私の実家は、桶狭間古戦場跡の近くにあります。
嫁さんを初めて実家に招いた時、
『あの、桶狭間の戦いの、桶狭間のこと?』
と驚いていました。
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私の地元では、桶狭間の戦いの戦場には大きく2つの説があり、乱暴にザックリ纏めると、「愛知県豊明市」と「名古屋市緑区」の説があります。
# 距離にすると、両者は2kmくらい離れているかなぁ。
で、私はどちらの説にも組みしておりません。
「興味がない」上に「腹を立てている」からです。
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私の実家が、その両者の丁度ど真ん中に位置しており、実家のあった位置こそが、バトルフィールドであったに違いない、ーーー などとも、全然、信じていません。
ちなみに、私の父は、『桶狭間の戦い以前の歴史は、デタラメである』という根拠のない信念を持っているようです(何度かその理由を聞いたけど、論理だった説明は一切ありません)。
閑話休題。
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私はと言えば、あの「野蛮な野武士」が、今川義元に返り討ちにあっていれば、無益な殺戮のオンパレードの歴史を経ることなく、無事に戦国時代が終了していた、と考えております(インドのマハラジャ連合国家のようなイメージで)。
なにしろ、「桶狭間の戦い」が歴史上、日本に与えた不利益には、計り知れないものがいくつもありますが、その最大にして最悪の害悪は、
『太平洋戦争における、日本陸海軍の馬鹿げた暴走の精神的支柱になったこと』
が挙げられましょう。
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昭和16年、「内閣総力戦研究所」に軍部・官庁・民間から選りすぐった将来の指導者たち、総勢35名が、太平洋戦争の戦局のシミュレーションを実施したそうです。
兵器増産の見通し、食糧や燃料の自給度や運送経路、同盟国との連携などについて科学的に分析し、(しかも、ソ連参戦までも予測し)、
『日本必敗』
というシミュレーション結果を叩き出していました。
# これは、テレビでドラマ化もされていました。
このシミュレーション結果を、「桶狭間の戦いを見てみよ!」といって「物量が戦局では絶対的ではない」と言って、精神論を説いたという、阿呆な為政者がいたそうです。
また、太平洋戦争の端緒を開いてしまった真珠湾攻撃が「桶狭間の戦い」を大きく意識して実施されたことは、多くの歴史学者の指摘するところです。
攻撃開始30分前に宣戦布告をするという、無謀なスタイルを見れば、私にだって「ああ、あれか」と、分かります(しかも、駐アメリカ大使が、翻訳の準備に手間取り、結果的に、宣戦布告が、攻撃開始後1時間後となってしまったという、歴史的大汚点を残すに至る)。
これ以外にも、太平洋戦争時における日本軍には、あちこちに奇襲攻撃の実例が山程あり(そして、多くは失敗した)「桶狭間の戦い」がケーススタディになっていることは、明らかです。
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歴史に「もしも」の問いかけは虚しいですが、それでも私は考えてしまうのです。
もし、我が国の歴史に「桶狭間の戦い」さえなければ、と。
「それでも中国で儲けなければならない日本人へ」という本を読んで、すっかり自信をなくしています。
■インドでは、ニューデリーの街を(なんだかの手段で)熱殺菌したいと思い、
■米国では、ラジオ英会話とは異なる言語の英語をしゃべる米国人に切れ
■フランスでは、「テメー、人に対するものの頼み方を分かっていやがる のか」と怒鳴りそうになった、
そういう、典型的な島国の狭量な日本人エンジニアにとって、
中国で発狂することなく仕事をするのは、無理なんじゃないかなー、
と、もう、今の段階で、負けている心境です。
午前の打ち合わせを終えた後、最悪40cmの積雪という情報を見て、午後にはそそくさと帰宅して、自宅で仕事をやっています。
After finishing a morning meeting, I heard a new of 40cm fall of snow around my neighborhood, and I decided to go home as soon as possible and worked at home.
今日の雪は、「凄い」とか「勢いのある」という感じはせず、少量の雪なのですが、コンピュータ制御されたかのような正確さで降り続いていて、積雪量は、時間とキレイに比例しているんじゃないか、という感じがして
Today's snowfall is not only awful, enormous but also accuracy. That means the timing of falling is perfect. The amount of snow cover is in direct proportion to time.
