絶望しておいて、バカをやっている奴のバカを、何故理解してやらねばならない?」

"Why do I have to understand the fool of stupid person who is desperate for his future?"

という反論にも一理あります。

There is a reason for this objection.

しかし、私が思うに、彼等の絶望感とは、

But, in my opinion, their despair seems to be a non-realistic, like

『江端だって、これから一生懸命トレーニングすれば、100メートル走で10秒を切れるようになるよ』

"Ebata, You will be able to run 10 seconds in 100 meters if you train hard."

というくらいの非現実なものに聞こえているのだろうと思っています。

-----

私達がティーンエイジャだった頃、「校内暴力」で暴れていたバカがいました。

When I was a teenager, there was fools who was rampant with "school violence".

それでも、そいつらは、「大人になって真面目になれば、大丈夫」という、かなり図々しく考えていたように思います。

Still, they seemed to think quite a bit, saying, "When I grow up and become serious, everything will be okay."

やつらは、「社会や善意」やら「大人の優しさ」を信じていて、

They believed in "the goodwill of society" and "kindness of adults", and thought deeply,

―― 大人になってからでも、人生は挽回できる

"I can recover my life even after I grow up2

という考えがあったようです。

この傍証が、飲み会での先輩や上司から発せられる『昔は、悪かった(不良だった)んだぜ』というフレーズです。

The proof of this is the phrase "I used to be bad in the past" issued by seniors and bosses at the drinking party.

ちなみに、私も「悪かった」一人です ―― しかも「たちが悪い」方の「悪い」です。

By the way, I'm one person who was "bad", that is "bad" to handle difficult.

思想的、確信犯的に悪い奴(私のことですが)、というのは、単なる「低能暴力バカ」より面倒だったと思います。

Bad guys ,Ideological, conviction (about me) is, I think, it was more troublesome than just "incompetent violence".

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しかし、今や「人生は挽回できる」どころではありません。

But now it's not "life can be recovered."

結婚して家庭を築くことだけでも「大変な成果」として認定される時代になりつつあります。

Nowadays, just married and making a family are being recognized as "great achievements."

大人は自分の生活で精一杯で、「子どもを保護する」という、社会的役割を放棄しているように見えます。

Adults do their best in their own lives, they seems to give up their social role of "protecting their children".

社会は、社会保障費用の確保で精一杯で、バカやっている子どもは言うまでもなく、真面目で有能な子供にすら、十分な目を配る余裕がありません。

Society is doing its utmost to secure social security costs, the administrator can't afford to take care of serious and competent children, not to mention stupid children.

少くとも私にとって、子どもとは、私の二人の娘のことで、高齢者とは、私の二人の親です。

At least to me, children are my two daughters and elderly persons are my two parents.

それ以外の人間は「赤の他人」で、私の保護対象ではありません。

Others are "just others" and they are not my protection.

今の世の中は『一度、道を踏み外せば、もうリカバリーショットが打てない』という息苦しさを感じます。

In today's world, I feel stuffy, saying, "Once you step off the road, there is no more recovery."

(続く)

(To be continued)


2021-01-16 「シュレーディンガーのコロナ」

I am proud to say that I have spent a considerable amount of time studying Schrodinger's cat.

そんでもって、多くの人が、勉強前の私と同様に、「シュレーディンガーの猫」の解釈を「知らない」か「誤解している」ということも分かりました。

I also found out that many people either don't "know" or misunderstand the interpretation of "Schrodinger's Cat" as I did before my study.

この話(「シュレーディンガーの猫」)の解説を、家族にしたところ、

When I explained this story ("Schrodinger's Cat") to my family...

次女:「なるほど。『"そういう猫"の存在を"仮定"すると、量子論が理解できる』ということね」

Junior daughter: "I see. "So you're saying that if we 'assume' the existence of such a cat, we can understand quantum theory.

ほら、やっぱり、誤解している。

See, I knew she misunderstood it.

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江端:「違う。『"そういう猫"は実在』しているし、『量子状態(例:絶対零度付近)の物質は、すべて"そういう猫"』なんだ」

Ebata: "No, it's not. Such cats do exist, and all matter in the quantum state (e.g., near absolute zero) is such a cat."

という私の言葉に対して、家族の反応は、予想した通りのものでした。

My family's reaction to my words was exactly what I expected.

「半分死んでいて、半分生きている猫」が実在するということを理解しろ、というのが無理なのかもしれません。

Maybe it's impossible for us to understand that "half-dead, half-alive cats" do exist.

実際に、嫁さんも次女も『分からん』の一言で終了しました。

In fact, both my wife and second daughter ended up saying, 'I don't know.

私も、それ以上の説明をしませんでした。

I didn't offer any further explanation either.

少なくとも、5種類の知覚センサしか有さない人間に対して、量子状態を、現時点の地球上の言語で説明するのは不可能だと思っているからです。

This is because I believe that it is impossible to explain quantum states to humans, who only have at least five types of perception sensors, using the current language on earth.