―― なんか怖い、この雪。
This snow is something frightening
最近、この地域、呪われていないか?
Recently, this area is under a curse isn't it.
それはさておき。
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帰宅途中、電車の乗り換え駅で電車を待っていたら、携帯電話でミーティングに遅れる連絡をしているようでした。
When I wait for a train at station on my way home, a man is talking by cell.
『いやー、40分も電車が来ないんですよ~、困ったな~』
A train has not come here for more than 40 min. I am really in trouble.
―― いやいや、嘘はいかんぞ、ニーチャン。
"Hey,hey my brother. Telling a lie is not good"
確かに急行は全て運休になっているし、ダイヤはズタズタだけど、2分前にも、電車出ていたぞ。
Certainly, all express were out of service and the diagrams were also broken, but I found a train pull out two minutes ago.
人生に何度もチャンスがある訳ではなく、そして人生の大きな岐路になる入学試験 ―― 入試
Though there are few chance, the change is going to decide the direction of our life --- Entrance examination.
入試を受ける為には、長い時間をかて、勉学に勤しみ、学力を高め、直前になれば、体調のコンディションを整える必要もあります。
In order to take the examination, we have to study hard for a long time, increase our academic ability. And another thing, we also have to maintain bodily functions at the last days.
が、何より、受験会場にいかなければ、入試を受けることができません。
Above all, I have to arrive at the place of the examination to take it.
そして、保護者である私ができることは、「受験生である娘を無事に受験会場に届けること」だけです。
What I am going to do as a guardian is only "take my daughter as an examinee to the place in good condition"
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受験日が近づくにつれて、私の緊張も徐々に高まってきました。
As the examination day approached, my strain gradually increased.
最初の懸案は「雪」でした。
The first pending problem I thought was "snow".
関東エリアの公共交通機関は、雪に非常に懦弱です。ちょっとした積雪でも交通ダイヤがズタボロになります。
The public transportation system in Kanto-area is very weak against snow. The system become broken easier by a few centimeters deep.
それでも「雪」は予報があるので、ある程度の準備は可能です。
However, a weather forecast will help us to prepare to some extent.
どうしようもできないのが「人身事故」です。
It is "accident resulting in injury or death", that I can never control.
発生の時間、場所ともに予想が不可能で、その波及範囲をリアルタイムで読むことも絶望的に困難です。
I cannot predict when and where the accident happens, and estimate the extent of the impact in real time.
出発時間を早めたとしても、人身事故発生後に、回避ルートが直ちに確保できる保証はありません。
Even if we start the departure earlier, there is no guarantee to get the evasion route immediately.
そして、大抵の受験校は、天災・人災いずれでもデッドラインの時間が決められていて、事故の影響の大きさなどは、一切考慮してくれません。
In addition, most examination schools decide the deadline against both natural and man-made disaster in advance, and don't consider the scale of the accident.
大体、入試開始時間から30分が遅着の限界で、しかも、それは受験会場に入れてくれるというだけで、受験時刻をずらしてくれる訳ではありません。
The limit time is almost 30 minutes, that means to be able to let them put in the place, not to shift the time table of the examination.
簡単に言うと「60分間の試験問題を30分間で解け」ということです。
In short, they say "try to solve a test for 60 min. for only 30 min."
多くの受験校は、「雪」や「人身事故」などの場合、
Most examination schools is supposed to handle with saying
―― 運がなかったね
"Bad luck"
という取り扱いをする訳です。
against the above accidents.
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真面目に合格を目指して受験に取り組んできた受験生や保護者が、「運がなかったね」で納得できる訳ありません。
There is no reason that any examiner and the guardian who have been working for the examination seriously, can understand the words "bad luck".
しかし、学校としても、全ての受験生の個人的な事情を考慮することはできないことも理解できます。
On the other hand, I also understand that examination schools cannot consider each private reason of all of the examinee.
ならば、何が何でも受験会場に届ける為の「作戦」を立案し、実行するのが、保護者の責務と言えましょう。
So, making and executing operations in order to take the examinee to the examination place at any cost is a guardian's duty.
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この作戦は、GoogleMAPを使って印刷したA4,12枚の紙を張り合わせるところから、始まりました。
This operation started when I competed twelves A4-size papers that had been printed by Google MAP site.
受験当日の2週間前のことです。
It is two weeks ago of the examination day.
(To be continued)
ところが先日、問屋スーパーで、日本国内の、地酒でもなく地ビールでもなく、「地ウィスキー」が手に入ったので、試してみました。
The other day, in the wholesale supermarket, I bought and tried , not "local beer" "local sake", but "local whiskey in Japan", I thought
―― あれ、これ、悪くないじゃん
"It is good isn't it?"
と思いました。
勿論、これより美味しいウィスキーは山ほどありますが、同じ値段の国内有名メーカのウィスキーよりは、数段イケていると思えました。
Of course, there are a lot of tasty whiskey in the market, however, I think that the taste is better than of famous domestic manufacturer in the same price range.
もしかしたら、「安くて美味しいもの」の戦略は、著名度の低い国内メーカにあるのではないかと思い始めています。
I think started that my strategy of "cheap and delicious" is in low-profile domestic manufacturers.
という訳で、私は、国内の地ウィスキーを調べ始めています。
So, I am beginning to examine the domestic local whiskey.
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なんにしろ、そろそろ私も、半世紀を生きて分ってきたことがあります。
Anyway, I can understand "a thing", during living half century,
『ホテルの最上階のバーで、一人バーボンのグラスを傾ける』
"In the hotel's top floor of the bar, I tip the glass of bourbon alone"
ということとは、これからも、一生縁がないということです。
I am going to be hopeless about the above scene in the rest of my life.
"Crawling under the floor" will be just good for me.
まあ、そこそこ、楽しいし。
Well, decent, fun.
今、家族と5年ぶりの海外旅行の最中です。
I am in my family's overseas trip for the first time in five years.
家族と、100時間以上も、半径10メートル以内で過すというのは、多分、人生でこれが最後だ ――
It is probably the last time in my life that having a radius of 10 meters with my family for over 100 hours -
と思っていました。
I thought.
5年前の旅行も、10年前の旅行も。
during travels five years ago and ten years ago.
また、仮に、家族全員で旅ができるとしても、
Also, even if all the family members can travel,
『娘たちに誘導されて、急かされながら叱られながら、旅をする』
"Journey while being guided by their daughters, scolded while being hurried"
と、思っていました。
I thought.
―― なんで、まだ、今も、先頭切って、私が歩いているんだ
"Why am I walking ahead still now ?"
―― しかも、タイムコントロールや通訳をしながら
"with doing time control and interpreter"
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江端:「おい! 私の長期計画と違うぞ」
Ebata:"Hey! It is different from my long-term plan"
長女:「パパが、動くのが悪い。パパが動けなくなったら、私たちが動く」
My eldest daughter: "Daddy is wrong. If you become not to move, we start to move"
嫁さん:「凄いミスをしたら、どうかな。行き先間違えるとか、移動時間の見積を誤るとか」
Wife: "Why don't you make a terrible mistake ? For example, mistaking the destination, or incorrect estimate of travel time"
たしかに、一理あります。
Indeed, that is a point.
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しかし、フロントへのモーニングコールで、
However, with a wake-up call to the front desk, when I hear my junior daughter's English, like
"Tentatively, repeating "Yes" beyond the spot"
が、発動される次女の英語を聞いていると、思わず、横から口を出てしまうんですよね。
I try to cut into a conversation instinctively.
(Continuation from yesterday)
ところで、多くの人が、リタイアした後や、死を迎える前に、
By the way, there is worth listening to a story that retired or terminal people said
―― 『あんなに、一生懸命働かなくても良かった』と後悔している
"I should not have worked harder, while be working"
ということは、傾聴に値します。
これって、人生の色々な場面で言えます。
We have already experimented on the several scenes in my life.