確率を使った数式と数値で、ギリギリ理解可能なレベルになりますが、そもそも、人類は「数字と数式が嫌い」な生き物です。

Quantum theory is just barely understandable with formulas and numbers using probability. However, the human race is a creature that "hates numbers and formulas" to begin with.

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今朝、ふと

This morning, I noticed that

―― 今回の新型コロナの感染拡大(爆発)の理由は、「シュレーディンガーの猫」で説明できる

"The reason for the spread (explosion) of this new corona infection can be explained by "Schrodinger's cat""

ことに気がつきました。

「シュレーディンガーのコロナ」

It is "Schrodinger's Corona.

です。

PRC検査の結果が「感染の有無」ではなく「感染の陽性/陰性」という、なんともはっきりしない物言いで語られるのは、

The reason why the results of the PRC test are referred to in such an unclear manner as "positive/negative for infection" rather than "presence of infection" is as follows.

「半分感染していて、半分感染していない私」

The "half-infected, half-uninfected me" is real.

が、現実に存在しているからです。

つまり、感染の有無は、発病するまで確定しないものであり、発病までの間、感染は確率的に、しかも、年齢や環境や体調や行動によって、常に変動しつづけるものなのです。

In other words, the presence or absence of infection is not determined until the onset of the disease, and until the onset of the disease, infection is probabilistic and constantly changing depending on age, environment, physical condition, and behavior.

と、ここで思い出したのですが、

And here I remembered...

"Dr. Shibata of the Run Over" has already discussed "Corona infection from the viewpoint of quantum theory".

(続く)

(To be continued)


2022-01-16 なにより、自分の親の人生を遡るラストクルーズを、他人にやらせる、という選択肢がなかったからです。

昨日、母の死去に伴い、現時点でできる作業を終えて、帰宅しました。

Yesterday, I finished the work I could do at the moment with the passing of my mother and came home.

まだまだ、法律的な手続は続くのですが、とりあえず、一段落つきました。

There are still a lot of legal procedures to be completed, but for now, we are settled.

一連の葬儀に関することはともかく、姉と私が連携して、なおこれだけの手続と時間を要する、ということに ――

Aside from a series of funeral-related matters, my sister and I have been working together, and it still takes a lot of time and procedures.

改めて「死後イベント」の面倒くささに、疲労し尽しています。

Once again, I am exhausted by the tediousness of "post-mortem events".

『マイナンバーカード一枚で、全ての処理が一瞬で終わる』というくらい、手軽にならないものか、と思います。

I wonder if it would not be so easy to "finish the whole process in an instant with just one My Number card".

実際、これらの処理の面倒くささに、相続等の手続を諦める人も少なくないようです。

In fact, it seems that many people give up on inheritance and other procedures because of the hassle of these processes.

遺産が国庫に帰属するならまだしも、空家や空き地にして放置してしまう人も多くいます。

If the inheritance belongs to the national treasury, there are still many people who leave it as an empty house or vacant lot.

-----

で、ちょっと調べてみたのですが、空き地や空家というのは、遺産放棄をしたとしても、譲渡先がない限り、永遠に管理責任が発生するようです。

So, I did some research, and it seems that even if you abandon your estate, you will forever be responsible for the management of vacant land and houses, as long as there is no one to transfer them to.

つまり、いつまでも(自分の子々孫々に)付き纏われる背後霊みたいなものです。

In other words, it's like a spirit behind you that will haunt you (and your children) forever.

これ、かなりの社会問題となっているようです。

This seems to be quite a social problem.

しかし、逆に考えれば、利便性やリフォームなどを一切考えないで、ただ「住むところが欲しい」だけであれば、

However, if you think about it the other way around, if you just want a place to live, without any consideration for convenience or remodeling...

―― タダの土地つきの一戸建てなど、日本中どこにでも、ゴロゴロある

"There are plenty of free houses with land all over Japan"

ということです。

逆に『土地つきの一戸建てを貰って』、さらに『謝礼を貰える』まであるかもしれません。

On the other hand, you might even 'get a house with land' and even 'get a gratuity'.

都会でホームレスをしなければならなくなったら、「生活保護(または年金)を受けて田舎の一軒家」という戦略が、スコープに入ってきました(維持・管理費のことは忘れます)。

When I have to be homeless in the city, the strategy of "a house in the country on welfare (or pension)" has come into scope (forget about the maintenance and management costs).

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話を戻しまして。

Back to the topic at hand.

江端:「相続や保険の為の証拠集めって、これだけでビジネスになりそうだようね」

Ebata: "Gathering evidence for inheritance and insurance seems like it could be a business in itself."

姉:「そんなもの、とっくの昔からある」

Sister: "That stuff has been around for a long time."

と言われて調べてみたら、弁護士、税理士、行政書士、銀行・信託銀行の独壇場でした。

So I looked into it and found that it was the sole domain of lawyers, tax accountants, administrative scriveners, and banks and trust banks.

まあ、そりゃそうですよね。ただ、値段もハンパないようです。

Well, that's true, isn't it? However, the price seems to be expensive.