特に、私たち大人は、
Especially we adults, know well that
『ティーンエイジャの友人関係なんぞ、その後の人生において、髪の毛程の価値もない』
"There is no meaningless relationships with friends of teenage era in our life"
ことを、よく知っています。
しかし、社会人である私達にとって、
However we, as working people, cannot say
『会社の上下関係なんぞ、髪の毛程の価値もない』
"There is no meaningless hierarchical relation in our company"
と、"リタイア後"には思うだろうな、ということは分かっていても、会社の上下関係を無視して行動することなんぞ、怖くてできる訳がありません。
We can forecast the future after our retire, but we cannot act to ignore the hierarchical relation because of worry and fear.
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結論として、私達は、「ラクして生きることはできる」のでしょうが、あるフィード内にある時は、「ラクして生きる勇気はない」ということで、
In conclusion, we can "take our life easy" but we don't have courage to "take our life easy" in a specific field and time.
私達は、結局、
After all, I think that we will
―― 「後悔することになる」ことを、折込済みで生きていくしかない
"regret our extreme worry and fear, at the time of retirement or end-of-life"
ということです。
一昨日、劇場版「幼女戦記」の話を記載しました。
The day before yesterday, I wrote about the movie "Sage of Tanya The Evil".
最近では、映画の開始前の「映画の視聴に際する注意(スマホ禁止、私語禁止等)」も、アニメのキャラクターに説明させているようです。
Recently, the animation characters have come to pay attentions to watching a movie(prohibition of smartphone and whisper, e.g.) before the movie.
その中で、「他の客とトラブルになった時は、係員に連絡のこと。暴力行為は厳禁である」という説明の後で、主人公のターニャが、
In the attention, "Call an officer if you are in trouble with a stranger. Prohibit to appeal to force" and Tanya, as the heroin, said
―― 暴力は国家の専権事項であるからな
"Violence is an exclusive matter of the state"
と言っていました(正確なセリフは忘れました)。
(I forgot the exact phrase)
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Many people don't seem to know a fight with violence is an illegal act of "battle prohibited" for any reason, date, place, object, and whatever reason (with some exceptions such as legitimate defense ).
そういう意味では、少年ジャンプ等の少年誌を始めとして、多くの創作物は、違法行為の描写の「雨あられ」状態と言えます。
In that sense, many creations, including juvenile jumps such as "Shounen Jump" show enormous depictions of illegal act.
ですから、少年誌でも、喧嘩のシーンがでてくるところでは、枠外に、
So even in juvenile magazines, where fighting scenes come in, for example, outside the frame,
『これはフィクションです。
喧嘩は、刑法上の違法行為(決闘罪ニ関スル件)で、5年以下の有期懲役となる場合があります。
人を殺傷した場合は刑法の殺人罪・傷害罪になります。
また、民法709条の不法行為に基づく損害賠償の対象となります』
"This is fiction.
Quarrels are illegal acts under the Penal Code (battle crimes) and may be imprisonment with a term of not more than 5 years.
If you kill a person, it becomes murder crime / injury crime.
Also it will be subject to damages based on tort law on Civil Code 709"
という、一行(長いけど)を、小さい文字でも構わないので、加えることで、我が国の遵法精神が高まるのではないかと期待できます ―― シラけるでしょうが。
I expect that Japan's law-abiding spirit will increase by this one line (though it is long), small letters are O.K. (Even it ruins atmosphere).
まあ、タバコのパッケージの表示(健康被害)と同様の取り扱いと考えれば、それほど悪い考えではないと思っています。
Well, I think that it is handling similar to cigarette package display (health damage), so it is not so bad.
1980年代後半に、「けんかはやめて」というPOPミュージックが流行りましたが、あれは、違法行為防止の啓蒙活動であったのだなぁ、と思い返しています。
In the late 1980s, POP music which title is "quit fights" became popular. I think that the song was an enlightenment activity to prevent illegal acts.
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いずれにしても、私達個人は、暴力を行う権利を、国家に(強制的に)移転させられている訳です。
In any case, we individuals are forced to transfer the right to violence to the state (compulsively).
ですから、権利能力のない一個人である私達は、私的な理由で暴力を行使すると、問答無用で逮捕の対象となるのです。
Therefore, if we exercise violence for private reasons, we will be subject to arrest without question. Because we are just an individual without legal capacity.
そして、権利能力があるとされている自衛隊や警察も、その暴力の内容は、状況に応じて、緻密に決められています。
And the SDF and the police, which are said to have the right ability, the content of the violence is decided precisely according to the situation.
(建前としては)無制限な暴力の行使は認められていません。
Exercise of unrestricted violence is not permitted (as publicity).
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まあ、それにしても、
Well, even so, I was deeply moved with thinking
"At the beginning of an animated movie the story of 'violence device' comes out.
と、感に入っていました。
『努力は天才に勝つ』―― という諺(ことわざ)を、私は一貫して
I consistently say, about the saying of "Efforts excel at genius"
―― バカいってんじゃねーよ
"How stupid you are!"
と言い続けてきました。
これからも言い続けていきます。
I will keep saying it.
「天才」は、努力なんぞで、どうにかなるものではありません。
Effort cannot compete with "genius".
『努力は天才に勝つ』と言っているバカは、多分、狭い世界の中に留まり、世界を全く見ようとしなかった「怠け者」と極めつけて良いでしょう。
I think that there is no problem to say that the idiot saying, "Efforts excel at genius" maybe "lazy" who stayed in a narrow world and never looked at the world
こういう馬鹿げたことを言っている奴を調べてみたのですが、「教師」「スポーツ選手」に多いようです ―― 全ての人間がそういう人間ではないでしょうが、確かに、比率としては「世間知らず」が多そうな職業です。
I looked into those who were saying such ridiculous things. "Teachers" and "athletes" seem to be more. Indeed, not all humans are such humans, but the ratio of "native" is likely to be high.
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一方「天才は幸せか?」と言われると、それは、私には分かりません。
On the other hand, when asked, "Is a genius happy?" I cannot answer it.
この話は、その前提として、「幸せ」とは何か、という問題にまで遡らなければなりません。
This story must go back to the question of what happiness is, as a premise.
それでも、私が見て来た限り「私が天才と認定した人」は、概ね、幸せそうには見えません。
Still, as far as I've seen, "the person I've identified as a genius" generally doesn't seem happy.
―― 他の人が見えないものが、見えてしまう
She/He can see what people cannot see.
―― 他の人が理解できないものが、理解できてしまう
She/He can know what people cannot know.
ということは、自分を孤独にさせますし、
These make them lonely
―― 自分の考えを、他人に伝えられない
She/He cannot inform others therir thought.
ということは、もの凄いストレスになると思います。
These will stress them
そして、多くの人が「理解できない才能」に、価値を見い出しません。
And many people do not find value in "incomprehensible talent".
「理解できない才能」は、その媒介が存在しないので、世界に広がっていくことができないのです。
The "incomprehensible talent" cannot spread to the world because there is no intermediary.
これを例えるのであれば、
It means,
『致死率"100%"だけど、伝染率"0%"のインフルエンザ病症』
"Influenza disease with a lethal rate of" 100% "and a transmission rate of" 0% ""
と考えて頂ければ分かりやすいかと思います。
is good example, I think.
(To be continued)
私は、GA(Generic Algorithm:遺伝的アルゴリズム)の実装を、何度、違う言語で実装し直しているんだろう ――
"How many times have I reimplemented GA (Genetic Algorithm) in a different language?"
と、デバッグしながらボンヤリと考えています。
I've been thinking about this while debugging.
一番最初に、作った時は"Pascal"だったような気がする。
I think the first time I made it, it was in "Pascal".
次に、"C"だったかな。
Next, I think it was "C".
でもって、"python"でもやったような気がする。
And, I think I've done that in "python2 as well.
さらに、"C++"でも実装した記憶がある。
Furthermore, I remember implementing it in "C++" as well.
でもって、今は"Go"だ。
It's "Go".
『車輪の再開発』という次元を遥かに超えている。
It goes far beyond the "redevelopment of the wheel" dimension.
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もはや、マルチリンガルの域を超えているな。プログラム言語だけど。
I am no longer multi-lingual. It's a programming language.
Why is it that I've been with so many languages, but only the language "English" doesn't love me?
本気で「理不尽」だと思う。
I seriously think it's "unreasonable".