今回、私たち姉弟は、経費削減をしたくて動いた訳ではなく、また、始める前に大体の作業量が見積ることができて、外注に出す手間の方が、逆に手続が面倒になる、という予感もあったからで ――

This time, my sisters and I didn't want to cut costs, but also because we could estimate the amount of work to be done before we started, and we had a hunch that outsourcing would be more trouble than it was worth.

なにより、自分の親の人生を遡るラストクルーズを、他人にやらせる、という選択肢がなかったからです。

Most importantly, I didn't have the option of letting someone else take the last cruise of my parents' life.


2023-01-16 ―― 優れた発明が出願審査請求されず、どーでもいい凡庸な発明が出願審査請求される

特許庁に特許明細書を提出(出願)するだけでは、特許権を得ることはできません。

Simply submitting a patent specification to the Patent Office (filing an application) is not enough to obtain a patent right.

出願から3年以内に、特許庁に自分の発明を審査して貰う請求をする必要があります。

You must file a request to have your invention examined by the Patent Office within three years of filing the application.

これを「出願審査請求」と言います。

This is called a "request for application examination".

この請求をすることで、はじめて特許の審査官と出願人(発明者)とのバトルが開始されることになります。

By filing this request, the battle between the patent examiner and the applicant (inventor) will begin for the first time.

請求をしなければ、その発明を、特許発明にバージョンアップさせることはできません(つまり、特許権は得られない)。

If you do not file a claim, you cannot have your invention upgraded to a patented invention (i.e., you cannot obtain a patent right).

However, the "request for application examination" is expensive.

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特許出願 14,000円

Patent application 14,000 yen

出願審査請求 138,000円+(請求項の数×4,000円)

Request for application examination: 138,000 yen + (number of claims x 4,000 yen)

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ですので、普通の会社においては、出願数に対して、出願審査請求の数を絞ることになります。

So, in an ordinary company, the number of requests for application examination is narrowed down in relation to the number of applications.

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さて、この「出願審査請求」を誰が判断するか? ―― 多くの場合、発明者本人です。

Now, who makes the decision on this "request for application examination"? -- in many cases, the inventor himself/herself.

なぜなら、他人の発明を理解することは、もの凄く難しいからです。

This is because it is extremely difficult to understand other people's inventions.

ところが、ここに問題があります。

However, there is a problem here.

企業の発明者の中には、

There are two types of inventors in a company.

(1)凄く優れた発明をしたのに、自己評価レベルが低すぎて、簡単に出願審査請求を諦めてしまう人

(1) Those who have made a very good invention, but their self-evaluation level is too low and they easily give up on their request for application examination.

(2)恐しく凡庸な発明なのに、自己評価レベルが高すぎて、バシバシ出願審査請求をしてしまう人

(2) Those who request application examination too frequently because their self-evaluation level is too high, even though their invention is terribly mediocre.

の2種類がいます。

つまり、

In other words,

―― 優れた発明が出願審査請求されず、どーでもいい凡庸な発明が出願審査請求される

"Excellent inventions are not requested for application examination, while mediocre inventions are requested for application examination."

という事態が発生してしまうのです。

This above situation occurs.

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で、私がどういうタイプの人間かというと、当然、上記(2)です。

And what type of person am I, of course, (2) above.

会社(というか社会)においては、『努力をしている奴』よりも、『能力がある奴』よりも、『騒いでいる奴』の方が強い、というのは、ある意味、事実です。

In a sense, it is a true that in a company (or rather, society), "those who make a fuss" are stronger than "those who make an effort" or "those who are capable".

嫌な話だとは思いますが。

I know it is a disgusting story.


2024-01-16 次女:「パパの"圧迫"想定が大量で内容もエグかったので、大学入試の面接は楽勝だった」

次女:「(就活の)最終面接の前に、再度、あの練習をやって欲しい」

Second daughter: "I want you to do that exercise again before the final interview."

と言われました。

She said that.

The "that" practice is this.

前回は、大学入試対策だったのですが、今回は就活面接対策となります。

The last issue was preparation for the college entrance exam, and this issue will be a preparation for job-hunting interviews.

『立っている者は親でも使え』は、単なることわざではなく、我が家の方針でもあります。

"Whoever stands up, you must use she/he, even if they are your parents" is not only a proverb but also the policy of the Ebatas.

私の子どもたちは、徹底的に親を使い倒すつもりのようです。

My children seem to intend to use their parents thoroughly.

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私:「就活の面接なんて、私は数回くらいしか受けたことがないぞ。他の人の方がプロパーだと思うが」

Me: "I've only had a few job interviews, man. I'm sure the others are better."

次女:「パパに期待しているのは『圧迫面接』の練習だから」

Second daughter: "I expect you to practice 'pressure interviews.'"

私:「そんなに、"圧迫"を再現したかなぁ?」

Me: "I wonder if I reproduced the "pressure interviews" that well?"

次女:「パパの"圧迫"想定が大量で内容もエグかったので、大学入試の面接は楽勝だった」

Second daughter; "Your 'pressure' assumptions were so voluminous and so egregious that the college admissions interview was a piece of cake."

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これは、『私は褒められている』で、いいんですよね?

This is 'I am complimented,' right?