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"GA"は、本当に便利なんです。
"GA" is really useful.
遺伝子(というか染色体)の設計と、評価関数だけ定義しておけば、風呂に入っている間に、そこそこの最適解をサクっと出してくれる、優れものです。
If I just define the design of the gene (or chromosome) and the evaluation function, it will quickly give me the best solution while I am taking a bath.
ただ、致死遺伝子の発生を防ぐ遺伝子設計は、凄く難しい。
However, it is very difficult to design genes that prevent the generation of lethal genes.
今やっている順序表現方式でも、親の遺伝子形質の半分は完全に破壊されてしまうという点が、不満です。
I am not happy with the fact that even with the ordered expression method we are using now, half of the parental genetic traits will be completely destroyed.
そろそろ終焉を感じさせる「AIブーム」ですが、このブームの中で、私が心から評価している技術は、2つ(深層学習と強化学習)だけです。
The "AI boom" seems to be coming to the end, and there are only two technologies (deep learning and reinforcement learning) that I truly appreciate in this boom.
しかし、私は、GAの新しい遺伝子設計方法が発表されて、これらの2つの技術を「軽くぶっちぎって欲しい」という気持ちがあります。
However, I am hoping that the new genetic design method of GA will be released, and I'm hoping that the new GA will "lightly beat" these two technologies.
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いずれにしろ、私は、"GA"のことを、"人工知能"などという、軽薄な用語では呼びたくないのです。
In any case, I don't want to call "GA" like such frivolous terms as "Artificial Intelligence".
ITを使ったデジタルサービスというのは、事業規模が小さくても、比較的、簡単に始められるというメリットがあります。
The advantage of IT-based digital services is that they are relatively easy to start, even if the scale of the business is small.
やはり、設備が「無体物のプログラム」というのは大きなメリットです。
After all, the fact that the equipment is an "immaterial program" is a big advantage.
サービスの内容によっては、1人でサービスを運用することができます(ワンオペ)。
Depending on the nature of the service, a single person can operate the service (one-person operation).
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プログラムは、開発や保守コストを除けば、タダみたいなものですし、コンピュータもAWSのようなクラウドを使うことで、相当安価に抑えられます。
Programs are like free, except for the development and maintenance costs, and computers can be kept quite inexpensive by using a cloud like AWS.
心配なのは、サイバーアタックです。
Cyber attacks are a concern.
特に顧客情報の漏洩には注意しなければなりませんが、小規模なサービスシステムであれば、管理する情報も小規模ですむ、というメリットもあります。
Although we must be especially careful about the leakage of customer information, a small service system has the advantage of having only a small amount of information to manage.
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このような小規模ITシステムで、常にボトルネックになるのは「人件費」です。
In such a small-scale IT system, the bottleneck is always "labor cost".
小規模システムのサービスから上ってくる利益なんて、正月三が日を除いた、神社の賽銭箱に入る小銭のようなものです。
The profit that comes from the services of a small system is like the small change that goes into the money box of a shrine, except on the three New Year's days.
ここから、最低賃金1,041円/人を抜かれたら、サービスなんて成立する訳がありません。
If the minimum wage of 1,041 yen per hour is deducted from this amount, there is no way that service can be established.
無人営業(に近い)ITサービスは、今やほとんど、無料サービスになっていて、広告収入で細々と稼いでいる状況です ―― Web系の市場は期待できないと思います。
Most of the unattended (near-unattended) IT services are now free services, and they are making a small profit from advertising revenue -- I don't think the web-based market is promising.
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ワンオペが可能なITサービスができないものかなぁ、と考えています ―― 定年後の起業として。
I'm wondering if it's possible to create an IT service that allows for one-operation -- as a post-retirement start-up.
Internet banks, for example, default to chatting with customers, that is even not perfect one-person operations, though.
今回、ネットバンクとチャットで会話をした時は、明らかに「同時に複数の顧客とチャットしている」と思わせる応答速度でした。
This time, when I had a chat conversation with a NetBank, the response speed clearly made me think that I was chatting with several customers at the same time.
それでも、「会話のリンクが有る」というだけでも安心感はありました。
Even so, just the fact that there was a link to the conversation gave me a sense of security.
いつまでも繋らないコールセンタよりは、ずっとマシです。
It's much better than a call center that can't be connected forever.
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私、バスやタクシー、できれば、鉄道などのワンオペ運用を考えています。
I, am considering a one-operation operation for buses, cabs, and, if possible, trains.
コンピュータと一緒に作業するのであれば、1000台くらいのバス、タクシーの運行管理や、予約管理くらいなら、ワンオペで、なんとかできるんじゃないかと。
If I work with a computer, I think I can manage the operation of about 1,000 buses and cabs, or manage reservations, with just one operator.
実は、これ、芝村裕吏さんの「マージナル・オペレーション」に影響を受けています。
Actually, this was influenced by Marginal Operations by Yuri Shibamura.
The protagonist of this novel looks at a computer equipped with a GIS system and gives instructions via a terminal to 1000 children who move as combatants on the battlefield.
もちろん、小説の話ですので、現実の世界で、そんな戦術オペレーションが可能とは思えませんが ―― それでも『もしかしたら』と考えさせられるものではあります。
Of course, this is a novel, and I don't think such tactical operations are possible in the real world, but it still makes me think, "What if?
バス、タクシー、鉄道の運行管理や予約管理では「戦闘」は発生しませんから、オペレーションの負荷は、随分小さくなるはずです。
Since "battles" do not occur in bus, cab, and train operation management and reservation management, the operational load should be much smaller.
オペレータである私の仕事は、渋滞とか、パンクとか、エンジントラブルとか、人身事故の対応等になると思います。
As an operator, my job would be to deal with traffic jams, flat tires, engine trouble, personal injury, etc.
もっとも、都心で雪が降っていたりしたら、かなり難しいオペレーションが要求されるかもしれませんが。
However, on a day when it snows in the city center, it may require a very difficult operating experience.
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こういうサービスをするのでれば、そのサービスシステムは、全部「自前」で作らないとダメだろう、とも思っています。
I also think that if I am going to provide this kind of service, I need to create the entire service system "on our own".
システム障害が発生した時、それを、迅速に修正して、サービスを再開することができるのは、ぶっちゃけ、そのシステムの製作者だけだからです。
This is because, frankly speaking, when a system failure occurs, the only person who can quickly fix it and resume service is the creator of the system.
と考えれば ―― サービスの運用者が、そのサービスシステムの開発者であれば、小規模ワンオペITサービスは、十分にスコープに入るんじゃないかぁ、と思っているのです。
If I think about it -- if the operator of the service is the developer of the service system, I think that small-scale one-operation IT services are well within the scope.
最近、映画「八甲田山」と「二百三高地」を見直したのですが、『もの凄い映画だなぁ』と感嘆しました。
I recently reviewed the movies "Hakkoudasan" and "Nihyaku san Kochi" and marveled at what a great movie they are.
アナログ実写の迫力もさることながら、おそらくはロケ地の劣悪な環境下での疲労困憊の役者やエキストラの血を吐くような演技が ―― ぶっちゃけ『怖い』。
The power of the analog live action, as well as the blood-curdling performances of the exhausted actors and extras, probably under the poor conditions of the location, are honestly 'scary'.
最近の映画が、今一つ面白くないのは、映像のデジタル化かのためかなぁ、と思うのですよね。
I wonder if the reason why movies these days are not as interesting as they used to be is because of the digitalization of images.
―― というのが、一つの仮説です。
-- is one hypothesis.
ところが、私には、もう一つの仮説があります。
However, I have another hypothesis.
それは、『単に、私が若い頃に慣れ親しんでいる映像に、私が洗脳されているだけ』というものです。
It is, 'I am simply brainwashed by the images I am familiar with from my youth.
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『ションコネリー以外の007はカスだ』といっていた著名人がいましたが、私は『ロジャームーアの007』の方が面白いと思っています。
There was a celebrity who said, "007 other than Shon Connery is scum," but I think "Roger Moore's 007" is more interesting.
また、私が実家に帰省した時に、父は、私に1950-60年代のハリッド映画を見せようとしていましたが、私には、その面白みが全く伝わってきませんでした。
Also, when I went back home, my father tried to show me halid films from the 1950s and 1960s, but I never found them interesting.
つまり、「その人間にとって、特に多感な時代に刷り込まれた(映画の)記憶が、その後の価値基準になる」、つまり『すりこみ』です。
"The memories (of films) imprinted on a person, especially during his or her impressionable years, become the standard of value thereafter", in other words, "slip-in".
『自分にとって最上と思っているモノやコトが、他の人にとっては論外である』ということは、普通にあると思います。
It is common for people to say, "What I consider to be the best thing for me is out of the question for others".
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20年後に、私の孫が存在するどうかは分かりませんが ―― その孫に『シュタインズ・ゲート』を見せたら、どういう感想を持つのだろうか、と考えると、ドキドキします。
I don't know if my grandchildren will exist 20 years from now -- but I get nervous thinking about what they will think of "Steins;Gate" when I show it to them.
もし、孫が『面白い』と言ったら、私は孫にお年玉を沢山渡すだろうと思います。
If my grandson says 'that's great' I will probably give him a lot of New Year's money.
北朝鮮が、ミサイル発射実験を繰り返しています。
North Korea has repeatedly conducted missile launch tests.
この実験は、国際的(正確には国連加盟国の西側陣営)に批判されています。
The experiment has been criticized internationally (more precisely, by the Western camp of UN member states).
しかし、ミサイル開発技術者の視点からすれば ―― 『実験は、多ければ多いほどよい』というと思うのは当然です。
But from a missile development engineer's point of view -- "the more tests, the better.
基本的に、技術開発とは、失敗を蓄積であり、失敗は『金銭に替えられないほどの価値になる』からです。
Technological development is the accumulation of failures because they become so valuable that money cannot replace them.
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で、ふと思ったのですが、今、ウクライナとロシアで、膨大な武器が使われていますが、そのような映像を見るたびに、私は不思議に思っています。
And it occurred to me that every time I see such images of the vast amount of weapons now being used in Ukraine and Russia, I wonder.
―― いったい、これらの兵器は、どこで実験やっているんだ?
"Where on earth are these weapons being tested?"
実験なしに、兵器製造などできるわけありません。
There is no way to manufacture weapons without experimentation.
もちろん、屋内実験も、コンピュータによるシレーションも可能ですが、最終的にはフィールド(屋外)実験なくしては、兵器の信頼性を測ることはできません。
Of course, indoor testing and computerized silation are possible, but ultimately, a weapon's reliability cannot be measured without field (outdoor) testing.
もちろんニュースになっていない兵器の誤動作の事故もあるでしょうが、そういう兵器は市場価値を失うことになります。
Of course, there will be accidents of malfunctioning weapons that are not in the news, but such weapons will lose their market value.
兵器も、製品である以上、スペック通りに動かせてナンボです。
Weapons, as products, must be able to operate according to specifications.
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ところで、現政権は、これまでの政権がやりたくても、どうしてもできなかったことを、サクサクと実現しつつあります。
By the way, the current administration is quickly accomplishing what previous administrations wanted to do but just couldn't.
「防衛装備移転三原則」は、その1つです。
The "Three Principles on Defense Equipment Transfer" is one of them.
私、防衛に関する法律は疎いのですが、これ特許法的に言えば「間接侵害」のアナンロジーに似ています(さらに分からなくなったかもしれませんが)。
I'm unfamiliar with defense law, but this is similar to the "indirect infringement" analogy in patent law terms (which may be even more confusing).
で、我が国で、輸出用の大陸弾道弾ミサイルの開発が公に認められたとしたら、『我が国は、そのミサイルをどこでフィールド実験やるのだろう』と、気になります。
So, if the development of a continental ballistic missile for export is publicly approved in our country, I wonder, 'Where is our country going to field test that missile?
世界に冠たる平和憲法を有する我が国において、こんな話は、本当に不愉快に感じる方がいると思いますし、そう信じたい。
In our country, which has a world-class peace constitution, I believe and would like to believe that some people would be uncomfortable with such a story.
ですが、もう、私たちは、今のうちに、腹を括っておいた方がいいかもしれません。
But perhaps we should all be gutted by now.